黒戸尾根-甲斐駒ヶ岳-仙水小屋-北沢峠


- GPS
- 26:55
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 2,391m
- 下り
- 1,142m
コースタイム
- 山行
- 9:42
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 11:27
- 山行
- 0:47
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:47
天候 | 9/17 晴れのち曇り 9/18雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
復)北沢峠 07:25発 広河原07:50着 \750 08:00発 甲府駅09:55着 \2,050山梨交通バス 16:50発 横浜駅20:45着 京急バス\2,600 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾白川渓谷駐車場の登山口に登山ポストあり、トイレ、自販機あり 1995年の山と高原地図にある笹の平手前の水場は見つけられませんでした 五合目小屋もないので、水場の標識もありませんでした。 結局、七丈小屋まで給水(\100)できませんでした 「刃渡り」には、鎖があるので、晴れていれば、それほど難しくはない 七丈小屋から上の岩登りには、鎖がないところをよじ登る箇所がいくつもあり、こちらの方が危険度が高いように思います 花崗岩はざらざらして、滑りにくいですが、手袋の指先部分に穴が開きました |
その他周辺情報 | 仙水小屋の食事は、朝、晩とも見事です 夕飯は、雨が降っていなければ屋外で、いただきます。 朝は4時ですので、早立ちでも暖かいご飯がいただけます。 流水トイレも清潔でした |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
昨年の白峰三山縦走のときに眺めた甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳に登ろうと思い、せっかくだから黒戸尾根に挑戦しようと、行き、帰りのバスを取った。3連休で北沢峠近くの小屋はどこも予約取れず、なんとか仙水小屋に泊まることができた。
出発日、少し仕事から早く帰って、休んでから出かけようとの目論見は、仕事の都合で外れ、慌てて家に帰り、シャワーと食事してすぐに出発。バスの中での睡眠時間はわずか2時間。バスを降りた駐車場に、ベンチくらいあるかと勝手に思い込んでいたのも甘かった。明るくなるまで仮眠を取ろうとの思惑もはずれ、他の方々が出発した4時前に、歩き始めることにした。明るくなってからでも16時に仙水小屋には入れると思うが、途中の休憩時間を多く取る方がいいと考えた。
はじめのうちこそ、いつものペースで歩けたものの、途中から眠くて、ボーっとするし、食欲が湧かない。朝、昼ようにおにぎり4つとパン4つを買っていたが、行動食のゼリーも食べていないのに、おにぎりもパンの食べたくなくなってしまった。
おまけに、七丈小屋まで2箇所あると地図に描かれてた水場が発見できず、ちょっと不安。
五合目小屋跡で、しばらく腰掛け、目をつむる。短い時間だが、眠気は少し取れたよう。
しかし、直後の屏風岩のハシゴで、右足太ももの内側がつってしまった。ストレッチで、なんとか歩けるまでになったが、その後もハシゴの連続。無理な力がかかると、またつりそうになるので、ゆっくりと、ゆっくりと、恐る恐る足を動かして、登る。
次第に、足は元に戻って、事なきを得たが、体力的には、結構、いっぱいいっぱいのところまで、来ていた。
七丈小屋で水を1.5L補給して、休み休み歩いていった。9月に入り、トレーニングのペースを上げ、脚力には自信があったはずが、これが黒戸尾根、2200mの急登か、と打ちのめされた。
また、単に体力勝負のコースかと思っていたら、岩をよじ登るところが多々あり、高所恐怖症には、堪えた。景色を楽しむどころではなく、早く平らな場所まで行きたい思いで次の取っ掛かりだけを見て手足を動かした。こんなでは、高山はむいていないなと、思いながらも、山頂に着いたときの達成感は凄かった。なにせ、今まで登った山の中で、一番ハードだったのだから。それがコースのせいなのか、睡眠不足のせいなのか、わからないが。
仙水小屋では、睡眠不足を取り戻そうと、ひたすら眠った。
夜中に随分大きな音を立てていた雨も、食事中に一瞬上がったが、明るくなるのを待っているうちに、また降りだした。
韓国岳で豪雨の中を登って反省したので、雨のときに、無理に登らないことに決めた。登り始めると、もったいなくて、降りる決断がなかなか出来ない、自分の弱さがある。ちゃんとリスクを判断できなくなるのは、単独登山では、危険極まりない。
ということで、仙丈ヶ岳はあきらめたが、今回は、半端ない達成感が黒戸尾根制覇で得られたので、よしとしよう。
甲府駅で買って帰ったシャインマスカットはおいしく、家族にも好評でした。
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