記録ID: 941926
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
奥穂高岳・北穂高岳・涸沢岳(上高地から涸沢テン泊を満喫)
2016年08月11日(木) ~
2016年08月14日(日)


体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 79:35
- 距離
- 50.2km
- 登り
- 3,377m
- 下り
- 3,375m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:28
距離 17.1km
登り 1,032m
下り 234m
12:02
2日目
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 3:08
- 合計
- 8:12
距離 6.5km
登り 1,109m
下り 1,114m
3日目
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 10:18
距離 7.3km
登り 1,125m
下り 1,121m
4日目
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 8:41
距離 19.0km
登り 108m
下り 896m
14:03
ゴール地点
<歩行Data(GPS+10mメッシュ標高)>
水平距離、累積標高差(+、-)
Day-1: 17.1km、+1,080m, -251m
Day-2: 6.5km、+1,152m, -1,074m
Day-3: 7.3km、+1,189m, -1,166m
Day-4: 18.9km, +356m, -1,140m
(合計): 50.1km、+3,776m, -3,734m
水平距離、累積標高差(+、-)
Day-1: 17.1km、+1,080m, -251m
Day-2: 6.5km、+1,152m, -1,074m
Day-3: 7.3km、+1,189m, -1,166m
Day-4: 18.9km, +356m, -1,140m
(合計): 50.1km、+3,776m, -3,734m
天候 | 11日:快晴 12日:快晴のち午後ガス 13日:快晴のち午後ガス 14日:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復路)上記の逆コース |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地=涸沢ヒュッテ間は車道歩きがホント長いと感じましたが、それ以外の特記事項を私なりに列記します: <奥穂高岳> ・ザイテングラードはどんな急登かと思っていたが、Zig Zagを切って登るので普通の岩がちな登りに感じた。ただし、一部クサリ場もあるので特に初心者は慎重に。 ・穂高岳山荘からいきなりの急登。ただし、これもレコで見ていたよりZig Zagを切って登るし、HoldやStanceは十分あるので慎重に行けば問題ない。中間で少々岩にしがみつく感じで回り込むところあり、岩慣れしていない初心者はちょっと肝が冷えるかも。 ・落石(起こすのも、起こされるのも)に要注意。急登の上から30cm大の石が2,3個落ちて銃声の様に響く瞬間あり。皆さん何が落ちたのかビックリ(驚)。ラク〜、の声が無かったのが残念でした! ・穂高岳山荘から涸沢岳は問題の無いコース。穂高岳〜ジャンダルムなど360度の絶景なので晴れていて時間があれば是非お勧め。普通に歩いて登り20分、下り15分くらいか。 <北穂高岳> ・奥穂高より幾分急登で途中10mのクサリ場などもあるが、クサリ場は思った以上に斜度がなく、足場も岩の割れ目がしっかりついているのでクサリは補助的に持つだけでもいける。 ・全般的に登りより下りの方が厳しいのかな、と思いました。 ・北穂から大キレット越しにみる槍は圧巻。このシーンを見るだけでも来る価値があると思います。 <北穂高〜涸沢岳〜穂高岳山荘> ・「危」マークのあるルートだけに所々気が抜けない。 ・北穂南峰から急降下だが慎重に行けば問題ない。 ・比較的早い時点で、指先の第一関節を岩の割れ目にHoldし、足幅も岩の割れ目に靴幅の1/4くらいで3mほど前進する場所あり。自分的にはここが一番注意を要した。3点支持をしっかりやっていれば危険に感じることは無いが、高度感もあり慎重に行きたいところ。 ・下り終盤で岩に両手をまわしかわすシーンあり。行く先の高い岩に足をのせようとするとひっくり返りそうになる、どうしようもないな、と思った瞬間、下に小さな足場あり、難なく通過できた。ここは上の足場に固執すると危ない目にあいそう。 ・最低コルからはクサリ場の急登だが、3点支持を心がければ基本問題はない。ただ、1か所、左上の岩場に上半身を乗せて、下は宙ブラリンでクサリを腕力で引いて持ち上げる箇所あり。ここは登りなら足場のイメージも湧きやすいが、下りで足場確認が不十分だとホントに宙釣りになる可能性あり要注意。 〈水場〉 横尾までの各ポイントに無料の水場あり。 涸沢ヒュッテも無料で冷たく美味い。 穂高岳山荘と北穂高小屋も有料ながらあり、1L 200円。 |
