カラパタール トレッキング
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:00
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:30
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:00
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:30
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:30
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:00
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 11:00
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:00
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:30
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 全行程 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高所であること以外は、特に問題ありません。 |
その他周辺情報 | ルクラ到着後、ガイド兼ポーターを雇い、トレッキングを開始 |
写真
感想
ツアーではなく個人旅行です。日本からは往復のフライトとカトマンズでの初日の宿の予約をしました。ネットでの必要な情報が不足したまま、種々不安を抱えての出発でしたが、結果オーライ! 全て現地で何とかなりました。
個人でトレッキングをされる方のために、項目別に気の付いたことを述べます。
【カトマンズールクラ間のローカルフライト】
日本から「Yeti Air」を予約。カードで支払い後、メールでチケットが発券されます。霧による遅延や欠航があるので、眠くても朝一番のフライトがお勧めです。(往)6:15発(復)7:00発
カトマンズ空港は、5:30に開きますが、私達は5:15に扉の前に並んで、一番でCheck In。実際は子会社の「Tara Air」のカウンターで手続きをします。意外と係員がしっかりしており、英語も可。個人でも普通に手続きできます。 登場口でも英語で大きな声で「ルクラ、セブン・オクロック」などと怒鳴ってくれ、その後、バスで駐機場へ。12-13人乗りのツインオッター機で、両側に座席がありますが、自由席なので、できれば左側に乗ると雪のヒマラヤが見えます。
ルクラ空港では、荷物のタッグの照会がありますので、半券をなくさないこと。
帰り便は、一日欠航しましたが、私達はカトマンズでの予備日が4日あったので、余裕でした。もしキャンセルになった場合は、ルクラの大通りにある「Mera Lodge」にあるTara Airの事務所に行って、翌日のフライトの時間を指定してもらいます。 静かにしてたら、遅い便にされてしまいますので、大きな声で「乗り継ぎのため、朝一番に乗りたい!」と主張してください。 7:00出発でも、カトマンズから2-3機、ほぼ同時に飛んできて、折り返し出て行きます。
あと、カトマンズの先着順と違って、ルクラでは、ガイドか宿のコネで、グループ優先で搭乗手続きを受け付けますので、ここでも大きな声で自己主張をして下さい。黙っていたらあと回しにされます。
ルクラの滑走路は、460x20m、7度谷側に傾斜していて、ぶつかるように着陸し、逆に谷に飛び込むように離陸します。世界一危険な空港と言われるスリルを、存分に味わって下さい。
【ポーター兼ガイド、寝袋】
ルクラのメイン道路の右にある「Namaste Lodge」に飛び込みで入り、一日1500ルピー(約1500円)で、手配してもらいました。私たちは、2人ですので、15kgくらいのダッフルバッグを担いでもらいました。
Mr.Sonam Sherpaという165cm、60kgくらい、20才の見かけは華奢な若者(英語可)ですが、Sherpaという苗字に恥じない強者でした。
家内が遅かったこともあり、Mr.Sherpaには、次の昼食ポイントや宿を訊いて、そこで待ち合わせをし、相前後しながら歩きました。支払いは全てルピーで、初日に5,000欲しいと言われて渡し、途中で4,000。9日間合計の13,500の残金4,500を最終日にルクラで支払い。良く働いてくれたので、チップを別途3,000ルピーあげました(2割強)かなり喜んでいました。 あと、家内用の分厚いダウンの寝袋を「Namaste Lodge」で借りました。こちらは一日150ルピー。毎晩、寝袋の上に宿のふとんをかけて寝てましたが、暖かく、貴重な睡眠が得られました。
【TIMSと公園許可証の現地取得】
