菜畑山ー今倉山ー高川山縦走
- GPS
- 08:30
- 距離
- 23.9km
- 登り
- 1,810m
- 下り
- 1,943m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
月夜野〜和出村(富士急山梨バス) ※休日は運行していないので注意 帰り:JR初狩駅 |
感想
昨年の3月に九鬼山から高川山への縦走をしようとしたが、高川山の登山口を間違えるという大バカをやって、登れなかった。
高川山には、同じ禾生駅側からのルートで再挑戦したかったが、高川山だけではあまりに短すぎるということで、菜畑山から縦走することにした。
しかし、登山口(和出村バス停)に辿り着くまでが、案外大変。橋本駅から2回、バスを乗り継がなければならない。
バスは閑散としていて、三ヶ木〜月夜野、月夜野〜和出村の1時間あまりの間は、登山者どころか乗客が自分だけだった。
この区間のバスは、1日2本と非常に少ないが、丹沢方面に抜けたい登山者にはうってつけ(7:12に焼山登山口に着ける)のバスで、以前、丹沢主脈縦走の際に、利用させてもらった。
和出村バス停には、登山者のことを考えられてかトイレもある。しかし、道志山塊は、登山者にあまり人気がないようで寂しい雰囲気。
登山地図だけでは、登山口が分かり辛い。拡大したYahoo地図を使って登り口を発見。その後は、分かりやすい山道が続く。一度、林道に飛び出すので、その林道をしばらく歩き、林道終点から山道に入れば、すぐに菜畑山(なばたけうら)に到着。
山をうらと読ませているのが珍しいので、調べてみると、ウラというのは末端という意味で、菜畑という沢の末端ということで、「なばたけうら」と呼ばれているらしい。なお、ウラの漢字は、「浦・上・裏・山・峰」のどの漢字を当ててもいいらしく、菜畑裏という表記も見られた。
山頂には屋根付きのベンチもあって、見晴らしがよい。畦ヶ丸、大室山が間近に見え、富士も眺められる。
地図で山座同定をしたあと、今倉山に向かう。歩きやすいなだらかな道を散歩気分で進むと、思いのほか早く今倉山に到着。昭文社の登山地図では、菜畑山〜今倉山まで130分となっているが、普通に歩いて60分で到着したので、明らかにおかしい。
距離が3kmほどのアップダウンのほとんどない道なので、90分くらいが妥当だと思うが、登山地図に「ヤブ」と書かれているので、夏場は案外大変なのかもしれない。
今倉山は、木々に囲まれていて、展望があまり効かないが、葉が落ちているので、それなりに山が見える。御正体山の後ろから富士山が頭を覗かせている。
しばらく進むと赤岩に到着。非常に眺めが良いので、そこで赤岩?に腰掛けて昼食をとった。南側が切れ落ちていて、かなりの高度感が楽しめる。
二十六夜山までも、歩きやすい道で雪が全くなく、快調に進む。登山者に全く出会わない。二十六夜山でようやく登山者グループと遭遇。
山頂に、花の百名山という案内があったが、この時期では何も咲いていない。
金山神社方面に下りて温泉に浸かりたいところだが、今日はまだ先があるので、誘惑を断ち切るために、引野田方面に下りる。
登山地図に「迷」マークがあるし、引野田方面への分岐の道標がボロボロなことからも、道があまり良くないことが想像される。
所々ロープが張られている斜面を下りるが、荒廃気味な道が続く。登山道は、落ち葉が沢山溜まっていて、膝まで埋まるような所もある。
迷マークが心配だが、眼下にゴルフコースが見えるためか、緊張感がない。
谷に下る辺りで、道の荒廃が進み、暗い森になるが、所々に「登山道」と書かれた紙が木に巻き付けられていて、青テープも多いので、迷うことはない。
ゴルフクラブに出てからは、ゴルフコースの柵沿いに進むと民家が現れる。
二十六夜山の下りで、思った以上に疲れてしまったが、今日の目的地は高川山なので、すぐに赤坂駅へ向かう。赤坂駅から禾生(かせい)駅まで線路沿いの道を進む
と、見覚えのある道に到着した。
前回は、ここから高川山に登ろうとして、その手前の丘(登山地図の590m三角点)にのぼってしまうという、あり得ない間違いをしでかし、気力が無くなって断念したが、今回は、あっさりと高川山への道を見つけられた。
高川山へは山頂近くまで林道が続いているようだが、ずっと林道歩きでは、つまらないので、途中から山道に入る。ここか破線コースとなっていて、道標には難所ありと書かれているが、急斜面でロープが張られているところが数カ所ある程度で、特に問題はなかった。
高川山でも、誰にも出会わず、一人山頂で、山を眺める。
初狩駅方面への下りは、男坂、女坂と分かれている。つま先と足裏が痛いので、緩やかな女坂を歩きたいところだが、男なので我慢して男坂を下る。特に危険なところはなかった。
今日は入浴無しでの帰宅かと諦めていたが、高川山の登山口に、「八幡荘 風呂あり」といったような案内があったのにつられ、駅近くの旅館に立ち寄る。
貸し切り状態の岩風呂に浸かって疲れを癒したあと、畳の部屋で休んでいると、何故か、宿のおばあちゃんが、大盛りのおでんを持ってきて、「これ食べて」とのこと。断る理由もないので、ありがたく頂く。久しぶりに食べたおでんはうまかった。
その後は、コーヒーやらお菓子まで出してもらい、恐縮しまくりで、帰路についた。
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