【播磨探索1】知られざる名山、播州高原を縦走;川上→砥峰高原→砥峰→藤ヶ峰→南千町ヶ峰→千町ヶ峰→大段山→笠杉山→杉山→段ヶ峰→平石山→川上


- GPS
- 10:03
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 2,690m
- 下り
- 2,693m
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 10:00
結果、笠杉山の登り以外は全区間で計画タイムよりも早く歩き、休憩込でも合計で約1時間短縮しました。
川上 予定 6:00
↓ (予定 0:40 )
砥峰高原(とのみね自然交流館) 予定 6:40
↓ (予定 0:18 )
砥峰 予定 6:58
↓ (予定 0:13 )
砥峰高原 予定 7:11
↓ (予定 0:32 )
福地川 予定 7:43
↓ (予定 1:00 )
藤ヶ峰 予定 8:43
↓ (予定 0:45 )
南千町ヶ峰 予定 9:28
↓ (予定 0:15 )
千町越 予定 9:43
↓ (予定 0:45 )
千町ヶ峰 予定 10:28
↓ (予定 0:30 )
下千町 予定 10:58
↓ (予定 0:50 )
大段山 予定 11:48
↓ (予定 0:20 )
上千町 予定 12:08
↓ (予定 0:55 )
笠杉山 予定 13:03
↓ (予定 0:50 )
杉山 予定 13:53
↓ (予定 0:20 )
段ヶ峰 予定 14:13
↓ (予定 0:15 )
千町峠 予定 14:28
↓ (予定 1:20 )
平石山 予定 15:48
↓ (予定 1:00 )
川上 予定 16:48
天候 | 快晴! 気温6〜15℃位 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
▼全体を通して 山と高原地図等のガイドマップがないので、一般道、バリルートの区別が付きません。ガイドブックは新・分県登山ガイドの「兵庫県の山」の出ている段ヶ峰のみでした。その他はヤマレコの記録を参考にしましたが、首都圏や六甲山の山に比べると圧倒的に入山者数が少ないようで、道があってもとても細く、道標も少なく、段ヶ峰付近以外はほとんどバリルートと思ってよいようです。(少なくとも丹沢や奥多摩、六甲と比べると) 以下、私がいままで歩いてきた奥多摩や丹沢の登山道を基準に記載します。 ▼川上〜砥峰高原 手入れされていない林道です。崩壊等はなく危険はありませんか、枝や小石で歩きにくいです。途中道標はあります(写真参照) ▼砥峰高原〜砥峰 道は不明瞭箇所あり少しわかりにくいですが道標あります。 山頂直下のヘアピン部分は斜面を適当にのぼってショートカットしました。 山頂には下り近道の道標あり、これをたどって尾根沿いにくだると登ってきた道に合流しました。合流部には標識なく、分岐に登りでは気づきませんでした。 ▼砥峰高原〜福地川 道路です。車も通れるようですが、1台も会いませんでした。 ▼福地川〜藤ヶ峰 バリルート。尾根とりつき位置は写真&GPSログ参照。急斜面を登ると尾根に出ます。 最初は植林、途中は片側が広葉樹林、最後は広葉樹林で、下草や倒木、枝等はなく快適に登れます。下りでは枝尾根に入らないように注意。 ふみ跡、道標、テープはありません。 ▼藤ヶ峰〜南千町ヶ峰〜千町越〜千町ヶ峰 バリルート。広葉樹林で、下草や倒木、枝等はなく快適。枝尾根に入らないように注意。踏み跡、道標、テープはありません。 千町越の道路からの登り口は、対岸の法面の獣の足跡をたどって強引に登りました。 標高1020m付近で左下から沢の音が聞こえてくる所からその沢側の斜面の広葉樹の中の獣道をたどり、1050m過ぎて馬酔木が増えてきてから東へ移動、鹿ネットをくぐって尾根の東側に出るとそこは小笹と小馬酔木の草原で笹を踏みながら1100mピークへ。 ピークで鹿ネットが途切れているとろから北へやや大きい馬酔木の間を縫って緩くくだり、湿地へ出て池を回り込むと反対側に「弘法の池」の標識と小道があります。