記録ID: 920403
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無雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良
旧友と くろがね小屋から安達太良山へ。
2016年07月17日(日) ~
2016年07月18日(月)
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 840m
- 下り
- 825m
コースタイム
1日目 9:45奥岳駐車場―9:54あだたら渓谷自然遊歩道へ―10:34登山道合流―11:59勢至平―13:03くろがね小屋
2日目 6:08くろがね小屋―6:59峰の辻―7:55安達太良山―9:54薬師岳展望台―10:08ゴンドラ駅
2日目 6:08くろがね小屋―6:59峰の辻―7:55安達太良山―9:54薬師岳展望台―10:08ゴンドラ駅
天候 | 1日目 曇り 2日目 曇り時に晴れ間 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
昨日の宿泊地、野地温泉からレンタカーで安達太良山奥岳登山口へ。3連休の中日とあって駐車場は大入りです。 帰り:奥岳温泉からレンタカーで郡山駅へ。 郡山駅から東北新幹線で東京へ。 東京から東海道新幹線で名古屋へ。 名古屋から名鉄線で。 あとはタクシー。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥岳温泉からすぐに「あだたら渓谷自然遊歩道」の分岐があります。時間はたっぷりありますので自然歩道に入ります。しばらく下りが続き、下り切ると滝が現れます。まずは「二階滝」、そして「魚止滝」、「昇竜の滝」、「平滑の床」、「紅葉滝」と続いて登山道と合流します。 馬車道と旧道とが錯綜しますが、今日は時間たっぷり、馬車道を長々と登ります。その名の如く、昔は馬車が通ったのでしょうが、今は軽四のタイヤ跡がついています。 勢至平でひと休み、途中の道の駅で買ったオムスビで昼食とします。勢至平、道の両側は低木で風は遮られていて快適に歩きます。平坦な道が終わり、少し登ると本日の宿「くろがね小屋」が見えました。 くろがね小屋で受付をし、2階の部屋へ。5人分の布団が並んでいる部屋には先客2名、今晩は余裕で眠る事が出来そうです。早速お風呂へ。野地温泉と同じく湯の華漂う乳白色の気持ちの良い温泉で、ふもとの岳温泉はここから引いています。風呂から上がって缶ビールとブランデー、くろがね小屋のボランティアのおじさんと話しをしながら過ごします。それでもまだ時間はたっぷり、夕食までひと寝入り。夕食はカレー、お代わりをします。 翌朝、青空も見えます。「稜線は風が強いので気をつけて」と云う言葉に見送られ、くろがね小屋を発ちます。硫黄臭漂う源泉地帯を去り、赤茶けた溶岩の道、花々を楽しみながら登ります。峰の辻に上がると風が強く、ウインドブレーカーを着込みます。途中、どうやら道を間違えたようですが、ガスガスで周りの山の様子が判りません。踏み跡が浅いのに気づいて後戻り、正規の道に戻ります。道間違いのお蔭でモウセンゴケに会う事が出来ました。牛の背に上がると風はさらに強まります。広い稜線、岩に大きな赤目玉マークがつけられているので安心です。一瞬ガスが流れ、安達太良山が姿を現われますが、あっという間に再びガスに覆われます。赤茶けた稜線を登り、「安達太良山」と記された柱に到着。ここから乳首登りです。梯子、クサリ、山頂に到着。360度の展望は真っ白け。 乳首を下り、薬師岳展望台へ。「この上の空が本当の空です 二本松市」、見上げると雲の間に青空も。「阿多多羅山の山の上に 毎日出ている青い空が 智恵子のほんとうの空だといふ」。智恵子が北アルプスの空の青さを見たら何というでしょう。 もう安達太良山は充分堪能、あとはゴンドラで下って奥岳温泉へ。新しい木の香漂う「奥岳の湯」、くろがね小屋から引いている温泉ですが白くありません。従業員のアンちゃんに聞くと、くろがね小屋からここまで来る間に湯の華も少なくなり、さらに加水もしている為だそうです。それはそれで、気持ち良く汗を流し、一路郡山駅へ。出発までの長い時間、ビールを飲んで過ごしました。 |
写真
感想
昨日、郡山駅で旧友のSさんと落ち合い、レンタカーで浄土平へ。吾妻小富士に登って野地温泉に宿泊。今朝はゆっくり朝食を摂り、奥岳登山口に移動しました。
時間はたっぷり、あだたら渓谷自然遊歩道、馬車道と、ゆっくり登っても午後1時にはくろがね小屋に到着。
「くろがね温泉」は、江戸時代に湯治場として賑わっていた温泉の名残り、当時は遊郭もあったと、小屋のボランティアのおじさんが云っていました。温泉は、鉄山(くろがねやま)の中腹にある「くろがね小屋」にあります。「くろがね小屋」は予約が必要で、ぎゅうぎゅうづめになる事はありません。湯の華漂う白濁した強酸性の硫黄泉は、すべすべ肌になる気持ちの良い湯でした。麓の岳温泉はここから湯を引いているのですが、道中、湯の華も減り、下山後に入った登山口の「奥岳の湯」は全く違った感じの湯になっていました。「くろがね温泉」は、ここまで歩いてきた人にしか入れない特別な温泉、満足満足でした。
大学時代から、卒業後の職場も同じだった旧友Sさんとの山行、気心が知れていますので遠慮は要りません。毎年楽しみにしていますが、今年は8月にもご一緒する事になりました。次回はレンゲショウマを見に行く予定です。
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ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
奥岳登山口から安達太良山・鉄山を経て、くろがね小屋・勢至平・あだたら渓谷 経由 奥岳登山口
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
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