恵庭岳
- GPS
- 05:14
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 1,041m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 5:14
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
台風の上陸で甚大な被害の出た北海道では、恵庭岳も例外ではありませんが、倒木処理や分岐等の間違いやすい箇所のピンクテープの設置等、千歳山岳会を始めとした関係者や有志のボランティアの方々には深く感謝します 基本的に第二見晴台から先には入れません。山頂付近は岩が脆くて崩れやすく、落石や滑落の危険が高い場所です。不安な方は行かない方が良いでしょう |
その他周辺情報 | 丸駒温泉 日帰り入浴は1000円と安くはないですが、支笏湖を挟んだ風不死岳を眺めながら入る露天風呂は最高の時間!特に支笏湖の一角にある岩の露天風呂は面白いです。深いので溺れないように!(笑) |
写真
感想
3つも立て続けに台風が上陸した北海道。特に大雪山と日高山脈エリアに甚大な被害をもたらし登山口までのアクセスさえ旭岳と黒岳以外はほぼ全滅。日高もこの日の時点では情報が殆ど無いので、被害の軽い道央の山や確実に登山口まで行ける山に登山者が集中する日がしばらく続くのではないでしょうか
さて、この日は貴重な晴天の下、今年の目標の一つである恵庭岳に挑みました。登山口に車を止め、いざスタートという時でした。すぐ隣に止めた車の青年が「ボク、単身赴任で北海道に居るのですが、明日本州に帰るんです。最後の登山は一番好きな恵庭岳にもう一度登りたくて…」そんな話の中で「前回は道を間違えて沢を真っ直ぐ行き過ぎてしまったんです。良かったらそこまで一緒に行きませんか?」とお誘いを受けました。
なんともフレンドリーで優しい青年だろう…ギスギスした世の中でもこんな出会いがあるから人生って楽しいと感じる一瞬だ
結局は山頂まで一緒に登り、山頂で私が下山したくない病になってしまったので先に下山してもらいましたが私が遅れて下山を始め、駐車場に着いた時には未だ彼がいたので丸駒温泉まで付き合ってもらいました。
今頃幼いお子さんを抱き上げたりして一家団欒の時を過ごしているのでしょうか…
さて、すっかり登山とは別の話題になりましたが、初めての恵庭岳は期待どおりの良い山でした。急登続きのコースは視界の効かない忍耐コースですが、いきなり視界が広がる第一見晴台からは山頂の岩塔の迫力!爆裂火口と今でも上がる噴気、振り返ると支笏湖ブルー!
それまでの苦労が報われた瞬間です。さらに第二見晴台まで行くと山頂の迫力がより強く、抑えていた本能が目覚めてしまったようです。
そこから先は爆裂火口の淵をトラバースしながら高度を上げて行きますが、やがて右手にエメラルドグリーンに輝くオコタンペ湖が眼下に見えてきます。そして山頂の西側に回り込むといよいよメインの岩塔登りです。まずはストックをザックに格納し、上の人が登りきるのを確認してからスタートしました。後から来た人が下で待機しているので石を落とすわけにはいきません。慎重によじ登るとテラスに出ます。そしてピークへのクライマックスは太いザイルが設置されていて、落ち着いてピークに立つことができました。
ピークには無数の羽アリのような虫に取り囲まれ、とてもじっとしていられません。展望は羊蹄山や札幌市街、支笏湖ブルーや風不死岳など最高なのですが、時期が良くなかったのかも知れません
この山は第二見晴台から上は規制されていて、賛否両論がありますが、自己責任と言いながらも万が一事故が発生すると捜索救助に携わる方々を始め沢山の方々に迷惑をかけてしまうのが事実です。恵庭岳に限らず難易度の高い山を登る時は、せめて自他ともに納得できるくらいの経験を重ねてから挑みたいものですね…
天候不順が続く中、晴天の恵庭岳に登頂できるなんて羨ましい限りです。
私も以前、職場の方と恵庭岳を計画してましたが、天候に恵まれず断念しました。
ezoさんの山行記録を拝見させて頂き、改めて恵庭岳に登りたいという気持ちになりました。
ezoさんが恵庭岳に行かれた日、私は富良野岳の山頂にいて十勝岳に向かう予定が、ガスと雨、暴風でかみふらの岳から下山せざるを得ない悪天候となってしまいました。
今年の北海道は天候に恵まれない日が続いていますが、9月は好天が続くことを祈るばかりです。
こんにちは
yukitamanyanさんも恵庭岳を考えていらっしゃったんですネ
私が登った後に台風10号が大暴れしているので、その後どのようになっているか気になるところですネ
多くの登山者が恵庭岳登山で間違えてしまう所、それが登山口から砂防ダムを越えて涸れ沢を少し行った左への目印を見落としてしまい、そのまま涸れ沢を直進してしまう場所です
upした写真を参考にしていただければと思います
今回の台風の爪痕は私たちの活動拠点を広範囲に渡り破壊しました。
いつ再開するか全くわかりませんが、こんな時は普段行けない山に行くのも良いかも知れませんネ
一昨年第二見晴台まで登りましたが、御意見のとおり自分は責任を負えないし、万が一のときは、あとあとの登山者に迷惑が及ぶと思いピークまではあきらめました。
行方不明の女性が続報なく心配です。
ところで、第二見晴台ですが、そこの背に当たる岩場に粗末に鉄材が積まれているのですが、そこからぎりぎりオコタンぺが見られました。
スキルアップしたらピークを目指したいと思います。
貴重な情報拝見でき感謝です。
はじめまして
コメントありがとうございます
一昨年に恵庭岳に登られ、第2見晴台より先には行かれなかったとの事でminolouさんのご英断を心から敬服いたします
恵庭岳に関してはこの場でのコメントは差し控えたいと思います
一般的に山に入るという事は、大なり小なりリスクを背負うと言うことだと思います。山をよく知らない人が最低限の装備や知識、体力などをも軽く見て発生する遭難については別として、真っ正面から山と向き合い、技術の向上に真剣に取り組んでいらっしゃる方には時として少々負荷を掛けなければと思う事があると思うんです
いつまでも99パーセント安全な登山ではスキルアップにも限界があると思うし、負荷が大き過ぎれば無謀と批判されたり最悪命を落とすことにもなり兼ねません
難しいですネ(笑)
結局は自分自身で境界線を引くしかないんでしょうね…
それにはやはり少しずつハードルを上げた経験でしょうか…
未熟者のコメントをお許しください
新得方面は林道決壊等で大変ですね。
大雪、十勝方面を計画していた私には大打撃でした。
ちんたら下道派の私は高速嫌いで、ナキウサギ狙いで白雲山に行こうと思ってたんですが。
今後とも貴重な情報アップいただけたら幸いです。
ご心配頂きありがとうございます
十勝地方の登山口への林道は、通行が確認できた箇所以外は入らない方が良いかと思います
現時点では幹線道路や生活道路、鉄道の復旧工事が夜通しで行われているので、林道の修復に手がつけられるのはいつになることやら…
私も断水が復旧して普段の生活に戻り落ち着いたら、地元の山の状況を確認して、ご報告したいと思っています
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