そこからはその小道(幅20cmくらいの小笹の間の道)で千町ヶ峰山頂へ行きます。 ▼千町ヶ峰〜下千町 標識、赤テープをたどって小道(時に不明瞭)を下ります。 ▼下千町〜大段山〜上千町 一般道ですが、道標、テープ無く道は不明瞭で迷いやすです(丹沢のバリ並み)。道は細く、急斜面でもステップありません。下草や倒木、枝等はなく快適。 大段山の下り、標高920m付近では尾根を直進せず、左の尾根に左折しますが、標識はなく、地図やGPSを見ないと間違えます。私は通過してからGPSを見て気づき、トラバースして正規ルートへ復帰しています。 上千町手前、尾根を離れて右折する場所も道標は登り用の大段山の方向を示すもののみですが、ふみ跡が続いているのでこれに入ります。 ▼上千町〜笠杉山〜杉山 一般道ですが、道標、テープ無く道は不明瞭で迷いやすです(丹沢のバリ並み)。道は細く、急斜面でもステップありません。下草や倒木、枝等はなく快適。 道標は反対方向用のもののみで、登山道の入り口になく出口にあるので、わかりにくいです。 標高850mの「総合作業施設」までは道路をたどって行きます。そこからは登山道です。途中、綺麗な滑状の小沢を渡るのでその滑の中を歩いて登り、上の舗装路に出ました。舗装路を横断し沢沿いに伸びる倒木・石・コケ・草だらけの古い林道をたどり、小さな尾根にとりついてまた舗装路に出ました。 その舗装路を左へ少し行くと、正規の登山道が左下から登ってきて(道標有)の先で右に「笠杉山へ」表示のある登山道があります。 笠杉山山頂の手前の分岐にある標識も反対から登ってきた人用で、「上千町へ」とありますが杉山への表示はありませんが、杉山へ行くには笠杉山からは少し戻ってこの標識のところから尾根沿いに下ります。 902m峰の手前で林道に降ります(「笠杉山へのう回路」標識あり)が、902m峰へ登り口には表示がありません。切通しの東側端から細いふみ跡で強引に法面の上に出ましたが、902峰の南側に道路へ下る道がありました(「笠杉山へのう回路」道標有) ▼杉山〜段ヶ峰〜千町峠 一般道です。この日のルート中では唯一よく踏まれていてはっきりした道です。 ▼千町峠〜平石山 バリルート 1033.8m峰の東側まで林道が完成しており、その先は工事中でした。斜面を削ったばかりの柔らかい土が側面と地面に露出したブルドーザーが通った後の道を少したどり、這い上がれる側面を探しました。根っこが垂れているところからこれにつかまって土の側面をよじ登り、尾根を目指しましたが、林道終点部から1033.8mにとりついた方が良いです。 他の方のレコで1033〜1042m峰間は馬酔木のジャングルで藪漕ぎが大変とのことでしたが、東側の広葉樹の斜面にテープ印があり、これをたどってトラバースすることで馬酔木と格闘することなく1042mの南側の鞍部に出られました。 その先、平石山まで持ふみ跡は微かですが赤テープがあり、下草や倒木、枝等はなく快適でした。 平石山山頂は馬酔木の壁に阻まれていて、足元が空いているところを何とか見つけて(たぶん昔の道)これをたどって馬酔木をかき分け、かいくぐって何とか突破し、山頂標識と三角点に付きました。 帰りは西側へ続くふみ跡を進むと馬酔木の枝を刈りはらったばかりの場所があり、難なくジャングルを超えて参照の西端から北へトラバースし、もと来た尾根に復帰できました。このルートで登ることをお勧めします(GPSログ参照) ▼平石山〜川上 バリルート。 「川上へ」の小さな真っ赤な標識(写真参照)にしたがってトラバース気味に細いふみ跡を下ります。すぐにふみ跡不明瞭になりますが、よく見ると赤テープがありますので、これを辿ります。沢に降りてからも踏み跡は部分的にしかありませんがテープはあります。 標高650mで林道に出ます。 |
