四阿山〜根子岳(にゃごだけ)縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,155m
- 下り
- 1,141m
コースタイム
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 5:20
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
四阿山から根子岳に向かって下りきり、根子岳目指して登っていく途中、登山道がやや崩れている箇所があります。雨天の時は特に気を付けた方が良いと思います。 |
その他周辺情報 | あずまや高原ホテル日帰り入浴 ¥1000 http://www.azumaya-k-hotel.com/onsen/ |
写真
装備
個人装備 |
ダウン
手袋
フリース
|
---|---|
備考 | 四阿山も根子岳も、山頂はとても風が強くて寒いです。山頂で長めの休憩を取る方はダウンがあると良いです。これから行く方は手袋も持って行きましよう! |
感想
当日、目が覚めたのが6時半。
目を閉じたまま山に行こうか考えること30分。
のそのそ起き出して身支度とリュックの準備をし、家を出たのが7時半だった。
うっかり山とは反対方向に車を走らせてしまう。いつもの出勤ルートだった。まだ寝ぼけているなと思った。
コンビニに寄りながら8時半にあずまや高原ホテルに到着。
起きてから2時間後の9時には登山口で登山届を記入していた。
登山者用の駐車場には車が3台しかなかった。こちらから登る人は少ないらしい。
熊に遭う確率がグンと上がる。鈴をりんりん鳴らし、イメージトレーニングしながら歩く。
熊が襲ってきたら、あの大きな石を熊の鼻目がけて投げよう。
痛がっているところにとどめの踵落としだ。アーネストホースト並の(古い)。
牧場脇に出るまではちょっとしたアドベンチャーコースのような草むらと、牛の大きな落し物。緑色の。程良く何度も反芻されたそれを、残念ながら踏んでしまった方がいたようで・・・2人ほど。
四阿山までの紅葉は少しずつですが進んでいるようだけど、白樺の葉が少ないような気がした。
連日の台風で落ちてしまったのかな?毎年こんな感じかな?
雨続きだったので、分岐から先は四阿山も根子岳もぬかるんで歩きずらかった。
スパッツを持ってくるのを忘れたので、気を付けながら歩く。
四阿山の山頂は風が強く寒い。人がたくさんいて座る場所もなかなかみつけられなかったので、写真だけ撮って根子岳に向けて出発。
分岐は広くて平なので、たくさんの方がお昼を食べていた。
根子岳への道のりは下りきるまで根っこがたくさん。
ぬかるんだ道で、足が滑る。
転ばないように慎重に歩いた。
途中、高所恐怖症にはたまらない崩れ具合の箇所があり、下を見ないように歩いた。
根子岳に着いてお昼を食べようか悩む。
風も強いし思ったほどお腹が空いていなかったので、時間もないし、栗ようかんだけ食べて牧場方面に下山した。
途中、キリマンジャロやアイガーに登ったことがあるという年配の女性とお話。
病気をしてしばらく山から遠ざかっていたけど、行ける所まで行こうと歩いてきたとのこと。
山の大先輩から「これからも気を付けて山に登ってちょうだい」と温かい言葉をかけられ、「はい!ありがとうございます!」と笑顔でお別れ。
牧場に着く頃には薄曇り。
霧の中からうっすらと牛が見えた。
砂利道から歩いてきた男性にどんな道だったか尋ねたら、サイクリングコースのようだったという。
そちらから歩いてくる人たちは皆暑そうだ。
私はこれから天空の回廊コースを通って車のあるあずまや高原ホテルまで行く旨を伝えると、途中まで送って行こうか?と言ってくれたが、料金所まではすぐそこなので、気持ちだけありがたく受け取って別れた。
ソフトクリーム屋の女性に、私がこれから向かう天空の回廊コースのことを尋ねたら、あのコースはトレイルランの大会か何かで使うだけで、普段は通行止めになっているから、料金所のおじさんに話して通してもらうといいよと言われた。
料金所まで歩いて、おじさんにわけを説明する。
「いいよ〜!鈴は持ってるかい?」と言われ、忘れていた熊の存在を思い出した。
通行止めの門を抜けて歩みを進める。
砂利道を十数メートル進んだ所にどんぐりが混じった「それ」が落ちていた。怖いけど、行くしかない。
大声で「出るなよ〜!!」と3回位叫んだ。緊張しているので、何の歌も思い浮かばなかった。
真っすぐ進むと川に出た。橋はない。全然天空の回廊コースっぽくない。道を間違えた?でも、渡った所に道がある。渡って歩いて行くと、また川があった。渡ってから道があるけど、目印がないので、これは完全に間違ったと思って戻った。
間違ったとすれば、あの道だ!という場所まで戻り、そちらの砂利道を歩いて行く。
川があった。先程の上流だ。渡れるほどの川ではなく、何より渡った先に道がない。
「料金所まで戻ろう」
急いで料金所まで戻って来て、おじさんに道が不安だったから戻って来てしまったことと、この辺からバスが出ていないか聞いたら、出ていないとのこと。
時間は15時20分。今から牧場まで登り返して別のルートで向かったら、駐車場に着くまでに日没になってしまう。ヘッデンは持っているけど、暗くなってから歩いたことがないので不安だ。
途方に暮れているその時、牧場で話したあの男性が通りかかった。
「ああ!さっきの!!」とお互いにびっくりし、事情を話したら私の車が置いてある所まで乗せて行ってくださると言う。
ありがたい・・・
今回、簡易地図しか持ってこなかったことと、スタートが9時と遅く、反省することが沢山あった。
ちょっとそこの山へ登る時にも正式な地図とコンパスは持って行かなければならないことはわかっていたけど、気が緩んでいた。
里山こそ目印や標識がないから危ないんだった・・・・
生きて無事に帰って来れて良かった。
mikickさん、はじめまして!
四阿山と根子岳のレポ、楽しく拝見させていただきました。
踵落としだったら、アンディー・フグの方がいいかもです(笑)あずまや高原ホテルからのルートは、冬になると多くの人が登ってます。牧場からあずまや高原までは、歩いたことないですが、かなり大変かと....。
熊が出そうな時の歌は、「♪森のくまさん」がいいと思います。お疲れ様でした!
EastWestさん、はじめまして!
コメントありがとうございます。
そうでした、踵落としはアンディーでしたね(^^ゞ
懐かしきK1全盛期!
このルートは1か月前に登る予定だったので作戦は入念に練っていたつもりでしたが、普段使われていない道を選択していたと気付いた時にはもう手遅れでした。
一瞬、遭難している自分を想像してしまいました。
今回は偶然にも無事でしたが、山に入る時は遭難と隣り合わせということを再確認した山行となりました。
「森のくまさん」はいつも唄ってしまいそうになりますが、本当に出てきそうで恐いので、山歩きの時はブルーハーツを元気良く唄うことが多いです!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する