斜里岳へ 沢登り! そう快!
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- GPS
- 06:40
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,043m
- 下り
- 1,041m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:40
7月24日(日)
雄阿寒岳を登り移動 清里町 緑清荘泊
7月25日(月)
5:40 緑清荘発
6:20 清岳荘着
<復路>
13:20 清岳荘発
硫黄山観光
17:30 帯広着 泊
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
清岳荘登山口へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
旧コース 沢登り 鎖のない岩場など要注意 |
その他周辺情報 | 緑清荘 |
写真
感想
2016(平成28年)7月25日(月)
斜里岳へ
「沢登り はらはらウキウキ 斜里岳へ」
天気は最高!
朝から日差しがあり、青空が広がっていた。
旧コースの沢登りか新コースの安全登山道で行くか。
登りながらも迷っていた。
それは登山道に入るとすぐさま沢が現われ
思った以上に徒渉の難しさが待っていたのだ。
ダブルポールでは登り難い場面も出てきた。
そこでポールを縮めてと思い片付けようとしたのだが
1本が縮まらなくなっていたのだ。
長く使用しているために曲がってしまい固定されてしまった。
そこでその1本を登山道の脇に置き沢に挑むことにした。
下二股に着く。
旧コースと新コースの分かれ目だ。
今一度どうするか考えたが沢登りを選ぶことにした。
時間的に余裕があり、ゆっくり行けば問題ないだろうと考えた。
早速旧コースの沢に入り込んだ。
沢に入るなり美しい水蓮の滝が待っていた。
そして次から次へと滝が現われ楽しむことができた。
沢登りの方は徐々にきわどい徒渉が出てきたり、
一枚岩の鎖なしの登りにはらはらする場面が出てきた。
危険はあるものののんびり滝を見たり、
沢の流れを楽しむ余裕も出てきた。
高度を上げるに従い赤茶色の岩をなめるように流れる沢に
足を踏み入れその水しぶきを気持ちよく受けることもできた。
気温も上がり、登るごとに汗ばむ身体に心地良ささえ感じた。
沢を登ることの恐怖よりもうきうきした気持ちになったのは
不思議な感覚だった。
もっと沢を楽しみたいと思ったときには上二股に着いてしまった。
初球の沢登りを十分に味わうことができたのだと思う。
斜里岳の山頂付近からは、
昨日登った雄阿寒岳、さらに雌阿寒岳・阿寒富士の山容が見て取れた。
さらに30年ほど前に登った羅臼岳も手に取るように眺めることができた。
そして国後島の山々が雲の中から顔を出す姿も素晴らしいものがあった。
山頂間近の登山道の脇にはエゾカンゾウの群落が見られ
その黄色の花が力強く咲く姿に目を奪われた。
山頂からは斜里町、清里町の田園風景がモザイクのごとく見え、
その先にオホーツク海の青い海原が伸びる景色には
心打たれるものがあった。
下山は新コースを下ったが、沢登り以上にきつく長く感じた。
熊見峠までは展望も良く斜里岳の山頂方面も緑に輝き
何度も見返し楽しむことができた。
ところがその先は急坂の苦しい下山が待っていた。
下二股に合流してからは今一度沢を下る。
そして途中に置いてきたポールを回収して清岳荘へと戻った。
最初は不安だった沢登りコースも登るにつれて
楽しさとそう快感を味うことができ満足行く山行となった。
p.s.
明後日、再び幌尻岳へ登ることを決め
今日は帯広、明日はキロロ林道・二岐沢の登山口に車中泊と計画した。
帯広に向かう途中、屈斜路湖・摩周湖付近の硫黄山を観光した。
硫黄の匂いがきつく、山肌から噴煙を上げ黄色くなった硫黄、
それにやたらと吹き出ている熱湯に直接指で触れ、
その熱さに目を覚まし生きている地球を肌で感じることができた。
ふるちゃん
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