千葉 鋸山・石の階段コースと保田の権現山（房総山岳志）

2025年12月07日(日) [日帰り]

• GPS: 05:45
• 距離: 14.0km
• 登り: 902m
• 下り: 893m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:59
• 休憩: 0:47
• 合計: 5:46

距離 14.0km 登り 902m 下り 893m

7:41 浜金谷駅
7:56 鋸山裏参道（石の階段入口）
8:10 石切場跡
8:33 8:48 鋸山ロープウェー山頂駅
8:50 8:51 鋸山登山自動車道山頂駐車場
8:57 十州一覧台
9:04 9:07 百尺観音
9:12 9:13 地獄のぞき
9:14 9:21 日本寺山頂展望台
9:42 9:45 日本寺大仏
9:46 9:47 鋸山日本寺無料駐車場
10:10 岩殿山
10:30 四等三角点「元名」
10:46 保田駅
11:07 11:15 権現山
11:36 三角点峰「中原」
11:42 11:48 浅間山(保田浅間山・大帷子浅間山)
12:26 12:28 鹿嶺
12:51 信福寺
13:14 道の駅保田小学校
13:27 保田駅

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

往路
JR
0547千葉→0624木更津（内房線君津行）
0647木更津→0735浜金谷（内房線安房鴨川行）

復路
JR
1406保田→1446君津（内房線木更津行）
1450君津→1529蘇我（快速久里浜行）

コース状況／危険箇所等

鋸山（石の階段コース）
かつての裏登山道だが、今は整備されずロープで塞がれている。尾根筋までは石段が続く。一部崩れているほか、土砂や木の枝が堆積しており歩きにくい箇所が多い。尾根上に出ると両側が切れ落ちている箇所が増えるが、踏み跡は明瞭で注意して歩いていれば踏み外すような危険な箇所は見当たらなかった。ロープウェー駅の下の方／裏側に接続する。

岩殿山
鋸山の南西側尾根上のピーク。山頂部にはステップが刻まれた岩状になっている。この日は鋸山の日本寺境内から尾根筋を下った。尾根上は明瞭で迷うような分岐は少ないと思う。山頂から南側の道路近くはルートを取りづらい。下の方ではやや滑落の危険性も感じるほどの幅が狭い道を下った。南西方向から南方向に転換する辺りが特に分かりにくい。西側は線路上で足元が切れ落ちているため、あまり寄り過ぎない方が良い。

権現山
足立区鋸南自然の家の敷地内にある。山頂まで散策路のようになっているが、「自然の家」全体で補修工事が始まるらしく「進入禁止」になっていた。この日はまだ工事は始まっておらず誰もいなかったが、間もなく実際に入れなくなると思う。散策路は足場の老朽化が進み、板が折れている所もあった。踏み抜き等に注意する必要がある。山頂部も展望デッキのようになっているが、足場には不安がある。

保田浅間山
足立区鋸南自然の家の裏山に位置する。自然の家からも出入りできるが、工事が始まると入れないので途中の坂道から入ることになる。尾根筋は簡易舗装の道があり明瞭。山頂部はやや藪となっており特徴的なものはない。この先も藪が深い。

鹿嶺
保田浅間山の先の189m峰。保田浅間山からの稜線続きだが、途中で一部藪が深いところがある。極力北側斜面近くを歩く方が藪が薄いかも。この日は山頂で折り返して北側破線ルートを下山したが、東方向の破線路を縦走することもできる。ただし、188m峰（石畑富士）の南東側破線路は以前歩いた際は不明瞭で、地理院地図通りには進めず撤退した。縦走する場合は北東側の尾根を下山した方が良いかもしれない。

その他周辺情報

鋸山日本寺
https://www.nihonji.jp
拝観料700 円

足立区鋸南自然の家（修繕工事のため休館中）
https://www.city.adachi.tokyo.jp/gakumu/shisetsu/kugai/002.html

