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Yamareco

記録ID: 1016316
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

二等三角点・加田村・鳥羽上&奥伊吹の自然と暮らしぶり

2016年11月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
churabana その他18人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:21
距離
3.5km
登り
203m
下り
183m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:43
休憩
0:07
合計
1:50
7:07
7
忍海神社登山口
7:14
7:15
8
二等三角点・加田村
7:23
7:25
0
忠魂碑
7:25
7:25
16
多田幸寺登山口
7:41
7:43
31
忍海神社登山口
8:14
8:15
14
上山登山口
8:29
8:30
5
二等三角点・鳥羽上村
8:35
8:35
22
コル
8:57
ゴール地点
天候 雨時々曇り
過去天気図(気象庁) 2016年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
田村山 近くの寺田町集会所前に置かせていただきました。
鳥羽上山 きゃんせの森駐車場に置かせていただきました。

甲津原交流センター 駐車場あり
http://www.zb.ztv.ne.jp/magokorokyo/access.htm
コース状況/
危険箇所等
田村山 
三角点北側に伊吹山の展望が開けています。ベンチ在り
忠魂碑側は琵琶湖・比良・高島山系の展望が開けていますが、今回は、曇っていて見ることができませんでした。忠魂碑から南に下る途中で、霊仙、佐和山の展望あり。

鳥羽上山
上山登山口から、鉄塔の巡視路を登る。鉄塔まで、倒木多数、プラ階段は崩れているところが多かったです。三角点から縦走路を下り、コルまでは歩きやすい道。コルから東へ谷を下ってしまい、登山道を外れてしまいました。ログは参考にされませんように。仕事道や歩きやすそうなところを下っています。正しいルートは、おそらく、コルから南東に巻いてトラバースしてから尾根を東に下るでした。
その他周辺情報 忍海神社
http://www.shiga-jinjacho.jp/ycBBS/Board.cgi/02_jinja_db/db/ycDB_02jinja-pc-detail.html?mode:view=1&view:oid=207
多田幸寺
http://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/573

甲津原漬物加工部
加工部の作業の様子や漬物などの商品など
http://www.zb.ztv.ne.jp/magokorokyo/index.htm

HP 滋賀のおいいしいコレクション
http://shigaquo.jp/special/ibukidaikon/
11月特集 伊吹大根
http://shigaquo.jp/report/a11.html
産地レポート 伊吹大根

HP【山聲(やまびこ)】
二等三角点巡りの山行にさせていただいています(深謝)
http://yamabiko.ciao.jp/top.html

湖東流紋岩や湖東カルデラについて
ブログ「徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる」を参照しました。
http://blog.goo.ne.jp/pgpilotx/e/816cbcba804e01e847a5c83f7a351b38

フジテックエレベーター研究塔について
TBS「がっちりマンデー!!」で紹介されていました。
http://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/20140817/3.html

