北横岳 初めての軽アイゼン


- GPS
- 03:49
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 273m
- 下り
- 250m
コースタイム
- 山行
- 2:32
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 3:48
ロープウェイ山頂駅でアイゼンを除いた装備を装着、準備運動をして歩き出しました。北横岳ヒュッテまでなんとかアイゼン無しで歩きました。
ヒュッテ脇で軽い昼食を取って、アイゼンを装着しました。
アイゼンを装着すると滑らなくなるのが良く判ります。ヒュッテから少し登ると北横岳南峰到着です。天気は晴れでしたが風が強く、樹林帯など風が無いところに入るとほっとします。
南峰から北峰に移動して景色を楽しみました。北横岳はなだらかな樹林帯の山ですが、山頂自体には風をさえぎる木々がないため、山頂の条件は結構過酷です。強風で体がもっていかれそうでした。こんな状態が続く森林限界を超えた尾根歩きは自分には無理そうです。
帰りは七ツ池に立ち寄り、ロープウェイ山頂駅に戻りました。
今回のツアーは基本的な歩き方など教わることができ、かつ眺めも楽しめたので
参加して良かった。
ゴールが坪庭になっているのは、GPSの電池が消耗したためです。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所なし。 |
その他周辺情報 | 北横岳ヒュッテは通年営業とのこと。 |
写真
感想
軽アイゼンをつけての雪山を初めて体験できました。
北横岳ヒュッテの温度計で-8度でした。軽アイゼン装着しての3時間程度、踏み固められた道を歩行しての感想を、道具ごとに記載しました。
【靴】一番心配していた靴とソックスです。現在持っている3シーズン用のものは中厚手ソックスで合わせており、-10℃を想定して、厚手のソックスを買ったのですが、これだとかなり窮屈だったので、中厚手ソックスで行きました。
結果としては、歩く前、足先が冷える感じはしたものの、歩き出したあとは、全く問題ありませんでした。 少し気になったのは普段感じない足の甲の圧迫感です。
軽アイゼンを紐で締め付けるので、3シーズン用の靴でも甲の部分がしっかりした靴が良いかもしれません。
【手袋】寒かったのが手袋。防滴タイプの手袋、一つでトライしたのですが、歩き始め早々、坪庭で風に吹かれ指先が冷たくなりました。この手袋、5℃位のときには歩いている際には暖か過ぎる感じがするのですが、やはりー8℃、風有りではもう一段寒さ対策を増す必要がありました。 歩いている間に、に冷たさが薄らいできたのですが、丁度樹林帯に入ったあたりだったので、樹林帯で風に吹かれなくなり助かったのだと思います。しもやけになりたくないので、移動用のウールの手袋と防滴タイプの手袋とを重ねて装着しました。かなり窮屈でしたが、これで冷たさは感じなくなりました。
【軽アイゼン】モンベルの6本爪を使用。問題ありませんでした。ワンタッチ装着のタイプとどちらにするか迷ったのですが携帯性を重視して普通のタイプを選択しました。気になったのは、紐で締め上げるので、緩むのを恐れて、きつく締めると足の甲が痛くなること。これは靴の甲の剛性とも関連するので、靴と一緒に考えなくてはなりませんね。携帯性は劣りますが締め付け感から逃れるために(セミ)ワンタッチタイプの12本爪にするのもありかも。しかし、この場合は靴もアイゼン対応するので、アプローチが不利になる。。。(お金もかかる。。。)
【シャツ類】
化繊の薄手シャツにウールのシャツ、その上に長袖のウール&アクリルシャツ、更に
薄手のフリースの4枚重ね。それに雨カッパを羽織りました。 汗を少しかいたかもしれませんが全く気になりませんでした。 やはり2000mを超える冬山の寒さですね。大月周辺の山より確実に寒いです。
【パンツ類】
ウールのタイツにストレッチパンツで移動して、歩く前にオーバーパンツ、スパッツを装着しました。問題なし。オーバーパンツはサイドが太もも付近まで開くタイプで正解でした。靴をはいたままの装着が楽です。圧雪状態だったので、ロングスパッツでなくてもOKだったと思います。ただすれ違いのときなど、コース脇に少し出るので、踏み抜く事を考えるとロングが良い。
【帽子類】毛糸の帽子とネックウォーマを着用。帽子は微妙に耳たぶの下側がカバーされなかったので、気になりました。鼻カバー付のネックウォーマは、鼻までカバーするとメガネが曇ります。
【サングラス】メガネにサングラスを装着したのですが、写真を撮る時にはファインダーが良く見えず不便でした。ファインダーをのぞく時だけサングラスをはずせばよいのですが、手袋をしているとその動作も難しいので悩みどころです。
【スマホ】素手になるのを避けるために、指紋認証は解除しておくべきでした。
動作は、スマホ対応の無印のウール手袋でOKでした。
【カメラ】オリンパスのミラーレス機を持参したのですが、一眼レフ機に較べてどうしてもボタンが小さく、設定変更は難しかった。おそらく冬用の手袋だとほとんどの操作ができなくなる。PLフィルタの調節(回転)は、サングラスでファインダが見えにくいこともあり、できませんでした。今回歩いた北横岳であれば、ロープウェイがあり、歩く標高差もないので一眼レフを選択しても良いかも。それに、寒いのでバッテリーの持ちを考えてもミラーレスより一眼レフが有利ですね。予備のバッテリ交換も雪山だと面倒です。今持っている一眼レフ(D300,D700)だとレンズ込で1.9kg。悩みどころです。
【その他】
夏場より何をするにも時間がかかるので、歩き出す前の段取り、パッキングが重要だとつくづく感じました。
逆に、石や岩の凹凸が雪でなくなるので、夏より歩き易いことを実感しました。
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