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Yamareco

記録ID: 1042097
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

やっと行けた西穂高岳

2017年01月06日(金) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
nyajila その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:03
距離
8.4km
登り
941m
下り
937m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:15
休憩
0:49
合計
6:04
距離 8.4km 登り 941m 下り 937m
10:15
10:21
13
10:34
10:36
54
11:30
11:38
23
12:53
13:01
22
14:04
18
14:22
14:23
6
14:29
14:43
19
15:02
24
15:26
15:28
1
15:29
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高登山指導センター前にある登山者用無料駐車場に駐車しました。平日のためか、ガラガラでした。ロープウェイチケットは、コンビニで割引チケットを購入できます(新穂高ロープウェイ JTBで検索)。
コース状況/
危険箇所等
雪庇が発達していて、なるべく乗らないように気を付けました。雪の状態は非常によく、アイゼンが良く効きました。急な斜面を降りるときは、後ろ向きになって慎重に下りれば問題ないと思います。
その他周辺情報 下山後は、ヤマレコで紹介されていた深山荘の日帰り露天風呂に行ってみました。登ってきた尾根を眺めながら今日の登山に思いを巡らして湯につかる、最高の贅沢でした。
いざ、でっぱつ!!
2017年01月06日 09:42撮影 by  NEX-5N, SONY
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いざ、でっぱつ!!
前回、西穂山荘で休憩しすぎたので、あえてスルー。
2017年01月06日 10:22撮影 by  NEX-5N, SONY
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前回、西穂山荘で休憩しすぎたので、あえてスルー。
本当にいい天気。寒波はいずこに。
2017年01月06日 10:28撮影 by  NEX-5N, SONY
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本当にいい天気。寒波はいずこに。
風がない??
2017年01月06日 10:28撮影 by  NEX-5N, SONY
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風がない??
独標は前回行ったので、さっさと登る。
2017年01月06日 11:25撮影 by  NEX-5N, SONY
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独標は前回行ったので、さっさと登る。
標だけ撮って、先へ。忙しいのぉ。
2017年01月06日 11:38撮影 by  NEX-5N, SONY
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標だけ撮って、先へ。忙しいのぉ。
独標を降りたところ。そういえば、こんな感じだったよね、と奥穂〜西穂縦走を思い出しつつ進みます。
2017年01月06日 11:47撮影 by  NEX-5N, SONY
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独標を降りたところ。そういえば、こんな感じだったよね、と奥穂〜西穂縦走を思い出しつつ進みます。
ここ、僕が飛び降りたところ。SHIBAWANさんが通過中、ていうか、この行き方が正解でした(汗)
2017年01月06日 11:57撮影 by  NEX-5N, SONY
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ここ、僕が飛び降りたところ。SHIBAWANさんが通過中、ていうか、この行き方が正解でした(汗)
2017年01月06日 12:08撮影 by  NEX-5N, SONY
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まだ道半ば。でも少し嬉しい。
2017年01月06日 12:09撮影 by  NEX-5N, SONY
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まだ道半ば。でも少し嬉しい。
怖ぇ〜、マジであんなとこ行くのか! とつい独り言。
2017年01月06日 12:12撮影 by  NEX-5N, SONY
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怖ぇ〜、マジであんなとこ行くのか! とつい独り言。
SHIBAWANさんに撮っていただきました。多謝!
2017年01月06日 13:01撮影 by  NEX-5N, SONY
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SHIBAWANさんに撮っていただきました。多謝!
西穂高岳山頂に到着しちゃえばこっちのもの。時間的余裕もあるし、写真が増える増える。
2017年01月06日 13:02撮影 by  NEX-5N, SONY
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西穂高岳山頂に到着しちゃえばこっちのもの。時間的余裕もあるし、写真が増える増える。
奥穂〜槍。ついこの間行ったなぁ、と感慨にふける。
2017年01月06日 13:02撮影 by  NEX-5N, SONY
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奥穂〜槍。ついこの間行ったなぁ、と感慨にふける。
2017年01月06日 13:02撮影 by  NEX-5N, SONY
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とろけ落ちそう。
2017年01月06日 13:14撮影 by  NEX-5N, SONY
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とろけ落ちそう。
西穂高岳までは12峰あるんでしたっけ?
2017年01月06日 13:15撮影 by  NEX-5N, SONY
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西穂高岳までは12峰あるんでしたっけ?
SHIBAWANさん。下山スピードが速く、あっという間に置いて行かれるの図。
2017年01月06日 13:19撮影 by  NEX-5N, SONY
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SHIBAWANさん。下山スピードが速く、あっという間に置いて行かれるの図。
12峰中3峰しかわかりませんでした(泣)
2017年01月06日 13:25撮影 by  NEX-5N, SONY
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12峰中3峰しかわかりませんでした(泣)
トラバース。トレースがあるので、意外と怖くありません。でも、踏み外せばイチコロでしょうねぇ。
2017年01月06日 13:30撮影 by  NEX-5N, SONY
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トラバース。トレースがあるので、意外と怖くありません。でも、踏み外せばイチコロでしょうねぇ。
こんなところ行けるの?と思いますが、風もなく雪質もいいのでそれほど怖くなかったです。
2017年01月06日 13:39撮影 by  NEX-5N, SONY
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こんなところ行けるの?と思いますが、風もなく雪質もいいのでそれほど怖くなかったです。
改めて振り返る。西穂高岳があんなに遠くに。
2017年01月06日 13:41撮影 by  NEX-5N, SONY
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改めて振り返る。西穂高岳があんなに遠くに。
戻ってきました。安全地帯まであと少し。
2017年01月06日 13:42撮影 by  NEX-5N, SONY
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戻ってきました。安全地帯まであと少し。
あらためて写真を見返すと、すごいところですね。自分で行っておいてなんですが、よく行くよね。
2017年01月06日 13:52撮影 by  NEX-5N, SONY
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あらためて写真を見返すと、すごいところですね。自分で行っておいてなんですが、よく行くよね。
独標まであと少し。
2017年01月06日 13:54撮影 by  NEX-5N, SONY
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独標まであと少し。
景色を楽しむ余裕も出てきました。
2017年01月06日 14:16撮影 by  NEX-5N, SONY
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景色を楽しむ余裕も出てきました。
よくあんなところまで行ったよね、と思いました(笑)
2017年01月06日 15:05撮影 by  NEX-5N, SONY
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1/6 15:05
よくあんなところまで行ったよね、と思いました(笑)
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 毛帽子 ザック アイゼン ピッケル 行動食 飲料 水筒(保温性) GPS 携帯 時計 サングラス ツェルト カメラ ヘルメット

