天狗岳(コース選択ミス、道間違いにケガと反省点多数)
- GPS
- 10:36
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,163m
- 下り
- 1,051m
コースタイム
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:16
- 山行
- 2:19
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:19
天候 | 曇り、ガス多い |
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過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
23:54 新宿 - 3:42 茅野 ムーンライト信州(指定券520円、ヤフオクなので実際は700円位でしたが。) 7:00 茅野駅前 - 7:57 渋の湯 バス(1150円、早朝なので往復割引切符は買えず。) 帰り 11:35 渋の湯 - 12:32 茅野駅前 バス 13:33 茅野 - 15:33 新宿 スーパーあずさ18号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
渋の湯~唐沢鉱泉 黒百合との分岐までは凍結箇所多数。雪は少ないですがアイゼンあった方が楽でした。黒百合との分岐から唐沢鉱泉までの下りはアイゼンない方がいいです。 唐沢鉱泉〜西天狗 最初の内はアイゼン不要でしたが、すぐに凍結箇所が多くなってきたのでアイゼンつけました。 上に行くにつれて雪なのか木の上の雪が落ちているのかわかりませんが、トレースがどんどん不明瞭になっていきました。(元々このコースを行く先人も少なそうな感じでしたが。。) 西天狗〜黒百合ヒュッテ 西天狗を下山するところが最もトレースが不明瞭でした。先人様が一人いることはわかっていたのですが、その方のトレースがあったりなかったり。ズボズボと踏み抜きながらの下山となりました。 東天狗のトラバース道は登り口ではなく少し登ったところにありました。これを間違えると大変なことになります。私は間違えてしまい引き返そうにも腰まで埋まって動けなくなるという恐ろしい思いをしました。 黒百合ヒュッテに直接下りる道と中山峠を経由する道の分岐がありましたが、中山峠の方が道がわかりやすそうな気がしたのでそちらを選択。正解だったのか終始歩きやすかったです。 黒百合ヒュッテ〜渋の湯 凍結箇所多数で下りは最後までアイゼンつけてました。 黒百合ヒュッテからすぐの所に氷を踏み抜いた跡が多数ありました。下は水でしたので注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 渋の湯で温泉に入って帰る予定が、バスの時間ギリギリになってしまったので寄れませんでした。しかし茅野からの特急が1時間程待ちだったので、その間茅野ステーションホテルで日帰り入浴できました。\500。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
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写真
装備
個人装備 |
ベース
メリノウールのベース
ソフトシェル
フリース
これだけで西天狗の直前まで全く寒くありませんでした。西天狗の登り口からは風が吹きさらしなのでアウターの上を着用。<br />ピッケルは西天狗山頂から黒百合ヒュッテまで使用。
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感想
12/22深夜発のムーンライト信州の指定券がヤフオクで落札できたので、それありきで行ける雪山に行くことにしました。色々選択肢はありましたが、2日目に早く帰って来たかったので、天狗岳に登って白駒池の青苔荘に泊まるという計画を立てました。ただこれだと前回と全く同じルートになってしまうので、渋の湯から黒百合平を目指さずに唐沢鉱泉経由で行ってみることに。
この計画が大失敗でした。唐沢鉱泉を経由するということは一旦登ってまた下りることになってしまい、無駄に労力を使うことになってしまいました。地図を見ればすぐわかることなのに、確認を怠ってしまったようです。それに加えて今回は凍結が多く大分下の方からアイゼンを付けたので、それによる疲労が蓄積して時間がかかってしまいました。これまで行った雪山では下の方が新雪がしまって歩きやすいことが多かったので、アイゼンは上の方に行ってからつけていましたが、今回のように長くガリガリした所をずっと歩くということがなかったので、今までは随分恵まれた環境だったんだなと実感しました。
