杣添尾根リベンジ(立春の横岳・冬季初登頂)


- GPS
- 07:38
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,225m
- 下り
- 1,223m
コースタイム
駐車場6:50-7:15貯水池-9:35横岳見晴らし地点9:45-10:58三叉峰11:25-11:40横岳11:55-12:10三叉峰-14:28駐車場
天候 | 快晴のち薄曇り(上空のみ) 気温は横岳山頂でもマイナス5度程度。微風時々強い風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰りの中央高速(東京方面)は、夕方5時近辺で上野原IC付近と小仏トンネル手前でそれぞれ1~2km程度の短い渋滞のみ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースあり。ここのところ雪が降っていない模様、かつ暖かい日があって雪が融けて締まったようで、トレース上であれば踏みぬくこともほぼない。 三叉峰直下の急斜面は、アイゼンがよく効いて快適に登れる。ピッケルも30cmぐらい固く刺さって止まるので、安心感がある。 コース中、テン泊跡が2か所ほど。 暗いうちに森林限界までいける人なら、モルゲンロートに染まる赤岳が見れるはず。 |
写真
感想
前回の杣添尾根途中敗退に対しては、やっぱりリベンジすべきだろうな~
と思って、再びやってきた海の口の駐車場。
今回は早出を目指して暗いうちに駐車場に来てみたのだが、なんとすでに3台も車が!
前回は誰もいなかったのに、いつの間に杣添尾根はこんな人気者になったんだ??とびっくりしつつ準備をしていると、お隣の車の人が出発するようでご挨拶。
実はこの方がurayasuさんだったのですが、それを知るのはこれを書く寸前の話。三叉峰でもお会いしたので、もう少しお話ししてれば気がついたかも、とちょっと後悔。
それにしても、夜明け前に車の外に出て、手袋無しでもしばらく作業ができてしまう暖かさ。立春が過ぎたばかりだけど、立春とはこういうことか、と肌で感じながらのんびりと準備を続け、最後にザックにスノーシューをくくりつけたらいざ出発。暗いうちに出るはずだったが、車を離れて振り返ると、ちょうど朝日が出てくるところだった。
もう道は分かっているので、別荘地内の道路から登山道へ。固く締まった雪をキュッキュッと踏みならして、高度を上げて行く。暗い林の中だが、ところどころ日が差し込み、まぶしく雪面を照らす。やけに暑くザックにぶら下げた温度計を見てみると0度!? これじゃ暑いはずだ。
トレースはしっかりついていて、外さない限り踏み抜くこともない。温度が高い日が続き、日中に少し融けてそれがまた冷えて固まった、そんな感じによく締まっている。でも、油断して足をちょっと脇に置いてしまうと…
一ヶ所、思いっきり踏み抜きいきなり腿まで埋まった。足を抜くのにえらい苦労した上、抜いた後左のお尻に激痛が!雪の中にあった松の枝で強打したか?と思ったけど、痛みが打撲のものではない。痛みでしゃがみこむとすっと痛みが引き、立ち上がると激痛。どうも、左臀部の筋肉がつったらしい。つったとわかれば、お尻を曲げて筋肉を引き延ばししばらくじっとする。そうしているうちに痛みはひいたが、お尻の筋肉がつるなんて生まれて初めての経験だった!