写真

12/7 7:36

今日の鋸山（北面）

12/7 7:44

ほぼ一日じゅう富士山見えた

12/7 7:50

ロープウェーの営業開始は9時から

12/7 7:56

以前、ここまでは下見していた。

12/7 8:01

石段が続く

12/7 8:05

海が見える

12/7 8:09

何やらありそう

12/7 8:10

石切場には水が溜まる。ラジオの音が響く。

12/7 8:16

北西方向、金谷不動山（金谷城址）のあたり

12/7 8:20

尾根上へ出た

12/7 8:22

展望地より南側を臨む。内房の海岸線と浮島、奥に見えるのは大房岬。

12/7 8:22

例のマツダランプ

12/7 8:27

根っこのガードレール

12/7 8:29

左側は大きく切れ落ちて壁面状になっている。ヤマレコの足跡もあるが、降りる人がいるのか。

12/7 8:30

素晴らしい眺望

12/7 8:32

下山道から来ました

12/7 8:34

ロープウェー駅の下の方。ロープで通せんぼされている。

12/7 8:36

まだ誰もいない展望台より。ロープウェーでも好展望なんかい！

12/7 8:37

南に富山（とみさん）

12/7 8:38

山頂（観光用）

12/7 8:49

下から人が来たので驚いた。そうか、車か、ということで移動開始。

12/7 8:52

車専用の鋸山登山自動車道（有料）でも来られる。有料優遇なのか、9時少し前に開門していた。

12/7 9:03

百尺観音へ

12/7 9:05

百尺観音と奥に地獄のぞき

12/7 9:09

これまた例のやつ

12/7 9:13

ごゆるりと過ごす御婦人を急かす訳にもいかず、地獄のぞきの一歩手前から済ます。この時間なら待ち時間ゼロ（御婦人除く）。

12/7 9:14

内房南側

12/7 9:22

倒木の威力にビビる

12/7 9:26

150cmくらいの岩窟を抜けると、奥の院無漏窟。スズメバチがいたので即撤退した。

12/7 9:36

案内図。ここには左端に「鋸山裏登山道」が描かれている。※この時メインAndroidが不調だったので、この写真のみサブiPhoneで撮影

12/7 9:41

久しぶりの大仏。めちゃくちゃデカい。

12/7 9:48

薬師本殿

12/7 9:51

法堂

12/7 9:52

仏舎利塔

12/7 9:55

通天窟。後ろから山道に入る。

12/7 10:02

良い道

12/7 10:04

樹間より青い海

12/7 10:09

岩殿山の山頂より、ロープウェー山頂駅を仰ぎ見る。今日歩いた尾根が左手に延びる。

12/7 10:10

山頂部の岩にはステップあり

12/7 10:14

下山途中、尾根の先端より。足元危険、欲張らないこと。

12/7 10:16

東側、向かいの根本地区の山に石切場の跡らしきもの。

12/7 10:30

新しめの四等三角点「元名」

12/7 10:49

保田の本郷浜より

12/7 10:50

良い天気

12/7 11:01

本日の目的地、権現山へ

12/7 11:03

工事中とのこと。「進入禁止」の解釈は難しい。徒歩なら良いかな？ダメなら戻るつもりで進む。

12/7 11:04

幼齢のキョン

12/7 11:10

権現山に向かう遊歩道はかなり傷んでる。踏み抜き注意。

12/7 11:14

権現山より。足元が不安なので、あまり先には行かなかった。

12/7 11:16

足立区鋸南自然の家と、これから向かう保田浅間山。館山道をバイク集団が暴走していた。

12/7 11:23

まだ工事前のようで誰もいない。始まってもいない。補修工事の期間は3年。

12/7 11:31

尾根筋へ。迷う恐れは少ない。

12/7 11:35

四等三角点「中原」。近くの石碑は崩れており、重くて動かせなかった。

12/7 11:44

特に何もない保田浅間山のピーク

12/7 12:24

鹿峰へ立ち寄る

12/7 12:27

鹿嶺（しがみね）

12/7 12:27

紅葉の名残

12/7 12:33

破線尾根に謎穴

12/7 12:33

明瞭な尾根筋。鹿嶺だけに鹿の群れもいた。

12/7 12:42

モノレールにぶつかる。モノレールを辿ったら違った。

12/7 12:45

網の右側が正解。この先、やや不明瞭な所もあった。

12/7 12:51

信福寺

12/7 12:53

境内のモミジ

12/7 13:04

北東方向、P222の大峯。向かいの道（写真下）に10人くらいのハイカー集団が南に向かって歩いていた。山？どこまで行くのだろうか？

12/7 13:57

保田駅より鋸山（南壁）。留守番しないといけないので早めに帰る。

撮影機器：

iPhone 11 Apple

SOG14 Sony

感想

makovoo

　昨夜のB'z LIVE GYMの余韻を引きずったまま眠りに落ち、何とか早起きできました。妻ちゃんは連続参戦で帰宅が遅くなるため、私は早めに帰れるよう近場で計画します。

　主たる目的地は保田地区の権現山としますが、それだけでは物足りない。ということで近くの鋸山の未踏コースを組み入れます。この「石の階段コース」はレコも散見されますが、かつての「裏登山道」です。今は手入れもされておらず、入口はロープで塞がれてます。一部崩落もあり稜線部は切れ落ちているものの、荒れ果てた房総に比べたらルートも明瞭、藪もなく歩きやすい。朝一の山頂はロープウェー営業前で誰もいませんでした。9時の開門を待ち、拝観料を収めて日本寺へ。鋸山の観光エリアには20歳前後の学生の頃に来た覚えがあります。久しぶりでしたが、とても見ごたえ／歩きごたえがありました。登山とは別に訪れるのも十分「あり」です。

　日本寺の端っこから南西側の尾根を辿って岩殿山経由で下山し、目的地の権現山へ。散策路がありますが、入口は立入禁止。足元の木道が朽ちており危険なためのようです。ザックを降ろし、踏み抜きに注意して進みました。下には「工事中」の看板もあり間もなく3年に渡る工事が始まることでしょう。裏山？の保田浅間山と鹿嶺まで足を延ばし、保田駅から少し早めに帰宅しました。

参考
忍足利彦『鋸山完全ガイド』（冬花社）