安達太良山 ほんとの空の下で大滑降

2017年01月22日(日) [日帰り]

• GPS: 05:56
• 距離: 12.1km
• 登り: 797m
• 下り: 784m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:24
• 休憩: 1:33
• 合計: 5:57

距離 12.1km 登り 799m 下り 798m

5:21 あだたら高原スキー場駐車場
6:39 6:42 五葉松平
6:53 薬師岳
7:33 7:42 仙女平分岐
8:24 9:19 安達太良山
9:36 9:50 峰の辻
10:06 10:14 くろがね小屋
10:20 10:21 塩沢分岐
10:24 金明水
10:35 勢至平分岐
10:42 10:45 八の字
11:18 あだたら高原スキー場駐車場

天候

朝：ガス　午前9〜11時：晴れ　11時以降：ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

あだたら高原スキー場までの道路は除雪が行き届います。

コース状況／危険箇所等

<スキー場駐車場〜五葉松平>　スキー場内を歩くのをはばかったため、
　ゴールドラインリフト沿いの北側の尾根を登る。藪は少なく、比較的楽に登れた。
<五葉松平〜山頂>　尾根沿いのルートはトレースもあり、雪も締まっている状態。リボンも数多くあり。ただし強風時は吹きさらしとなり、トレースが消えやすい。
<山頂〜くろがね小屋>　峰の辻までは藪も少なく滑りやすい斜面。
　ただし風下のため上部はウインドスラブが形成されやすい斜面で注意が必要。
<くろがね小屋〜駐車場>　勢至平分岐まではやや狭い登山道を滑る。ほぼ水平。
　勢至平から先の馬車道は藪も少なく樹間も比較的あるので時折ショートカット
　して下っていける。

その他周辺情報

スキー場駐車場にある「奥岳の湯」　￥600

写真

1/22 5:25

5:25　今日もヘッ電スタート　見上げる空には星が出ていた。

1/22 6:34

スキー場トップあたりにて。眼下には二本松市内かな。

1/22 6:35

前方には篭山だろうか。稜線はガスガスだぁ〜

1/22 6:41

五葉松平の標柱

1/22 6:54

薬師岳展望台

1/22 6:55

今日は「ほんとの空」が望めるだろうか・・・・

1/22 7:04

日の出は過ぎたが、太陽は雲の中。微かに空がオレンジに染まる。

1/22 7:09

太陽は雲に隠れたままだぁ〜　晴れの予報が外れるのかなぁ？

1/22 8:26

しばらくガスガスの状態の中で進み、安達太良山山頂下の碑に着いたが依然ガスガス＆強風の酷い状態。

1/22 8:57

ひとまず空腹を満たすため、風を避けれる箇所で休止する。

1/22 8:57

すると時折太陽の輪郭が微かに見えるではないか。

1/22 8:58

次の瞬間、山頂が見えた！！
諦めないで待っていた甲斐があった。

1/22 9:00

勢至平方面も展望できるようになってきた。

1/22 9:01

急いでスキーを外し、山頂アタック準備をする。

1/22 9:01

今から「乳首」へ行くからねぇ〜

1/22 9:01

下界も見えてきたよ〜　いいぞ〜

1/22 9:08

ストックをピッケルに、スキー板からアイゼンに履き替えて山頂アタック開始！！

1/22 9:08

真っ青な空に下の「乳首」

1/22 9:11

いつの間にか風も止んでいた。

1/22 9:15

念願の青空の下での山頂に立てた！！

1/22 9:16

船明神山の向こうには磐梯山もくっきりと見える。

1/22 9:16

南会津の山並み

1/22 9:16

船明神から沼ノ平への落ち込み

1/22 9:16

矢筈森から鉄山への稜線　右側はいい斜面がありますねぇ〜

1/22 9:17

峰ノ辻からくろがね小屋方面　垂涎の斜面です。

1/22 9:19

安達太良山から磐梯山を望む

1/22 9:34

山頂直下からの滑降〜　滑り出しは予想通りのウインドクラスト状態。

1/22 9:34

稜線上に「乳首」が顔を出している。このあたりから重パウであった。

1/22 9:34

峰ノ辻へ滑り込む。ややウインドクラスト気味だが気持ち良く滑れた。

1/22 9:38

山頂直下からのシュプールが良く見える〜　気持ち良かった〜

1/22 9:38

綺麗な形の「乳首」です。

1/22 9:39

どこでも滑れそうですが、ウインドスラブにご注意を〜

1/22 9:41

峰ノ辻から山頂を望む　堪んない絶景にデジイチにて撮影だ。

1/22 9:42

くろがね小屋からの登山者。
苦しい登りもこの景色に笑顔一杯ですよねぇ〜

1/22 9:51

この景色、しっかりと目に焼き付けておこう〜

1/22 9:51

「乳首」とマイシュプール　
ちょっと乱れてますが・・・

1/22 9:52

勢至平から登ってきた山スキーヤーが登って行きます。
最高の景色だね。

1/22 9:53

矢筈森からの斜面。ここもいいなぁ〜

1/22 9:54

篭山はあまり雪が着いてないねぇ。
登山者が増えてきましたよ。

1/22 10:05

くろがね小屋へ滑り込む。通年営業の温泉ありの人気の小屋です。

撮影機器：

DMC-FT3 Panasonic

NIKON D5000 NIKON CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 毛帽子 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

