三ヶ根山の頂上はどこに......3三角点と2高所を巡る
- GPS
- 04:37
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 452m
- 下り
- 455m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場所は蒲郡市金平町の稲荷神社下の空き地です。車が3〜4台止められ、普段ふさがっていることはありません。 下山して駐車場所に戻る途中、「蒲郡市公園グランド」の駐車場に止めた方がよかったと思いました。気が付かないでいました。帰路、公園グランドの入り口を通ったのですが、蒲郡〜幡豆バイパスを隔てた北側、十数台止めることができる状態でガラ空きになっており、出入口も開いていました。 【2024/06/21更新】その後分かったのは、公園グランドの駐車場は止めてはいけません。管理者に怒られます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三ヶ根山は愛知県、三河湾の内懐にほど近くその山塊を持ち上げた山で、標高300m余、広く平たく数々のうねりから成っていて、まさに山の塊りが三ヶ根山であります。頂上はどこか正確には知らない人が多いものの、周辺の住民にとって馴染みは強く、信仰や観光を通じて人々の意識に結びついた存在となっています。 名前の由来はその山塊が3つの郡に跨っていることから来ています。西側は幡豆郡(現在の西尾市幡豆町)、北側は額田郡(現幸田町)、そして東は宝飯郡(現蒲郡市形原町)であります。したがって、山全体を何市何町のものであるという決めた言い方はできません。 その眺めは海とともにあると言っていいでしょう。海浜のいたる場所からその山容を確認することができ、また山のうねりの各長所から三河湾の景色を眼下に眺望することができます。 戦後の古くから観光開発が行われたのですが、今は廃れが激しく、三ヶ根山スカイラインの通行車はまばら、建物の遺構が目に付きます。 地元民は旧来(スカイラインがない頃)「三ヶ根山へ登った」というと三ヶ根観音へ参ったことを指しました。その際山頂はどこでも良かった訳です。 が、そうしているうちに「本当の頂上、標高が一番高い場所は我々が知らない別の場所にあるのだ」という説が出て、一部の人がその説を自然了解している状況のはずです。まあ、今は徒歩で登る人はごく限られ、多くの人は自動車で来てもっぱら眺望を楽しむのが主という状態で、頂上がどこかの意味は薄れているかもしれません。 私は徒歩で登る人です。ではということで、実際この目で頂上を確かめたく、高度計(GPSのガーミン・オレゴン、高度計も兼ねています)を携えて、パートナーと2人、かねてから了解している3か所の三角点と、地図に出ている山頂、および最高所との説がある丘の上、5か所を巡って、実際に標高を測ってみました。 登山は形原温泉からの登山道を使いました。 本日高度計で測った結果は以下です。巡った順です。 三角点1 地図上305.8m 形原温泉から登った蒲郡市と幡豆町の境 本日計測:302m 高所1 地図上321m 地図上で頂上となっている場所 本日計測:322m 高所2 地図上記載なし 幡豆町殉国七士廟進入路入口の小山 本日計測:349m 三角点2 地図上309.9m 幡豆町殉国七士廟入口右 本日計測:310m 三角点3 地図上324.8m 幡豆町かんぽの宿跡北 本日計測:324m 高所2が349mで一番標高が高いという結果になりました。どこかから聞いた説通りです。 この場所は地図上は何も意味がない場所です。頂上印も三角印もありません。今はすぐそばに鉄塔が立っており、地図には鉄塔の印があります。誰かが掛けた標識があり、「三ヶ根山頂上 350m」となっております。本日の計測より1m誤差があるだけの標高です。ここが頂上と確認しました。このコブへは遊歩道があり、ベンチなどもあり整備されています。ただ、折角ながら普段は人はあまり利用していません。自動車で来る人はここを登るだけでも労苦をケチるのかも。 地図上の頂上となっている場所へはスカイラインから北へ山中へ踏み込んでGPSを見ながらたどり着きました。木が生えているだけで何もない場所、平たくなっています。 三角点3は訪ねる人は少なく、スカイランの歩道を歩いていて向かい側の電柱に赤い印が付いている所から入り、左へ登ります。ヤブコギです。苦労して雑草をかき分け、誰かの踏み跡かどうか見方五分五分、のような所をたどって行くとあります。 帰りは「三ヶ根山公衆便所」まで戻り、そこから幡豆町鹿川(シシカワ)からつながっている林道への接続道がありますので、そこへ入り林道を分岐しながら鹿川部落へ降り駐車場所まで里を歩いて戻りました。 途中道に迷いました。軌跡チャートはその部分を削除してありますが、20分位のロスがあったと思います。分かっている道ですが、夏に一挙に大きくなるイタドリが分岐点入口を覆ってしまっていたのが原因で見落としました。こんなこともあるので気を付けたいですね。 |
写真
感想
今回もミラーレス一眼、ソニーα6000を使いました。電池が切れやすいのでできるだけ撮るごとに電源を切るように心がけました。それでも忘れることがあり、ゴール地点へ帰着したら電池切れ寸前。大した時間使ってないよ!
やはりだめだなあ、このカメラ。もう少し電池が持つようにしてくれなきゃ。これという大事なとき、失敗しそうで危ない。
■2016/9/11(翌日)追記
電池の消耗が早いとなると、予備のバッテリーを持てばいいことになると思い調べました。1個7,000円弱します。私の現況の使用環境ではこれだけ払う気がしない。サードパーティーものなら千円台で買えるようですが、これがまたレビューを見ると全く評判が悪く、さもありなんと思え、買う気が起こりません。モバイルバッテリーチャージャーも持っているので、それを携えればいいようなものの、動き回る使用環境では使いづらいと思う。こんなことを思案するなら元の一眼レフを使えばいいということになりそうです。ただ、軽いという大きなメリットと、暗い場所でブレにくい強みがあるので、一概には断定できず悩ましい所です。
もう一つ、このカメラの欠点は知らない間に設定が変わっていることがあるということです。いろいろなボタンが露出しているため、不意に触ってしまいがちなのだろうと思います。裏面のダイアルボタンからのショートカット機能など、できない方がいいとさえ思います。動画ボタンの位置が悪く、知らぬ間に動画を撮っていたことも複数回。
ミラーレス一眼、まだまだ未分化。証言します。
■2019/6/17 追記
3年ほども経ってからの追記です。
このカメラ、ビッグな長所が2点ありまして、一眼レフを差し置いて山行ではほとんどこれを使うようになりました。また、海外旅行でもいつもこれを携行します。
1.非常に小さくて軽い。
2.画質が良い。ということと、Lにすれば相当な大画素で撮れる。バーチャル望遠の手前で撮ってトリミングすれば大望遠と同様になる。全紙に伸ばしてもいけます。
電池を持たせるコツを会得しました。撮るごとにすぐ電源をオフにすることです。今はこの癖がついます。使い始めの頃と比べるとうんと電池が持つようになりました。
知らぬ間に設定が変わる欠点は従来通りです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
三角点の場所など、大変参考になりました。詳細なレコ、ありがとうございました。
コメントありがとうございます。お役に立てたならうれしいです。
現地にてsubchas8さんのレコがとても参考になりました。ありがとうございます!
参考になれたとしたらうれしいです。ありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する