これで王手だ!山梨県境 山伏〜青薙山。一泊往復ハイキング。

- GPS
- 18:46
- 距離
- 31.5km
- 登り
- 2,683m
- 下り
- 2,676m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 8:08
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:58
| 天候 | 1日目 ガス、のち雷雨、のち雨。夜中晴れ 2日目 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
とにかく危険です。 道はほとんどありません。 というか思い入れが無ければ、一般の方が来るとは思えませんが、 ここを歩く人は普通の登山者ではないと思うので詳しくは書きませんが、 南ア特有の二重、三重の多重稜線、舟窪地形です。 初日は終始、ガスや雷雨のため進む尾根が確認できなく GPS専用機が無いと非常に危険です。 私は高い所は苦手ではありません(^^)。 高所が苦手な方は絶対に行かない方が良いです。 |
写真
感想
腰の負担軽減のため、先週ファイントラックのツェルト競蹈鵐阿鳩變魅競奪を買いました。
本当は、山伏〜布引山まで歩いて3泊4日で山梨県境を終わらせる予定でしたが、
出発直前に早川町役場に確認したら、広河原の渡渉が無理っぽいとのことなので
今回のように予定を変更しました。
金曜夕方に、下部温泉のニュー梅月さんに挨拶に寄ると、最中(下部三食)を頂きました。
作りたてとのことで、山行中カロリー補給に助かりました。甘くてとても美味しかったです。
田中陽希さんが二百名山の七面山に行く直前に寄って書いてくれたサイン色紙も見せてくれました。いいな〜っ。
本当にありがとうございました。
ニュー梅月さんの詳しい情報は http://www.jalan.net/gourmet/grm_guide000000165521/
1日目
ガスガスの中、百畳峠駐車場を出発。
昼前には”雷ゴロゴロ”、”ピカッ”で、”ドーン”。でも仕方ないので進みます。
靴が古いせいか、中までビチョビチョになり山行中止するかどうか迷いました。
小笹平に着いても雨、風が強く、笹原の中にツェルトを張るのは断念。
山梨県側の風裏にここしかないという場所を見つけ、ツェルト設営。
ツェルトデビューが雷雨の中とは…もう泣きです。
雨の中、水を汲みに小笹平を下っていくと、折れていますが鹿角を拾いました。(^^)
ラッキー!山梨の良い記念になりました。
小笹平の水量は、こんな天気もありざあざあ流れていました。
晴れた日はどうか?あまり役に立つ情報ではありません。
SOL製ヒートシートエマージェンシーブランケットに包まり、
その間お湯を沸かしながら、ウイスキーで体の中から温まります。
濡れた体はたちまち温まり、着ていた服も乾きました。
晩御飯は白飯と豚角煮を合体した、豚角煮飯。冷えた体に御馳走でした。
naoeさんに教えて頂きました。ありがとう。
やっぱり山には酒と御馳走が合いますね(^^)/
ツェルト内は降雨で水が染み込んでビチョビチョになりました。
シュラフカバーを持ってきて正解でした。
この日の就寝装備
マット:サーマレストZライトSOL S
シュラフカバー:バイラス(好日山荘ブランド)
シュラフ:monbel ダウンハガーULストレッチ #3
ダウンジャケット上衣
寒くもなく快適に眠れました。
2日目
気が付いた時は夜中でしたが、雨も止み、月や星が輝いていました
今日は晴れる!で、また寝るzzz
5時に目覚めたとき、濡れていたツェルト内は、ほぼ乾いていました。
凄いぞファイントラック!
青薙山まで行ってきました。
核心部の青薙崩れは心配でしたが、風もなく晴れており、空身のため何とか往復できました。
◆ナイフリッジ部について
ザックを背負っていると重心がぶれたりしたら非常に危険です。
また、天候もベストコンディションでないと絶対に行かれません!
距離 5m弱 のナイフリッジですが、左右どちらにも落ちると間違いなく助かりません。
枯れ木は支点に使えましたが、はやり時間の問題でしょう。
またナイフリッジ前後も気を抜けない危ない所が多数あります。
もし行かれる方がおればと、参考のために写真を載せましたが、
行かれる方はくれぐれも自己責任で。
ツェルトを撤収し、長い道のりを引き返します。
小笹平を出発後10分くらいで、角がありません!角っ!角はどこだ〜っ!