tekapo

東北出張が始まってから初めて登って福島の山が安達太良山だった。

次に安達太良山に登るのは厳冬期の山スキーだと決めていた。

あれから4か月半が経ったが出張期間はもうすぐ終わりを迎える。

しかし、年が明けても積雪に恵まれず、その機会をじっと待っていた。



そしてこの日、日本海に低気圧が発生しているが、

福島県内は午前中は晴れの予報。

これが安達太良山を滑れる最後のチャンスかもしれない。




早朝、ヘッドライトを灯しながらスキー場沿いの尾根を登る。

やがて夜が明けてくるが空はガスガス状態だ。

GPV気象予報では山頂付近が晴れるのは午前の3時間ほどのみ。

果たして晴れるのだろうか・・・不安が過る。


五葉松平、仙女平分岐を過ぎ、山頂直下へ着いた。

あまりの強風とガスに山頂登頂を諦め、行動食を摂る。

するといきなりのガス晴れ〜！！

急いでピッケル＆アイゼン装備に替えて山頂へ。



山頂からの景色。

青空の下に磐梯山、吾妻連峰、飯豊連峰の雪化粧した山並み。

晴れ間のわずかなスキを狙った山行計画が見事にハマった喜びを噛みしめる。



稜線からの滑降はややクラスト、重パウだったが、

一面の大斜面を滑れるというあの快感を堪能する。


念願の安達太良山での山スキー　東北出張の終盤に相応しい山だった。

コメント

chikau_s

絶景かな！
長期出張ご苦労でした。そのフィナーレを飾る山行ですね。お仕事頑張ったご褒美でしょうか。日頃の行い？いえいえ豊富な経験とデータ分析のなせる技ですね。

tekapo

チカさんへ
わずかな晴れ間のチャンスをうまくつかむことが出来ました。
残り少ない東北・福島出張ですが、まだまだ登りたい山が一杯。
違う季節も見てみたいなぁ〜

mikipon400jp

安達太良山
くろがね小屋からの第一号です！青空の頂上写真がきれいですね〜。あのあと、私たちの登頂のときは真っ白で強風が吹き荒れてしまいました。。。

tekapo

mikipon400jpさんへ
コメントありがとうございます。
あの後、山頂はガスってしまいましたか・・・・残念です。
そうすると山頂付近が晴れていたのはやはり2時間少しということですね。
それでも辻の峰から見た山頂の光景が良かったですね。

Nishiden

うわ~ 懐かしくも羨ましい
36年前に山スキーをしたいと山の会に入って間もなく、概ね今回のtekapoルートで計画して、山頂には達したけどガスガスで往路を引き返した思い出がよみがえりました。いまだに安達太良山がどんな形の山か、この眼では見てないのです。

tekapo

Nishidenさんへ
安達太良山の風景、私の写真で少しは楽しめていただけました？
真っ白い山頂付近は高山を思わせる様でいい眺めでしたよ〜

マイペース

tekapoさん こんばんは！
◎ やはり持ってる男は違いますね〜！ ガスを青空に変えるなんて凄いパワーだと思います！！　知識や努力だけではどうする事も出来ないのが自然の力ですからね。　^o^;
◎ 山って四季折々、コロコロ表情が変って行くんですね！？
◎ 何時も助かるレコを有り難うございます！（私が単に勉強不足ですが、、）　元気な体力と金力が続いてれば何時かは行ってみたいと思いました！　
◎ これからと言う時に東北の出張が終りですか？残念ですね！　でも今日の大滑降で閉める事が出来たら思い残す事も無いでしょうね！　お疲れ様でした！ m(_ _)m

tekapo

mypaceさんへ
いつもコメントありがとうございます。
いや〜　この晴天との出会い、ある程度予測はしていましたが、
ジャストのタイミングで晴れるとはあまりにも劇的でした。
山自体は雪山入門として楽しまれている安達太良山ですが、
そこは東北の雪山、一旦荒れると手ごわい雪山でした。
森林限界も低いので高山の様相ですよね。

東北出張もあと半月少し、もっともっと楽しみたい〜