清津川 釜川左俣

2016年09月03日(土) ~ 2016年09月04日(日)

• GPS: 39:56
• 距離: 11.7km
• 登り: 1,139m
• 下り: 738m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:33
• 休憩: 0:24
• 合計: 7:57

距離 9.0km 登り 1,082m 下り 238m

7:19 駐車場
8:20 二俣（2:3）
8:30 8:40 第１ゴルジュ
13:38 13:52 釜川橋（仮）
15:16 幕営地

2日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:05
• 合計: 4:55

距離 2.5km 登り 33m 下り 508m

6:55 行動開始
9:40 9:45 二俣（1:4）
11:50 車デポ地(祓川駐車場)

1日目　山旅ロガーでGPSログ
2日目　GPS不調の為手書きになっています

天候

3日　快晴
4日　快晴のち曇り(一時霧雨)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

苗場山の祓川登山口に1台車をデポし釜川入渓地点へ。

コース状況／危険箇所等

4級程度の沢です。
追記※今回の遡行では、ひろたさんの見解では3級とのことでした！

僕個人としては、この沢は第1ゴルジュと第3ゴルジュの突破が鍵だと思いました！

写真

9/3 5:44

早朝に苗場山の祓川登山口のとこに1台デポし、乗り合わせで釜川の入渓点へ向かう。
車の移動は1時間20分くらいでした。

9/3 7:34

駐車場から入渓まではよく踏まれてあった

9/3 7:36

取水口を越えて始まります

9/3 8:05

始めは平凡な河原歩きからだが、水量はかなり多い。

9/3 8:15

20m瀞の地点。とても神秘的な雰囲気がいい感じ。
今回は泳ぎがあるので厚めの装備でやってきました。

9/3 8:21

二俣（2:3）は左へ！
この釜川は右俣は人気だけど左俣はあまり溯行されていない

9/3 8:39

入渓から1時間ほどで第1ゴルジュ。
エメラルドグリーン色に目を奪われる美しい沢ですが...

9/3 8:39

しょっぱなからガンガン泳ぎます
見える滝は右から取り付きます

9/3 8:42

泳ぐと行っても水流で押し戻されるような事はない感じなので安心です

9/3 8:44

しょっぱなからけっこう渋めの登り　��+

9/3 8:53

ちょっとハング気味の岩を越えて

9/3 9:10

膝〜腰くらいまで浸かりながら進む

9/3 9:13

ここは木を渡ってるのを見て、

9/3 9:14

真似をして渡る。
落っこちたらかっこ悪いだろうなぁ^^;

9/3 9:17

4m滝は右からヘツって直登

9/3 9:23

つっぱりで登るひろたさん　��+

9/3 9:24

僕にはとても無理そうだ...
そもそもそんなに足が長くないし、そこまで開きませんよ（泣）

9/3 9:29

ここは素直にゴボウさせて頂きました
4mとはいえ落ちたくはありません（キリッ）

9/3 9:38

ここを越えるとちょっと明るく開けて、第1ゴルジュが終わりとなる。
ひとまず安堵しました

9/3 9:39

ザックの腰ベルトは外してありますが、どーしても顔が沈むなぁ...
必死に泳いでおります！

9/3 9:43

右岸から枝沢が入っているところを通過

9/3 9:44

ここから第2ゴルジュとなる
さきほどと違ってゴルジュといっても明るい感じだ。

9/3 9:48

すぐに癒し系の4m滝が現れる
これは右から。

9/3 9:50

さきほどと違ってプレッシャーも無く快適です！

9/3 9:53

続いて6mナメ滝も明るくて綺麗！
どこから登るかな？

9/3 9:55

左から取り付いて水流脇を登った　��+

9/3 9:58

ホールド多くてここも快適

9/3 9:59

続いて2段10m滝

9/3 10:01

ここはおとなしく左岸から小さく巻いて1段目を登る

9/3 10:02

この2段目も右からだが、1mが上がれない...
参考にした溯行図にはショルダーで越えたとあったが

9/3 10:04

難なく登ってしまったひろたさん。
僕はゴボウで引き上げてもらいました^^;

9/3 10:39

第2ゴルジュはこの6m滝で終了

9/3 10:40

釜が綺麗な滝でした

9/3 10:58

次の第3ゴルジュまではやや長い河原歩きになる。
ここで竿を出してみると...

