安曇野市・光城山〜長峰山
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 475m
- 下り
- 498m
コースタイム
天候 | 晴れ 温かく無風で(春)霞あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス | マイカーで長峰山集合-車を半数残して光城山登山口へ移動-長峰山から下山後,車を回収。長峰山の駐車場は普通車10台以上駐車可。両登山口は歩いても30〜40分程度なので、どちらかに車を置いて、下山後歩いて戻ることも可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
西日本や北陸・東北の大雪をよそに、安曇野は雪がまったくないと言っていいほどで軽アイゼンもスパッツも不要。参加者の足は、軽登山靴の他に長靴あり、アップシューズありと様々。 健脚な人なら3時間もかからないコースだが、天候がいい時にはゆったりと歩くのによく、腰痛持ちの人や山慣れない主婦の人などにも楽しんでもらうと言う今回の目的にぴったりのコース。 光城山の正面ルートは、急な斜面をまっすぐ登るハードなコースなのでトレーニングコースとしての利用が多いが、それとは別にジグザグを長くとってゆったり登れるコースもあるので、持病を抱えていたり山慣れない人にはそちらがお薦め。 長峰山からの下りは、林道からの降り口からしばらくの間が急斜面で、足指の爪を傷める恐れがあるのであらかじめ手入れが必要。他にこれと言った問題はない。 トイレは光城山登山口と山頂にあるが、天平の森は冬期閉鎖中で使用不可。長峰荘の入浴料は400円。 |
写真
感想
旧『境界線』を脱会して以来、2年間近くフリーの立場で気の合った仲間と年に数回登る程度で山行回数は激減し、縦走からも冬山からも遠のいてしまった。一度停滞すると、次の足がなかなか踏み出せないものだと痛感する。
だが自分が踏み出せない本当の理由は冒険学校の挫折,行き詰まりにある。新たな展開を目指す企画が空振りに終わり、それが何回か続くと臆病さが先に立ってリスクを恐れ冒険しなくなってくる。そんな、主宰が冒険しない冒険学校では魅力的な活動が出来るはずがない。なのでもう一度原点に立ち返って、悪あがきに似た努力をしてみようと思い始めている次第。
と言うことで、手始めにあちこちに声をかけて光城山〜長峰山を歩くハイキングを企画したところ、予想以上の参加を得て再建に向けての幸先良い序章となった。
光城山〜長峰山のコース自体は1月3日,4日に歩いて記録にも載せているので取り立てて書くほどのことはなく、前回と違う点は正面のルートから登り、長峰山から長峰荘(登山口)に下った点だけである。
光城山は一般的なハイキングのコースとしてだけでなく、例えば7時半に集合して準備しているともう降りてきて『これから出勤します』とか『もう1回登ります』と言う人等,毎朝の散歩やウォーキングに代わる健康保持や体力づくり,トレーニングの山としても地元の人に人気のある山であり、年に100回以上登る人は数知れず、365日,毎日欠かさず登る人も少なくないと言う山である。
今回の参加者の構成は、旧境界線のメンバーだった人が自分を含めて3名,冒険学校の子ども(4才)とお父さん,かつて冒険学校の会員だった子どものお母さん,アルバイト先のリンゴ園で働く仲間で現役登山ガイドとその夫人,市の福祉課が主催した『1人暮らしのお年寄り』を訪問するハイキングで知り合った仲間の合わせて9名。
参加者の中には、登山を続けたいけれど持病があって無理が出来ない人や、ハイキングや山歩きを渇望しつつも、主婦ゆえの時間的なしばりと経験のなさ,体力的不安から踏み出せないでいた人がいて、そう言う人にとって斜面をほとんどジグザグを切らずまっすぐ登って行く正面ルートはきつすぎるのだが、実はもう1つゆったりのコースがあって、そのコースは斜面から大きく横にそれ、かなり先まで行ってそこから折り返すと言う風につけられているので、距離は長くなるがゆっくり歩けば無理をせずに登れるように配慮されており、自分はそれを横目に見ていただけだったのだが、今回一緒に歩いてみてハンディがある人にも無理なく登ってもらえると言うことが分かってよかったと思っている。
旧境界線の仲間同士以外は初対面であるが、一緒に歩けばたちまち仲間になるのが中高年の登山である。そして参加者の中には年間50回は登ると言う『常連さん』もいて心強い。
みなそれぞれに話したいことがいっぱいあるようで、自分は聞き役を,と努めてはいるが、いつの間にか一番喋っていたりする。まぁ,いいか・・。
光城山に登るだけと決めていた4才君とお父さんを山頂で見送ったのち、常連さんから『杉の葉のアルビノがあるのを見せたい』と言う提案があって、『ゆっくり先に行っている』と言う1人を除く6人が林道を逆方向に500mほど下る。
途中,冬期閉鎖中の林道雪上には無数の獣たちの足跡が交錯していて、ウサギだ,キツネだ,いやタヌキだ・・,等と言い合うのも楽しく、初めての人には新鮮な驚きだったようだ。ウスタビガの繭の美しい緑に感嘆する等,冬には冬の良さがある。
アルビノを見て引き返し天平の森で合流して昼食となる。食事の間も話しは弾み、旧知のように打ち解けて楽しい山遊びの一日となった。
好天無風で温かだったが、惜しむらくは、終日,春霞のような眠い空でアルプスの展望がイマイチだったこと・・。
『けぬがうちにまたもふりしけ 春がすみ たちなばまれに み雪こそふれ』
長峰山の山頂から押野崎を見下ろし、翌日の押野山-継子落しのコースを目で辿りつつ説明していると、登波離橋の赤い手すりが見えると教えられて驚く等,大勢いれば教わることも多い。
歩く時間より立ち止まって道草する時間の方が長かったかもしれない。そういう企画の陽だまりハイキングである。
次の企画を望む声も多く、予定より幾分早めに下山して長峰荘で入浴・解散とした。
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