御坂山-清八山-本社ヶ丸 〜縦走、迷い〜 B39


- GPS
- 07:10
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,273m
- 下り
- 1,664m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 7:10
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
旧御坂峠以降本社ヶ丸まで、富士山を至る所で望める。 清八峠〜本社ヶ丸 岩場数か所。北側切れ落ちている個所。 本社ヶ丸〜笹子駅 落葉の堆積したトラバース区間。わかりにくい渡渉個所。 |
写真
感想
都内某所で時間を費やし、高尾駅で接続した大月駅行に乗る。車中、河口湖から東行きか、笹子から御坂山塊西行きか、例によってまだ迷っていた。
大月駅5時50分着、気付かなかった。目を覚まし、慌てて降りる。目の前を53分発の始発列車が発車してゆく。必然的にA案を選択することとなった。幸い、前回も運んでくれた河口湖駅行始発列車は既に入線している。暖かさに感謝した。
車中、再び睡魔が訪れる。二度の不覚は取れない。スマホを睨み、朝焼けの三ツ峠を眺める。富士山駅の折り返しの間、朝陽を浴びた、彫りの深い富士山の姿が目に入った。精悍な表情ゆえ、女神はまだ目覚めていないのだろう。
俄かに今年出会った三柱の女神を思い浮かべた。十枚山、黒姫山、そして唯一無二の山、いずれも苦しき場面で微笑んでいてくれた。
馴染み深い三つ峠入口のバス停を後にする。九十九折を足早に登ると、およそ1時間で旧御坂峠に着く。未だ眺望は得られない。
尾根道を東に歩き始めると鉄塔が現れた。御坂トンネル上部に到達した。振り返り、ようやく富士山の姿を視界に収める。今朝は、澄んだ空気のお蔭で、その姿がはっきりと映る。
御坂山を経て現在の御坂峠、ちょうどハイキングバスが天下茶屋に到着した頃だった。この少し前、御坂山付近で一組とすれ違った。静かな気持ちの良い尾根道歩き、熊鈴も今日はあまり出番がない。
10時40分、八丁山に到着、コースタイム9掛けの予定時間よりも30分早い。南アルプスのほぼ全山をこの目に収め、ゆっくりと清八山に向かった。その清八山は二組の人々で「賑わって」いた。あまりにも人と出会わないので、御坂のメインストリートであることを忘れていた。写真3枚を撮り、すぐに出発する。
清八峠からは幾度か岩場を越える。3年ぶりのホンジャマカ、じゃなかった、本社ヶ丸が近付いてきた。
見渡す限りの大展望に時を忘れる。富士山は既に霞みかけていたが、凝視しながらパンを口にした。妙に美味い。
下山は、尾根コースか沢コースか迷うところだが、以前、笹子駅近くに下りたとき、放し飼いの犬に迎えられた記憶が甦り、後者を選んだ。13時半、尾根道を離れ、落葉が大量に堆積したトラバース区間を通過する。岩場よりもはるかに危険だ。やがて暗い樹林帯が現れ、その中を急降下する。いつになく薄気味悪い。まあ、かの犬に吠えられるよりはましだが。
舗装林道を横断したのち沢沿いを歩く。渡渉を数回繰り返したが、標識少なく、ぼんやりしていると、すぐにルートを外してしまう。それでも何とか約束の15時までには里に下りられた。人気の少ない集落の中、駅に向かう。
動きを止めると急に寒さを感じる。暖かい飲み物を選ぶか大いに迷った。小さな迷い、答えの出ない迷い、優柔不断さは変わらない。帰路にて、また女神を頼ることにした。
kimichin2様
こんにちは。
午前中は富士山が美しく見えて本当によかったです。
kimichin2様のレコを拝見させていただいていると、富士山は無限大のお姿をされており、お山はひとつなのに、一期一会、だからこそ、私達の心を掴んで離さない存在なのだなあと思いました。
本社ヶ丸に向かう途中の岩場、登ることを考えると大変ですが、岩好きな私としては、結構好きな形です。ちょっと行ってみたいなあと思いました!!
それから「暗いのヤダ。」
すみません。大爆笑しました。
針葉樹林帯ってやはり暗いです。
11月に奥多摩の赤杭尾根を下山している時、14時過ぎなのに暗くて、わかっている径でもちょっと心細くなりました。
クマさんの看板、こわさの迫力あります。
次回も、静かな楽しいお山歩きになりますように!!
reochi19様
こんばんは。
大月駅で寝過ごさなければ、笹子に向かっていました。午前中の富士山と対面することは
無かったと思います。結果オーライでした。
岩場、すぐに終わってしまいますが、手応えあります。ぜひ訪れてみてください。笹子から
上がればそれほど歩かず辿り着きます。
時々、記録も読んでくださいね。
それでは、また。
kimichin2さん、こんばんは。
実はこの御坂峠〜清八山〜本社ヶ丸コース、私が歩こうと考えていた候補の一つでした。ただ、予定日の17日(土)が非常に風が強く、1500〜1600メートルクラスの稜線歩きは寒そうと考え、標高の低い九鬼山〜高畑山の縦走に変更したのです。でも雰囲気はこちらのコースのほうが明るいですね。標高が高い分空に近いからでしょうね。富士山
toshishun様
こんばんは。
土曜日は晴れていましたが風の強い一日でした。都内でもコートの襟を立てていました。
正しい選択をされたのですね。九鬼山、私も訪れたい山の一つです。雪が降ったらぜひ
向いたいと思います。
今年も富士山と沢山の山々と親しむことができました。感謝しています。年末は恒例の
(と言っても昨年から始めたばかりなのですが)3日連続日帰り登山を楽しもうと考えて
います。
これからも趣のある、味わい深い登山を楽しまれますよう。
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