横岳西壁登攀≪小同心クラック≫


- GPS
- 12:10
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,530m
- 下り
- 1,515m
コースタイム
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 4:13
- 合計
- 12:00
天候 | 晴れ、ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※プリウスで美濃戸口からの林道は何とか登れましたが1回だけ腹擦りしました… 駐車料金1000円/日 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【小同心クラックルート】 多くの方が登られてるルートでしょうから今更ですが…。 赤岳鉱泉から硫黄岳方面に少しだけ進むと大同心沢への分岐がありますので、そこのロープをくぐり尾根沿いを歩きます。明瞭な踏み跡をたどり大同心基部、ルンゼを通過し、小同心クラックの取付きまで移動。 小同心クラックルートはガバが多くシューズのフリクションもよく効いて非常に登り易いです。と言ってもたまに浮石もありますので落石注意。 ルート途中に支点がいくつかありますが、3ピッチで小同心左稜の終了点に到着です。その後はコンテで横岳山頂まで登って終了です。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉はもみの湯に。17:00以降はありがたいことに入湯料300円に下がります。 |
写真
感想
会社の同好会企画として、小同心クラックルート組と一般道組とで分かれて実施しました。
小同心組は過去に登攀経験のあるtokageさんはじめ、あとは全員初小同心のRockさん、realize君、黒ヘルのS間君、白ヘルのS木君、mazz君、そして私gomatの7名構成。一方の一般道組は、kameさん、siro-kikunさん、morgenrotさん、Y内さん、H君に新人二人のA岡君にA野君の7名です。
ザイルシャフト3つに分かれて、.肇奪弩把蠅tokageさん&ユマール使用でセカンドmazz君&ビレーにS間君。▲肇奪弩把蠅realize君&ビレーS木君。gomatとRockさんはつるべで登ります。
4時過ぎに美濃戸を発ち北沢経由で赤岳鉱泉まで進みますが、tokageさんの足が重そうでやや遅れ気味。鉱泉で合流後も、大同心までの急登でtokageさんのペースは上がらず苦しそうです…頑張って下さい!!としか言えません…^^;
大同心基部にてtokageさんを待ち再び合流。ここでヘルメットを装着しましょう。そこから小同心基部までの途中でのこと、大同心南稜に取り付いている別パーティからの落石!この大同心基部のバンドは早めに抜けないといけませんね。小同心取付きで小休止&ギア装着後、ややお疲れ(?)気味のtokageさんには大変申し訳ありませんがトップをして頂きました。ありがとうございます!
登攀開始。さすが経験者tokageさん、順調に登ります。(早めに1ピッチ目を切られましたね。)ビレイ解除のコールです。S間君、何か手間取っているようです。安環のスクリューが緩まないトラブル発生です!砂が挟まったのかな?何とかスクリューが回りゲートが開きザイルを外せました。スクリューを逆に回してしまったようです。ちょっとした事でも焦ると思いもよらない事が起きますね。他人ごとではありません、落ち着いて行動しようと気を引き締めます。さて次にmazz君がtokageさんの元へ。そしてS間君の番。tokageさんのいるビレイポイントに3人到着、少しきつそうですね。次にrealize君離陸、すぐに先発のS間君のビレイポイントまで登りましたが、その手前で待機。そしてしばらく待ってからS木君も離陸。その間、ずっと待機状態のRockさんと私は夏山らしい周りの景色を堪能していましたが、するとガスが上がってきてしまいました。あっという間に周りが真っ白になってしまい、せっかくの高度感がなくなってしまいました。。。残念ですね〜。さて、順番が回ってきたので1P目は私がトップを行きます。初の小同心でしたが、ホールドもしっかりした感触で手掛け足掛けに困らず、ルートもクラック沿いで分かりやすくて楽しめるルートだと感じました。ただ当然何があるか分かりませんし、やはり浮石もあるのでそこは慎重に登ります。1P目に終了点に到着すると先行していたS木君がビレイ中。ここでは向かって左の岩にはペツルのハンガー2ヶ、右にはペツルハンガー1ヶと錆びた支点が3ヶありました。セルフをとりビレイ解除。Rockさん登攀開始、ツルベなのでそのまま2P目まで。すると後続の別パーティが追いつき、1P支点の私を抜かして右手のクラックルートの途中で支点を構築。。。クラックが通りにくくなってしまったので、左側の垂直壁から登ります。相変わらずガスって高度感はあまりなかったけど、むき出しのルートでなかなか刺激的でした。2P目支点をやり過ごしそのまま3P終了点まで登攀。セルフ・支点構築・ビレイ解除の動作を行っているとガスって見えませんでしたが横岳から私を呼ぶ声が聞こえました。どうやら一般道組のkameさんかな?待っててもらっているようです。そしてRockさん登攀。コンテで全員が待っている横岳山頂へ。皆とガッチリ握手。無事に小同心登攀終了しました。
morgenrotさんだけは硫黄岳で引き返したとの事。他のメンバーは全員揃ってます。そして新人2人はまだまだ元気なようで一安心でした。下山する前にRockさん、realize君、mazz君と私の4名で硫黄岳方面に空身でコマクサを見に行きました。(白株のモノが見れてラッキー!)
