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Yamareco

記録ID: 104793
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
北陸

雪の荒島岳:スキー滑降・スキー場跡〜またまた痛い目に

2011年04月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:37
距離
11.5km
登り
1,628m
下り
1,634m

コースタイム

8:15勝原スキー場跡-11:05石楠花平-12:15荒島岳山頂-13:00石楠花平(昼食)13:30
(隊員3号)-14:15勝原スキー場跡
(隊長)-13:45名の知れぬ沢-14:30堰堤群-14:50勝原スキー場跡
天候 くもりのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<往路>4:10中国豊中IC-(賤ヶ岳SA休憩)-6:45福井北IC(本当は福井ICで降りるつもりだった)-7:35勝原スキー場跡駐車場
<復路>17:20福井IC-(多賀SA休憩)-20:00吹田IC
コース状況/
危険箇所等
勝原スキー場跡の駐車場内のトイレが使用できるようになっていました。(冬期間は使用不可のようです)
下山後の温泉は、大野市の「あっ宝んど」が良かったです。
勝原スキー場跡駐車場
写真中央がトイレ
2011年04月03日 08:11撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 8:11
勝原スキー場跡駐車場
写真中央がトイレ
勝原スキー場だった頃の最上部(?)
リフト支柱が倒してあります
2011年04月03日 09:10撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 9:10
勝原スキー場だった頃の最上部(?)
リフト支柱が倒してあります
「あと2キロ」の標識からちょっと行ったあたり
荒島岳山頂は中央の山の奥
2011年04月03日 10:26撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 10:26
「あと2キロ」の標識からちょっと行ったあたり
荒島岳山頂は中央の山の奥
頂上はまだ奥
2011年04月03日 11:52撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 11:52
頂上はまだ奥
もうすぐ頂上
隊員3号頑張ってます
2011年04月03日 11:53撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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4/3 11:53
もうすぐ頂上
隊員3号頑張ってます
山頂からの大パノラマ
大野盆地が眼下に広がります
微風ながら山頂は冷たい風なので、そそくさと下山
2011年04月03日 12:13撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 12:13
山頂からの大パノラマ
大野盆地が眼下に広がります
微風ながら山頂は冷たい風なので、そそくさと下山
御嶽山
2011年04月03日 12:14撮影 by  DSC-HX5V, SONY
1
4/3 12:14
御嶽山
乗鞍岳
2011年04月03日 12:14撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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4/3 12:14
乗鞍岳
白山
2011年04月03日 12:14撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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4/3 12:14
白山
餅ケ壁の下
先にスキーで下ったので3号を待つ
木漏れ日が心地よい
2011年04月03日 12:51撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 12:51
餅ケ壁の下
先にスキーで下ったので3号を待つ
木漏れ日が心地よい
餅ケ壁から下りてきた3号
2011年04月03日 12:51撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 12:51
餅ケ壁から下りてきた3号
石楠花平で昼食
後ろが荒島岳
2011年04月03日 12:59撮影 by  DSC-HX5V, SONY
2
4/3 12:59
石楠花平で昼食
後ろが荒島岳
行きすがりのオッチャンに教えていただいた谷に滑り込む
2011年04月03日 13:31撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 13:31
行きすがりのオッチャンに教えていただいた谷に滑り込む
滑り込んできたところを振り返る
気持ちいい〜〜〜・・・が、このあとエライ目に遭う
2011年04月03日 13:33撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 13:33
滑り込んできたところを振り返る
気持ちいい〜〜〜・・・が、このあとエライ目に遭う
だんだん、こんな感じに・・・水も流れはじめ、川になっていきます 谷も深くなっていきます
写真にはないですが、このあともっと過激になっていきました
2011年04月03日 13:43撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 13:43
だんだん、こんな感じに・・・水も流れはじめ、川になっていきます 谷も深くなっていきます
写真にはないですが、このあともっと過激になっていきました
あ〜助かった
堰堤群脇の林道に出れました
最初からこっち行けば良かった
2011年04月03日 14:45撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 14:45
あ〜助かった
堰堤群脇の林道に出れました
最初からこっち行けば良かった
勝原スキー場跡に戻ってきました
かなり雪がとけています
2011年04月03日 14:47撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 14:47
勝原スキー場跡に戻ってきました
かなり雪がとけています
登山後のお決まり・・・ご当地温泉
今回は大野市健康保養施設「あっ宝んど」
2011年04月03日 16:41撮影 by  DSC-HX5V, SONY
4/3 16:41
登山後のお決まり・・・ご当地温泉
今回は大野市健康保養施設「あっ宝んど」
「あっ宝んど」から荒島岳を望む
2011年04月03日 16:41撮影 by  DSC-HX5V, SONY
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4/3 16:41
「あっ宝んど」から荒島岳を望む
なかなかシンプルでいい感じ
かなり思い出深い山となった
2011年04月05日 00:19撮影 by  DSC-HX5V, SONY
1
4/5 0:19
なかなかシンプルでいい感じ
かなり思い出深い山となった