鹿角をどこかで落としていることに気付きました。
すぐに引き返して見つかったのは、テン場近くであり、出発後すぐに落とした模様です(泣)。
気を取り直し再出発。
帰路、細かなアップダウンがあり疲れた太ももにダメージが溜まります。
だいぶん食料など消費したんですが、装備品が濡れたまま担いでいるのと、
疲れもあり、昨日より逆に重くなった感じです。
それに角も重い。300gオーバー!でした。
何とか山伏麓の林道まで来ましたが、すでにヘロヘロ。
見上げると山伏山頂までの長い登り返しが待っています。
いやだ〜っ! と言ってもしょうがないので、
小休止後重い足取りで何とか登り切り、山頂で大休止。
足を引きずりながら、無事に駐車場まで降りてきて任務完了!きつかった〜っ。
これから長い運転地獄が待っています。げっ。
途中温泉で汗を流し無事帰宅。
エビスで祝杯!
無事に帰れて、またまた充実した単身赴任の2日間でした。
コメント
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Hikaruさん、お疲れ様でした。
静岡・山梨県境でたぶん1番難しいコースを終えて良かったですね。
それにしても、ファイントラックのツェルトは雨に強いのですね。下から水が入ってきそうだけど、底の処理は何か特別していきましたか?
あと、少し。冬が来る前に頑張ってください!
naoe さん
ありがとうございます。
ツェルトの底は紐を結んでから、
エマージェンシーブランケット(丈夫で破れないやつ)を底に敷いて、
サーマレストマットを敷きました。
雨だったので窪地への設営だけは避けました。
少し斜め地だったので、雨水の流れを無い頭をひねり、考えて設営しました。
そんな心配をする必要もなく、そこは硬い地面ではなく、ふかふかの地面だったので、
雨水は地面に吸い込まれていき、水没は全くありませんでした。
来週は天気が悪そうです。
最悪
早く風邪が治りますように
雨の中ツエルト泊とはさすがです。
私はテントでも不安いっぱいでした。
今回私の靴も防水が破れたらしく両足とも靴下が絞れるほどで凹みました。
1年位しか履いていないのに悲しい。
それにしても、あの危険地帯に単独で挑むとはスゴイ。
heinaiさんこそ、テント装備で伝付越えと一日で笊まで行く脚力、広河原入水、その先のガレ突入と素晴らしい山行ですね。
濡れた靴は嫌ですね!
小学生の時に履いた長靴にたっぷり水が入った状態を思い出しました。
何度も何度も靴を脱いで靴下を絞りでテンションだだ下がりでした(>_<)
今回のモンベルは廃棄ですわ(T_T)
Hikaruさん、こんばんは
ついに、山梨県境の最難関をクリアですね!!
やっぱり、小笹平からの景色は絶景です
gipfelさん、お久しぶりです。
小笹平の眺め、良いですね!
もう一泊しても良かったんですが、濡れた靴で一日潰すのもげんなりかなと思い、しっかりと風景を記憶に仕舞って帰路に付きました。
基本ですが靴は大事ですね!
各地に行っているようで、これからも楽しんでくださいね(^O^)
コメントありがとうございます。
いろいろな目標を持って登山をされている方がいますが、山梨の県境を繋げているのですか?
すごいですね!!
交通の便が悪かったり、ルートもはっきりしない場所も多いでしょうね。
改めて全ルートを見ました。
ヤマレコ以前の記録はともかく、山梨あたりにルートが集中しているところがまたすごいですね!!!
mayutsuboさん、こんばんわ。
コメントありがとうございます。
私は登山口まで車でのアクセスなので、
赤線引きがなかなか進まず、やっと王手がかかりました。
中には大きな角を持った雄鹿に前を突進され脅されたり、熊に遭遇したりで多くの動物と忘れられない山行も多々あります。
県境は登山客と会うことは少なかったです(^^;
秘境のような楽しい所もありました(^O^)
mayutsuboさんも結構赤線引いてますね!
これって楽しいですよね!
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