記録ID: 1008838
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ハイキング
東海
蒲郡外周山トレッキング\抄茣屐\庄魂浩堯岨哀根山他〜三河塩津駅
2016年11月16日(水) [日帰り]
愛知県
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:09
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 758m
- 下り
- 770m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
\抄茣屐▲好拭璽箸論庄魂浩瑤任后西浦温泉観光センター下のバスターミナルが出発点。 JR蒲郡駅(南口)より西浦温泉までバスが運行されています。名鉄東部バス。途中蒲郡競艇場前、名鉄形原駅、同西浦駅にも寄ります。 1時間に1本から2本の間隔です。利用する場合は本数に限りがあるのであらかじめ調べておいた方がいいでしょう。以下のリンクに時刻表があります。 http://www.meitetsu-bus.co.jp/rosen/gamagori 西浦温泉の先端から北上するコースです。最後は福地峠へ降り立ち、柿畑を下り里を歩いてJR三河塩津駅まで行き、そこがゴールです。 三河塩津はJRは普通しか止まらず、1時間に2本の運行です。同場所に名鉄の蒲郡競艇場駅もあります。 三河塩津まで行ったのは蒲郡外周山トレックの3シリーズの連続性を持たせるためでして、このコースだけ取るとJR三ヶ根駅へ歩いた方が距離が短く道も分かりやすく良好です。関係なければその方をお薦めします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
--------------------------------------------------------------- 愛知県・蒲郡市は三河湾の奥、海を取り巻く形に湾曲して伸びています。その逆、他自治体との境になる後背地は大半が山となっており、唯一JRが走っている塩津地区から西へ幸田町方面のみ平地で抜けています。 市境には背骨となって数々の山があり、雄は標高454.4mの五井山でしょう。市内に入った領域にも山があります。 今回、それらの山々のすべてを巡るトレッキングを構想しました。 一日で踏破するのはいくら健脚の人でも無理。西・北・東の3区間に分け、最初のスタートが西浦温泉。巡って最後はラグーナ蒲郡。海→山→海。随所に三河湾の眺め。蒲郡としてはピッタリな、一味あるトレッキングコースになると思いますがいかがでしょうか。 --------------------------------------------------------------- まず手始めの今回は\抄茣屐西浦温泉から三河塩津駅まで、結構長い距離となります。 このコースの特徴は最初西浦温泉の海浜プロムナードを巡り、また竜田海岸でも砂浜を踏んで歩き、海との触れ合いを十分堪能できることです。市内西浦と形原の小ピークを訪ね、田土山と三ヶ根山では市境をなした頂を巡ることとなります。 $$$$ 登った山6山 $$$$ 1.【西浦園地】 今はこう呼ばれていますが、もともと山です。この辺り「大山」という地名ですのであるいはその名前だったかも。海の景色をともに楽しめる桜の名所。 2.【稲村山(いなむらさん)】 頂上に稲村神社があります。こういった山は「やま」ではなく「さん」で呼ばれます。万葉の歌碑が散在する小径が整備されており、直下に海を見下ろすことができる小高い山。 3.【原山】 西浦半島で最も高い山。標高93.3m。頂上に三角点があります。訪ねる人は稀。 4.【田土山(たどさん)】 西尾市幡豆町との境をなします。こどもの国と隣接。昔頂上近くに田土神社があり、今も遺構が残っています。本来三河湾の素晴らしい景色が眺められる場所ですが、今は樹木が覆い隠しています。標高139m。 5.【大沢山】 形原町、形原神社の杜をなす山です。一帯は地区の桜の名所。頂上付近は整地されて記念植樹がいっぱいあり、それを越した奥の気づかれにくい場所に三角点があります。標高93.4m。 6.【三ヶ根山(さんがねさん)】 三郡の境をなす山で、周辺住民にとっては誰も知らない人はいない名の知れた山。広い範囲に跨る山です。頂上に三ヶ根観音があり、昔はそれを目指して登りました。