(今日の山)
今日は奥会津の薮の尖峰「笠倉山」に挑戦。(写真最奥のピーク、国道から撮影)
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(今日の山)
今日は奥会津の薮の尖峰「笠倉山」に挑戦。(写真最奥のピーク、国道から撮影)
(アプローチ)
国道252号線から踏切を渡って塩沢川左岸沿いの塩沢林道に入る。朝方の濃霧はこの時期奥会津のいつもの光景、晴れるだろう。
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(アプローチ)
国道252号線から踏切を渡って塩沢川左岸沿いの塩沢林道に入る。朝方の濃霧はこの時期奥会津のいつもの光景、晴れるだろう。
(オフロード)
舗装終了地点で車両通行止のゲート。脇から自己責任で砂利道を前進。
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(オフロード)
舗装終了地点で車両通行止のゲート。脇から自己責任で砂利道を前進。
(塩沢川)
栃ノ木橋橋上から紅葉の渓流。
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(塩沢川)
栃ノ木橋橋上から紅葉の渓流。
(霧の沢)
右手の「つづけやす沢」も深い霧の中。
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(霧の沢)
右手の「つづけやす沢」も深い霧の中。
(登山口)
国道から4Km弱で林道終点に到着。ここが今日の登山口。名勝「馬尾滝」の入口でもあり5〜6台は駐車可能。
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(登山口)
国道から4Km弱で林道終点に到着。ここが今日の登山口。名勝「馬尾滝」の入口でもあり5〜6台は駐車可能。
(山道)
馬尾滝に繋がる塩沢川右岸の山道に入る。刈り払われているが右傾斜強く滑り易い。鬱蒼として良い雰囲気となって来た。
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(山道)
馬尾滝に繋がる塩沢川右岸の山道に入る。刈り払われているが右傾斜強く滑り易い。鬱蒼として良い雰囲気となって来た。
(杉林)
杉樹林が出たら取り付き点付近だ。
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(杉林)
杉樹林が出たら取り付き点付近だ。
(取り付き)
左手に目印らしきものはなく適当に杉林の薮に突入。
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(取り付き)
左手に目印らしきものはなく適当に杉林の薮に突入。
(ブナ林)
程なくブナ帯に出たが踏み跡らしきものは全く見当たらない。急斜だが下草なく登り易い。
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(ブナ林)
程なくブナ帯に出たが踏み跡らしきものは全く見当たらない。急斜だが下草なく登り易い。
(尾根筋)
尾根とも言えない僅かな高みを拾いつつ上を目指す。
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(尾根筋)
尾根とも言えない僅かな高みを拾いつつ上を目指す。
(密薮 1)
標高700m前後から薮は激しくなり前進に難儀。
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(密薮 1)
標高700m前後から薮は激しくなり前進に難儀。
(ヒド)
高みの薮木を避けヒド(雪崩道)に逃げるが落葉の下は爪先はおろか石突きも立たない堅い岩盤。湿気もありズルズルと滑る。左右の薮木に掴まり腕力で強引に登る。
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(ヒド)
高みの薮木を避けヒド(雪崩道)に逃げるが落葉の下は爪先はおろか石突きも立たない堅い岩盤。湿気もありズルズルと滑る。左右の薮木に掴まり腕力で強引に登る。
(岩場)
ヒドの先端に度々現れる岩場。雪渓の裂け口となる岩場だが左右に高巻くにも腕力が要る。
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(岩場)
ヒドの先端に度々現れる岩場。雪渓の裂け口となる岩場だが左右に高巻くにも腕力が要る。
(ザレ場)
800m付近でザレの裸地出現。ここも固く滑り易い。
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(ザレ場)
800m付近でザレの裸地出現。ここも固く滑り易い。
(樹間眺望)
裸地付近の樹間に北方の眺望。予想通り霧は晴れた。
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(樹間眺望)
裸地付近の樹間に北方の眺望。予想通り霧は晴れた。
(頂稜部)
850mの急登を終えると再び前方にピーク出現。ニセピークに騙されたがこれが頂稜部か。
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(頂稜部)
850mの急登を終えると再び前方にピーク出現。ニセピークに騙されたがこれが頂稜部か。
(頂稜肩)
シャクナゲの壁を這い上がり目前の肩に乗る。肩の向こうは絶壁だった。
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(頂稜肩)
シャクナゲの壁を這い上がり目前の肩に乗る。肩の向こうは絶壁だった。
(痩せ尾根)
頂稜部は東西に延びる痩せ尾根。
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(痩せ尾根)
頂稜部は東西に延びる痩せ尾根。
(密薮 2)
黒松の枝とシャクナゲの密薮を漕ぐ。
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(密薮 2)
黒松の枝とシャクナゲの密薮を漕ぐ。
(東ピーク 1)
薮を抜け一挙に視界が広がった。痩せ尾根の東ピークが顔を出した。
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(東ピーク 1)
薮を抜け一挙に視界が広がった。痩せ尾根の東ピークが顔を出した。
(東ピーク 2)
ビクトリーロードの始まりだ。ハイマツの古木を越えてピークに立つ。
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(東ピーク 2)
ビクトリーロードの始まりだ。ハイマツの古木を越えてピークに立つ。
(西ピーク)
東ピークから150m程先の西端にもう一つのピーク、三角点のある山頂だ。早く着きたいような、着きたくないような・・・。
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(西ピーク)
