能郷谷から能郷白山
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,500m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期特に危険なところはありませんが、林道への落石に十分注意 |
写真
感想
代休がようやく取れることになり、久しぶりに山に行ってきた。なるべく地震の影響が無いところで能郷白山。昨年のちょうど今頃、福井の荒島岳に登ったとき、西にもずいぶん高い山があるなと思って眺めていた山が能郷白山だった。夏は国道沿いの福井岐阜国境の温見峠から登るが全く面白くない山らしい。しかし岐阜県側の能郷谷からも登山路があり、夏秋以外はこちらがメインで登られている。
岐阜県旧根尾村(今は本巣市というらしい)のどん詰まり、能郷集落に到着・仮眠。集落から2キロほどで車道に雪が山積みで車はここに捨ててゆく。ちょうど能郷谷の入り口に当たる。ここから谷の奥に続く林道を延々歩くが、距離は長く早足でも取り付きまで1時間半かかった。道中雪の量は少なく雪崩の心配はほとんど無いが、落石は要注意。
尾根取り付きには登山口の看板があり判りやすい。尾根下部は夏道が露出しているが少し登ると雪の上を歩く。今日は気温が低いため、雪の上に乗っても全く沈まない。この山は今時期大人気らしく踏み跡多数で迷いようがない。GPSもほとんど使わずに済んだ。1192m稜線の下がかなりの急斜面で息が上がる。
行き着いた稜線はまだ越美国境ではなく、お隣の揖斐川町との町界である。ここから登路は北に向きを変えるが1192m〜1491mまでも急斜面が続きなかなかハード。尻滑りの跡も多数。帰りは楽そうだ。林相がきれいで所々立ち止まって写真を撮る。1491mで初めて能郷白山が現れる。とにかく白い!! モンブランもびっくり。白山の名前に偽り無しだ。ここから先は風がかなり強くて寒かった。福井県側から強烈な北風が吹いており、正午時点でも気温は0°くらい。
1491m〜山頂は山頂直下以外はアップダウンも緩く快適な尾根路だ。地形が緩やかなせいか、雪庇の発達もそれほどでもなく、所々シュルンドに気をつけていれば危なくはない。山頂直下はMax40°は有ろうかという真っ白な急斜面。この1枚バーンは格好の山スキーの斜面で、いくつかシュプールがあった。アイゼンを使うほどではなかったが、滑ったらすぐ滑落停止できるよう準備して登った。
山頂はとにかくだだっ広い雪原で、ほこらは有ったが山頂標識は埋もれていてどこがてっぺんか判らなかった。今日は快晴で全く問題ないがガス時はこの山頂は要注意の場所。適当な場所に目測を付けて到達し記念撮影。景色は抜群、本家本元の加賀白山が圧巻、荒島岳、北アルプス、乗鞍、御嶽、恵那山などばっちり見える。越前側は雪がかなり多い。ずいぶん違うものだ。お湯を沸かしてラーメンを食ったがあまりの寒さにそそくさと退却。
山頂直下は雪が固く慎重に下りたが、少し下ると腐ってきたので足スキーと尻滑り併用で一気に下った。特に1192mピーク前後は急斜面が続き、連続尻滑りが楽しめる。これだから春山はやめられない。最後の林道歩きはクタクタになった。結構な速さで登り下りしたと思うがそれでも往復たっぷり9時間かかった。
能郷白山、あそこまで真っ白い山はなかなか見られるものではない。全般に危ないところがほとんど無く春山の良さを満喫できる貴重な山。ただし天気であることが条件と十分な体力は必要。
久々に沢山体を使ったため筋肉痛気味。。。
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