天狗岳 再び -あまりにも寝覚めが悪いので行っちゃいました-
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 868m
- 下り
- 867m
コースタイム
天候 | 両日とも晴れ 6日の東天狗岳は少し風が強かったけれどいつもと比べればかなり穏やかでした |
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過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
7日(土)の10:00に下山してきたときには駐車場は満杯。路駐もかなりありました。 登山ポストは唐沢鉱泉の玄関前にあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が少なく、唐沢鉱泉〜西天狗岳の樹林帯と黒百合平〜唐沢鉱泉間登山道の唐沢に近い辺りはかなり土が出ていました。(12月29日に降りてきたときよりかなり雪が溶けてしまっていました。) 西天狗岳〜東天狗岳への吊り尾根は雪が少ないため雪庇ができるほどではありませんでした。トレースがしっかり踏み固められているので外れないように歩けば問題なしです。 西天狗岳山頂は風も無く穏やかで気持ちのよい展望が望めましたが、吊り尾根から東天狗岳山頂へ登るにしたがって風が強くなりました。(ここは風の通り道のようで、いつも強いので・・・12月29日に登ったときほどではありませんでした。) |
その他周辺情報 | 唐沢鉱泉(1月10日までで冬季休業) 午前7:00〜午後10:00まで入浴可 大人700円 洗い場は3つしか無く少ないですが、ゆったりと落ち着いたいい鉱泉でした。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
コンパス
ヘッドランプ
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ヘルメット
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共同装備 |
予備靴ひも
非常食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
計画書
予備電池
ファーストエイドキット
ロールペーパー
ナイフ
カメラ
水2ℓ
|
感想
暮れの12月28日〜29日に天狗岳へ向かいましたが、強風とホワイトアウトで東天狗岳山頂から黒百合平へ引き返し、西天狗岳山頂を踏むことができませんでした。西天狗岳を宿題として残してしまったのですが、年が明けてもどうも気になって寝覚めが悪いのです。悶々とした数日を過ごした後、無理矢理休みをもらい、かみさんと二人で1月6日〜7日に出かけてきました。今回は唐沢鉱泉から西尾根を登って、西天狗岳〜東天狗岳〜黒百合平〜唐沢鉱泉という前回とは反対回りで計画をしました。
天気予報とにらめっこをしていると、7日晩からくずれそう。しかも8日は大荒れとか・・・。「これは6日の金曜日に出かけるしかないでしょ。」ということで、黒百合ヒュッテに予約を入れて出かけました。
6時に駐車場に着きましたが、車は一台も停まっていません。少ししてから3〜4台入ってきました。準備をして7時に出発しました。登山道は雪が着かずに土が剥き出しになっているところもあります。第二展望台まではチェーンスパイクとストックで登りました。
第一展望台の手前から南・中央・北のアルプスが美しく見えはじめました。写真を撮りながらゆっくりゆっくり登ります。風も無く、穏やかな素晴らしい天気です。
第二展望台からはアイゼンとピッケルにかえて登りました。
平日なのでそれほど人は多くありません。途中であった人に話をすると、やはり天気を見て8日が危なそうなので急遽6日からやってきたということでした。それにしても雪が少ない。西天狗への登りは岩と雪のミックスでした。
山頂は穏やかで南八ヶ岳も美しく見えます。蓼科山の山頂だけ雪で白くなっている姿がなんとなく寂しい感じです。それにしても西天狗岳からの展望は美しかったです。
前回は東天狗山頂はホワイトアウト状態、体が持って行かれそうな風。氷の粒をとばして体や顔にバシバシと当ててくる・・・そんな状態でしたから、展望なんてあるわけがございません。今回、再チャレンジしなければこの景色を見ることはできませんでした。
北アルプスも槍穂から後立山の白馬、小蓮華辺りまではっきりと見えます。乗鞍岳、噴煙を上げる御嶽山、中央アルプス、南アルプス、東には金峰山うあ甲武信ヶ岳など奥秩父の山々、そして北には浅間山、妙高、火打、焼岳も見えます。
西天狗から吊り尾根を経て東天狗へ向かいます。東天狗が近づくとやはり風が強くなってきました。とはいっても、前回ほどではありません。ただ、山頂には寒くて長くはとどまれませんでした。
黒百合ヒュッテは、テント二張、宿泊者も多くはありませんでした。受付で「個室も開いていますけど・・・」といわれて個室にしました。
夕方、日没を狙ってヒュッテの目の前から「天狗の奥庭」へ登りました。アイゼンは付けずにつぼ足で登りましたが何とか登り切り、夕陽が沈む頃の山々や、天狗岳などを撮影しました。
下りは薄暗くなっていて、つぼ足ではかなり滑るので、シリセードで降りてきました。
翌朝4時前に外に出て1時間半ほど星空の撮影、朝食後、日の出を撮影するために中山峠からにゅう方面へ「見晴台」まで登りました。(この時はアイゼン装着)
2日目は下山するだけだったので、ゆっくりとヒュッテを出発。2時間弱で唐沢鉱泉まで戻ってきました。
前回はパスした唐沢鉱泉で風呂に入り心身ともにリフレッシュして帰路につきました。
今回は前回から1週間ほどしか経っていませんでしたが、同じ場所へ再チャレンジしました。結果的になんとなくもやもやしていたものがスッキリとしたような気がします。何よりも素晴らしい風景にたくさん出会えたことが一番の収穫でした。
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