ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1007650
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

古賀志山 低山ハイグレードハイキング(熊尾根・中尾根)と岩トレ

2016年11月12日(土) ~ 2016年11月13日(日)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:09
距離
8.2km
登り
634m
下り
622m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:34
休憩
0:32
合計
6:06
10:58
11:16
5
11:21
11:34
158
14:12
76
15:51
15:52
0
15:52
ゴール地点
ルートはEtrex20xのGPSデータです。2日目のハイグレードハイキングのログだけアップしました。

古賀志はいたるところに踏み後がついていますが、熊尾根を下り富士見峠へ登り返し、中尾根を下ったルートです。
天候 1日目晴れ
2日目晴れでしたが霞がかっていて展望はあまりよくない(山頂で気温14℃)
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
地元草加を7時発で下道4号を北上し宇都宮で119号へ9時30分到着。
出発が若干遅めだったので少し時間が掛かりました。
高速を使わなくていけるリーズナブルなエリアです。

1日目岩トレ終了後、今市市街の業務スーパー、イオンで買い出しし日光だいや川公園オートキャンプ場でキャンプ。この時期でも結構利用者多くてビックリしました。

2日目テント撤収後に再び古賀志山へ。森林公園駐車場に駐車して古賀志山を目指します。
コース状況/
危険箇所等
●古賀志山
岩稜の山で、日本100岩場にも掲載されているクライミングの有名なエリア。また栃木の森林公園から山頂までは標高1,000m以下でハイキングコースも充実しています。
更にハイキングコースに掲載されていない踏み後がいたるところにあり、中にはかなり緊張するような岩を登るハイグレードのルートもあります。これらを組み合わせることで1時間のハイキングからそれこそ8時間以上の尾根歩きと、今まで味わったことのない登山を楽しめる山です。

●古賀志の岩場で岩トレ
城山小学校の脇から入っていく舗装した道を登り急カーブ箇所から更に斜度のある細い道を登っていくと5-6台分の駐車スペースがあります。ここから10分程度と近いのが特徴。
今回は左側のマルチピッチルートを1本、その後マラ岩の5.8ルート1本を登りました。

●ハイグレードハイキング
登りは、駐車場から川のすぐ近くの尾根に登り上げ途中で岩下道から岩場の鎖場を経て東稜見晴経由の古賀志山頂へ。
下りは、古賀志山頂〜熊尾根〜一度沢まで下り〜富士見峠へ登り返し〜中尾根で下り〜駐車場へ

★古賀志山頂〜小マラ尾根(要注意箇所!)
かなり急斜面を下ります。日光連山の展望が広がる小マラ岩という岩稜に出ます。3m程度の垂直な岩、その後若干斜度が緩くなった岩で、鎖・ロープがなく落ちたら遭難事故につながるところです。降りで使いましたが最初の岩場は高度感がありホールド、スタンスありますが、結構見えにくかったです。
その後、これまた痩せた斜度がある場所を急下降。以前はロープがあったようですが撤去されていました。今回は念のためリーダーがロープ出してゴボウで下降しました。木も弱そうで信用ならない感じです。
そこを降った後、ちょっと嫌な岩稜を降りると樹林帯に入ります。鞍部まで降りると沢があり、渡ってしばらく進むと登山道に出会いました。

★鞍部〜熊尾根〜富士見峠
登山道を横切って岩っぽい尾根に取り付きます。取りつきはロープがあります、若干湿っぽいのでスリップに注意。そこからは荒れた踏み後を尾根沿いに登ると、森林伐採で展望の開けた箇所に出ました。
更に薄い踏み後を辿り岩稜を登ります。それほど危ない個所は無いですが注意に越したことはないルートです。富士見峠では古賀志山の展望あります。

