やっと行けた西穂高岳
- GPS
- 06:03
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 941m
- 下り
- 937m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:04
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪庇が発達していて、なるべく乗らないように気を付けました。雪の状態は非常によく、アイゼンが良く効きました。急な斜面を降りるときは、後ろ向きになって慎重に下りれば問題ないと思います。 |
その他周辺情報 | 下山後は、ヤマレコで紹介されていた深山荘の日帰り露天風呂に行ってみました。登ってきた尾根を眺めながら今日の登山に思いを巡らして湯につかる、最高の贅沢でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
GPS
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
ヘルメット
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感想
昨年は西穂独標までしか行けなかったので、何としても西穂高岳まで行ってやろう、と思っていました。ご存知の通りですが、ロープウェイ始発は混むこと、行動時間が短く限られること、プラス体調、この3つをクリアしないと時間的に西穂高岳までは行けません。
少しでも時間的余裕を得るために、以下のような準備をしておきました。
・オンラインで登山届を出す
・ロープウェイ到着後、すぐ行けるようにハードシェルを着ておく
・ゲイターもあらかじめ装着しておく
これによって仮眠時間も確保でき、山頂駅についたらすぐにアイゼンを装着して出発できました。
実は3日間の休みが取れたので最初はテント泊を考えていましたが、天気が良かったら日帰りで行けるかも、と迷っていました。タイミング悪く?ちょうど寒波が到来したので、荒れた天気になったらそもそも無理だなぁ、などと山行き自体を躊躇していました。それに、平日なのでトレースが無かったら、とか、硬い雪の上に新雪が積もっていたら滑りそう、とか、ネガなことが頭をよぎります。とりあえず体調を整えるため、前日は早寝をし身体を十分に休めました。
当日、早めに現地に到着し、駐車場で少し仮眠。明るくなってから空を見上げると、予想外に気持ちの良い青空。良く寝たので体調も良く、日帰りに決定しました。急いで荷物をテント泊から日帰り用にまとめ直しました。8時20分に団体ツアーが到着する、というヤマレコの記録があったので、7時40分ごろ入り口に並びました。たまたま1番乗りのSHIBAWANさんがいらっしゃって(初対面ですが)、話を伺うと西穂高岳まで行くとのこと。これ幸いとお願いして付いていくことに(笑)
ところで、行動時間を短くするためには、荷物を軽くしなければなりません。使わないものは持っていかない、という基準で以下のようにしました(ヘッデンやエマージェンシーすら持っていかないことに否定的な意見もあるでしょうが、心を鬼にして軽量化を優先しました)。
・滑落したら死ぬと思うので、ツェルト以外持っていかない
・エマージェンシーキットもおいていく
・ヘッドランプも持たない
・ガスコンロ、コッヘルは持たない(調理する時間的余裕は無い)
・いつも余っている行動食を半分に減らす(それでも余った)
・水を2Lから1Lに(これも余った)
・非常食はパン1個(基本、行動食のみとする)
・防寒着を1着にする
と、徹底的に軽量化しました。おかげでザックの軽いこと。そこまでしてピークを取りたいのか?と思われちゃうかもですが、取りたいんです(笑) 前回悔しい思いをしているので。
荷物を減らした分、安全マージンも削っているので、
・悪天候時はすぐに撤退
・絶対に滑落しないこと
・万が一の場合は西穂山荘に泊まる
という自己ルールを設けました。
さて、当日。西穂丸山まで行くと早朝に出発したであろう人が降りてきます。話を聞くと、ピラミッドピークまで行った、とのこと。なんでも雪崩そうだから、だとか。今回もダメかなーと思いつつ、とりあえず行ってみることに。
独標までは前回行っているので余裕です。問題はその先。トレースはあるものの、これ大丈夫か?というのも多々あります。実際、2回ほどSHIBAWANさんからアドバイスを頂いて事なきを得ました。トラバースもトレースがあるので、慎重に行けば問題ないと思います。
ピラミッドピークは意外と早く着きましたが、西穂高岳のピークはアップダウンが多いので遠く感じました。その分、着いた時の感動は大きかったです。つい長居をして写真をいっぱい撮ってしまいました。あとは下山のみですが、独標までは慎重に行けば問題なかったです。
それにしても山って難しいとつくづく思います。今回は天候に恵まれたこと、雪の状態が良かったこと、ロープウェイ始発に乗れたこと、トレースがしっかりあったこと、たまたまSHIBAWANさんとご一緒できたこと…いくつもの偶然が重なって本当に運が良かったと思います。SHIBAWANさん、いろいろとありがとうございました。
帰りは、これまたヤマレコで見かけた露天温泉へ。冷え切った身体を温めつつ、登った稜線を眺めながら思いを巡らす、最高の山行きとなりました。
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