9/3 11:01

あっというまにかかった！
僕はイワナを釣るところを初めてみました^^

9/3 11:16

ひろたさんが釣りをしている時、ひとり散策しているとシラヒゲソウ（絶滅危惧種）に出会えてひそかに喜ぶ。

9/3 11:30

戻ると2匹目をあげていた！
僕も竿を買ってやってみたいなぁ
（翌日買いました）

9/3 11:36

3m小滝は大きな釜を持っています
ここから竿をしまって溯行開始！

9/3 11:38

2段5m滝を登る。ここの手前右岸からは10mくらいの枝沢の滝が合流している。

9/3 11:43

超絶美しい色の釜を持った小滝。

9/3 11:43

なんだか幸せな気持ちになりますね

9/3 11:48

上を見ると快晴！！
ここから本日の核心部！第3ゴルジュへと入っていきます。

9/3 11:58

赤土が露出しているところを過ぎていくと

9/3 12:11

次第に沢は狭まっていく

9/3 12:16

大岩を越えると...

9/3 12:21

ここから本日の核心部！第3ゴルジュへと入っていきます。

9/3 12:22

またまた美しい釜を持った小滝が！

9/3 12:23

右から行こうとするも、ちょっと手がかりが無いように見えるので左から巻いた

9/3 12:27

この巻きは泥壁っぽいのでちょっと注意

9/3 12:37

小さく巻いたら小滝の上部へとクライムダウンする

9/3 12:42

すると8m滝がすぐ正面に立ちふさがる
左からへつっていき取り付き、中段で水流を渡って上部へ

9/3 12:42

こともなげに楽しむひろたさん^^;
僕は当然、ロープ出してもらって行きます

9/3 12:51

思ったより楽しいシャワークライムだが、なかなかスリリングでした　��-

9/3 12:59

続く5mは右から。ここは先にチャレンジさせてもらいました

9/3 13:00

上部がちょいと嫌らしいけどクリアし、第3ゴルジュが終了となる。　��+

9/3 13:07

沢が屈曲し、右岸から枝沢となる滝が流れている。
概ね平凡

9/3 13:11

深い釜を持った12m斜瀑が現れる。
ここからが第4ゴルジュとなる。
ここは右からヘツっていけば泳がずに済む

9/3 13:19

第4ゴルジュはヘツりが中心といった感じでした

9/3 13:19

これはこれで楽しみながら溯行できます^^

9/3 13:21

ここは左から際どいヘツリで行く

9/3 13:24

ひろたさんも渋めの顔をした気がしたので、嫌な予感がしながらも後に続くが、やはり案の定ここでドボンした(=_=)
※それを予測して動画を撮影されてました(笑)

9/3 13:28

その後は泳ぎがあります

9/3 13:30

ようやく第4ゴルジュ最後の滝です。
上に林道が見えます。廃道でしょうが、いざというときは逃げられそうですね。

9/3 13:32

最後の4mを登る　��-

9/3 13:37

正直、腕の力が限界だったのでゴボウさせて頂きました^^;