★富士見峠〜中尾根
最初は小さなアップダウンを繰り返しながらなかなか高度は下がっていきません。途中岩っぽいところが数ヶ所あります。展望はほとんどありません。
しばらく進むと軍艦岩(写真の通り結構大きな岩)があり、岩の上は展望良好。休憩ポイントにはもってこいです。
軍艦岩を過ぎると急傾斜が始まります。ロープ・鎖場が連続しています。終了点3m位はスタンスが見つけにくいのでロープにつかまって降りました。
今回は降りで使いましたが急斜面は登りで使った方が登りやすいので逆コースの方が望ましいかと思います。
その他周辺情報 ●キャンプ場
古賀志のキャンプ場は10月一杯で終了とのことで、日光だいや川オートキャンプ場を使いました。近くにイオン、業務スーパーあるので買出ししやすいです。
古賀志から50分位かな。車はテント1張りにつき1台入場でき、それ以外は手前の駐車場に止まるシステムです。トイレ清潔だし、洗面所はお湯も出てありがたかった。ちょうど紅葉していて雰囲気良かったです。
1日目マルチピッチの練習
4
1日目マルチピッチの練習
1日目マラ岩にてSさん5.9登る
2
1日目マラ岩にてSさん5.9登る
自分は5.8を1本で一杯一杯でした。
4
自分は5.8を1本で一杯一杯でした。
クライミングルート結構広いですね。
クライミングルート結構広いですね。
日光だいや川オートキャンプ場到着。キレイに色づいています。
日光だいや川オートキャンプ場到着。キレイに色づいています。
前日飲みすぎてしまいましたが、皆さん元気におきてきました。
前日飲みすぎてしまいましたが、皆さん元気におきてきました。
キャンプ場の地図。結構泊まっている人いたな。
キャンプ場の地図。結構泊まっている人いたな。
管理棟。紅葉キレイでした。
1
管理棟。紅葉キレイでした。
飲み物や炭など揃っています。
飲み物や炭など揃っています。
2日目スタート。森林公園駐車場にて。
2日目スタート。森林公園駐車場にて。
公園から少し歩きます。
公園から少し歩きます。
ダムの横を通る。今日もいい天気だ。
ダムの横を通る。今日もいい天気だ。
ダムの周辺は紅葉が見ごろ。
イイ散歩道ですね。
5
ダムの周辺は紅葉が見ごろ。
イイ散歩道ですね。
黄葉も見事。
古賀志山に入ります。
古賀志山に入ります。
最初は緩やかに樹林帯の尾根を登ります。
1
最初は緩やかに樹林帯の尾根を登ります。
岩下道を通り、鎖場ルートへ。
1
岩下道を通り、鎖場ルートへ。
鎖なんか使わなくったって楽勝のkazさん。
5
鎖なんか使わなくったって楽勝のkazさん。
2段目の鎖場。
ドンドン登っていきます。
ドンドン登っていきます。
楽勝ですね〜。
YAMAもハイチーズ。この辺は特に空いているルートです。
YAMAもハイチーズ。この辺は特に空いているルートです。
鎖場を登りきると東稜見晴に到着。
ここにくると一気に人が多い。
鎖場を登りきると東稜見晴に到着。
ここにくると一気に人が多い。
見晴からは展望いいのですが、あいにく温かぎて霞んでしまっていた。
見晴からは展望いいのですが、あいにく温かぎて霞んでしまっていた。
そして古賀志山頂へ到着。こちらも賑わっていましたよ〜。
そして古賀志山頂へ到着。こちらも賑わっていましたよ〜。
ランチタイムを済ませたらいよいよ緊張の小マラ尾根へ。この看板の脇から入っていきます。
ランチタイムを済ませたらいよいよ緊張の小マラ尾根へ。この看板の脇から入っていきます。
少し進むと展望が開けてきます。日光連山が一望できる。
一昨日の雪がもう少なくなってきましたね。
1
少し進むと展望が開けてきます。日光連山が一望できる。
一昨日の雪がもう少なくなってきましたね。
熊尾根の核心部の小マラ岩。
kazさん頑張って!
2
熊尾根の核心部の小マラ岩。
kazさん頑張って!
小マラ岩下降中。本当に垂直の所を降りていくので気が抜けません。ここは鎖・ロープなど無しです。
6
小マラ岩下降中。本当に垂直の所を降りていくので気が抜けません。ここは鎖・ロープなど無しです。
2段下って振り返って見るとこんな感じ。
2
2段下って振り返って見るとこんな感じ。
ホッとしたのもつかの間。
痩せ尾根を急下降。
1
ホッとしたのもつかの間。
痩せ尾根を急下降。
枝も信用ならんので慎重に下ります。
2
枝も信用ならんので慎重に下ります。
最後、ロープを出してゴボウで皆降りました。
3
最後、ロープを出してゴボウで皆降りました。
ここからは沢まで気持ちよいくだりが続きます。
ここからは沢まで気持ちよいくだりが続きます。
そして今度は富士見峠への登り返し。
踏み後薄い岩ルートを登る。
1
そして今度は富士見峠への登り返し。
踏み後薄い岩ルートを登る。
森林伐採箇所に出る。この辺も急坂。
森林伐採箇所に出る。この辺も急坂。
伐採されているので展望良いですね。
伐採されているので展望良いですね。
目指すは富士見峠。
目指すは富士見峠。
ところどころこんな岩場も少しあります。
3
ところどころこんな岩場も少しあります。
富士見峠にて。古賀志を望む。逆光だわ。
富士山見えんのかな?
富士見峠にて。古賀志を望む。逆光だわ。
富士山見えんのかな?
ここから中尾根を下ります。
ここから中尾根を下ります。
中尾根途中からは古賀志を望みながら。
中尾根途中からは古賀志を望みながら。
中尾根は細かいアップダウンが続きます。ちょっとした岩場も。
中尾根は細かいアップダウンが続きます。ちょっとした岩場も。
ゆるやかな場所もあり。
ゆるやかな場所もあり。
岩場もあり。
だいぶ下りてきてダムが見えてきました。
だいぶ下りてきてダムが見えてきました。
軍艦岩に到着。
ついつい登ってしまうよね。kazさんとYAMA。
3
ついつい登ってしまうよね。kazさんとYAMA。
軍艦岩の一番前まで行って展望を楽しむkazさん。
2
軍艦岩の一番前まで行って展望を楽しむkazさん。
軍艦岩休憩にはもってこいの場所です。
軍艦岩休憩にはもってこいの場所です。
軍艦岩を過ぎると急激な下りが始まります。
ロープに鎖の連続。
軍艦岩を過ぎると急激な下りが始まります。
ロープに鎖の連続。
結構長い岩場が多いです。
1
結構長い岩場が多いです。
下まで見える急下降。
下まで見える急下降。
下り途中から覗き込んでみました。
1
下り途中から覗き込んでみました。
本当は登りで使うほうが楽そうですね。
本当は登りで使うほうが楽そうですね。
最後の下り。
最後の下り上からkazさんを撮る。
最後の下り上からkazさんを撮る。
最後の3m位は足場が分かりづらいので腕で降りてきました。
2
最後の3m位は足場が分かりづらいので腕で降りてきました。
ダムが見えてきた。
3
ダムが見えてきた。
ダムの反対側を歩く。
ダムの反対側を歩く。
静かな水面に景色が写りこんできれいですね。
3
静かな水面に景色が写りこんできれいですね。
古賀志2日間十分楽しめました。
2
古賀志2日間十分楽しめました。

