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Yamareco

記録ID: 99834
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
伊豆・愛鷹

伽藍山・達磨山・金冠山

2010年01月02日(土) [日帰り]
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GPS
04:15
距離
17.1km
登り
799m
下り
1,162m

コースタイム

平石バス停   10:00
船原峠(土肥峠) 10:30
伽藍山     11:15-11:20
古稀山     11:35
達磨山     11:55-12:05
小達磨山    12:25-12:30
戸田峠     12:40
金冠山     12:55-13:05
市民の森キャンプ場 13:30
河内農協バス停 14:15
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2010年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
修善寺駅 09:25-(東海バス)-09:58 平石バス停
(帰り)
河内農協バス停 14:20-(東海バス)-15:06 沼津駅
コース状況/
危険箇所等
全体を通して、歩きにくい箇所や、迷いやすい箇所などはありません。
ただし船原峠〜達磨山間には西伊豆スカイライン上を歩く区間がかなりあり、歩道がないので危険を伴います。車には注意して歩いて下さい。
また山道に入っても西伊豆スカイラインの近くを絡んだりして、特にコースの前半はあまり山道らしい趣は感じられませんでした。

このコースで快適に歩けたのは、金冠山と市民の森キャンプ場とを結ぶ道です。緩やかで気持ちの良い道は、下りに歩いても快適でしたが、登りでも歩きやすいだろうと思いました。

※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。

感想

伊豆山稜線歩道は、2007年2月に、天城峠から北上を始めて船原峠までの、南側3分の2ほどを歩いています。今回のルートはその続きで、歩き残していた船原峠以北の部分です。
前回は船原峠で伊豆山稜線歩道を外れてから、峠の東側にある大曲茶屋に下ってバスを待ったので、今回は峠の西側から上がることにして、平石バス停をスタート地点としています。

新年まだ2日目とあってか、修善寺駅から乗った堂ヶ島・松崎方面行きのバスの乗客はなんと3人だけです。私以外の2人の男性は、いずれもハイカーでも観光客でもなさそうでした。
駅を出発してもバスには乗降が全くなく、私が停めた平石が最初に停車するバス停となりました。

平石バス停から国道を離れて細い道で上がり、峠越えの旧道に出てから船原峠へ向かいます。船原峠は、道路標識では土肥峠とされているようでした。
船原峠からは山道を歩ける区間もありますが、大半は西伊豆スカイライン上を歩くことになります。正月で車が少なかったのが幸いでしたが、この車道には歩道がないので、交通量が多いと落ち着いて歩けないと思います。なぜ歩道くらい作らなかったのでしょうか。

伽藍山が近くなって車道を外れると、ピークに出る手前には三角点への案内標がありました。しかし左へ分岐する道はかなり密な笹藪の中に突入している感じなので、三角点には寄らないことにして先へ進みます。
すると、なんと山道が終わってまた車道に出てしまいます。伽藍山の標識も、意外にも車道との合流地点に立っていました。これでは山頂の趣もへったくれもありません。南側と西側に展望があって、天城山方面や、土肥港の先に広がる駿河湾などが眺められるものの、気持ち良く長居できる場所でもないので、休憩は早々に切り上げてしまいました。

伽藍山の先で、少し車道を進んでから山道に入ると、これ以降は概ね山道を歩けるようになりました。そして、所々でうっすらとした積雪を見るようになりました。
しばらくすると「古稀山 920m」という標識の地点を通過します。見晴らしはそこそこ良いものの、すぐ下には車道が見えてしまうなど、この場所も今ひとつでした。

さらに進むと、次に車道に戻ったところには駐車場があって、車で訪れる人の達磨山への登り口になっていました。ここから、ほとんど木段ばかりの道を登り切れば達磨山の頂上です。
達磨山の頂上では、360度の見事な展望が広がっていました。その主役はやはり富士山で、駿河湾を挟んで、海から立ち上がる姿は圧巻です。南アルプスや天城山などもズラリと見渡せるほか、大きく広がる海の眺めも見事でした。
下の駐車場から登って来た様子の人たちが何人もいて、今日のコースでここだけは人が多かったです(と言っても十数人といったところで、登山者は私だけだった模様)。常時冷たい強風に見舞われる厳しい環境ではありましたが、それに耐えて少しこの展望を楽しんでいきます。

達磨山を越えて反対側の車道に降りると、こちら側にも駐車スペースがありました。またすぐに山道に入ると、木段で登り返した所では「小達磨山 890m」の標識を見ます。が、標識がなければ立ち止まる理由のないような面白味のない地点で、樹木に囲まれて展望も何もありませんでした。

小達磨山の先では、急な木段が長く続く道で戸田峠まで下ってから、金冠山へ登り返します。
戸田峠には金冠山を示す標識は見当たらないようでしたが、「虹の郷」の標識が示す道の先には、金冠山が間近に見えていたので、さほど迷わずにすみました。
その道に入るとすぐの分岐点で虹の郷への道と分かれて、金冠山への登りが始まります。やや急な登りでしたが長くは続かずに、電波施設の脇を抜けるともう頂上でした。

金冠山での展望は、北側の富士山と西側の海が中心でした。着いた時には観光客らしい3人のグループがいましたが、彼らが去ってしまった後は誰ひとり登って来ることもなく、静かに時間が流れていきます。ここでも西からの強風は健在でしたが、東側にやや風の弱い地点を見つけて、適当な石に腰掛けて休憩していきます。

金冠山からは、「市民の森→」という道標に従って北へ伸びる細い道を行きます。最初はササの中に続く心許ない道ですが、森の中に入ってからは良く整備された道に変わりました。
市民の森への道は、一定の傾斜の歩きやすい道が続いて、軽快に下っていきます。あっという間に車道を横切り、その後もぐんぐんと下り続けて、やがて市民の森のキャンプ場内に到着です。
ところで金冠山から市民の森へのコースは、尾根コースと沢コースの2本があって、キャンプ場の管理棟前にあった道標から、歩いてきたのが尾根コースだったと分かりました。後から調べてみたら、沢コースは金冠山の手前にあった電波施設のあたりから分岐していた模様です。

市民の森では、管理棟の前からひたすら1本の道路が延びているだけで、ほかに選択の余地もないので、それそのまま進んでいきます。
その後も案内らしい案内はないので、道が分岐してからは、地形図を見ながら最短のルートを選定しつつ、この先はずっと車道歩きに終始しました。
当初は海岸までずっと歩き続けて、バスの本数が多い木負まで出る予定だったのですが、快調に歩けたため、河内農協からの数少ないバスにドンピシャで間に合っていて、最後の車道歩きは少し距離を短く済ませられました。

※ところで、市民の森に着く手前には堂山の展望台への分岐があって、ちょっとした寄り道程度に思われたため、河内農協からのバスに間に合わせるためにそこはスルーしていたのです。ところがキャンプ場からの車道をかなり下った所で、山道が合流してくる地点があったので、帰宅後に調べてみました。
すると、堂山展望台への道がさらに先へと続いて、車道まで繋がっていることが分かりました。しばらく山道を歩けるため、こちらの道のほうが車道歩きが短く済んで良かったようです。
確か分岐点ではそのような情報は得られなかったと思ったのですが、何か見落としていたのかもしれません。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2010_01_03/mt2010_01_03.html#20100102

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技術レベル
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体力レベル
3/5

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