国の重要文化的景観・米原市の「東草野の山村景観」
http://www.city.maibara.lg.jp/0000004369.html
忍海神社(オシウミジンジャ)鳥居の脇から登りました。
忍海神社(オシウミジンジャ)鳥居の脇から登りました。
落ち葉の絨毯。タカノツメの黄葉が楽しめました。
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落ち葉の絨毯。タカノツメの黄葉が楽しめました。
足下を見ると湖東流紋岩かな?長浜の湖岸にポツンとあるのが田村山。湖東カルデラから少し外れているようにも思うが?地球規模でとらえたら、誤差のうち?
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足下を見ると湖東流紋岩かな?長浜の湖岸にポツンとあるのが田村山。湖東カルデラから少し外れているようにも思うが?地球規模でとらえたら、誤差のうち?
二等三角点・加田村
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二等三角点・加田村
三角点の北東側からの展望ポイント。伊吹山
7
三角点の北東側からの展望ポイント。伊吹山
忠魂碑から南に少し下ったところから、霊仙山
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忠魂碑から南に少し下ったところから、霊仙山
フジテックエレベーターの研究塔、170mあるそうです。左の山は、佐和山。
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フジテックエレベーターの研究塔、170mあるそうです。左の山は、佐和山。
上山登山口。獣害防止のフェンスを開けて中へ入ります。
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上山登山口。獣害防止のフェンスを開けて中へ入ります。
米原市北方の街並み。新幹線が走り抜けていく。
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米原市北方の街並み。新幹線が走り抜けていく。
伊吹山。この後、下山して甲津原へ。
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伊吹山。この後、下山して甲津原へ。
二等三角点・鳥羽上
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二等三角点・鳥羽上
こちらもタカノツメの黄葉。大岩もぽつぽつありました。
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こちらもタカノツメの黄葉。大岩もぽつぽつありました。
三角点からここまでは、歩きやすい道です。往復するつもりが、登りで荒れていたので、計画変更。概念があやふやなまま下ってしまいました。またもや、GPSさまさまで、反省中(涙)
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三角点からここまでは、歩きやすい道です。往復するつもりが、登りで荒れていたので、計画変更。概念があやふやなまま下ってしまいました。またもや、GPSさまさまで、反省中(涙)
登山口から、一つ目の鉄塔。山頂はガスの中。
登山口から、一つ目の鉄塔。山頂はガスの中。
甲津原交流センターへ。トチノキの会のダブルKさんは、大豆餡栃餅お目当て。在庫の確認をして一安心(笑)
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甲津原交流センターへ。トチノキの会のダブルKさんは、大豆餡栃餅お目当て。在庫の確認をして一安心(笑)
左が伊吹大根。右はいわゆる普通の大根。
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左が伊吹大根。右はいわゆる普通の大根。
伊吹大根のお漬物実習。洗って、半分に。
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伊吹大根のお漬物実習。洗って、半分に。
こちらは、さきほど半分に切った伊吹大根に塩をしているところ。
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こちらは、さきほど半分に切った伊吹大根に塩をしているところ。
あらかじめ塩漬けしたものを取り出します。
あらかじめ塩漬けしたものを取り出します。