地蔵の頭まではほぼガスってて眺望は見えず、そして行者小屋で全員と再び合流。そして南沢経由で美濃戸まで戻りました。
≪編集中≫
コメント
この記録に関連する登山ルート

皆さん、小同心クラックの登攀、お疲れ様でした。
2ピッチ目の10mくらいは、身体が岩の外に出て、
高度感あるクライミングが楽しめたと思います。
そして、若いメンバーも着実に進化して、我々も
その手助けをしていきたいと思っています。
しかし、最近は50肩で左腕が咄嗟に上げると激痛が
走って苦しみますので、しばらくはおとなしくしています
最後に、6枚目の写真で「あれ?右行かない・・・?」と
思ったメンバーが何人いたか?
言いたいことはわかりますよね?
若手からその声が上がるように、教えてくださいね。
(時には、そこから先へは連れて行かないくらいの罰も考えて下さい)
kameさん、おはようございます。
2ピッチ目は本当は右のクラック通りたかったんですが、後続パーティのトップの方が
自分らを抜かしつつそこでビレイされてしまったので、kameさんが言われる左側から
登りました。ホールドはバッチリだったので安定感ありましたが、確かに体がさらされ
てる感があってなかなか刺激的でしたね〜
自分も含め、初の小同心クラックメンバーは充分楽しい思いができたと思います
登り易く必要以上に気負わず、高度感もあっていいところでした!
えっ?!罰ですか・・・
ただ自分も、全員に事前調査を促さなかったなという反省はありますので、そういった
事も含めて皆と意識向上を図りたいと思います
H君、新人2名の引率ありがとうございました!
小同心をkameさんとも一緒に登りたかったな〜
これだけの大人数をまとめて企画するのは大変でしたね。gomatさんお疲れ様でした。また、小同心チームの皆さん、クライミング完登、おめでとうございます。
私も横岳で皆さんとハイタッチをしたかったんですが、準備不足で硫黄岳のピストンを選択し駐車場で、皆さんの下山を待ってました。がしかし、久しぶりの八ヶ岳で、先回はガスと雨の中で展望がありませんでしたが、今回はのんびりと硫黄岳の頂上でガスの晴れるのを待ち、爆裂火口も見る事が出来、楽しい山行でした。
morgenrotoさん、おはようございます。
仕事と前週の3連休も重なってしまい、ちょっと展開があわただしくってすみませんでした
でも皆さんのおかげで無事に終えれてました。ありがとうございました。
今回は新人2名・若手・中堅・ベテランメンバーという混成で14名とはなかなか無い
ですから、想い出深い山行となりそうですね
morgenrotさんと横岳で合流できなかったのは残念でした〜
次回も宜しくお願いします!
このルートはいつも見ているだけ、前回の八ヶ岳へ行った時もトップで登ってきた女性とその旦那、年齢は60台前後。この二人に圧倒されました。私には異次元の世界です。私なら見ているだけです。次はどの壁を制覇するのか?楽しみは増えますね。
お疲れ様でした。
こんにちは、sireotokoさん
sireotokoさんがクライミングをされようものなら、登れない壁なぞ無いのではないでしょうか・・・?と個人的に思っております
きっかけ次第と言いましょうか、気持ち次第と言いましょうか、始めたらそれほど異次元の世界には感じないと思います。私なんかが言うのも何ですが
また是非ウォール練習にお越しください。待っております
登攀ルート、難易度は低いですがそこはやっぱり本チャンですので気を緩めずしっかりと登りましょう。
大同心の基部を回り込み左手上の大同心南稜を登るパーティから大きな落石。思わず大声で「落!」
先頭を歩くS木君の10メートルと離れていない所を人の頭ほどの岩が。もうちょっと通過が早ければ確実に巻き込まれていた。食らったら間違いなく、南無阿弥陀。と同時に皆にこの上はルートだから十分に注意をするように具体的に告げていなかった事を猛烈に反省しました。
皆さん申し訳ありませんでした。
この落石を目の当たりにした事でビビっているメンバーはいないか顔色を確認する。大丈夫だ。大同心ルンゼを少し降り草付きの斜面を登る。先行パーティは上を抜けているので人口落石の心配は無いが、自然落石は岩場にいるいじょう可能性としていつあるかわからない。
ここまでバテバテで何とか辿り着き、登攀ではトップをはる。登り始めたら泣き言は言えない。途中、クラックから一箇所リッジに出てしまったのでクライムダウンして再度クラックに飛び込みました。浮石に気をつけ、絶対に落とさない。
登攀後、友の待つ横岳山頂に。皆さんありがとうございました。
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