(個人6)丹沢塔の岳
- GPS
- 08:55
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,583m
- 下り
- 1,598m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスは朝から夜21時頃まで1時間に2,3本あり。 |
写真
感想
朝6時前に家を出て、丹沢の麓の大倉までちょうど2時間。
入社したとき工場実習で渋沢にいたのを思い出し懐かしく思った。その工場はもう今はなく、勤めていた同期もバラバラになってしまい感傷に少し浸ってしまった。
この日は、KWDさんが非常に楽しそうに話していた丹沢への初挑戦。PEAKSに載っていた丹沢のコースがちょうどよさそうだったので計画をしてやってきた。
この計画がちょうどいいなんてものではなく、今の私にはかなりオーバースペックだったことに気づくのは塔の岳山頂を過ぎてからだが。
山頂に向かって歩き出すとすぐ見知らぬ方が話しかけてきてくれた。サングラスを掛け、秀岳荘のザックに水を6リットルいれて歩くこのお兄さんに、丹沢の話や北海道のバックカントリーでのおはなしをいろいろ聞かせて頂いたり、景色の良いルートを教えてもらったりしながらいいペースで歩いていた。
しかし、直にこの日履き下ろしの登山靴の中で足が悲鳴を上げ始めた。足の外側が痛い。おそらく幅が狭いのだろうと思う。
仕方なく靴紐を調整するので先に行ってもらった。
しばらく歩いては直し、歩いては直しを繰り返す。
紐の調整をしたり靴下を脱いだりなどして試しているうちに、足の甲の方を緩めに、足首をキツメにすることでなんとか歩けるようになった。
靴のセッティングもある程度終わったところで大倉尾根、通称バカ尾根の核心に挑み出す。
名前のとおり、ほとんど階段が付いている長い上りだが、特に困るようなところはなく、これまでのトレーニングの成果と10kg程度の荷物しか背負っていないこともありどんどん歩いていける。
途中、さっきのお兄さんを追い越した。
下の方でいろいろ話を聞いていたときは、山頂に近づくに従って風が強くなっていて風速20mぐらいあるという話を耳にしたのだが、昼になってくると徐々に風がやんだらしく、山頂につく頃はそれなりに風があったものの耐えられないという程ではなかった。
山頂で昼食ためにお湯を沸かしカップラーメンをすする。食事中の山頂でも長袖Tシャツのソフトシェルのみでなんとか我慢できた。さすがに耳は冷たくてニット帽をかぶったが、年末年始の北アルプス山行に備えてを考えてのこと。
山頂には30分ほどの滞在にした。寒かったのとここまで来る間に靴の調整を行っていたりしたので、余裕を持った時間通りの行程になってしまっていたからだ。
早めに山頂をでたあとは、三の塔を目指した。下りも大倉尾根と同じような簡単なルートだろうと思っていたのだが、地面はドロドロで滑りやすく、山荘はほとんど開いてない。それでも、行者ヶ岳の岩場はなかなか面白いし、アップダウンや狭い尾根もあって、三の塔まではなかなか楽しかった。
問題はこのあとである。三の塔から林の中を降りていくのだが、前半の下りで飛ばしすぎたのか膝に痛みが出てきた。関節が痛いのではなく完全に筋肉痛からきている感じだ。
ここでリタイアしたらもともこもない。幸いにして装備は揃っているし、道もはっきりしているので、足先を外にひらいて静かに降りつつストックも使って膝に負担を与えないようにゆっくり牛首まで降りていった。
牛首から先はなだらかな尾根を一度少し登り返しその後ゆっくり下っていく。
牛首から下に降りるには、林道か登山道かどちらで降りるかを選べるのだが、登山道をできるだけ通ろうと思っていたので、少し迷ったが登山道を選んだ。実際、登山道のほうが落ち葉が積もっていてクッションもあったので良かったかもしれない。
その後林道を横切り最後の登山道を進んで、かぜのつりはしをわたり、大倉に帰ってきた。バス停でバスを待っていると、年配のグループの方が対面にあるレストランのそばが旨いとの話をされていたので自分も行くことにしたが、ふと売店を見るとさっきの兄さんがいたので少しお話しをしてから蕎麦を食べにいった。またいつか会えるだろうか。その時は名前を聞きたい。
味はまぁまずくはないかと行ったところか。そばは茹で過ぎでスープも普通だった。値段が普通だったのでよしとしよう。
そばを食べてバス停に向かう。その途中で泥で汚れた足元を洗うことができる水場が準備されていることがわかったのでそこで靴をざっと洗いバスにのって帰路についた。
今回の山行だが、次回は階段が整っている大倉尾根を登るのではなく、三の塔経由での自然に近い行程のほうを上りで楽しんでみたい。
今回下りの岩場はなかったので、次回は楽しめるだろう
予想通りかなり充実した一日であった。
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