会津駒ヶ岳 山さえ登れりゃご満悦
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,371m
- 下り
- 1,267m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:15
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
キリンテBS〜駒ヶ岳登山口BS 会津バス 290円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
この3連休は、久しぶりに北アルプスでテント泊を予定していましたが、台風のせいで天気が大荒れの模様…
なので、何とか天気が持ちそうな土曜日に日帰り山行となりました。
今回登るのは会津駒ヶ岳。
燧ケ岳から見えていて気になっていた山でした。
6時前に滝沢登山口にいちばん近い駐車場に着くと、ちょうど私達で満車になりました。
ここに着くまでの間にも何か所か駐車スペースがあり、そこもいっぱいになると麓の野球場の駐車場へ停めるように案内が出ていました。
トイレは一番下の駐車場にしかないので、そこで済ませるようにしましょう。
滝沢登山口からスタートしますが、いきなり急登です。
滑りやすい粘土質の土と濡れた木の根は、下りだったらツルツル滑って大変そう。
リハビリ登山なのに結構ハードな山なのかなぁ?と心配になっていると、急登は30分ほどで緩やかな傾斜になりました。
よかった〜
そこからはゆるゆると登り、山頂まで2.9kmの標識に到着しました。
そこには水場への分岐とベンチがあり、kenboさんが水場の偵察をしに行っている間にちょっと一休み。
しかし「ちょっと行ってくる」と言って水場に向かったkenboさんがなかなか帰ってきません。
10分弱で帰ってきましたが「意外と遠かった」とのこと。
水に余裕がある場合は、無理に寄らなくてもいいかもしれません。
水場の分岐からしばらく進むと、木の階段や木道が現れます。
さらに進むと、湿原と池塘の間を木道が駒の小屋に向かって伸びているのが見えました。
湿原は草紅葉が始まったようで、薄らと黄色くなっていて、これで晴れていたらきっと素晴らしい景色だったろうなぁとちょっと残念に思いました。
ちょっと尾瀬のアヤメ平に似ている風景…ですが整備されている尾瀬の木道と違い、所々壊れたりグラグラしている箇所があるので注意が必要です。
駒の小屋に到着すると、さっそくkenboさんが山バッジをチェック。
駒の小屋が描かれている「会津駒ヶ岳」のバッジと、”だいたいこのあたり”という文字が彫られた「中門岳」のバッジ、さらに「金もいらなきゃ出世もいらぬ。山さえ登れりゃご満悦。」と書かれたオリジナル手ぬぐいを購入してご満悦になっていました。
天気が気になるのと、ここまでそんなに疲れていなかったので、先に山頂と中門岳へ行くことに。
小屋から15分ほどで会津駒ヶ岳の山頂へ到着。
そのまま先に続いている木道を進み、中門岳へ。
緩やかで気持ちの良い道ですが、木道はさらにボロボロになるので足元注意です!
会津駒ヶ岳の山頂から30分ほどで中門岳へ到着。
山頂というよりは、広い湿原の中にポツンと標識が立っている感じです。
標識には「中門岳(この一帯を云う)桧枝岐村」と書いてありました。
kenboさんが買った中門岳のバッジに、「だいたいこのあたり」と書いてあったのはそういう意味だったのか!
なんだかアバウトな中門岳の山頂ですが、木道は山頂を通り過ぎて、さらに先に続いています。
気になったので山頂の先に進んでみましたが、特に何もなく、木道がぐるりと回って戻ってくるだけでした。
駒の小屋に帰ってきて、お昼ご飯。
この時点で天気がまだ大丈夫そうだったので、ピストンではなくキリンテ方面から下山することにしました。
キリンテへの道は、刈り取られた笹が登山道を覆い、大変滑りやすくなっています。
しばらく歩きづらい道を下っていると、視界が開けて目の前にドーンと燧ケ岳の姿が。
御池まで続く稜線は大変展望が良く、景色を楽しみながらルンルン気分で歩くことが出来ました。
このまま御池まで行きたいな〜と思いましたが、大津岐峠の分岐からキリンテへ下山。
地図ではここからの樹林帯の下りが「急坂」と書いてあったので緊張しましたが、意外に歩きやすい道でビックリしました。
今までの笹で滑りやすい道と比べると、それほど急でもないし、土も滑りやすくないフカフカの土なので足への負担も軽かったです。
さらに樹林帯ということで飽きてくるかな?と思ったのですが、道の脇には様々なキノコが生えていて、写真を撮りながら歩いていたらあっという間に「キリンテ30分」の標識まで下ってきてしまいました。
本当にたくさんのキノコ(それも立派!)なのがあって、お花には無関心なkenboさんも「キノコ祭りだ!」と珍しく写真を撮っていました。
キリンテ登山口からは200m程歩いて、バス停へ。
30分ほどバスを待って、滝沢登山口まで戻りました。
そこから上の駐車場まではkenboさんに車を回収しに行っていただき(私は下のバス停で待たせて貰いました)、燧の湯で温泉に入ってホッコリしてから帰路に着きました。
今回は百名山の「会津駒ヶ岳」に登りましたが、とても登りやすく、また晴れていれば素晴らしい景色が楽しめる素晴らしい山だと思います。