今は石碑のメッカです。最高点は離れた場所にあり三角点はなく、350mと称されています。 $$$$ コースの要点 $$$$ 【西浦温泉周辺】 西浦温泉バスターミナルから西浦園地へ登ります。コースはそのあと南へ下って連絡道から橋田鼻遊歩道へ降り波かぶりの遊歩道を散策。西浦温泉パームビーチを歩いたのち万葉の小径を上がって稲村山へ登ります。この行程、海の雰囲気を満喫できる素晴らしいコースです。桜の時期には西浦園地は花で埋まります。今は11月中旬、写真で見られるように、ツワブキの黄色い花が綺麗でした。 一方、西浦園地から西側へは「俳句の道」が整備されています。遠回りになりますが、そちらへ降りて松島のたもとまで行き、橋田鼻遊歩道に出て、ぐるっと回って稲村山まで行くコースも可能です。 【原山】 原山へ登るには橋田から鬮の浜へ通じる道の峠から登ります。道の右側に電柱があり、その横にロープが張ってありますのでそれを伝って土手を上がります。すぐ左へ曲がって崖の上に沿って僅か登り、右に折れてゆる尾根の上を行く形で、踏み跡が確認できます。利用する人は稀にして、所々踏み跡が不明瞭な箇所があります。テープ印がありますのでそれを確認しながら行きますが、ルートを外れることも。それでもまあ、簡単な場所ですので分からなければ勘で何とかなります。 【西浦漁港】 西浦漁港(知柄港)はいまだ近海魚や深海魚の水揚げがそこそこあり、朝は市が開かれ直接買いに来る人で賑わいます。昼間はガランとしています。ここから先は幡豆町との境近く、田土山の南登り口まで歩くことになります。漁港の北側は広い埋め立て地となっており、建造物がなく広場です。その北西の端まで舗装の地面を斜めに突っ切ってしまいます。あとは渚に下りて竜田(ゆうだ)浜、波打ち際を歩くのがいいでしょう。 【竜田浜】 波打ち際を最後まで行ってしまってはいけません。葦が生えて水たまりもあり堤防まで上がるのが困難になるからです。半分ぐらいの所で堤防に上がってその縁を歩きましょう。 【田土山】 田土山でのルートは南登り口から北登り口まで一貫して中部電力の鉄塔保全道が整備されており、気持ち良く歩行を進めることができます。今はクモの巣がないので助かるものの、夏は要注意。鉄塔は4基あり、南登り口には変電所があります。鉄塔の周辺は高い樹が伐採されていてその間から三河湾の景色が垣間見られるのですが、残念ながら今の時点桑のような雑木が伸びて展望が利きませんでした。 【大沢山】 大沢山も桜の時期に行くといい場所です。頂上は土が削られ平坦になっていて、特に山と言う感覚はない場所です。三角点がありますが、誰にも知られにくい場所です。東屋があり休憩ができます。 【三ヶ根山登山ルート】 三ヶ根山は今回のメインイベント。登るルートは複数考えられますが、検討した結果鹿川(ししかわ)部落の右側の谷を行く鹿川古道としました。途中半分ぐらいまで林道を行きます。その林道をそのまま行っても登れますものの、無駄な遠回り。途中それを離れて右に曲がると古道が残っていて近道山道となります。昔三ヶ根観音へ参るのに誰もが利用した道です。今は廃道然としていますが、通れます。 【鹿川古道と女の墓碑ルート】 鹿川古道最上部は三ヶ根観音へ上がり切る直前廃木の捨て場になっていてそれを避けて道ではない場所をよじ登らなければなりません。が、そこを通らなくてもいい道があります。「女の墓碑ルート」です。左側の複数の杉の木に赤いテープがある場所が分岐点です。左上に上がるとすぐ右に地蔵様があります。その前を通ってすぐ右に上がります。少し行くとトラロープが張ってあり、それに沿って登ります。ロープの途切れた場所から右に曲がって山を巻き、再び左へ登るとあと一直線に山の上の開けた場所に登り切ります。出た場所は三ヶ根観音南西側の丘で、「女の墓碑」の横です。その周囲にはほかに石碑がいっぱいあります。 【小学生の通学路】 この「女の墓碑ルート」の由緒について地元の人が語ってくれました。昔、今石碑が林立するあたりに商店が2〜3軒あって住んでいる人がいました。私も存じています。それらの家に小学生がいて学校へ通わなければなりません。このルートは小学生が麓の小学校(東幡豆小学校は遠いので形原小学校と思われる)へ通学するのに利用した道だそうです。なんとなんと、大変なことをしていました。昔の人はすごい。 【市境尾根ルート】 三ヶ根山からの下山は「市境尾根ルート」を通ります。最後形原町と幸田町との境、福地峠へ降り立ちます。