予定より随分と時間がかかったので、青苔荘行くの無理かなと少し思い始めたところに、東天狗をトラバースする道を間違ってしまい、道がなくなり雪が腰まで埋まり抜けなくなってしまいました。ここで雪崩が来たら終わりだなーとか、いや自分が変な道に入り込んで雪崩の原因を作ってるんじゃないのとか、遭難という言葉を初めて意識しました。その後なんとか抜け出して元の道まで戻りました。これなら東天狗を素直に登っておくんだったと思い、登り始めたら、今度は本来のトラバース道を見つけて懲りもせずそちらに入っていったら、今回はちゃんとした道になっていました。
この騒動があったので青苔荘は完全にあきらめ、黒百合ヒュッテに泊まることにしました。青苔荘さんには電話して謝罪しました。(もちろんキャンセル料は全額払います。)素直に渋の湯から黒百合平を経由して登ればよかったと本当に後悔しました。
雪山に一人で行くのは危険ということはわかっているので、人気のある山に人の多い連休を選んで来たつもりだったのですが、コースが人気なかったのか、天気が良くないせいか、1日目は登山道では誰一人として会うことはありませんでした。ただ先人様のトレースがありましたので(西天狗山頂までは恐らく先人様1人)、とても助かりました。
黒百合ヒュッテは食事も美味しく、売っているお酒も豊富で良かったです。布団も一人一枚割り当てられてホッとしました。
食後に休息スペースの暖炉付近に座り込み、新宿駅で買った小さいペットのワインを3本のんで一人宴会というか、今日の行動についての反省をしました。本当はマンガとか雑誌とか読みながら飲みたかったのですが、とても活字を読む気分にはなれませんでした。相当反省が深かったのか、持ってきたお酒だけでは足りず黒百合ヒュッテオリジナルワインのハーフを追加で購入。白ですがとても美味でした。
翌朝は6:00から朝食で、私は渋の湯に下山するだけなので時間が余ってしまい、すぐ出発せずにマンガの「岳」を読みながらくつろいでいました。それが面白くてついついギリギリまで読んでしまい出発が少し遅れてしまいました。それでも時間に余裕はあったのですが、今度は唐沢鉱泉への分岐で間違えて大分唐沢鉱泉方面に下山してしまったところで、やけにハシゴとか出てきておかしいなと思いGPSを見て初めて気付きました。その時のショックと言ったら…なんで二回も来たことあるのに間違うの。。言い訳としては人がいっぱい休憩していて標識が見えなかったんです。。。もうアイゼンつけて絶対登りたくないと思っていたので本当にショックでした。
そして極めつけのトラブルは、下の方で段々と雪がなくなってきてでも凍結はあるからアイゼンが外せなくて、歩きにくくなっているところでアイゼンを岩かなにかにひっかけたのか、ちょっと横に倒れてしまいその時思いっきり膝を石にぶつけてしまったのです。それが非常に痛くてしばらくはヨロヨロしながら歩いてましたが、段々と痛みは薄れていきました。
結局渋の湯に着いたのばバスの10分前。楽しみにしていた渋の湯には入ることができませんでした。ただ、茅野駅で特急の待ちが長い間、駅前の茅野ステーションホテルで日帰り入浴できました。こんなボロボロでお風呂に入らず電車に乗るなんてありえませんでしたから良かったです。
お風呂で転んでぶつけた膝を見てみると思ったより傷が深かったので、水で洗ってキズパワーパッドをつけました。月曜までキズパワーパッドを交換しながら様子を見ても一向に傷が深いままなので、病院に行ったらこれは縫わなきゃだめと言われました。本来なら8時間以内に縫わなければいけなかったとのこと・・・
いやー、ちょっと転んだというかよろけただけのつもりが大事になってしまいました。来週は初日の出登山するつもりだったけど、大丈夫かしら。。。
とにかく今回は最初から最後まで反省しきりでした。私は山に登る資格がないんじゃないだろうか・・・というところまで考えて落ち込みました。単独というのはそれだけで1つリスクをしょいこんで登山しているのですから、それに見合うスキルというかレベルというかそういったものを身に着けている人でないと単独で登るべきではないんじゃないかなと思いました。特に雪山は。
まぁ私の場合は、1つの判断ミスが死に直結するような所には行きませんが、それでも慎重に正しい判断ができるように、その為には余力を残して登れるように心身トレーニングしなきゃだめだなと思いました。
かなり落ち込みましたが、最近仕事であった色々嫌なこととかは帰ってくるまで一回も思い出しませんでした。そういう意味ではリフレッシュになったのかな??
meg77さん、ご無沙汰してます。
お疲れさまでした、何事も経験ですね👍また、頑張りましょう。またです。
コメントありがとうございます。
そうですねー。しなくてもいいような経験もありましたが。特にケガ^^;
次回はもっと楽しい雪山になるように頑張ります!benさんもお気を付けて。
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