そんなこんなで、トレースの上を夏道と同じような感じで登っていくと、やがて森林限界に飛び出し、青空の下真っ白な横岳と三叉峰、そして赤岳の雄姿が飛び込んできた。ここのいきなりの稜線の見え方はちょっと感動モノ。
ラッセルがあったらあったで面白いし、なければないで日の当たる東側の登路は気持ちがいいし、もっと見直されていい道じゃない?と思ってみたついでに、雪が少ない今年はお勧めの登路だと思いますよ、と書いてみるw
積雪直後は途中敗退になっても責任は持てませんけど…^^;
真っ白な尾根に飛び出した後は、しばらく平らな道が続く。本来ならこの辺がラッセル地獄となるところ。さてそろそろスノーシューの出番か、と思いつつ歩いて行くが、一向に潜らない。潜らない・・・そして・・・やっぱり潜らないwww
もう間もなく、三叉峰直下の急斜面に到達してしまう。で、これはもうアイゼンで行けると判断して、荷物の置ける適当な場所でアイゼン装着。ここまでトレースが完ぺきとはちょっと想定外。スノーシューの出番がなくなったのは寂しいが、でも今日は天気もいいし、これなら横岳まで確実にいける、よし行くぞ、と気持ちを切り替えて先を急ぐことに。
風でトレースが消えているところも、この辺歩いた跡っぽいという上を歩いていけば、潜ることはない。しばらくはアイゼン+ストックという組み合わせで歩いて行く。そのまま三叉峰直下の急斜面に。急斜面を登っていくと、だんだん雪がガチガチになり、ストックが刺さらない。ストックでバランスとりながら上まで行けちゃうかと思っていたが、刺さらないのでは話が違う。まだずいぶん上まであるし、ちょっとまずいなと感じたので、途中にあった段になった平らな部分で、ピッケルに交換。ただ、こういう斜面だと、平らに見えても思いのほか雪面に置いたものが滑るのでびっくり。何気なく置いたゼリー飲料が音もなく引っかかりもせずスーッと落ちて行きそうになった時は、あわててキャッチ!雪面にやたらに物をおいてはいけないと気がついたのだった。
ピッケルに持ち替えてからはすこぶる快調。体重掛けてもピッケルが半分ぐらいしか埋まらずがっちりと体重を支えてくれるので、さっきの雪面でのゼリー飲料の滑落具合からすると、転んだらアウトな斜面に思えるが、絶対転ばないという安心感があって、ピッケルを頼りにガシガシと登って行けた。さすがピッケル!ストックで上まで行こうなんて浅はかな考えでした…
ほどなくして、三叉峰の分岐に到着!
杣添尾根はそんなに風がないけど、稜線に出たら強風が吹いてるんだろうな、という予想に反して、稜線上でも微風時々強風程度。これはうれしい誤算。
と、ここで横岳方面から杣添尾根に向かおうとするurayasuさんと遭遇(まだこの時点では、urayasuさんとは気が付いていない)。
スノーシュー出番なかったですね~、などと少しお話をしてお別れしました。
帰ってきてヤマレコを見たときに、杣添尾根の同日の記録を発見。しかもタイトルにスノーシュー出番なし、と書かれているのを見たときにびっくりしたのは言うまでもありませんw
三叉峰では、風のない岩陰で大休止。ポットのお湯でアルファ米のドライカレーを作ってみた。しかし、作る段階になって問題を発見!調理方法をよく見てみると、お湯を入れて15分って・・・えええええええ!!15分?!!!
