【紅葉狩り】梅ヶ瀬渓谷・大福山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 353m
- 下り
- 376m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
渡渉地点は浮石等に注意。 養老渓谷駅には足湯がある。 |
写真
感想
27日に奥久慈の紅葉を楽しんだ私は翌日、矛先を房総半島に転じた。天気が好いときに見られるものは見ておきたい。また、もう11月も終わりだ。この好機を逃せば、紅葉を存分に楽しめる機会は再来らざるべし。
東京都内から千葉南部まで行くからには当然朝一番でなければならぬ。因みに、朝一番の電車に乗れば養老渓谷に7時台に着ける。あの辺りは道も狭いので車で行って大渋滞に巻き込まれることを考えれば電車で行く方が合理的と言えるだろう。
乗換は3回。東京駅で電車のホームを見つけるのに手間取って焦ったがセーフ。危なかった。
次の乗換駅である五井まで一眠りするかと携帯のアラームを設定する。そして、そんなに寝ていなかった私は眠りについた。
ここで、アラームが鳴ったらすぐ気がつくように携帯を手に握っていたのが失敗だった。我が手は鳴動する携帯のアラームをすぐに切ってしまったのだ。気がつくと乗換駅の次の駅。初めて来た所なので乗換駅到着予定時刻は過ぎていたが降りるべきか躊躇してしまった。ここで降りていれば乗換に間に合ったと思われる。千葉ともなると2駅分の距離は結構ある。次の次の駅で上り電車に乗り換えたが、五井到着と同時に小湊鉄道は発車してしまった。
怒りがフツフツと湧いてきたが、「とりあえず朝食を摂ろう」と改札を出た。
松屋で朝食をとりながら、今後とるべき方針を考える。
ムシャクシャした気分を発散するため、また、同じ所でずっと待っていられない性分なので、次の次の駅まで歩くこととした。これが効を奏して気持ちは治まったが、海士有木(あまありき)発時刻の把握に手間取ったり(「士」を「土」と捉えていたため)、やはり一駅の距離が長くて最後は走ったり、駅の入口が線路の反対側だったりと最後まで気が抜けない。しかもシーズン中とあって約1時間立ちんぼである。ハイカー満載の四両編成電車を見て一本前のガラガラ二両編成を逃したのを悔やむ。
そのようなテンションだだ下がりの中養老渓谷駅に着いたわけだが、なんだか非常ににぎやかしい。駅前は人も車もいっぱいだ。手を振っている人もいる。一体何事かと思ったら、この日はハイキング大会があるとのことだった。道理も道理。養老渓谷駅には足湯があるが、帰りの時間には激混みすることが予想される。
線路を渡って暫くは集落や畑の中を縫って行く。三々五々と人の集団が断続的に続くのだが静かなものだ。まだ渓谷には達していないが、盛り上がる断崖と青い空に紅葉が燃え立っている。
小さなトンネルをくぐると梅ヶ瀬渓谷の入口となるが、今までの山間のちょっと開けた空間といった感じから、まさに渓谷沿いの道となる。紅葉の具合も最盛期の後半といった感じでまともに紅葉を愛でることができる今年最後の機会だ。
道は緩やかに上ったり下ったり、ぐねぐね曲がったりと変化に富む。川の渡渉ポイントも何箇所かあったが、必ずと言ってよいほど中高年グループにより大渋滞が発生していた。年をとると足を広げるのも難儀するようである。ハイカーは中高年集団に家族連れ、カップルとよりどりみどり。
こんな奥地に住んでいた人がいるのかと思うところに何とかという人の住居跡がある。こんな所に住んで殆どは自給自足だったのではなかろうか。もっとも今は宅は跡形もなく、森の中に敷地が残っているだけである。
ここで昼食をとるグループもいたが、私は高所で昼食をとることとした。
大福山方面への道を少し登ると、強めの心地よい風が吹き抜ける。風の谷にいるがごとし。
その上りきった所が展望台で、皆、近くの屋台で焼きそばを買うなどして憩っている。この辺りでは大福山ほどの高さの所はないらしく、たたなはる山々も遠くまで
見渡せる。谷風の吹く途中とは違い落ち着いている。
食事後は大福山上の神社に参詣し(ここは展望はない)、上総大久保を目指して歩く。高地の車道歩きではあるが、所々民家がある他は竹林やトンネル等昼間でも薄暗い道となる。それでもザワザワと葉が風になびく音がするくらいで気も静まる。
最後のトンネルを抜けると、夕日に照らされた田畑が広がり、開放感に満たされる。ここまでくれば上総大久保駅はもうすぐ。トトロとともに電車を座って待つのであった。結局帰りの電車もずっと立ちっぱなしだったが。
〜おしまい〜
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