感想

「教訓:はじめての場所は王道ルートに限る」の巻


先週の大山に引き続き、隊員3号との雪山登り。
4時に大阪を出、7時半ごろ現地到着。

今回もまたもや隊員3号が絶不調。
昨日飲み会ということであったが、軽い二日酔い+悪寒がするとのこと。
悪寒は出発直後からずっとである。風邪か。

「やめとくか」と促すが、とりあえずちょっと歩いて様子見ると・・・。
で、8時過ぎに出発。
駐車場には、そこそこ車も来ている。中には横浜からバイクの人も。

ゲレンデ跡はまだ一面雪が残っています。
その真ん中をどんどん登り、たぶんスキー場の最上部であったろうところで休憩。
3号はかなりつらそう。

ここから樹林帯へ突入。
今日は弱いながらも冬型の天候で、そこそこ冷えている。
足元も固い。アイゼン装着。

あと2キロのところも何とか過ぎる。道のり半分あたりか。
しばらくすると荒島岳らしき山(山頂はもっと奥)の姿が見える。
3号は山が見えて、余計に気がなえたみたい。
大丈夫か?3号。まだ半分過ぎってとこだせ。

とにかく石楠花平までは・・・と3号。
リタイヤして、またリベンジするのがかなり嫌だったみたいだ。
(その一念で結局は登りきったのだ。たまげたもんだ3号)

石楠花平までは樹林帯のなかで、さほど視界は良くないが、石楠花平からは
結構な眺め。
当然、荒島岳も見える。白山も見える。

ここからは餅ケ壁という急斜面。
雪も緩んできており、スキーでの登行をしていたが、
この斜面、キツイうえにスキーで蛇行する幅もなく、あえなく脱ぐことに。

スキーをザックにくくりつけていたら、下山してきたオッチャンが話かけてきた。
「うらやましいなぁ〜スキー。僕も担いできたら良かった」
どうやら下に置いてきたようだ。
滑れるほど雪がないと思っておられたようだ。
先週から昨日までかなり暖かい日が続いていたので当然と言えば当然だ。
例年ならこの時期、滑れるほど雪が残ってないが、今年はやはり多いみたい。
僕は下調べはしてきたものの、この山が初めてなのでスキーでの下山ルートをあれやこれやと、
ここぞとばかりに聞きまくった。

すっかり話し込んでいる間に、3号ははるか彼方へ。
まるで童話「うさぎと亀」だ。

山頂までは3つほど起伏があり、これが最後の登りかと思ったら、また次の登りが見えると
言った感じで、ええ加減にせえよって愚痴りたくなる。
山頂に行くのを勿体ぶらせているかのようで、いやらしい感じすら漂う。

そんなこんなで12時15分に山頂到着。
かなりの時間を費やしたが、何とか3号もたどり着き良かった。
山頂からは大野盆地が迫って来るように広がり、白山、乗鞍、御岳と眺めがすばらしかった。
風も心地よかったが、昼食を取るには寒いかと早々に下山開始。

私は、オッチャンの教えのとおり、餅ケ壁を西側から回り込むように滑り下りた。
3号とは餅ケ壁の取り付きのところで待ち合わせ。
木漏れ日とそよ風が心地よい。ここまで下りると風も暖かく感じる。
ほどなくすると3号と合流。
13:00 石楠花平でポカポカ陽気の中で昼食。
この頃には3号も多少調子が良くなってきたようだった。

13:30 昼食を終え、ここからの下山は別行動。
3号は来た道を下山。
僕はオッチャンに教えてもらったルートで下山。
「先に駐車場で待ってるよ〜」って言って別れたけど、ウソでした。すまぬ3号。

当初の予定では、小荒島岳を越えて堰堤群の方へ滑り込み、林道を経てスキー場跡へ下山を予定していたが、
オッチャンは「石楠花平と小荒島岳の間を下山していったら良いよ。どこ下りてもスキー場跡へいくよ」ってなものだった。
先週の大山の失敗を繰り返さぬようブーツのロック等マテリアルの確認。完璧。
それではドロップイン。「隊長、行きまぁ〜す」(機動戦士ガンダム出動時のアムロ風に読む)

ウッヒョ〜、サイコー、気持ちいい〜!