カトマンズに前日の夕方に着き、翌朝ルクラに出発という日程だったため、市内の役所に行く時間がなく、事前に現地の旅行会社へ手続きを依頼したところ、ルクラから3時間くらいの「Monjo」で取れる、との回答。 かなりの不安を抱えながら行きましたが、結局、TIMSはMonjoの村で、公園許可証は、次の村のCheck Pointで問題なく取れました。(TIMSの申請用に3.5x4.5の写真を2枚、持参すること!)TIMSに至っては、用紙が切れているので、今は申請だけで、帰りがけに発行するので、とにかく行って来い!と、結構いい加減な対応でした。(帰りにキチンとくれました)TIMS/許可証の費用はそれぞれ一人2,000/3.390ルピーです。
【両替】
これも心配でしたが、結局、空港両替所、空港ATM、カトマンズの町、そしてトレッキング途中の全ての山小屋、で両替ができましたので、あまり最初から悩まずに、ザクッとした計算でOKです。例えば宿泊地と3食で一日、一人2,000ルピーとか。 Rateはほとんど、どこも同じで100ルピー/US$でしたが、数パーセントの違いですので、あまり神経質にならなくても、と思います(カトマンズ市内では108/US$)。 またATMではいくら引き出そうが、まず500ルピーの手数料が取られますので、あまりお勧めできません。 繰り返しますが、ピークシーズンで現金収入が豊富なようで、どこの山小屋でも両替をしてもらえました。
【高山病】
やはり、ダイアモックスを持参して下さい。
私も家内も、今まで高地では問題なかったので、薬は持参せず、また高地馴化の停滞日も不要と考えていましたが、家内がディンボチェで「かすかな頭痛」を訴えたため、3日間一緒の行程だったデンマーク人のAndyに、ダイアモックスを12錠もらい、また安全を見て、ディンボチェで2泊して馴化をし、その後、問題なく続行できました。頭痛が高山病の兆候だったのか、気のせいか不明ですが、服薬は大きな安心材料となりました。ガイドが「3週間前ヘリで降ろした客が、下で亡くなった」と脅かされたのが、頭痛を感じさせたのかも、とも思いましたが、実際、救助ヘリが頻繁に飛び交っている様子を見ると、満更ひとごととも思えませんでした。
【シャワー、Wifiなど】
温水シャワーやWifiは、かなりの山小屋が備えていて、300〜500ルピーで使用できます。ただシャワー後はすぐ冷えますので、早めに山小屋に着いてさっと浴び、すぐ髪を乾かす必要があります。
スマホ、デジカメの充電も有料で、300ルピーくらい。
【トイレ事情】
山小屋は、ほぼ洋式、一部和式で、水洗または自分で桶で流す形です。
結構キレイですが、ペーパーは備えてなく、宿で買います。
また、トレッキング途中では、時々見かけましたが、あまりキレイではなく、昼食時に食堂のトイレを使用するのが良いと思います。
【持参すると便利なもの】
本(宿に早く着いた時にヒマなため)ヘッドランプ(夜中にトイレに行くため)水筒またはカラのペットボトル(現地のボトルは弱いので)
【エベレストビューホテルは高い】
ナムチェの裏山にあって、ガイドブックでも有名ですが、ここのメニューでは、必ず13%の税金が取られますので、昼食を食べたりすると、すぐ2〜3000ルピーになり、要注意です。
しかも、エベレストの景観はホテルに到着する15分前の丘の上や、翌日、タンボチェに向かうトレッキング道路からの方が良いので、名前に惹かれてわざわざホテルのテラス(樹木が景観の邪魔!)で高い飲食をする必要はないと思います。
【経費】
私達は、日本ーカトマンズは、大韓航空のマイレージでしたので、ルクラへのフライト往復(US$131x往復x二人でUS$US$524)それと9日間のトレッキング中の費用一切(二人で約US$850)合計US$1,374が全経費でした。(カトマンズでの費用は別途)つまり現地費用は一人当たりUS$700で、仮に国際線のフライトを買った場合でも、合計一人US$2,000程度と思われます。
旅行会社の人には怒られそうですが、ネパールトレッキングは、決して高価なものではなく(自分で手配すれば)安く上がります。
なお、山小屋での食事代や水、トイレットペーパー代などは、高度が上がるごとに、高くなりますが、途中で行き交う荷運びの人たちや、牛たちが
重い荷上げに苦しんでいるのを見れば、充分納得できます。
【その他】
だいたい、行程が似てきますので、一度会った人は、どこかで前後してお会いします。 上述のデンマークのMr.Andyや、日本からは、南アルプスの山小屋で勤務されている阿部さんご夫婦、北アルプスのやはり山小屋で働いている河井さん、など、色々お話をお聞かせ頂き、ありがとうございました!
なお私は、このカラパタール到達で、2013年の北米/ピコデオリサバ
2014年 南米/チンボラソ(5300mで撤退)2015年 アフリカ/キリマンジャロ 同 欧州/エルブルースと、「五大陸で5,000m越え」というささやかなミニ記録を達成できました。
また、去年、田部井さんが講演会で話されていた「地震で観光収入が減っているネパールへ行って下さい」というお話を実践することができましたし、植村直己さん、加藤保男さん、長谷川恒夫さんなど、そうそうたる登山家の皆さんが、かつて歩いた街道を歩けて、とても幸せでした!
長文の記録に、お付き合い頂き、ありがとうございました。
上記以外に、何かご質問があれば、ご遠慮なくharatrek@yahoo.co.jpへどうぞ。(原)
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