滝沢登山口から山頂のピストンだけではもったいないので、余裕があったら中門岳に足を延ばしたり、キリンテ方面への周回をぜひおススメします。
駒の小屋も雰囲気の良い小屋だったので、いつか泊まってみたいなと思いました。
本当は2泊3日で北アルプスを検討していました。kazuruさんは「久しぶりの本格的なテント泊だから楽しみだな♪」とまるで遠足前の子どものようにウキウキしながら準備を進めていたようですが、台風16号の影響で残念ながら中止。天気がもちそうな17日に日帰りとなりました。
候補の山をkazuruさんに提示すると、一番遠い会津駒ヶ岳を選択されました。ナビを設定してみると、北アルプスへ行くのと距離的にほとんど変わりません。この距離で日帰りか…。まさかこの山を選択するとは思わなかったな。
滝沢登山口から中門岳まで行き、キリンテへ下山してバスに乗り、車を回収する計画としました。この場合、車を国道沿いのグラウンド駐車場に停めても良かったのですが、雨の降り出しが早まったらピストンにするため、滝沢登山口駐車場に停めることにしました。
山域変更の為ヤル気が起きず、自宅を出発してから異常なほど眠く、羽生PAで仮眠をとりました。西那須野塩原ICを下りてからが長く、いい加減うんざりしてきた頃に駒ヶ岳登山口に到着。トイレを済ませているうちに3台の車が通過し、駐車場が心配になりましたが、滝沢登山口に一番近い駐車場は、私で埋まりました。準備をして出発です。
スタート直後から、そこそこの急登が続きます。30分ほど登って、山頂まで4.1kmの標識を過ぎれば傾斜は緩やかとなり、のんびりと進みました。
山頂まで2.9kmの標識で水場への分岐があり、せっかくだから偵察しに行きました。3分ほど下って水場に到着。水はチョロチョロと出ていました。4分ほど登って分岐に到着。これなら、無理して行く必要はなかったかな。
しばらく進むと木道が出現し、ここから中門岳までは木道歩きとなります。尾瀬っぽい雰囲気ですが、東京電力がきちんと整備している尾瀬の木道と比べると、こちらはボロボロでした。
駒の小屋に到着。中を覗くと、小屋番さんの性格が出ているのでしょうか、とても綺麗でした(トイレも)。ここで、バッジを購入。そして、気になったのが手ぬぐいでした。「金もいらなきゃ出世もいらぬ。山さえ登れりゃご満悦。」と書かれたオリジナル手ぬぐい。今まで手ぬぐいを買ったことはありませんでしたが、「ご満悦」フレーズがお気に入りのkazuruさんへのプレゼントとして、思わず衝動買いしてしまいました。
まだ時間が早いので、先に中門岳まで行ってしまうことにしました。木道をしばらく進んで分岐を右に進むと、階段が出現します。これを上り、会津駒ヶ岳山頂に到着です。これまでに登ってことがある百名山の中で、一番お手軽に登ることができました。
特に何もないので、写真を撮ってすぐに下り、中門岳を目指します。ここから先は、木道がさらにボロボロになり、湿原に入ってはいけないのは分かっていても湿原を歩かねばならない箇所もありました。
だだっ広い中門岳に到着。山頂と言うよりも池のほとりといった感じでした。このあたり一帯が中門岳なのだそうです。この先も木道が続いていたので先に進むと、5分ほどで行き止まりとなり、くるっと周回して終了。再び中門岳に戻り、会津駒ヶ岳は巻いて駒の小屋に到着。昼食にしました。
ここまでユルユルで、リハビリ中のkazuruさんでも疲れておらず、さらに天気はもちそうなので、予定通りキリンテへ下山することにしました。
笹が刈り取られていてありがたいのですが、これがために道が見えないうえに滑りやすくなっていて、厄介でした。笹藪ゾーンを越えると、目の前には気持ちよさげな道が続いており、ピストンにしなくて良かったと思いました。ただ、道が良すぎて眠くなってしまい、睡魔と闘いながら大津岐峠の分岐に到着。
御池まで進んでもバスには十分に間に合いますが、雨の降り出しが早まると困るので、こちらはいつの日にかのお楽しみとして、キリンテに向けて下りました。
この先はとても道が良く、楽に下ることが出来ました。途中からキノコ祭りが始まり、写真を撮っているとkazuruさんに「お花には興味がないくせに、キノコは撮るんだ」と嫌味を言われてしまいました。
ぐんぐん下って、キリンテ登山口に到着。左折して少し進んでキリンテバス停に到着しました。
バスは14:47発だったので30分ほど時間があり、眠さを堪えられず椅子でウトウトしてしまいました。幸い、バスが来た時にkazuruさんに起こしていただけましたが、ソロだったら確実にバスは通過していたことでしょう。駒ヶ岳登山口バス停で下車し、25分ほど登って車を回収してゴールとなりました。
恒例の下山後の温泉は、燧ヶ岳ではなく会津駒ヶ岳に登ったので、燧の湯ではなく駒の湯の方が今回はあっているような気がしましたが、kazuruさんのリクエストで燧の湯となりました。
行動中に初めて睡魔と闘うことになった、お手軽な会津駒ヶ岳。別の時期に登ってみるのも面白そうです。また、駒の小屋にも泊まってみたいし、御池、さらには燧ヶ岳方面に縦走し、見晴や尾瀬沼でテント泊して戻ってくるのも面白そう。色々と計画してみようかな。
問題は自宅から登山口まで遠いこと。燧ヶ岳があんなに近く見えるのに、大清水や鳩待峠と比べると遠すぎる。これがネックだなぁ。
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