青木ケ原樹海を歩いて富士山へ行こう
- GPS
- 15:48
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 1,551m
- 下り
- 1,190m
コースタイム
- 山行
- 9:19
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 10:21
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 5:27
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
|
---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
GPS
ツェルト(3)
ファーストエイドキット
ナイフ
カメラ
|
感想
山登り三年目にして、三回目の富士山。
一年目は吉田口五合目から登り八合五勺で一泊。高山病で死にそうになりながら山頂で御来光を仰ぎ、おはち巡りをして五合目まで下山。
二年目は精進湖畔でテント泊し、そこから青木ヶ原樹海を上り詰めて五合目ホテル泊。二日目に山頂往復。
三年目の今年は、昨年一緒に登ったKOZの同僚が多数エントリーしてきた。初日は精進湖畔から五合目まで、二日目は山頂を目指さず六合目から吉田ルートで下山するプラン。
まず、みんなの実力が分からないので、春先から近くの山でトレーニングを開始した。なにせ、富士登山初日は高低差1400m、距離20kmを小屋泊装備で登るという過酷な山行。それなりの体力が無いと達成できないのだが、ピクニック気分のハイカーがわんさか顔を揃えた。『うーん、引き受けたはいいが、本当に夏までにモノになるかな?(>_<)』
高低差のあるコース、高低差は少ないが距離が長いコースなど、数回に分けて各自の適正を見極めてみたが、最後まで確信は持てず。
『これまでのトレーニング山行に参加してみて、自分で行けると思った人だけエントリーしてください』と告げた。
そして当日。
精進湖民宿村をスタートして、昨年のルートに合流するはずだったが、行けども行けどもそんな景色が現れてこない。最後尾だった私は、左側から車の音が聞こえてきたことに違和感を感じ、現在地を確認した。『あー、やっちまった。あの分岐を曲がるんだったのか・・・』ここから引き返して、果たして五合目までたどり着けるかな?と不安が募る。回れ右し、自分が先頭に立ってペースを速めながら曲がり損ねた分岐を目指す。休憩もそこそこに一合目を目指す。富士風穴で1時間程の散策を予定していたが、それをすっ飛ばせば遅れを取り戻せる。
『風穴を諦めるか、風穴を覗く代わりにその後のペースも先程と同様にコースタイムの1.2倍で歩くか、どっちにする?』とみんなに尋ねた。「せっかくなので風穴を見たい」という意見があったので、『じゃあ、今後の休憩時間は1時間当たり5分、昼食も短縮で』と告げ、風穴へ。自分のミスでみんなを辛い目に遭わせてしまった後悔の念がずっしりと肩にかかる。
猛暑の影響か、昨年より氷が少な目の風穴内部だったが、初めての面々は十分楽しんでくれたようで一安心。
さ、ここから頑張ろう!
お昼の時間になり、民宿の人が作ってくれたお弁当を広げ、みんなで談笑。その後、おばちゃんのおやつタイムが始まった。※私もおっちゃんですが…(笑)
昨夜、みんなの荷物チェックをした際、『行動食は自分の分だけにしなよ!』と、あれ程注意したにも関わらず、沢山のおやつを詰め込んできたヤツらに『荷物が重くてペースが落ちたらみんなに迷惑がかかるから、捨てられる水はここで捨てるように!』と優しく(?)注意。
しかし、しかし、三合目を待たずにズルズルと遅れだす人たちが続出。『三合目からバスで上がる?』、『荷物をよこせ!』、『次はお前の荷物を持つから頑張って!』と叱咤激励しながら、なんとか四合目の廃墟跡に到着。ここまで来たらゴールは近い。少し休憩を長めにとってみんなの様子を伺う。一番ヘバッテいたyuyu1919の荷物を分担するためザックの中を覗き込んだら、『非常食はそんなに要らん!』と昨日注意したのに、カロリーバーが山ほど出てきた… 「あっ!見つかった(>_<)」という顔のyuyu1919.(笑)
最後の力を振り絞り、何とか夕暮れまでに五合目へ到着できました。みなさんお疲れ様でした。
『明日は3:30集合です。自力下山できないと思った人は、明日ここからバスで下山してください。また、一緒に六合目で御来光を仰ぎ、五合目へ戻ってバス下山してもいいです。どうするかは明日の朝起きた都合で判断して下さい』
翌朝、みんな「行きます」
8月でも早朝の富士山はとても寒い。歩き始めて少し体が温まってきたころ、「暑い暑い」という面々。『登り始めは寒いけど、歩き始めたらすぐに暖かくなるから、服は1枚少な目で!』と言っていたにもかかわらず、なんとダウンを着ている人が居る。『アホカ!』とまたしても怒られる(笑)
六合目へ到着。東の空には低く雲が漂っていたので、予定時刻の4:45になっても太陽が顔を出さない。のんびり待つしかないので、暖かいスープを振る舞う。
そして、5時過ぎにやっと太陽が顔を出してくれた。みんなの笑顔が弾ける。。。逆光で良く見えないが、きっと笑顔のハズだ!(笑)
昨日あんなに大変だったのに、下りは速い!