酒粕でつけます。酒粕は、砂糖で味を調整し、みりんでのばしてあるそうです。
酒粕でつけます。酒粕は、砂糖で味を調整し、みりんでのばしてあるそうです。
酒粕、さらし、伊吹大根、さらし、酒粕と漬け込んでいきます。
酒粕、さらし、伊吹大根、さらし、酒粕と漬け込んでいきます。
Kさん、酒粕パックで手がスベスベに。とちのきの会、漬物部開設かも。
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Kさん、酒粕パックで手がスベスベに。とちのきの会、漬物部開設かも。
甲津原の街並み。自給自足の生活文化に学びました。
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甲津原の街並み。自給自足の生活文化に学びました。
唐臼小屋。水車でなくて、スプーンのようなものに水がたまり、杵をあげています。
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唐臼小屋。水車でなくて、スプーンのようなものに水がたまり、杵をあげています。
栃の臼。甲津原には、現在、栃の巨木は確かめられていません。しかし、この臼を見れば、立派な巨木があったことが分かります。神事に使われてきたものだそうです。
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栃の臼。甲津原には、現在、栃の巨木は確かめられていません。しかし、この臼を見れば、立派な巨木があったことが分かります。神事に使われてきたものだそうです。
麻の織物。
竹筬に麻糸が通っている。初めて見ました。
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竹筬に麻糸が通っている。初めて見ました。
大麻(ヘンプ)も栽培されていました。甲津原の麻織は、2年ほどさらしてから糸にして織るので白いのが特徴だそうです。よそのものは黒いそうです。
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大麻(ヘンプ)も栽培されていました。甲津原の麻織は、2年ほどさらしてから糸にして織るので白いのが特徴だそうです。よそのものは黒いそうです。
奥伊吹 山菜べんとう H13食アメニティーコンテスト優秀(農林水産大臣賞)受賞
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奥伊吹 山菜べんとう H13食アメニティーコンテスト優秀(農林水産大臣賞)受賞
ぜんまい・伊吹大根の切干・ワラビ・こんにゃく・里芋の煮物、スモモの甘煮(右上)、蕗、タケノコ、豆の煮物(中上)、伊吹ハム、柚子ゼリー、ブドウ(左上)、ごはん(左下)そうめんかぼちゃのサラダ(真中)、赤かぶの酢漬、ハヤトウリの粕漬、マイタケ・ししとう・かぼちゃの天ぷら(右下)、甲津原味噌の豆腐と油揚げの味噌汁(上椀)
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ぜんまい・伊吹大根の切干・ワラビ・こんにゃく・里芋の煮物、スモモの甘煮(右上)、蕗、タケノコ、豆の煮物(中上)、伊吹ハム、柚子ゼリー、ブドウ(左上)、ごはん(左下)そうめんかぼちゃのサラダ(真中)、赤かぶの酢漬、ハヤトウリの粕漬、マイタケ・ししとう・かぼちゃの天ぷら(右下)、甲津原味噌の豆腐と油揚げの味噌汁(上椀)
茗荷の粕漬
アザミの煮物
お買い上げ1、大豆餡いり栃餅 一つ¥130
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お買い上げ1、大豆餡いり栃餅 一つ¥130
お買い上げ2、みょうがのかす漬 ¥380
お買い上げ2、みょうがのかす漬 ¥380
伊吹大根の天ぷら。甲津原でお昼に天ぷらでいただきました。我が家の晩御飯もちょうど天ぷらだったので、一品追加。お土産に伊吹大根をいただきました。
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伊吹大根の天ぷら。甲津原でお昼に天ぷらでいただきました。我が家の晩御飯もちょうど天ぷらだったので、一品追加。お土産に伊吹大根をいただきました。
伊吹大根の葉。湯がいて、鰹節とゴマ。
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伊吹大根の葉。湯がいて、鰹節とゴマ。
菜飯の出来上がり。
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菜飯の出来上がり。

感想

二等三角点巡りは、加田村(田村山)・鳥羽上村(鳥羽上山)
そして、いきものふれあい室の観察会「奥伊吹の自然と暮らしぶり」
会場は、甲津原交流センター。

朝からあいにくの小雨ですが、せっかくだし近くの二等三角点も寄っておくことにしました。加田村(田村山)は、順調に歩けました。多田幸寺には、国宝の薬師如来坐像がおられます。薬師様の縁日は毎月8日で午前9時からお勤めです。
鳥羽上村(鳥羽上山)は、上山登山口から登りました。鉄塔の巡視路を登りましたが、倒木が多く、プラ階段も崩れ気味でした。鉄塔から、伊吹山が望めました。二等三角点・鳥羽上村に至り、下山はピストンをやめ、ルートを変更しました。コルからの概念がいい加減で、またもやGPSさまさま。次回、縦走の時は、読図、予習バッチリで臨みます。息長陵や観音寺の見学も楽しみです。

甲津原交流センターに移動して、いきものふれあい室の観察会「奥伊吹の自然と暮らしぶり」に参加しました。
いきものふれあい室では、生物多様性をテーマに学習会や観察会をおこなっています。
今回は、生物多様性の中でも、生態系サービスを視点に「奥伊吹の自然と暮らしぶり」に学びます。生態系サービスにもいくつかあるのですが、なかでも供給サービスとしての食料や、文化的サービスとして甲津原の自然景観にふれることが今回のテーマです。
甲津原を地理的に見てみると、米原市東草野の一番北にあります。曲谷・甲賀・吉槻の3区は、板並の方へ下る方が便利ですが、甲津原は、鳥越峠、新穂峠、品又峠を経て美濃との行き来の方が便利でした。奥伊吹スキー場がありますが、大変雪深いところでもあります。それ故、自給自足が基本で、保存食文化も豊かです。雪に閉ざされている間を生活していくための知恵でもあります。
伊吹大根は伊吹山のふもと姉川沿いの丘陵地帯で栽培されてきた伝統野菜です。大久保地区では「峠のだいこん」として、引き継がれてきました。小型の大根で、尻づまり型をしています。独特の辛味があって、おろしそばに最適です。煮物、漬物にしても美味しいです。今回天ぷらをいただきましたが、美味しかったですよ。
地元では、「けっからしだいこん」とも呼ばれています。収穫の時、蹴ってだいこんを掘り起こすことができるほど、根が浅くはいっていることからこのように呼ばれることもあるそうです。寒さに強く、厳冬期でも育ちます。病気や害虫にも強く、ほとんど農薬を使わなくても作ることができるそうです。昔は、大根といえば、伊吹大根だけを育てていたそうです。いまでも、自家用に小規模栽培されています。市場にはほとんど出ません。農産物直売所や「伊吹の里・旬彩の森」などで販売されているぐらいです。近年、甲津原漬物加工部の伊吹大根のお漬物が好評で加工部のみなさんが育てているだけでは足りないそうで、声をかけて育ててもらっているそうです。

追記
「大豆あん入りとち餅 をいただいて」
朝ごはんに一つ食べました。
大豆餡は、初めていただきます。
大豆なので、きな粉のほんのりとした甘さでした。
とちの風味と
甲津原のお母さんたちのやさしさが相まって、
おなかも満足、こころもあたたかくなる栃餅でした。

churaのなかでは、栃餅で商品化されているものベスト3にはいります。
朽木のwingの猪肉と栃餅入り鍋焼きうどん、
永昌庵の揚げ出汁栃餅、
そして、
甲津原漬物加工部の「大豆あん入りとち餅」

あえて商品化とことわったのは、
それぞれのご家庭で自家用に用意された栃餅は、
「おばあさんに習った作り方は、こうなんやわぁ」
「うちらは、なぁ・・・・」あくの抜き方、灰合わせ、使われる灰など
それぞれ工夫されていて、家庭の味がします。
これは、別格だと思っています。

お話を伺うと、ほんとに栃餅って、素晴らしいものだと思います。
とちの木が残る山があり、その豊かな恵みをいただいている人々の暮らしと文化があり、伝わってきたこと。
高時川の小原では、小原かごからその村の暮らしを伝える太々野さんとの出会いとお話。

この感動は、生物多様性の生態系サービスのなかの文化的サービスを含んでいると思います。青木先生、このような理解でよろしいでしょうか?

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コメント

すごい!!
全部メモって下さっていたんですね
ありがとうございます。

豊かな暮らしのことや栃餅のこと・・こんなに理解して下さっていると先生が知れば、とても喜ばれると思います!
印刷して、先生にわたしておきますネ
2016/12/2 13:21
Re: すごい!!
beさん こんばんは
おはずかしいかぎりです。
ふれあいの里のころから、ほんとにお世話になって、いろいろ教えていただいているのですが、上手くまとめたり 、整理したり できていません。
お伝えされていることのほんの一部だと思っています。

それぞれの地域でお出会いさせていただいた方から、言葉にできないのですが、ようやく何かを感じ取ることができはじめたかなと思っています。
ありがたいなぁとしか今は表現できません。
手を合わせて「ありがとうございます」と拝んでいるだけです。

関連する本を図書館で探して読み、面白いと思うことや不思議に思うことがすこし増えてきました。

ヤマケイ新書 「日本の森列伝」米倉久邦2015
北限のブナの話や佐渡島新潟大学演習林の話が興味深かったです。
そういやbeさん、佐渡島渡っておられましたよね。

これからもよろしくお願いします
先生にもよろしくお伝えください。
2016/12/2 20:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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