その他周辺情報 | 宍粟50名山 http://www.city.shiso.lg.jp/kanko/konnatoko/1386909679892.html には今回登った千町ヶ峰、大段山、笠杉山、杉山、段ヶ峰が登録されています。 確かにそれぞれが名山で、特に杉山、段ヶ峰は関東にあったらとても人気の山になるでしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
日よけ帽子
昼ご飯
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
サングラス
ストック
カメラ
|
---|
感想
西日本進出第3段。
今回は単独で中国山地のロングディスタンス・バリルート踏破にチャレンジしました。
ガイドブックやガイドマップによる情報がとても少なく(今回のルートでは段ヶ峰付近のみ)、ヤマレコの記録だけがたよりなので、
実際に自分で歩いてみないと分からない状態でのチャレンジでした。
地形、地質、植生が関東の山とは全く違い、歩く人も少ない場所でのバリルートがどんなものか、久々に冒険的な気持ちで臨みました。
ルート状況は「コース状況」に詳しく書きましたが、
(一度もっと詳しく書いたのですが、アップロードに失敗してすべてパーになり、
一から書き直しましたので、面倒になってだいぶ端折りました)
ヤマレコで結構歩かれていて一般道だとおもったところも、道が細く分かりにくいところ、道標が不備なところも多く、関東の登山道と比べると圧倒的に人が少なくて歩かれていない印象でした。丹沢や奥多摩だったらバリルート扱いです。
そういう状況なのでヤマレコでもあまり歩かれていないルート部分は全くふみ跡無のところも多く、丹沢よりはだいぶレベル的に高い印象です。
ただ、今回いったところは地形的には緩やかで岩場等の危険個所がない場所だったので、特に問題はありませんでした(そういう場所なので初めてのバリトライにこの場所を選びました)
そういうルート状況でしたが、いつも通りに計画した時間よりもかなり早く踏破することができたので、まずは及第点、自分の歩きと計画がこちらでも十分通用することがわかり、一安心でした。
今回特に印象に残り、良かったのは
,覆鵑箸い辰討眇山から段ヶ峰の山上の別天地。自分の知らないこんなに素晴らしい庭園がまだこの日本にあったなんで、とにかくびっくり。歩きながら自然に笑いがこみ上げ、いつまでもここでゆっくりしたい、と思いました。お気に入りの山になりました。
∩當に行った砥峰高原の草原&湿原。これもこんなところにこんな立派な湿原が!と驚き。季節的にもススキがちょうど見ごろでよかった。
とにかく人が少なく静かで自然と向き合える。今回人のあったのは大段山の登りで一人、段ヶ峰付近んで4・2・2人の3組に会ったのみ。こんな紅葉の真っ盛りの快晴の土曜日で、こんなに素晴らしい山々にこれしか人がいない、ということにこれまたびっくり。
た∪犬琉磴ぁ┿劃塞婉瓩惑録賁擇多く、南の山の雰囲気。関東でも丹沢の一部や伊豆・静岡では見られるけど、珍しい。
ケの方まで林道が発達。でも関東のように人が多くないので、車も全く走ってないので気にならない。逆に自分が車で奥まで行くのには便利。杉山・段ヶ峰にも容易にアプローチ可能で、是非妻を連れて行きたい。
車でアプローチしやすい;高速道路が発達していて、距離が遠い割には短時間で登山口へ到着できる。特に姫路バイパス(国道2号)は無料なのでお財布にも優しい。土曜日の夕方でも高速渋滞がないのもありがたい(少しはゆっくりになったけど)。
展望が良くても知らない山ばかり。関東だったら周りに見えるほとんどすべての山の名前が分かるのですが、今回分かったのは今回の登った山々と先週登った氷ノ山のみでした。次からは広域地図を持ってきて山座同定をしなければと思いました。
そういうわけで、今回は未知の土地を探索する楽しさを久々に味わえた、とても充実した山行でした。
ご無沙汰してます。
いつもながら綺麗な写真が多いですね。また壁紙に使わせていただきます
人は少ないし、帰りの渋滞はないし、奥までアプローチできるし、なのに景色は絶景とは羨ましい限りです
