大日岳


- GPS
- 05:46
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,793m
- 下り
- 1,793m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:43
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜牛ノ首と大日平山荘〜大日小屋間は急坂が続く。牛ノ首下の崩れやすい区間も整備は進んでいる。 水場は標高2000m前後の数か所の沢横断個所。 |
写真
感想
この週末は太平洋岸に台風10号が迷走し、日本海の低気圧から延びる前線が北陸にかかる予報天気図で、荒れると想像された。富山の直前の予報では土曜朝と日曜夕方に雨で他は曇りというものだった。実際には、土曜は一日中断続的に雨が降り、雲も厚く風も強いので、とても山の稜線にはいけないと思ってあきらめた。こんな日に山行くもの好きなんかいるかと思ってたら、Sanchan33はしっかり白山に行っていた。
明日の日曜日もきっと似たようなものだろうと半ばあきらめて寝ていたのだが、夜が明けて目が覚め、外を眺めると剣岳のシルエットがはっきり見えるではないか。これは出かけるしかない、と慌てて支度と朝食を済ます。これから立山方面の登山口に行くと歩き始めは7時過ぎになる。それなら大日岳なら行ってこれるだろうと、行く先を決めて車を走らせた。
称名道路終点の駐車場で、装備を確認していざ出発、三歩歩いたところで丁度入って来た車がキュッと目の前で停まり、中から「Nishidenさ〜ん」と。なんとびっくりmierinさんだった。彼女も大日岳かな、と思ったら、今日は時間がないので称名滝を見に来ただけとのことだった。
この時間にも称名滝を見に行く観光客の人たちが結構いる。遊歩道で何人か追い抜いて登山口に着き、山道に入る。この道は今年5月23日にスキーを背負って下りて来て以来だ。あの時は荷物があって、下りでもそれなりに大変だったが、今日は軽装で楽々、体調も上々だ。牛ノ首への急傾斜地帯は、春先には道が傷んで崩れやすく注意を要するが、今は丸太のステップや金属梯子の設置など整備が進んで、ずいぶん安心して歩けるようになっていた。
大日平に出ると格段に展望が広がり、湿原の広がりの右手には鍬崎山、薬師岳、立山カルデラの外縁の山々、左手には大日岳が大きく聳え、大日小屋も認められる。空も綺麗で、出かけて来て良かった。大日平がラムサール条約の指定を受けてから木道の整備が格段に進んだが、牛ノ首近くの部分だけが老朽化したまま残っていた。今回そこも真新しいものになり、大日平山荘まで全て綺麗な状態になった。山荘より上にはまだ少し古いものが残っている。
大日平山荘を出て直ぐの沢は流れが細っていて水が得にくい状況だった。この先も大丈夫かなと心配したが、標高2000m辺りで横断する沢では豊富に水が取れた。これがあるので水を沢山担いで来なくて良い点でも楽だ。多くの登山者を抜いたが、トレランの人には一人抜かれて、大日小屋に到達、ここで剱岳にご挨拶。そのまま一気に山頂へ。誰か必ずいるだろうと思ったのに、直前に一団体が下りて行った結果僕は孤独の山頂を過ごすことになった。トレランの人も奥大日の方に行ったのだろう。
時間的には余裕があるので、この先奥大日方面に進んで、室堂まで行くこともちょっと考えたが、室堂でバスに乗るとしたら十分お金を持ってないなと踏みとどまった。バス使わずに弥陀ヶ原、八郎坂を下りて戻ってくるチャレンジは次の機会にしよう。大分雲も増えて来て薬師岳は隠れ、剱岳も見え隠れ、今日はここまでで十分、お茶濁し以上の山行になった。もうさっさと帰ろう。
大日小屋からの急傾斜の道は石ゴロの道が続いて、下りでも走れない。大日平の木道はまた小走りで抜ける。牛ノ首からまた急傾斜だが、階段状の整備が進み案外快調に下れる。状況がこれだけ変わって、下りのペースも違うだろうと思ったのだが、GPS記録を時間対標高のグラフで見ると、驚くほど一定の割合で下っている。登山口に下りてくる最後の標高差200m位、適度な斜度で一番走り易い区間だけ加速していると分かる。
コメント
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Nishidenさん、こんばんは。
もの好き登山家のsanです(笑)
いやいや、石川の予報では日曜日より土曜日の方がよかったんですよ・・・
しかし驚くほど良い天気ですね。
こんなんなら日曜日に立山界隈でもよかったかも。
自慢じゃありませんがまだ称名滝〜大日岳のルートは歩いたことがありません。
来年のBCに備えて今年中に一度歩いておきたいところなんですが。
雷鳥沢あたりでテン泊しつつ、弥陀ヶ原→八郎坂っていうパターンをやってみたいです。
一緒にどうですか?
あれ,さんちゃん,大日岳にそもそも未踏かな。室堂から奥大日までで。
BCで大日岳は夏道よりかむしろコット谷か人津谷から登るから,無雪期行かなきゃならないわけでもないが,もちろん行っといて損はないよね。
つきあえればテン泊でもいいけど浄土山絡みの案もあるね。
だけど僕は10月8日からの連休にも用事が入ってしまった。紅葉期なのに3週末続けて山に行けない。どっかで有給取れるかなぁ。
Nishidenさん、駐車場でバッタリのあと、靴を履き替えて追いかけましたが、大日登山口までとうとう後ろ姿にも追いつけず
大日山頂までも快足ですね〜
コルからの剱の眺めバッチリ間に合う所、お見事です
私は八郎坂〜弘法〜七曲までピストン。雲の上でおにぎり頬張ってきました
登山口までの舗装路は小走りで行っちゃったので,失礼しました。
きっと午後まで天気は持たないので速攻で,という意識はありました。
下りて来たらバス停に並ぶ人が多いのに驚きました。20人くらいいたような気がします。
今まで自分が称名のバスに乗ったときは客が一人か二人くらいだったので。
室堂から入り奥大日越えてきた人が多いのでしょうね。八郎坂下りてきた人もいたかも。
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