感想

「古賀志山?どこそれ?」最初にお誘いもらった時、そのお山がどのあたりにあるのかも全然知らないし、エアリアマップでも見かけた記憶もない山。う〜ん、どうなんだろう?というのが最初の率直な感想でしたが、まさかまさかのナカナカ楽しめるお山でした。
(当初はその前夜のBBQでワイワイやるのが楽しそうで企画に乗ったんですが)

こじんまりとまとまった山ですが、家族連れのハイキングコースから、ガッツリとスリリングなハイグレードハイキングコース、そしてクライミングコースまで、様々なルート、楽しみ方が「ギュッ」と詰まった、とても良いお山でした。
今回歩いたルートも、経験者Wさんがいたからこそ、楽しめた面白いルートでしたが、まだまだいろいろなルートがあると聞いて、これは今後もぜひ訪れたい場所となりそうです(高速を使わないでも行ける場所だし、魅力的なキャンプ場もあるし)。

初めて訪れた場所ですが、クライミングのゲレンデあり、コースが掲載されているハイキングあり、そして特筆すべきは掲載されていない尾根を登降するハイグレードハイキングのルートがあることです。

今回、1日目は岩トレ、2時に終了して今市のキャンプ場でテント泊。kazさんがキャンプから合流して2日目は再び古賀志に戻り一緒にハイグレードハイキングを楽しんできました。
標高が1,000m未満でこれだけ楽しめる山は初めての経験です。自分は元々クライミングはほとんどしないので5.8でもちょっと厳しすぎでしたが、仲間は結構楽しく登っていました。これを見るともうちょっとジムに行って練習したい気持ちも出てきますが、なかなか時間を割くのが大変で、やっぱりクライミングは無理そう。
2日目のハイグレードハイキングは、かなり楽しかったです。特に熊尾根の下りは痺れる高度感と緊張感でアドレナリンでましたね〜♪
その後も踏み後の薄い富士見峠の登り返し、中尾根の下りとたっぷりと岩稜を満喫しました。
10月まではダムの湖畔のキャンプ場に入れるようなので、今度はゆっくりとこちらのキャンプ場を使って再訪したい山になりました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1406人

コメント

古賀志山!
YAMAさん、こんにちは。
私の職場から比較的?!近い古賀志山とは。
低山ですが侮れない岩場があるとは聞いていましたが、今回のコースはかなり緊張感がある岩場や鎖場があったようで。。写真を見るだけでぞっとしますw
ちなみに写真文中にある「ゴボウ」というのはどのような意味でしょうか?
ロープ頼りに真っ直ぐ降りる様がゴボウの様??
 
2016/11/19 16:15
Re: 古賀志山!
ya_saさん、どうも。
古賀志全くノーマークの山だったのですが侮る無かれ。
ルートの取りようによっては無数の楽しみが生まれる山ですね。
草加の近くにこういう山が1つほしいですね〜。
ゴボウですが、引きぬく時のように腕力に任せてロープを使う時のことですね。まー主に登る時のことですが、今回は確保なしでそれぞれがロープにつかまって降りたので。
2016/11/20 23:24
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 関東 [日帰り]
赤岩山〜御岳山〜古賀志山縦走
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
ハイキング 日光・那須・筑波 [日帰り]
559
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
1/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら