二等三角点・加田村・鳥羽上&奥伊吹の自然と暮らしぶり
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- GPS
- 01:21
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 203m
- 下り
- 183m
コースタイム
- 山行
- 1:43
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 1:50
天候 | 雨時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鳥羽上山 きゃんせの森駐車場に置かせていただきました。 甲津原交流センター 駐車場あり http://www.zb.ztv.ne.jp/magokorokyo/access.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
田村山 三角点北側に伊吹山の展望が開けています。ベンチ在り 忠魂碑側は琵琶湖・比良・高島山系の展望が開けていますが、今回は、曇っていて見ることができませんでした。忠魂碑から南に下る途中で、霊仙、佐和山の展望あり。 鳥羽上山 上山登山口から、鉄塔の巡視路を登る。鉄塔まで、倒木多数、プラ階段は崩れているところが多かったです。三角点から縦走路を下り、コルまでは歩きやすい道。コルから東へ谷を下ってしまい、登山道を外れてしまいました。ログは参考にされませんように。仕事道や歩きやすそうなところを下っています。正しいルートは、おそらく、コルから南東に巻いてトラバースしてから尾根を東に下るでした。 |
その他周辺情報 | 忍海神社 http://www.shiga-jinjacho.jp/ycBBS/Board.cgi/02_jinja_db/db/ycDB_02jinja-pc-detail.html?mode:view=1&view:oid=207 多田幸寺 http://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/573 甲津原漬物加工部 加工部の作業の様子や漬物などの商品など http://www.zb.ztv.ne.jp/magokorokyo/index.htm HP 滋賀のおいいしいコレクション http://shigaquo.jp/special/ibukidaikon/ 11月特集 伊吹大根 http://shigaquo.jp/report/a11.html 産地レポート 伊吹大根 HP【山聲(やまびこ)】 二等三角点巡りの山行にさせていただいています(深謝) http://yamabiko.ciao.jp/top.html 湖東流紋岩や湖東カルデラについて ブログ「徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる」を参照しました。 http://blog.goo.ne.jp/pgpilotx/e/816cbcba804e01e847a5c83f7a351b38 フジテックエレベーター研究塔について TBS「がっちりマンデー!!」で紹介されていました。 http://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/20140817/3.html 国の重要文化的景観・米原市の「東草野の山村景観」 http://www.city.maibara.lg.jp/0000004369.html |
写真
感想
二等三角点巡りは、加田村(田村山)・鳥羽上村(鳥羽上山)
そして、いきものふれあい室の観察会「奥伊吹の自然と暮らしぶり」
会場は、甲津原交流センター。
朝からあいにくの小雨ですが、せっかくだし近くの二等三角点も寄っておくことにしました。加田村(田村山)は、順調に歩けました。多田幸寺には、国宝の薬師如来坐像がおられます。薬師様の縁日は毎月8日で午前9時からお勤めです。
鳥羽上村(鳥羽上山)は、上山登山口から登りました。鉄塔の巡視路を登りましたが、倒木が多く、プラ階段も崩れ気味でした。鉄塔から、伊吹山が望めました。二等三角点・鳥羽上村に至り、下山はピストンをやめ、ルートを変更しました。コルからの概念がいい加減で、またもやGPSさまさま。次回、縦走の時は、読図、予習バッチリで臨みます。息長陵や観音寺の見学も楽しみです。
甲津原交流センターに移動して、いきものふれあい室の観察会「奥伊吹の自然と暮らしぶり」に参加しました。
いきものふれあい室では、生物多様性をテーマに学習会や観察会をおこなっています。
今回は、生物多様性の中でも、生態系サービスを視点に「奥伊吹の自然と暮らしぶり」に学びます。生態系サービスにもいくつかあるのですが、なかでも供給サービスとしての食料や、文化的サービスとして甲津原の自然景観にふれることが今回のテーマです。
甲津原を地理的に見てみると、米原市東草野の一番北にあります。曲谷・甲賀・吉槻の3区は、板並の方へ下る方が便利ですが、甲津原は、鳥越峠、新穂峠、品又峠を経て美濃との行き来の方が便利でした。奥伊吹スキー場がありますが、大変雪深いところでもあります。それ故、自給自足が基本で、保存食文化も豊かです。雪に閉ざされている間を生活していくための知恵でもあります。
伊吹大根は伊吹山のふもと姉川沿いの丘陵地帯で栽培されてきた伝統野菜です。大久保地区では「峠のだいこん」として、引き継がれてきました。小型の大根で、尻づまり型をしています。独特の辛味があって、おろしそばに最適です。煮物、漬物にしても美味しいです。今回天ぷらをいただきましたが、美味しかったですよ。
地元では、「けっからしだいこん」とも呼ばれています。収穫の時、蹴ってだいこんを掘り起こすことができるほど、根が浅くはいっていることからこのように呼ばれることもあるそうです。寒さに強く、厳冬期でも育ちます。病気や害虫にも強く、ほとんど農薬を使わなくても作ることができるそうです。昔は、大根といえば、伊吹大根だけを育てていたそうです。いまでも、自家用に小規模栽培されています。市場にはほとんど出ません。農産物直売所や「伊吹の里・旬彩の森」などで販売されているぐらいです。近年、甲津原漬物加工部の伊吹大根のお漬物が好評で加工部のみなさんが育てているだけでは足りないそうで、声をかけて育ててもらっているそうです。
追記
「大豆あん入りとち餅 をいただいて」
朝ごはんに一つ食べました。
大豆餡は、初めていただきます。
大豆なので、きな粉のほんのりとした甘さでした。
とちの風味と
甲津原のお母さんたちのやさしさが相まって、
おなかも満足、こころもあたたかくなる栃餅でした。
churaのなかでは、栃餅で商品化されているものベスト3にはいります。
朽木のwingの猪肉と栃餅入り鍋焼きうどん、
永昌庵の揚げ出汁栃餅、
そして、
甲津原漬物加工部の「大豆あん入りとち餅」
あえて商品化とことわったのは、
それぞれのご家庭で自家用に用意された栃餅は、
「おばあさんに習った作り方は、こうなんやわぁ」
「うちらは、なぁ・・・・」あくの抜き方、灰合わせ、使われる灰など
それぞれ工夫されていて、家庭の味がします。
これは、別格だと思っています。
お話を伺うと、ほんとに栃餅って、素晴らしいものだと思います。
とちの木が残る山があり、その豊かな恵みをいただいている人々の暮らしと文化があり、伝わってきたこと。
高時川の小原では、小原かごからその村の暮らしを伝える太々野さんとの出会いとお話。
この感動は、生物多様性の生態系サービスのなかの文化的サービスを含んでいると思います。青木先生、このような理解でよろしいでしょうか?
コメント
この記録に関連する登山ルート
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全部メモって下さっていたんですね
ありがとうございます。
豊かな暮らしのことや栃餅のこと・・こんなに理解して下さっていると先生が知れば、とても喜ばれると思います!
印刷して、先生にわたしておきますネ
beさん こんばんは
おはずかしいかぎりです。
ふれあいの里のころから、ほんとにお世話になって、いろいろ教えていただいているのですが、上手くまとめたり
お伝えされていることのほんの一部だと思っています。
それぞれの地域でお出会いさせていただいた方から、言葉にできないのですが、ようやく何かを感じ取ることができはじめたかなと思っています。
ありがたいなぁとしか今は表現できません。
手を合わせて「ありがとうございます」と拝んでいるだけです。
関連する本を図書館で探して読み、面白いと思うことや不思議に思うことがすこし増えてきました。
ヤマケイ新書 「日本の森列伝」米倉久邦2015
北限のブナの話や佐渡島新潟大学演習林の話が興味深かったです。
そういやbeさん、佐渡島渡っておられましたよね。
これからもよろしくお願いします
先生にもよろしくお伝えください。
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