この手のものはお湯を入れたらどれも3分としか思っていなかったので、15分の文字を見た時には大ショック。そんなに放置してたら、下手すると冷めるどころか凍りついて食べられなくなるんじゃ?と思えたので、5分待たずに食べ始めた。しかし、予想に反して、アルファ米の芯のようなシャリシャリ感は若干残るものの、食べられないということもなく、そういう食品だと思ってしまえば結構おいしく食べられた。まあ、山の中で、しかも急斜面直登後の空腹時の味覚なので、当てにできるかどうか・・・ですがw
ただ量が少なかったのが難点。お腹一杯にするなら2個は必要かと。
お正月直後の高見石でカップめんを作った時は、食べてる間、体は暖かいけど足と手が凍りつきそうな感じだった。それに比べて、岩陰とはいえ稜線上で座って食事してても手も足も寒くない、っていうのは驚くべきい暖かさだ。気温を見てみるとマイナス5℃。高見石ではマイナス10~15℃位だったので、気温の差は歴然としている。
ちなみに、今回は靴の中に中敷きタイプのカイロと、つま先の上に靴下に張るタイプのカイロのダブルカイロ内蔵夏靴仕様。気温の高さ+カイロ効果で、足の指先が冷たいと感じることは全くなかった。つま先に貼るカイロの貼り方も、今までの経験からつま先の先っちょを覆うぐらい前の方に貼ったので、それも良かったようだ。
食べ終わったら、横岳に向かう。
雪が少なく、西側は岩肌が普通に出ている。元々風のせいで雪がつかないのか、雪が降ってないせいなのかは、なにぶんにも初めての景色なので分からない。ただ、梯子にエビのしっぽすらないので、2月の山としては暖か過ぎる気がする。
何の問題もなく奥の院に到着。初心者向けと言われる硫黄岳にまだ行ってないのに、横岳に先に来ちゃったけどいいのか?みたいな気分。横岳冬季初登頂の割には、三叉峰についた時点で達成感100%だったのと、肌も凍るような冷たい強風にあおられるでもなく、夏山と同じような感じで着いてしまったので、意外なほど感動がない。やっぱり硫黄から鎖場を通ってきてこその横岳なんだろうな、と改めて思う。なお、天候と雪の状態でコースの難易度は大きき変わると思うが、今日の天気と雪の状況だと、硫黄~横~赤の周回コースも行けそうな感じがする(注:風のようにさっそうと歩ける足は持ってないので、赤岳鉱泉泊まり前提でw)。もちろん、この後新雪が積もったら状況がガラッと変わると思うが。
横岳で小同心を登ってきたクライマーの方と少しお話して、写真を撮ったら三叉峰に引き返す。赤岳が目の前に見えてなんとも気持ちがいい。三叉峰からの下り斜面が見えているが結構な斜度。アイゼン引っかけてこけたらいけん、と言うことで、一番急なところはピッケルを山側に刺しつつ、横向き気味+両足を意識的に離してガシガシ下山。安全なところまで行ったら、ピッケルはぶらぶらさせるだけで邪魔になったので、ストックと交換。あとは、ストックをリズミカルに突きながらアイゼンを履いたまま貯水池まで下り、その後はつぼ足で駐車場まで。
スノーシューは単なる重りにしかならなかったけど、でもとても充実した良い山行になったと思う。大満足!!
naoki99999さん
リベンジおめどうございます!
2日前は、稜線到着時にガスってて、景色が楽しめませんでした・・・
naoki99999さんの写真を拝見して「まさにこれが見たかったんだ~!」とちょっと羨ましいながらも私も満足できちゃいました
また、お互いいい山歩きをしましょう!
Utundu
Utunduさん、こんばんは。
山の天気は1日違いで大きく変わりますからね~
Utunduさんの場合は、30分ほどの差(?)だったみたいですけど。
そうですね。私の場合は、何よりも安全第一で山を楽しむことに重点を置いていきたいと思ってます。
それだと、横岳縦走はいつになるか分かりませんけどw
Utunduのさんの横岳縦走レポ、楽しみにしてますね!
>今日の天気と雪の状況だと、硫黄~横~赤の周回コースも行けそうな感じがする。
実はこれと全く同じことを考えていましたw
カニの横ばいはなんとかなったし、鉾岳のトラバースも、
当日の記録をあげてくださった方の写真を見る限りでは、
初心者の自分でもなんとかなりそうな印象でした。
今週末にかけてまとまった降雪がありそうなことを考えると、
この日が赤-横-硫黄をやるなら最大のチャンスだったのかなぁ…、とw
まあこればっかりはしょうがないので、
安全に縦走できる方法を模索しつつ、
今後の天気と積雪状況を観察しようと思ってますw
naoki99999さんは、次は硫黄でしょうか? それとも赤岳?
お互い次回も良い山行になりますように…
それでは、また。
naoki99999さん、こんばんは。
杣添尾根リベンジおめでとうございます!