東ピークから150m程先の西端にもう一つのピーク、三角点のある山頂だ。早く着きたいような、着きたくないような・・・。
(山頂)
バンザーイ!三等三角点の笠倉山頂、遂に登頂だ。標高993.7m、360°の大展望だ。
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(山頂)
バンザーイ!三等三角点の笠倉山頂、遂に登頂だ。標高993.7m、360°の大展望だ。
(山頂展望 1)
さぁ山頂から楽しい山座同定の開始だ。まず南南西は雪を抱えた浅草岳。
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(山頂展望 1)
さぁ山頂から楽しい山座同定の開始だ。まず南南西は雪を抱えた浅草岳。
(山頂展望 2)
その右西方遠方は恐らく守門岳。
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(山頂展望 2)
その右西方遠方は恐らく守門岳。
(山頂展望 3)
更に右西方、特徴ある右端のピークは?
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(山頂展望 3)
更に右西方、特徴ある右端のピークは?
(山頂展望 4)
北西最奥は粟ヶ岳か?・・とすると右奥が矢筈岳、その手前が駒形山か。
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(山頂展望 4)
北西最奥は粟ヶ岳か?・・とすると右奥が矢筈岳、その手前が駒形山か。
(山頂展望 5)
北西の手前正面は小金花山か。まさに私の敬愛する藪山超人 catwalk15 さんの世界だ。
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(山頂展望 5)
北西の手前正面は小金花山か。まさに私の敬愛する藪山超人 catwalk15 さんの世界だ。
(山頂展望 6)
北方ピークは東岐山だろう。麓に植林帯が見えるので作業道もあるのかな?
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(山頂展望 6)
北方ピークは東岐山だろう。麓に植林帯が見えるので作業道もあるのかな?
(山頂展望 7)
北東の平頂は雲河曽根山。手前高幽山の南壁も険しい。昨秋登った狢ケ森は陰か。
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(山頂展望 7)
北東の平頂は雲河曽根山。手前高幽山の南壁も険しい。昨秋登った狢ケ森は陰か。
(山頂展望 8)
東方は霞んで良く解らない。
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(山頂展望 8)
東方は霞んで良く解らない。
(山頂展望 9)
南方は鷲が倉山(左)と蒲生岳(右)のピーク。
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(山頂展望 9)
南方は鷲が倉山(左)と蒲生岳(右)のピーク。
(山頂展望 10)
入山口となった国道を俯瞰。
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(山頂展望 10)
入山口となった国道を俯瞰。
(下山)
ひとしきり山頂で山座同定を楽しんだ。陽も短いので下山を開始しよう。東ピークへ登り返す。
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(下山)
ひとしきり山頂で山座同定を楽しんだ。陽も短いので下山を開始しよう。東ピークへ登り返す。
(絶壁)
ピークの南側は足もすくむ絶壁だ。
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(絶壁)
ピークの南側は足もすくむ絶壁だ。
(東ピーク 3)
順光を受け北方の会越国境山稜もくっきりだ。
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(東ピーク 3)
順光を受け北方の会越国境山稜もくっきりだ。
(密薮 3)
シャクナゲ薮も下りは多少楽かな?
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(密薮 3)
シャクナゲ薮も下りは多少楽かな?
(ヒド 2)
下りも幾筋ものヒドに降りるが、GPSでも度々ルート脱落。その度に尾根筋跨ぎのルート修正で結構疲れる。
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(ヒド 2)
下りも幾筋ものヒドに降りるが、GPSでも度々ルート脱落。その度に尾根筋跨ぎのルート修正で結構疲れる。
(ブナ帯)
長く続いたダガー下降も終わり漸く薮を脱出。
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(ブナ帯)
長く続いたダガー下降も終わり漸く薮を脱出。
(キノコ 1)
安堵して枯れ葉のようなキノコに目が止まる。
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(キノコ 1)
安堵して枯れ葉のようなキノコに目が止まる。
(キノコ 2)
これはキクラゲ?門外漢には所詮手が出ない。
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(キノコ 2)
これはキクラゲ?門外漢には所詮手が出ない。
(残照)
傾いた陽に輝くブナ樹林。これもそれなりに美しい。
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(残照)
傾いた陽に輝くブナ樹林。これもそれなりに美しい。
(キノコ 3)
杉樹林内には白いマイタケモドキ。
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(キノコ 3)
杉樹林内には白いマイタケモドキ。
(下降点)
林道に降り立った。ここが本来の取り付き点だったのか。
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(下降点)
林道に降り立った。ここが本来の取り付き点だったのか。
(路傍の紅葉)
帰路の疲れた身体が癒される。
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(路傍の紅葉)
帰路の疲れた身体が癒される。
(雄姿)
帰路林道から朝方霧に隠れていた笠倉の雄姿を見上げる。右稜線を上下した。紅葉もやはり素晴らしかった。
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(雄姿)
帰路林道から朝方霧に隠れていた笠倉の雄姿を見上げる。右稜線を上下した。紅葉もやはり素晴らしかった。
(山頂部)
山頂部のアップ。僅かに双耳形の左端が山頂。山頂は絶景だった。ありがとう笠倉!