というか、速すぎた。下山も分刻みのスケジュールだったので、ゆっくり下山する人たちに『もう少し早く歩いてもらえないかな?』という心の焦りがあり、自分のペースで下ってしまった。。。
長い長い下山道。ケガの殆どは下りで起こるという鉄則を、忘れてしまっていた。1時間おきに休憩を挟んでいたが、付いてくるのがやっとの人たちには、やっぱり辛かったんだろう。
そして、悔やんでも悔やみきれない事故が起こる。
この教訓を忘れない為にも、日々精進しよう。そして自分の実力が未熟な内は、安易に初心者を連れて行かないと、心に誓った。
あれから半年、今まで同様に登山を続けています。
また秋には、初心者を指導する機会を得て、一から登山技術について学び始めました。まだまだ未熟者ですが、事故なく楽しい山行を続けたいと思います。
yuyu1919さん
元気になったらまた登ろうね。その時は荷物少なめにね(笑)
2015年KOZが0合目から青木ヶ原樹海を歩いて頂上まで行ったと聞いた時は、尊敬&羨ましい気持ちで一杯になった。
私自身は、吉田ルート5合目〜頂上は数年前に登頂している。
そこで私は「5合目まで青木ヶ原樹海を歩いて行きたい」と言う思いを軽くKOZに口にした、そこから始まった。2016年の春。
日程、民宿、カプセルホテルがあっという間にKOZによって段取り完了。さすがの行動力。統率力。盛り上げ隊長。最高。だーい好きなKOZありがとう♡
自分も含め登山超初心者も混ざったメンバーが集まって練習開始。
飲水、食料など重い荷物を背負って0合目〜5合目までの20kmを明るいうちに歩き切る体力をつけること。という最低限の参加条件を当然のように聞いてもまだわかっていませんでした。
元々持久力なし、山登りより散歩が好きな私は、初練習で登ったハイキング程度の山歩きでクタクタになり自問自答。
行くと決めたらみんなに迷惑がかかるからギブアップできない→あと2ヶ月で体力がつくのか?でも今回行かなければ2度とこんなチャンスない→よし行くぞ!→再びKOZに、私行きます宣言!
私の中の迷いなどつゆほども知らないKOZは、い…いまさら??と腰砕けてましたね(笑)
8/5 朝。三重から出発。登山靴忘れ1名!
8/5 昼。宇都宮焼きそば食らう。
会社同僚の紹介で「むすびや」さんでご馳走になりました。美味しかった!!大将とお姉さんの笑顔と暖かさに癒されました。ありがとうございます!
浅間大社でお参り、美しい湧き水と鳩にパンやりおじさんに出会う(笑)
8/5 夜。民宿きくみ荘泊
家族の優しさ暖かさにまたまた癒される。
お風呂も順番に二人づつ入る。楽しい〜。
8/6 早朝5時半 精進湖ルートから出発
早朝の差し込む木漏れ日でキラキラ光る苔むした岩、木々、地面、360度見渡す限りの美しさに感動。深呼吸。
珍しくてヤバそうなキノコにもワクワクし、風穴の看板を確認しながら進んだにもかかわらず、ルートを間違えてしまった。わかりやすい道でも知らず知らず迷ってしまう山道の怖さに触れた。タイムロスに凹み、テンションと体力を奪われながら言葉少なに正しいルートへ戻り、無事、天然記念物富士風穴へ到着。
風穴の滞在時間を少し短縮することでタイムロスの穴埋めができた様子。
風穴入り口へ降りる階段からすでにひ〜んや〜り。うっひょ〜。是非次は奥まで行きたい。
一合目までの遠いこと遠いこと。
すれ違う生き物なし(笑)
三合目〜四合目が体力的にきつかった。
四合目看板の幻をみたほどですから(笑)
四合目〜五合目重い荷物を肩代わりして持ってくれたtarobonさんありがとうございました。情けないを通り越してめちゃくちゃ嬉しかったです(笑)助かりました。
非常食チョイスのダメ出しもクタクタの四合目でいただきました(笑)
無事、夕焼け前に五合目カプセルホテル到着。
8/7 暗いうちに。六合目まで御来光を拝みに出発。
雲の切れ目から時折見える御来光、綺麗でした。朝食の熱いコーヒー、リゾット、にゅうめん、どれもこれも美味しくて温かくて幸せな時間でした。重い装備やカップやお湯を背負って登って来てくれた皆さんありがとう♡
帰り道は、登ってくる人とたくさんすれ違うルート。昔の小屋の後や、落石どめ?を見ながら下山。あっという間に、一合目。
ほぼ平面の遊歩道に入り0合目を目指す。
ご機嫌で大笑いしながら。
長い裾野はあと何キロ歩くと終わるのだろう。まさかここで、全員を巻き込んで強制終了するなんて。
ウキウキ気を抜いて歩いていた。コケた。手の甲と顎で、全衝撃を受け止めた。
転がるわけでも滑るわけでもなく、衝撃が体の中に溜まった感じ。
意識はある、首から上は動くのに体が全く動かせない恐怖。
5分後?10分後?15分後?体の感覚が戻り動かせるように。両手のピリピリした痺れだけ残った。みんなの決断は的確で早く優しかった。
大型タクシー。民宿までエスケープ。民宿でシャワー。休日医療センター。お昼ご飯。 帰途へ。
コケて、手の痺れが残ったことから頚椎ヘルニアとわかり12/17手術に至りました。
言い出しっぺ私の一言からあっという間に計画、賛同、頑張った仲間に〜ありがとう〜の感謝の気持ちでいっぱいです。
そして大変ご心配をおかけしました。
これからもよろしくね!!
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