しばらくすると完全に沢に入り込んだ。
ちょっと怪しげな感じになって来たが、「どこ下りてもスキー場跡へいくよ」の言葉を信じ、
どんどん滑りおりる。
両側の山もより切り立ってきて、積雪もまばらになり、雪があるのは沢のみの状況。
ところどころ落石跡もある。
すると水の流れる音も聞こえてきた。沢の積雪も穴があいていることろあり。
下には水が流れている。
もう危なくて滑ってはいられぬ。
左岸を下れるところまで下ったが、雪もなくなり・・・滝のような音。   the END でした。トホホ

13:45 さあ、ここからが大変だ!
まずはGPSで位置確認。左岸の壁を越えると、堰堤群の谷に下りられる。
両サイドかなり切り立った登り。地図上でもかなり等高線がつまっている。ア、タ、タ、タ、タ。
普通の靴でも厄介だ。ましてやテレマークブーツ。
その上、岩場ありブッシュあり。ところどころ残雪あり・・・最悪
こけたり、足を滑らすと即滑落。死には至らないまでも動けなくなりそう。かなりヤバい。(冷や汗タラ〜)

焦る気持ちを抑え、まだまだ暗くなるには時間があると自分に言い聞かせ、足元を一歩一歩固めながら、
そして両手両足を使い斜面にへばりついて登る。(写真なんか撮ってる余裕、全くなし)
ブッシュ、枝がザックに固定しているスキー板に引っかかって思うように身動きとれないこともあり・・・
急がば回れで、近道をしたいが安全第一。
その次に進み易いところを探しながら登って行く。

14:15 携帯にメールが届く。3号からだ。駐車場についたらしい。
ちょっと足場がマシなところで3号に連絡。
現在の状況を説明し、「次は15時に電話する」と言って切った。
15時に私から連絡がなければ、3号から電話してくるだろうし、私が電話にでなかったら何か起こったのだと察してくれるだろうと思った。
そんなことまで考えなければならぬ状況であった。
副隊長を連れて来なくてよかった。

斜面が過激な箇所も何とかドロドロになりながらクリアした。
尾根筋に登り、もう一度位置確認。
目の前の斜面を下れば、堰堤群だ。助かった。ホッ。

ここからの斜面も積雪は十分あり、慎重に滑り下りる。
堰堤を越え、林道に入る。
林道はところどころ落石あり、積雪無しのことろもあるが、安心して滑れる。

ようやくスキー場跡が姿を現す。
スキー場跡は、朝とは姿を変え、地面が顔を覗かせ始めていた。
もう春だ。

14:50 駐車場到着。

先週の大山、そして今回の荒島岳での教訓・・・
「はじめて行くところは、王道ルートで行きましょう!」なのだ!



帰りに勝原駅近くの民宿林湊さんでバッチ購入。
電話するとおばちゃんは近所で農作業中であったようだが、快く民宿まで帰ってきてくれ、バッチを売ってくださった。
農作業の手を止めてすみませんでした、林湊のおばちゃん。

そしてお決まりの温泉。
今回は大野市内の健康保養所「あっ宝んど」へ。
大人600円。地元民の憩いの場だ。
温泉も広くて、行く価値あり。
今日の疲れをとり、帰路へ着く。(これまたお決まりの渋滞に巻き込まれる。トホホ)

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コメント

ご苦労様でした
(お互いに)(報われない)苦労しますね〜
2011/4/5 6:43
大いに参考にさせていただきました
Neuronさん、おはようございます。

今回の山行き&滑走では、2月のNeuronさんの記録を
大いに参考にせていただいていました
当初はNeuronさんの行かれたルートをたどる予定でした。

オッチャンの助言で予定変更して、今回のような痛い目に遭ってしまいました

Neuronさんの写真も頭にあったので、堰堤群や林道に出てきたときはホットしました。ありがとうございました。

雪は緩んでいて、2月のNeuronさんよりかはかなり滑りやすかったと思います。

機会があれば、リベンジしてきます
2011/4/5 9:06
お疲れさん
3号いつも不調だから心配だよね。
まあ、責任感でむりやりつきあってるんだろうけど。

GPSなかったらやばかったね
迷子から事故にならないように気をつけて
2011/4/5 20:21
とりあえず・・・
確かに3号はかなりの確率で体調不良だ
まあ頑張り屋さん、というか負けず嫌いが彼女を動かしているんだなthink

しかし、マジやばかった。
迷うという心配はなかったが、久々に生命の危機を感じたcoldsweats01

とりあえず雪山は、これにて一段落。

来週、再来週と野暮用があり、山行きはちょっと一服かな
英気を養っておくわ
2011/4/5 23:04
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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