その他周辺情報 | 小梨平の日帰り入浴(600円)を利用。 バス停や河童橋に近いのでバス待ちの時間を有効活用できると思います。 設備は少々くたびれ気味ながら、浴室は綺麗です。 風呂上りに涼しい風に吹かれマッタリは最高! http://www.kamikochi.or.jp/facilities/stay/mori-no-resort-konashi/ |
写真
途中はこんな感じ。
余裕のある場面だけ撮影していました。(笑)
最難所が自分的には、指先を岩の割れ目に入れ、靴幅の1/4を同じく岩の割れ目にいれ3mくらい進む箇所が一番気持ちよくなかったかも。でも3点支持徹底すれば安心です。
余裕のある場面だけ撮影していました。(笑)
最難所が自分的には、指先を岩の割れ目に入れ、靴幅の1/4を同じく岩の割れ目にいれ3mくらい進む箇所が一番気持ちよくなかったかも。でも3点支持徹底すれば安心です。
撮影機器:
感想
7月頭に右膝を捩じって6週間自宅蟄居令が出たものの、このままでは夏も終わるので、4週間でリハビリ兼ねて穂高に行ってきました。
自分的には両足の6大関節のうち3か所がやられているので、様子みながらゆっくり慎重に行こう、と全日十分に余裕を持たせた「いつでも引き返せる」マッタリ計画でした。
結果、あわよくば涸沢まで、その先はザイテンまで、穂高山荘、奥穂までと案外痛みも気にならず歩けてしまい、翌日は北穂から槍の絶景を堪能したあと、愛媛の60代後半の西穂〜槍まで縦走中の方に励まされ、北穂〜涸沢岳の稜線のオプションプランも歩くことができました。
北穂〜涸沢岳は、危険をウッスラ感じる場面は幾つかあったものの、3点確保で慎重に見極めて行けば大丈夫と思いました。
帰り横尾〜上高地までのまた長い3時間車道歩き、アドレナリンが消えたのか、急に関節3か所が痛み始めましたが、だましだまし上高地まで歩ききります。
この辺の観光地化は、上高地は言うに及ばず、涸沢すら初心者(風)の多さに若干辟易としましたが、山ブームの昨今、仕方ないのでしょうね。松本からのバスの関係で上高地で3時間ほど観光気分でゆったり過ごします。温泉に入ったあと涼しい風に吹かれ、家族で来るのもいいかもな、と思いました。
それにしても、穂高の山々は やはりスバラシイ。存分に魅力を感じました。
自分自身、病で歩けなかった6年前にもう一度山へ、と祈願していた頃の夢のまた夢以上を今回歩けたことは、自分の中では感慨もひとしおでした。
長い車道歩きはしばらくは勘弁ですが、また別のルートでチャレンジしたいと思います。
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ShuMaeさん
おはようございます
本当の登山ていう感じですね
四日間てすごいですね
自分なんか、日帰りでもふらふらですわ
楽しませていただきました
また、よろしくお願いしまーす
tera5392さん、コメントありがとうございます。
いえいえ、山域は本格的でも行程的にはユッタリマッタリのユルユルです。
膝を捩じったリハビリなので無理はできないな、と
山に4日いると確かにドップリ浸かった感はありますね。
千葉からの日帰りでは山に7、8時間がせいぜいなので、たまには、ですね。
こちらこそ、またよろしくお願いしま〜す
素晴らしい天気に恵まれた充実した四日間でしたね
涸沢を拠点としたプランニングも、リハビリ山行にはもってこいでしたね。
拙者の槍穂は1990年代前半が最後。
もう四半世紀も前のことになっちゃいました
涸沢までは距離はあるものの標高差は無いのでリハビリには絶好だったかもしれませんね。
奥穂や北穂〜涸沢岳は体調を確認しながら尺取り虫みたいに慎重に進んだ感じでした。
結果、ユッタリプランもあり無事こなせてよかったと思います。観光地の上高地も満喫できましたし
え!?隊長は四半世紀前、ですか
たまには様子見兼ねて、とかいかがでしょうか。
隊長の足なら確実に1日短縮、いや2日でも可能かもしれません
王道の登山だなとタイトル見て思いましたが、まだどこか負傷されたのでしょうか。
それにしては、素晴らしい登りですね。
天気もよくて何よりです。
ShuMaeさんは一昨年でしたっけ、常念から笠まで縦走されたことをお聞きして超人と思っていたのですが、過去に病気とかされているのですね。
それにしても素晴らしい歩きですね。
ところでそろそろ百名山完登ではないでしょうか。
最後は、斜里・知床あたりかな
momohiro先輩、メッセージありがとうございます。
いえいえ、天気は最高でしたが、ルートは王道というか一般ルート中の一般ルートでしたね。北穂〜涸沢岳の縦走入れ少しスパイスは効きましたが。。。
昨年の腓骨骨折から股関節の弾発股(パキパキ痛い)や腰痛、先月の右膝と壊れてるのですが、リハビリ兼ねてボチボチ歩いて来ました
穂高駅でTaxi同乗させてもらったのは、はや3年前ですね
バランスが今より悪かったのですが、体力だけはと日頃の山歩きで調整し、この辺で槍にいくべ〜、って気合い入れて行きました。血管障害から一部神経がやられ、1年近く山歩きできなかった自分にとっては、槍や今回の穂高含めまさに"Dream comes true!!"
百名山はまだ83ですよ。遠いとこが残ってしまってます。
最後は出来れば近場にしようと思案中です。
斜里は阿寒とセットで9月に考え中で、御嶽山は百名山祝う気持ちになれないでしょうから、それら以外の山で検討中です。
ShuMaeさん、おはようございます!!
朝から、女子卓球の銅メダルに感動し、そして、ShuMaeさんのレコに感動し、心揺さぶられましたよ〜\(~o~)/
特に・・・
北穂から涸沢岳、歩かれたんですねっ!すごい、すごすぎます!!
何年か前に、涸沢岳でのんびりしてたら、北穂から縦走してきた人が「大キレットより怖い!」と話してたので、ビビリの私には無理だな・・・と思っています。。。
今回の登山で、本当に完全復帰ですねっ!
6年間のShuMaeさんのリハビリ登山が実を結んだのではないでしょうか。
ご自身に金メダルあげたいですねっ(^_-)-☆
hana_solaさん、エールをありがとうございます
金メダル、そういわれると嬉しいですね〜
ありがたく頂いちゃいます
自分の中ではメダルの色にこだわらず百名山が増えるたびに体調の自信につながってましたが、やはり槍穂は別格思いがありますね、6年は長いですが、やっとここまで復活できたのか、と。
そうなんです、大キレットも歩いたという複数の方が北穂〜涸沢岳の方がきついと思った、とおっしゃってました。アップダウンや名前からして大キレットは別格なんですけどね。
少なくとも、剱岳に4回登った方が、こっちはヤバいとこにクサリが無かったり明らかに厳しいよ、と真顔でおっしゃっていたのが印象的でした。
完全復活にはまだまだですが、と思います。
電車ホームの白線の外もあまり気にせず歩けるようになったしね
社会人はもとより、人間として諦めかけてた自分がここまでこれたのも、無理を聞いてくれた家族はじめ、ヤマレコで支え続けてくれた皆さまのおかげと本当に感謝しています。
これからも精進しますので、引き続きよろしくお願いしま〜す
お盆の前半戦は晴れて羨ましいです。
自分も1週間こもろうと思ったのですが天気予報の悪さに諦めて降りてきちゃいました。
奥穂も北穂も楽しめる山で参考になります。
因みに自分、千葉ニュータウンの小室出身です。(笑
1357さん、メッセージありがとうございます。
いや〜、西穂からジャンを越えて奥穂で断念、とはまたもったいないな〜、とレコ見せてもらい思ってました。天候考えて勇気ある決断、なのでしょうが。。。
しかし写真の広角具合がどっかで見た感じだな、と思ったらやっぱりGoProなのですね。自撮り棒とのセットでいいアングル素晴らしいと思います。
買いたくてもなかなか買えませんが、下記は自分のMy Favorite Movieです、既知と思いますが念のため。
https://www.youtube.com/watch?v=A3PDXmYoF5U&list=LLj6XTayL3QfsSwzph2puWkg&index=2
え?小室ご出身とは
私は隣の白井にかれこれ20年住んでいます。どこかですれ違ってたかもしれませんね。
今後ともよろしくお願いします。
ShuMaeさん、こんばんは。
同じ日程で近くを歩いていたkonontanです
穂高の稜線はよく見えて、ShuMaeさんもバッチリ見えましたよ
涸沢をベースに穂高満喫されましたね
北穂〜涸沢岳はやりましたね〜。かなり手強いと私も聞いたことが
あったので私は行ってはいけない場所だとインプットされています
でも北穂も涸沢も登ってみたい
秋の紅葉シーズン涸沢ベースで行ってみようかな?
