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Yamareco

記録ID: 91745
全員に公開
雪山ハイキング
甲斐駒・北岳

薬師岳_居られない山頂

2010年12月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:27
距離
19.0km
登り
1,738m
下り
1,738m

コースタイム

(ご参考:夜叉人峠の無料駐車場より)
到着_出発-名称

<登り>06:48
(0610)夜叉人峠の登山口(0637)⇒(0730)夜叉人峠(0736)⇒(0850)杖立峠⇒(1033)苺平(1035)⇒(1108)南御室小屋(1125)⇒(1245)

薬師小屋(1315)⇒(1325)山頂(1333)

<下り>04:31
((1340)薬師小屋⇒(1435)南御室小屋(1448)⇒(1524)苺平⇒(1625)杖立峠(1631)⇒(1717)夜叉人峠(1724)⇒(1804)夜叉人峠の登

山口(1830)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
杖立峠から積雪あり。
山頂は寒い。
私のほかに3組ほどが支度をしていた。
軽く挨拶をし、ハイクupする。
私のほかに3組ほどが支度をしていた。
軽く挨拶をし、ハイクupする。
登山口にある水場は健在です。
帰りに汲んで行こうかな。
登山口にある水場は健在です。
帰りに汲んで行こうかな。
ふっと左の顔に暖かさを感じる。
横を見ると太陽様が顔を出していた。
ふっと左の顔に暖かさを感じる。
横を見ると太陽様が顔を出していた。
暖かい。
太陽の力を再認識する瞬間である。

暖かい。
太陽の力を再認識する瞬間である。

程なく分岐となる。
程なく分岐となる。
ここを右折して、ものの数分で写真でよく見るあの案内板がある夜叉人峠に到着だ。
ここを右折して、ものの数分で写真でよく見るあの案内板がある夜叉人峠に到着だ。
湧き上がるガスで展望はいまいち。
本日のお山に不安を感じる。
湧き上がるガスで展望はいまいち。
本日のお山に不安を感じる。
こまめに服を脱いだり、着たりと忙しい。
こまめに服を脱いだり、着たりと忙しい。
杖立峠に到着です。
杖立峠に到着です。
まだまだ先は長そうデス。
まだまだ先は長そうデス。
うっ、ピッケルを持参しておられる。
上はそんなに積もっているのか。不安が増す。
うっ、ピッケルを持参しておられる。
上はそんなに積もっているのか。不安が増す。
にゅ〜ぅギア投入第1弾
簡易滑り止め装着。
お手軽タイプです。
(リュウの表情に哀愁を感じます。)
にゅ〜ぅギア投入第1弾
簡易滑り止め装着。
お手軽タイプです。
(リュウの表情に哀愁を感じます。)
見上げれば晴天なり。
山頂からの展望に期待が膨らみます。
見上げれば晴天なり。
山頂からの展望に期待が膨らみます。
一部、木々が開けた場所があり空が青い。
テンションup
一部、木々が開けた場所があり空が青い。
テンションup
ほどなく、苺平に到着です。
時より吹く風が、この金属パイプを付きぬけ、ほら貝のような低い音色を奏でます。
ほどなく、苺平に到着です。
時より吹く風が、この金属パイプを付きぬけ、ほら貝のような低い音色を奏でます。
リュウは来た道をガン見、、、。誰も登ってきませんよ。
リュウは来た道をガン見、、、。誰も登ってきませんよ。
っと思いきや、徐に足元の雪を穿ります。
しばし、様子を見るも、、、金銀財宝は出てこず、、、、。
っと思いきや、徐に足元の雪を穿ります。
しばし、様子を見るも、、、金銀財宝は出てこず、、、、。
程なく
久しぶりに対面した面白看板にお会いできました。
程なく
久しぶりに対面した面白看板にお会いできました。
南御室小屋に到着です。
展望の良い場所で私を追い抜いていった方がアイゼンを装着して出発するところでした。
南御室小屋に到着です。
展望の良い場所で私を追い抜いていった方がアイゼンを装着して出発するところでした。
テントサイトは雪で覆われておりました。
テントサイトは雪で覆われておりました。
ニューギア第2弾の10本アイゼン装着。
ニューギア第2弾の10本アイゼン装着。
小屋の脇を進みます。
小屋の脇を進みます。
アイゼン装着しての歩行には違和感なし、、、ガニ股あるきがスタンダードか、、、。我が足は?
凍りついたトレイルでもよく効いてくれました。
アイゼン装着しての歩行には違和感なし、、、ガニ股あるきがスタンダードか、、、。我が足は?
凍りついたトレイルでもよく効いてくれました。
北岳バットレスがその雄大さを露にしていた。
しばし見入るも、風がぢめだい。
北岳バットレスがその雄大さを露にしていた。
しばし見入るも、風がぢめだい。
右を向けば鳳凰三山の尾根が、、、。
私を呼んでいる。
右を向けば鳳凰三山の尾根が、、、。
私を呼んでいる。
左を向けば、歩いてきた尾根と富士山。
帰りの時間を計算すると、ここで引き返すが無難、、、、。
左を向けば、歩いてきた尾根と富士山。
帰りの時間を計算すると、ここで引き返すが無難、、、、。
砂払岳より薬師小屋までは岩に雪が積もっていたので、注意が必要です。
早朝の南御室小屋からのピストンしたトレールを参考に歩きます。
砂払岳より薬師小屋までは岩に雪が積もっていたので、注意が必要です。
早朝の南御室小屋からのピストンしたトレールを参考に歩きます。
薬師小屋前にて遅めの昼ごはんを食します。
家で沸かしたお湯が重宝します。
ガスで再加熱するも、ものの数分での沸騰。
すぐにカップラーを食せるのはありがたい。
食事をしながら、追加でお湯を沸かし、甘〜い、コーヒーを作ります。(もちろんインスタントです。)
薬師小屋前にて遅めの昼ごはんを食します。
家で沸かしたお湯が重宝します。
ガスで再加熱するも、ものの数分での沸騰。
すぐにカップラーを食せるのはありがたい。
食事をしながら、追加でお湯を沸かし、甘〜い、コーヒーを作ります。(もちろんインスタントです。)
この笑顔の仮面の下には、、、、泣き顔であったことは内緒です。