前回と違ってラッセルが無かったようですね。
横岳まで行かれているのもすばらしいと思います
ドライカレー15分はさぞかし、ショックだったでしょう
凍ることはないにしても、冷めきっちゃいますねぇ。
私にはまだまだムリなコースなので、お写真で楽しませてもらいました。
naoki99999さん、こんばんは。
杣添尾根リベンジおめでとうございます!
前回と違ってラッセルが無かったようですね。
横岳まで行かれているのもすばらしいと思います
ドライカレー15分はさぞかし、ショックだったでしょう
凍ることはないにしても、冷めきっちゃいますねぇ。
私にはまだまだムリなコースなので、お写真で楽しませてもらいました。
naoki99999さん
どーも、honsamaです。
この記録は最初アップ直後のものを拝見したようで、改めて見させていただきました。うーん、硫黄岳の前に横岳制覇、しかも臨場感のある感想を読むにつけ、堂々たる雪山登山者でわないですか~!
(ちなみに、僕の場合、横岳通過はよっぽどコンディションが良くないと無理!ということで余り検討対象になってません。。。)
杣添尾根はどうしても猛烈ラッセルを覚悟しないと手が出せない所なので、これまた未着手でしたが8枚目の「ババーンと三叉峰」の写真、直に見たいなーと思いました。
安全第一、お互い気張っていきましょう。
urayasuさん、こんばんは。
今日、東京にも雪が降ったので、八ッの様子も一変したでしょうか。雪が降らなければ、三連休で赤-横-硫黄とかもちらっと考えましたが、三連休もドカ雪の可能性ありとか言われてるので、またしばらくは様子見ですね。
さて、次はどこ行きましょうかねぇ・・・
nagagutuさん、こんばんは。
たぶん、今日雪が積もったと思うので、ちょうど雪の一番少ない時に行けた、って感じですね。
三叉峰の直下まで来ると、横岳山頂の道標も稜線を歩いている登山者も見えていたので、この天気なら行ける、と思い横岳に向かいましたが、正解だったようです。
それにしても、調理時間15分は山向きではないですよね。
カップめんは優秀な食べ物と改めて思いました!
honsamaさん、こんばんは。
とりあえず面白ければ、あまりピークハント自体にはこだわっていないので、ラッセルになったらなったで行けるところまでいければいいや、みたいなノリで山に入ってます。
そういう意味では安全第一ですが、ゆえに今後もいろんな場面で敗退することが多くなるかもです。そのうち、敗退王と呼んでいただくことになるかもしれませんよ!
naoki99999さん、おはようございます。
リベンジおめでとうございます
2/6はコンディション良かったですね。
私は権現でしたが、拍子抜けするような感じで山頂
でした
たぶん、今週の雪で状況一変ですね。。。
それにしても最高の眺めで、下山時の名残惜しい気持ち
共感します。
赤岳のモルゲンロート、確かにこれを見るには杣添尾根
はベストかもしれませんね。う~ん、行ってみたい
youtaroさん、こんにちは。
この雪で、また猛ラッセルの尾根に戻っちゃったでしょうね。でも、天気予報を見ると、もう冬型がずっと続く感じじゃなくって、周期的に高気圧が通過する様子。晴れて暖かい日が来たら、また登ってみたいですね。
杣添尾根からの赤岳モルゲンロートは、むちゃくちゃきれいな予感がしますが、私には当面無理。youtaroさん、チャレンジしてみますか?
もし行かれるようなら、写真楽しみにしてますね!
素晴らしい景色ですね。
横岳は夏行った時かなりの岩場ですよね。
そこを制覇なされたとは凄いです。
また綺麗な写真も素晴らしいですね。
私もスキーばかりしてないで、登山しないとと思わされました。
Tanaさん、こんばんは。
杣添尾根から横岳山頂に行くと、実は岩場は通らずに済むのですよ!
途中の深雪ラッセルと、三叉峰直下の急斜面さえなんとかすれば、危険度は低いと思いますよ。
是非一度登ってみてください。
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