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(山頂部)
山頂部のアップ。僅かに双耳形の左端が山頂。山頂は絶景だった。ありがとう笠倉!
tonkaraさん こんばんは。
笠倉山の文字を見て御神楽山の笠倉山と勘違いしてしまいました。塩沢の笠倉山でしたか。後者は、会津百名山に選ばれていて、ガイダンスによると、道無しの上級に属しています。室谷川上流域の稜線に上がると笠型の山容が目立ちますね。御神楽山の笠倉と山容がそっくりです。私は計画を練ったことは有るのですが、計画倒れに終わっています(-_-;)
会津百名山は、いまざっと数えてみたら56座登ってました。目標にしていたわけではないですが結構登ってました。でもこれからは全然伸びないと思います。でも、台倉高山には登ってみたいです。どうなりますか。
ではまた。完全復活おめでとうございます。
おはようございます。
いつも有難うございます。
勘違いはやはりこちらの舌足らずでした。実は当山域を熟知されている方には勘違いも有り得るかな、と思っていました。大変失礼いたしました。
御神楽岳東方の笠倉は同姓同名の久恋ピークです。久恋と言っても一方的な猜匯廚き爐如⊆蠶砲い靴辰敲屬靴蘯けて中々近付けてもらえないピークです。激藪を避け残雪期に国境稜線をガシガシ歩く「夢」ばかりをみています。
会津百名山56座はさすがですね。私にはとても及びませんが、出来れば完全踏破をお祈りします。
台倉はmyoukoさんには簡単過ぎです。何かの次いでに時間調整的に登って下さい。
会津の藪山に登るには、体力、それも腕力が必要ですね。お疲れ様でした!
それにしても、山頂からの展望がすばらしいです 苦労して登った甲斐がありますね。
足回りはどうされてますか。スラブ斜面だとスパイク長靴でも太刀打ちできないと思いますが・・
kamadam さん、お久し振りです。
羽後朝日の藪漕ぎは拝見しましたよ。
志度内畚等の眺望も素晴らしいですね。
さて、今回の山頂展望は霧も晴れ良かったです。
特に新潟川内山塊や国境稜線の未踏峰を一望出来て又々幾つか登りたくなりました。
足回りは今回通常の登山靴で登りました。
今回は30°前後のスラブ斜面に出来た浅いヒドを繋ぎましたが、薄く堆積した落葉の下は湿っておりフリクションも効かず、スパイク長靴でも足掛かりは取れなかったと思います。幸い左右に薮木が続いていたので登れました。
実は私は白状しますと火野正平氏(こころ旅)程ではありませんが、高所恐怖症です。手掛かり足掛かりの無いスラブ斜面の登攀は最初から出来ません。そのため厳しいルートの場合は大抵地理院地図の「写真」で事前チェックしている始末です。
トホホ、情けない・・
山頂が尖っているので紅葉の時期も素晴らしい展望ですね。無雪期に挑まれるとは大変な苦労だったことと思います。当方は11月中旬の積雪期に登りましたが激ラッセルのおまけつきで登頂しました(過去レコにアップ済み)。もう一つの笠倉山(御神楽岳の東方)も大昔に御神楽岳から反時計回りに周回しました。こちらの方が体力的に上でした。天然杉に覆われた笠倉山の頂からは展望は期待できません。
catwalk 15さんへ
コメント有り難うございます。
ここは紅葉適期に、と4、5年積み残していた山でしたが、落葉が進み少し遅れました。
ブナ帯を抜けた中腹で薮と足場に苦労しましたが、catwalk 15さんはあの斜面を、しかも軟雪期にラッセルで登られたことを思えば全く比較になりません。
痩せ尾根の山頂パノラマはやはり感動的でした。catwalk15さんが歩かれた小金花山等国境稜線を眺めながらロマンに浸りました。御神楽東方の本命笠倉は益々遠くなっています。
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