リュウ、、、どこに顔があるんだ?)
この笑顔の仮面の下には、、、、泣き顔であったことは内緒です。

リュウ、、、どこに顔があるんだ?)
北岳からの突風がものすごい。
コイツにタッチするのに、コノ後の勇気が必要となった。
もちろん覚悟はしている。
北岳からの突風がものすごい。
コイツにタッチするのに、コノ後の勇気が必要となった。
もちろん覚悟はしている。
頂上は貸切状態。
頂上は貸切状態。
分かります?
リュウの吹き付ける風が尻尾を体の反対側に押し下げております。
分かります?
リュウの吹き付ける風が尻尾を体の反対側に押し下げております。
砂払からの富士山方面の景色です。
甲府の町並みが一望できますね。
夜景はさぞ綺麗でしょうな。
砂払からの富士山方面の景色です。
甲府の町並みが一望できますね。
夜景はさぞ綺麗でしょうな。
富士山も忘れずに。
富士山も忘れずに。
南御室小屋の水場。
2つありましたが、1つは氷柱化しておりました。
南御室小屋の水場。
2つありましたが、1つは氷柱化しておりました。
日もだいぶ傾いてきました。
焦り急ごうとして、転んで怪我をしてもしょうがないので、自分のペースで下ります。
日もだいぶ傾いてきました。
焦り急ごうとして、転んで怪我をしてもしょうがないので、自分のペースで下ります。
まだまだ、先は長い、、、、。
まだまだ、先は長い、、、、。
太陽が、農鳥岳に吸い込まれていく。
太陽が、農鳥岳に吸い込まれていく。
今日は太陽が出たときよりハイクup.
日が落ちる前には駐車場まで戻りたかった。
ヘッデンを点けてヒタヒタと歩く。
今日は太陽が出たときよりハイクup.
日が落ちる前には駐車場まで戻りたかった。
ヘッデンを点けてヒタヒタと歩く。
夜叉人峠まで戻ると携帯の電波が繋がり家へ連絡する。
すでに辺りは暗い。
夜叉人峠まで戻ると携帯の電波が繋がり家へ連絡する。
すでに辺りは暗い。
やがて闇夜となり、夜景と満月が現れる。
人間の視野が極端に狭くなる。
時間がたつのも遅く感じるのはなぜだろう。
やがて闇夜となり、夜景と満月が現れる。
人間の視野が極端に狭くなる。
時間がたつのも遅く感じるのはなぜだろう。
無事、駐車場に着きましたデス。
やはり、闇夜のハイクは精神力が試されます。
無事、駐車場に着きましたデス。
やはり、闇夜のハイクは精神力が試されます。
因みに、今回の携帯電話の万歩計。
ものすごい数値をたたき出していた。
いつもはウエストポーチの中に入れている携帯でしたが、
今回はズボンのポケットに入れていたので正確な値でしょうか。
因みに、今回の携帯電話の万歩計。
ものすごい数値をたたき出していた。
いつもはウエストポーチの中に入れている携帯でしたが、
今回はズボンのポケットに入れていたので正確な値でしょうか。

感想

私の好きなシチュエーション。
辛い登りの修行に耐え、歯を食いしばり、担ぎ上げた昼飯を山頂の絶景を堪能しながら食す。
見渡す限りの山々、、、遠くに見える、見たことともない山脈。
思いを馳せながら、ぼぉ〜っと、ただボォ〜ットしながら
一秒、一秒の時間が過ぎる去ることを心行くまで堪能したい。

そんな時間を楽しむべくハイクupするのだ。
しかぁ〜し。

そんな私の思いは、自然の前では儚い想いと化す。
陳腐で薄手のヒラヒラと漂い、そして彷徨う紙切れなようなもの。

今回は痛感した。
見上げる空は青々としていた。
遠くまで見渡せる山頂はその景色と引き換えに凍てつく風が容赦なくわが身にぶち当たる。
一分でも一秒でもコノ場所から立ち去りたい。
待ち合わせた装備をフルに活用してもだ。


私の思惑とは裏腹に、一秒ごとに奪い去る体温。
早く、あの岩陰に逃げ込みたい。

いや行きたい、、、、生きたい。
そんな頂上でした。

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