9/3 13:47

ここで小休止。
まったりと過ごしました

9/3 14:20

二俣を目指して河原歩きですが、ちょっと長いです。
ひろたさんはふたたび竿を出してゆっくり溯行します

9/3 14:34

僕はさらにゆっくりと追いかけます。
ダイモンジソウ

9/3 14:39

上空にはノスリが雄大に上昇気流に乗っていた

9/3 15:07

1,310m　二俣です。
左へ進み、すぐに幕営場を探します

9/3 15:17

10分ほどで右岸に適地を発見したので、行動終了します。
整地作業は好きです

9/3 16:19

焚き火と宴会の支度

9/3 17:11

増水したらちょっと怖いくらい沢が近いけど、幸い心配のない天気のようだ

9/3 18:49

今日は泳ぎ、へつり、シャワー、釣りと、沢登りの醍醐味みたいなものが詰め込まれた溯行でした。
天の川まで見える夜空を見ながらお休みなさい....★☆

9/4 7:02

翌日！本日も快晴！！
7時ごろから行動開始します。
ちょっと進むといきなり12mが現れる。

9/4 7:09

12m滝の取り付きは、水流左からルンゼに入った。
最初の取り付きがちょっと嫌らしいが、気合いで越える

9/4 7:11

ルンゼから草付きのコンタクトラインを上がる　��-

9/4 7:33

次の滝は8mくらいで釜が深い。
左からも右からもいけそうに見えたが、右の方が簡単そうだった

9/4 7:36

僕は右から攻めて　��-

9/4 7:35

ひろたさんは左から取り付く

9/4 7:44

その後はゴルジュっぽくなるが、昨日とは違い明るい雰囲気だった

9/4 7:49

どの小滝も直登可能でした

9/4 7:53

1,530m地点
右岸からも枝沢が入っている釜がある。
滝は5mくらい

9/4 7:55

ナメ床を行くと

9/4 8:00

3段ナメ滝が現れる
5m、2m、4mの順番

9/4 8:02

最初の5mが一番難しい
左のルンゼから上がりました　��+

9/4 8:10

3段目の4mはフリクション効かせて登りました！

9/4 8:19

4mCS　
テクニカルな滝が多い
ここは左から巻き上げ、上の笹を掴んでクリア

9/4 8:27

1,476m　あたりからミニゴルジュとなる。

9/4 8:29

なんとか泳がずにクリアできました

9/4 8:44

ミニゴルジュを抜けると、稜線っぽいのが見えてくる

9/4 8:53

3m〜5mくらいの滝がいくつかあるが、どれも難しくはない

9/4 8:56

2段10m滝

9/4 8:56

最後の滝はシャワークライミングで終わり

9/4 9:10

1,586m
詰めは明るい！

9/4 9:10

ここで小休止し、給水を行った

9/4 9:24

笹とシラビソの庭園風な景色
1,600m付近。もうちょっとで二俣

9/4 9:44

1,680m地点　二俣（1:4）
予定だと右へ行き霧ノ塔へ登る予定だったが、左の細い沢でショートカットを試みる

9/4 10:07

祓川との境界尾根に出るため、適当に藪こぎで上がってみる

9/4 10:23

拓けた場所へ出た！とってもいい草原
ガスがでてきたのでショートカット大正解でした^^

9/4 10:27

沢形の地形目指して適当に降る

9/4 11:27

枝沢から祓川の本流に出た

9/4 11:34

あっという間に下山！山頂駅が見えました！
あとは車道を歩いてデポった駐車場まで向かいます。

9/4 10:24

今回も素晴らしい経験になりました！
本当にありがとうございました！

撮影機器：

PENTAX Optio WG-2 PENTAX

FinePix XP70 XP71 XP75 FUJIFILM

感想

t-hirota

一応、こちらもどうぞ。
http://sonosoranoshitade.web.fc2.com/sonosoranoshitade9/newpage8.html

釜川左俣は釜川流域では1番難しいと聞いてたので緊張しましたが、雪渓も無く水量に救われたのかそう苦しめられずに遡行することが出来ました。泳ぎは何箇所か出て くるので、夏向きの沢です。霧ノ塔から小松原小屋経由で戻る場合、稜線は森林限界を超えているので、雷雨予報の場合は今回の様にかぐらスキー場側に車をデポしておくと安心かもしれません。

ばいしくる

ヤド沢や三ッ釜で有名な信越の釜川。
しかしその本流は今回の左俣で、あまり溯行されていない沢です。

大滝は無く3m〜10m程度の滝がほとんどですが、手がかりが少なかったり取り付きが悪かったり、なかなかしょっぱい登攀が続く玄人向けの沢だと思います。
また、とても水量が多く、前半戦はゴルジュの突破が鍵となる沢だと感じました。

第1と第3ゴルジュにやや難しい滝やへつりが現れます。
第2と第4ゴルジュは泳ぎ・へつりを楽しめました。

泳ぎにシャワーにイワナ釣りと、まさに夏の沢を楽しめるといったステキ沢でしたが、情報には4級とある（今回は雪渓無く3級くらいとの事）のでしっかりとした経験者との同行が不可欠に思います。

コメント

ゲスト

ジャンルを超えてますね！
沢登りというジャンルにおさまらない
楽し過ぎるアドベンチャーですね！

海釣りしかしないので渓流はわかりませんが、
イワナ釣りが楽しそうだし、シラヒゲソウの
とんでもない美しさ、釜の限りない透明度と、
見ているだけでシアワセになりますねー。

Bicycleさんがイワナを釣り上げるようになったところで
ご一緒したい感じになって参りました

ばいしくる

Re: ジャンルを超えてますね！
SM100Cさん、こんにちは(^_^)/

そーなんですよ、沢登りって、クライミングに泳ぎに釣りに野営にたき火に山菜やキノコ、登山から景色まであらゆるジャンルの要素が含まれてるんです✨
ある意味「探検」というカテゴリのほうが近いかもしれませんね(^_^)

イワナ、頑張って釣れるようになりますよ〜♪僕は釣りはやったことがなくて、海釣りも興味はあるもののほとんどやったことがありません…。。。
昔1度だけ、柏崎港からオキアミで釣りをやってみたら、フグばっかし10匹くらい釣れて、それ以来やってないなぁ(-_-;)

機会があれば、是非釣りを教えてくださいなo(^o^)o

t-hirota

お世話になりました。
マイナーな沢に付き合いいただきありがとうございました。
また宜しくお願いします！

ばいしくる

Re: お世話になりました。
ひろたさん、こんばんは！

こちらこそ大変お世話になりました(*^^*)
マイナーなのが勿体無いくらい綺麗な沢でした！イワナも美味しかったし、色々教えていただき、とても貴重な経験になります。

また、宜しくお願いします！