感想

昨年は西穂独標までしか行けなかったので、何としても西穂高岳まで行ってやろう、と思っていました。ご存知の通りですが、ロープウェイ始発は混むこと、行動時間が短く限られること、プラス体調、この3つをクリアしないと時間的に西穂高岳までは行けません。

少しでも時間的余裕を得るために、以下のような準備をしておきました。
・オンラインで登山届を出す
・ロープウェイ到着後、すぐ行けるようにハードシェルを着ておく
・ゲイターもあらかじめ装着しておく
これによって仮眠時間も確保でき、山頂駅についたらすぐにアイゼンを装着して出発できました。

実は3日間の休みが取れたので最初はテント泊を考えていましたが、天気が良かったら日帰りで行けるかも、と迷っていました。タイミング悪く?ちょうど寒波が到来したので、荒れた天気になったらそもそも無理だなぁ、などと山行き自体を躊躇していました。それに、平日なのでトレースが無かったら、とか、硬い雪の上に新雪が積もっていたら滑りそう、とか、ネガなことが頭をよぎります。とりあえず体調を整えるため、前日は早寝をし身体を十分に休めました。

当日、早めに現地に到着し、駐車場で少し仮眠。明るくなってから空を見上げると、予想外に気持ちの良い青空。良く寝たので体調も良く、日帰りに決定しました。急いで荷物をテント泊から日帰り用にまとめ直しました。8時20分に団体ツアーが到着する、というヤマレコの記録があったので、7時40分ごろ入り口に並びました。たまたま1番乗りのSHIBAWANさんがいらっしゃって(初対面ですが)、話を伺うと西穂高岳まで行くとのこと。これ幸いとお願いして付いていくことに(笑)

ところで、行動時間を短くするためには、荷物を軽くしなければなりません。使わないものは持っていかない、という基準で以下のようにしました(ヘッデンやエマージェンシーすら持っていかないことに否定的な意見もあるでしょうが、心を鬼にして軽量化を優先しました)。
・滑落したら死ぬと思うので、ツェルト以外持っていかない
・エマージェンシーキットもおいていく
・ヘッドランプも持たない
・ガスコンロ、コッヘルは持たない(調理する時間的余裕は無い)
・いつも余っている行動食を半分に減らす(それでも余った)
・水を2Lから1Lに(これも余った)
・非常食はパン1個(基本、行動食のみとする)
・防寒着を1着にする
と、徹底的に軽量化しました。おかげでザックの軽いこと。そこまでしてピークを取りたいのか?と思われちゃうかもですが、取りたいんです(笑) 前回悔しい思いをしているので。

荷物を減らした分、安全マージンも削っているので、
・悪天候時はすぐに撤退
・絶対に滑落しないこと
・万が一の場合は西穂山荘に泊まる
という自己ルールを設けました。

さて、当日。西穂丸山まで行くと早朝に出発したであろう人が降りてきます。話を聞くと、ピラミッドピークまで行った、とのこと。なんでも雪崩そうだから、だとか。今回もダメかなーと思いつつ、とりあえず行ってみることに。

独標までは前回行っているので余裕です。問題はその先。トレースはあるものの、これ大丈夫か?というのも多々あります。実際、2回ほどSHIBAWANさんからアドバイスを頂いて事なきを得ました。トラバースもトレースがあるので、慎重に行けば問題ないと思います。

ピラミッドピークは意外と早く着きましたが、西穂高岳のピークはアップダウンが多いので遠く感じました。その分、着いた時の感動は大きかったです。つい長居をして写真をいっぱい撮ってしまいました。あとは下山のみですが、独標までは慎重に行けば問題なかったです。

それにしても山って難しいとつくづく思います。今回は天候に恵まれたこと、雪の状態が良かったこと、ロープウェイ始発に乗れたこと、トレースがしっかりあったこと、たまたまSHIBAWANさんとご一緒できたこと…いくつもの偶然が重なって本当に運が良かったと思います。SHIBAWANさん、いろいろとありがとうございました。

帰りは、これまたヤマレコで見かけた露天温泉へ。冷え切った身体を温めつつ、登った稜線を眺めながら思いを巡らす、最高の山行きとなりました。

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