このルートは距離が長くアップダウンもあり、下山ながら登り返す場面もあり疲れた足に響きます。頑張りましょう。 【JR三河塩津駅まで】 福地峠へはてっぺんの少し幸田町寄りに降り立ちます。道は通行量が多く、峠の直下を横切ると危険ですので、そのまま道のふくらみ部を通ってホテル・フローレンスの入り口まで下がりましょう。そうしてから道を横断し、向かい側の道へ入ります。柿畑の中を抜けて幸田町の最南端、海谷(おにや)部落まで下がります。あとは説明を省きますが、とにかく東へ道を下って行って下さい。拾石の名鉄踏切を渡り、すぐに左へ曲がると、それが三河塩津へ行く近道です。 アクセス欄の説明の通り、峠からは三ヶ根駅へ行った方が近いです。 $$$$ 短縮コース $$$$ 6時間かかっています。もっと短く歩きたい人がいるかもしれません。短縮ルートを一部ご紹介します。 ○西浦温泉から同じルートを歩き、田土山を下りた所で名鉄形原駅へ行く。 ○西浦温泉から同じルート、田土山への登りをやめて浜辺を歩き名鉄こどもの国駅へ。 ○西浦温泉の二山を巡り、竜田浜を歩いて田土山へ登り、ルート途中こどもの国へ入って名鉄こどもの国駅へ行く。 ○名鉄西浦駅から田土山南登り口へ行き、あと同じように歩き、JR三ヶ根駅へ。 ○名鉄形原駅から三ヶ根山だけ登り、JR三ヶ根駅へ。 などなど。 |
その他周辺情報 | ■トイレ情報 スタートの西浦温泉バスターミナルにちゃんとしたトイレがあります。次に西浦温泉パームビーチの万葉の小径への登り口の反対側、ここにもちゃんとしたトイレがあり、お奨めです。 それからしばらくはありません。西浦漁港では昼間は閉まっています。ずっと進んで大沢山。桜広場から登り道へ入る左脇に仮設トイレがあります。 そのあとは三ヶ根山。展望台の後ろ側に、これも立派なトイレがあります。 ■自販機情報 西浦温泉ではバスターミナルにあるほか、パームビーチの後ろ側にもあります。温泉を離れて、橋田のバス停の角にもあります。西浦漁港にもあります。三ヶ根山では、行程上どこにもありません。一か所ありましたが、儲からないようで撤去されました。(これよく利用したので残念) ■コンビニ情報 コンビニは通過する道程上ありません。強いて言えば、原山へ登ろうと右折する箇所を少しそのまま行けば、サークルKの西浦店があります。 ■食事喫茶情報 写真でも説明していますが、三ヶ根山観音を過ぎて東へ行くと「ゆーとぴあ三ヶ根」があります。三河湾の景色を楽しみながら食事や喫茶ができます。ほかには飲食店の前を通る場面はありません。その日の営業状況の詳しいことは分からないのであしからず。 |
写真
撮影機器:
感想
■私としては今までヤマレコに投稿した中で最も長い行程です。老体の身、最後まで持つか心配でしたが、歩き通しましたぞ。
■カメラはキヤノンEOS20D。新しいソニーのミラーレス一眼α6000を家に置いて、今回これを使いました。重いですが、特に疲れを感じませんでした。これでも且つ、最後充電メータが下がって電池切れ不安。途中フラッシュを何回か焚いたのが影響したかも。もしソニーを使って予備電池準備で行っても、長い行程必ず途中切り替え、それでも最後は不安になった可能性もあります。
■今回の行程、景色の良い場所をたくさん通ります。撮影ポイントがあまりにも多く、撮影枚数最多、掲載枚数も最多。投稿原稿編集もたいへんな時間を掛けました。
■それではよろしく。
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コメント
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蒲郡山系、完全踏破?おめでとうございます。
冒険心は若さを保つ最大の秘訣ですね!羨ましい限りです。
私は負けずに欲望という冒険心の気持ちだけはあります。
蒲郡は背後に小高い山並みにかこまれ、前方には波静かなる三河湾を望む風光明媚な街です。言わずと知れた三河湾国定公園。
山の次は海、次回の冒険は海辺を踏破したらいかがですか?
コメントありがとうございます。
完全踏破、を目指してかんばります。主だった山はみな登っていますが、どういう順でどういうルートで、が問題ですので、鋭意調査中です。
幸田町との境に「最明山」という山があるのを発見しました。これだって、半分は蒲郡の中に入るのですが、皆知らないですよね。面白いですね。
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