夏をあきらめて(起承転結の承) 午後雨予報、甘利山で高山植物と戯れたあとは
- GPS
- 16:00
- 距離
- 3.9km
- 登り
- 196m
- 下り
- 214m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 甘利山山頂で雨 這う這うの体で戻ってきた。下界に降りると曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 新府城散策 南八ヶ岳花の森公園散策 オオムラサキ公園散策(オオムラサキセンター見学) |
写真
感想
前の日の記録
「夏の終わり(起承転結の起) 霧ヶ峰でてふてふと戯れる」
(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-948629.html)
その後、芦安の駐車場での車中泊をあきらめた私は、道の駅「しらね」の駐車場で車中泊をした。そして、この24日どう使うか・・・私は2つのコースを考えた。
々富士
これは、茅ヶ岳近くから登山道が伸びる山で、往復多く見積もっても4時間、しかし急な登りがありロープや鎖があるのだという。ちなみに新・花の百名山である。
甘利山
これは山梨百名山の中でかなり楽な山で登りコースタイム20分程度である。そこに行き高山植物を撮影するか、その奥の千頭星山まで往復するか・・・(こちらも山梨百名山)
結果を決めたのは雨である。夜中に結構な雨量があったのである。そういうことで、私は甘利山をメインと据えた1日を過ごすことに決めた。ただ、歩きすぎには注意である、次の日に響くような歩きはしないことと決めた。25日26日は良さそうだ、日本2位と3位の山に行くのだ。
甘利山登山口までは結構の道路を登っていくが基本舗装道路である。途中の湿原に向かう人、登山口を超えると青木鉱泉まで道路がつながっているらしい。軽トラックがそちらに向けて走って行った。2日前の台風の傷跡が生々しい、枝が道路の上になったりするのを踏んだり取り除いたりしながら高度を上げていく。
そして車の中ではNHK第1ラジオ「子ども科学電話相談室」をずっとやっている、これ私好きなのです。科学の不思議さを児童にどのように説明し納得させるのだろう、その学年では持つはずのない知識を持っている児童の質問、科学(小学校段階では理科)は積み上げなので、その積み上げがない児童の質問に科学のプロがどう答えるのか・・・。毎年楽しみにしているラジオ番組だ。
番組の途中で、甘利山登山口・広河原に到着する。もう周りは霧で真っ白、いつ雨が来てもおかしくない天気だ。
意を決してスタートする。甘利山は基本高山植物の勢いがある山だ。次々と撮影しながら高度を上げていくといっても、まあたかだか20分程度だ。山頂で雨を感じ一気に下ってくる。まあ、今日はこんな1日だ・・・しょうがない。この日にメインを持ってこなくてよかった・・・。心からそう思った。
その後、時間がかなりあるので、まずが韮崎市の新府城に向かう。ここを通る度、看板が設置されているのを見ていつかは行ってみたい城になっていたのである。
新府城は、長篠の合戦で武田の騎馬隊が敗れたのちに建築が決まった。甲府から諏訪方面の街道を抑えにらみを利かす。そのために、阿波守真田昌幸が指揮をとり完成した。そうすると武田勝頼は躑躅ヶ崎館を出てこの地にて居住し政をとりはかった。
しかし、武田の弱体化とともに勝頼はここにいられなくなる。そういうわけでこの新府城に火を放ち、東に落ちていった。その後日川地区で武田勝頼をはじめとする武田家は滅亡を迎えることとなる。
さて、この新府城、徳川家康が再興して使用しているのである。それは、武田がなくなったのち、甲州の地を徳川と北条が取り合う戦があったということである。徳川は、この地を改修し北条軍を大いに打ち破ったのだそうだ。かくして、甲州の地は徳川のものとなった。真田氏が考えて築城した方法や方針は間違ったものではなかったということがよくわかるエピソードだと思う。
本丸を中心に撮影してまた戻る。次は昼食に道の駅「南きよさと」に行く。ここは、公園化されていてそのレストハウスが食堂である。私は、カレーを頼むが悩む、カツカレーにするかベーコン・ソーセージカレーにするか。結局少々高くてもこの地で食べられるものを食べようということ、店のおすすめを食べようということで、ベーコン・ソーセージカレーを食べる。量は・・・だが、味はいい。ベーコンから出る独特の風味がカレーによく合う。
その後道の駅に併設する花の森公園を散策する。クロアゲハの吸密に出会え多数撮影した。
まだ時間があるということで「オオムラサキセンター」に出没する。日本の国蝶である「オオムラサキ」のPRと保護についての展示物、動態展示などがある。
季節的にはもうオオムラサキはいないので、キアゲハ、カマキリなどを中心に撮影する。6月末から7月、また来てみたいと思ったし、オオムラサキは日本の幸山には普通にいる蝶だよと教わったので探してみたい。ちなみに、神奈川県には三浦半島と丹沢にわずかな個体群があるのだそうだ。「南房パラダイス」や「ぐんま昆虫の森」で見かけているかもしれないとこれから写真を見ていきたいと思う。
その後温泉に入り、夕食をとりザックに積める物の準備をして芦安第3駐車場に向かう。ワンセグは使えないので、基本読書とネット(携帯電話)で時間を過ごし眠くなったので就寝・・・いよいよこの夏最後のわくわくが始まるのを期待して・・・。
次の日の記録
夏の終わりのハーモニー(起承転結の転・結) 北岳山荘に宿泊し北岳・間ノ岳を登る
(http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-948637.html)
コメント
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aideieiさん、こん○×は(^o^)/
承の記は南下したんですね てっきり横移動かと思っていました。
次の日を見越してのゆったり散策、を愛でながら英気を養えましたか
さて、転結はいかに… 楽しみに待っています
mamepapa
mamepapaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
この遠征のメインを北岳・間ノ岳と決めての1日でしたね。山梨百名山を1座踏み、あとは散策。韮崎を車で走ると必ず見る「新府城」という看板、ずっと気になっていましたので行けましたし、道の駅で食事と思ったらクロアゲハ撮影に興じてしまったり、最後に行ったオオムラサキセンターもよかったです。オオムラサキの季節に再訪したいと思いました。また、三浦半島にもわずかながらオオムラサキがいるようですので、見つけてみたいとも思いました。
甘利山、レンゲツツジが有名で、その季節に皆さん散策されるそうです。でも、高山植物の勢いがあっていい山だと思いました。コースタイム往復45分ですが、じっくり写真を撮って3時間くらい使ってしまうのも贅沢だと思います。
aideieiでした。
aiさん
papaさんも書かれていますが、同じ長野県かと思いました。
山梨県に降りてくるとは
そして北岳?
甘利山、高山植物の宝庫ですね
お花がいっぱい咲いている にお勉強しに行きたいなぁ
hamburg
hamburgさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
駐車場までの運転が長いのですが、山行時間は短いです。でも、高山植物の豊富さと勢いには驚きました。本当は千頭星山まで行ければよかったんですけど、雨で撤収しました。下界は曇りで1700mを超える甘利山では雨でした。
前日に芦安駐車場を下見したときに、次の日には北岳・間ノ岳に行くことを決めていたので、ゆるい1日としたのです。
でも、季節により再訪したいところが増えた1日でした。
aideieiでした。
aideieiさん、こんにちは
甘利山、お花がたくさん咲いているのですね
車でずいぶん上まで行けるのですね。
20分で山頂ですか。初めて知りました!
韮崎のオオムラサキと新府城。
実家が山梨なのですが、盆地の東端(塩山)にいると
韮崎方面や八ヶ岳方面のことは知らないことも多いです。
新府城、名前だけは聞いて知っていましたが(JRの新府駅もありますね)
あのような歴史のお城だったとは、今年の大河で初めて知りました
勝頼の最後(天目山)については
こちらは地元に近いですので身近なのですが・・・
お天気が悪い日にはこんな小旅行もいいですね。
sumihiyoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
長野方面をドライブするとき韮崎を通りますので「新府城」という看板がたくさん出ています。そして城マニア(自分で言っていいのか)の私もまだ行ったことがないんですね。なので、今回いい機会と思って行ってきました。まあ、ヤマレコの範囲外と言えばそうなのですが、ハイキングの一つだとは思います。
そして、思ったより歴史的に価値があるお城であり、今年の大河ドラマ「真田丸」に注目されているお城でした。そういう意味では、今年行けてよかったお城です。
長野方面には毎年のように行っていますので、次回以降この看板を見ても安心できると思いました。
甘利山、よくこんな穴場の山を前日の夜に発見したなあと思うような山でした。子供連れの散策などにぴったりだと思いました。次行くときは千頭星山までのピストンをしたいと思いました。春、レンゲツツジのころには駐車場が満車になるそうです。
aideieiでした。
遅コメです。
「新府城」・・・傍を何度も通っていますが、行ったことはありません。
歴史を知ると、ちょっと悲しいお城ですね。
甘利山の先の千頭星山をピストンするだけではダメです。
千頭星山は全く眺望なしの山です。
その先の鳳凰三山を展望できるポイントまで行かなくては
大迫力ですよ
山頂から10分も掛かりませんから
隊長
半袖隊長、こんにちは。コメントありがとうございます。
鳳凰三山ポイント、よい情報ありがとうございます。来年の7月あたりに行きたいですね。千頭星山、計画したけど行かなかった黒富士、両方まとめていきたいと思いました。
新府城、看板がたくさんあるのでいろんな人が名前だけは知っているが実際訪れたことがある人は少ないと思いました。でも、真田阿波守による築城、その後徳川が直して使っていることも考えると、よいところに良い城を作ったのでしょう。さすがだなあと思う城でした。
aideieiでした。
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