kohi-さん、こんばんは。
ありがとうございます。壁紙に使っていただけるなんで、
とても光栄です。是非お使いください
丹沢の塔〜蛭〜洞の稜線はとてもすばらしいですが、
人が多すぎて静かな山旅ができないのと、踏み荒らされて
裸地化したり、道がぬかるんだりするのが難点です。
それに対して、この杉山〜段ヶ峰は同等の素晴らしさで
人が少なくて静かで自然が残された原始的な感じが
最高でした
唯一、富士山が見えないのが残念なところでしょうか。
まだまだたくさん未知の山々がありますので、
これからが楽しみです。
こちらへお出でになったら、ぜひ我家をベースにご一緒しましょう
shigetoshiさん、こんにちは。
西へ行っても変わらないロング山行、1年もすると近くの山の状況は
全て分かった状態になりそうですね
砥峰高原に、杉山〜段ヶ峰ですか。
写真を拝見すると、とても好みの景色です。地名はまったく
分かりませんが、機会があれば歩いてみたいと思います。
瀬戸内は暖かいですし、山の標高もそこそこ。紅葉は
これからですね
youtaroさん、こんばんは。
そうですね、1年で全てとまではいかないでしょうけれど
今回行ったところ以外にも、いろいろな山があるようなので、
頑張って登って、またレコで紹介したいと思います
砥峰も杉山も段ヶ峰も、今回調べるまで私も全く知りませんでした。
予備知識ゼロでいったので、それこそ大げさでなく
天井の楽園に着いた時にはほんとに驚きました
丹沢や奥多摩にはあんな素晴らしい場所はありません。
しいて言えば、丹沢山周辺か、奥多摩だったら石尾根の稜線が
似ているとはいえ、こっちは天然自然の庭園であることが違いますね。
youtaroさんもお気に入りの場所になること間違いなしです。
もしこちらへお出での機会が有りましたら、ご案内させていただきます
shigetoshiさん、こんばんわ
新しい所でもスタイルを変えず、長距離にバリルートと精力的ですね。全く知らない土地でも同じことが出来ることが羨ましいです。
福知川渓谷の雰囲気がとってもいいですね。
人の手が入っていない自然が残っているような感じがします。
aottyさん、こんばんは。
そうですね、私の場合、関東だと35キロも歩いて全ルートが
未踏ということはまずありませんが、
こちらではどこを歩いても未踏未知のルートばかりで
とても新鮮です。高い山がないのと、知っている山(特に富士山!)が
見られないのが残念ではありますが、
それを補って余りある新開拓地の楽しみがあります
今回この山々に登ろうと決めた直接のきっかけは、
netで今現在紅葉が良さそうな場所を調べたら、福地川渓谷が出てきた
というのがきっかけです。
その場所をヤマレコで調べてみたら、近くに山があって、
記録がそこそこにあることが分かり、それらの記録を参考にして
ルートを計画しました。
山頂付近は自然そのものですね。山麓は林業が盛んで林道も山頂近くまで
発達していましたが、人がすくないので、裸地化やぬかるみがありません。
なのでとても静かで、原始的な山が楽しめて、奥秩父の山奥の人がいない
バリルートを歩いているときのと同様の楽しさがあります。
shigetoshiさん、こんばんは
いよいよ西でのロング&バリルートの山行
情報が少ないので、今までの経験が頼りになるかと思いますが、
そこは難なくクリアされて…さすがです(^^)
153枚目の写真、歩くとサクサクと音がしそうでいい感じ。好きです
ヤマレコ未登録の西のお山の情報がshigetoshiさんによって紹介される…
素晴らしいことですね
pippiさん、こんばんは
ありがとうございます
そう言っていただけると記録を書いた甲斐がありますし、
俄然またやる気が出ます
今週末は八王子へ帰省で、今、バス中ですが、
来週末にどこに行こうかと検討中です。
紅葉🍁良さそうなところに行こうと思います
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