もちろんテントで
快晴に恵まれ充実の4日間
konontanさん、aibou3さん、
おぉ〜
道理で鷲羽方面が気になってたわけだ
北穂から鷲羽の写真を幾つか撮ってたので写真#87にアップしました。
汗だくでハーハー鷲羽に登ってるお二人が映ってます
私はリハビリ中(?)なので足の調子を確認しながら、ちょっとづつ先まで寸伸ばしで歩いてましたが、北穂〜涸沢のオプションも歩け自分なりには充実した歩きが楽しめました。
「行ってはいけない」は正解だと思います。君子危うきに近寄らず。
私は自身のマイルストーンとして多少”無理”でもトライ精神で歩いてきました。
勿論、ここのレコやYouTubeでありったけの情報収集はしてからね
しっかり3点確保など慎重に歩けばお二人でも十分大丈夫。
ロッククライミング的なことは決してありませんから
涸沢ヒュッテでテント数を数えてる兄さんに聞いたところ、お盆は連日350〜400張くらいだったようです。凄いね〜
ShuMaeさん、こんにちは
充実した山行だった様子がレコからもありありと感じられます
日頃の行いの良さか、好天にも恵まれて最高の穂高ツアーでしたね
北穂から奥穂のコースは20年以上前に友達にだまされて登らされた覚えがあります
当時、かなり山をやっていたその友人は、私たちほぼ初心者の数人を連れ出してこのルートへ
ShuMaeさんの描写を読んで、「そうそう、そんな危なっかしい岩場があった!」と思い出しました。
その友人は、その後不幸にも病気で若くして亡くなってしまったんですが、彼のお陰で今、山登りという最高の趣味を持てていることに感謝しています。
このルートを再訪してみたい気持ちはあるんですが、逆に行くのが躊躇われる気持ちもあります。単にビビッているだけかもしれませんが
彼の命日も近いこの時期にShuMaeさんが登ってくれたので、誠に勝手ですみませんが、ShuMaeさんが代理で追悼登山をしてくれたと思うことにします
詳細なレコ、ありがとうございました
bobechanさん、遅レス失礼します。
いや〜、体調が微妙だったので柔軟な対応のできるコースでしたが、快晴の4日に恵まれ最高でした。
北穂〜涸沢はbobechanさんの思い出深い場所なのですね。
しかも20年以上前とは凄いです
bobechanさんの山好きは。越後駒の血筋もあるので、何れは
歩かれてたんではないか、と推察しますが、ご友人の影響は無視できなかったのでしょうね
そのご友人は若くして亡くなられたと・・・。
う〜む、私のレコが追悼登山になるなら、いくらでも大丈夫です。
でも、楽しいコースと思ったので、bobechanさんよかったらご自身でもそのうちいかが?でしょうか。
ShuMaeさん
覗きにきました。
栃木の女峰山で絡みました「宇都宮さん=omatsu」です。
涸沢ベースの穂高。。。素晴らしいです。。。
ほぼ同じ時期に、我々は裏銀座を山行しておりましたよ。
この日程だけ、晴天で最高でしたよね。
なんだか、いずれ山でまた、ばったりShuMaeさんとはお会いしそうな感じがしております。また、よろしくお願い致します。
お〜、宇都宮さん(omatsuさん)、メッセージありがとうございます
裏銀座をお仲間と、楽しそうですね〜、レコ拝見させていただきました。
多少ガスはあったものの、なかなかないよ、というくらい いい天気に恵まれてお互いラッキーでしたね。
裏銀座、私はまだ歩いたことが無いのですが烏帽子とか行ってみたくなりました。
でも、ニアミス(?)残念でしたネ
そうですね、どこかでお会いするかも、とか思って私も歩いてますが、いずれ近いうちにどこかで、ですね
こちらこそ、よろしくお願いします
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