惣岳山(神塚尾根・平溝尾根バリエーションルート)
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- GPS
- 05:34
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 635m
- 下り
- 660m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR軍畑駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1 神塚尾根は,急登の連続。下降で使うときは,十分に気を付けたい。 2 平溝尾根は,分岐が多く,道迷いしやすい。地形図とGPS又はコンパスを使用して,方向に気を付けたい。 |
その他周辺情報 | JR河辺駅前にある「河辺温泉 梅の湯」がお勧め。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
防寒着
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
熊鈴
|
---|---|
共同装備 |
テルモス
|
感想
今回は,奥多摩エリア屈指のバリエーションルートである神塚尾根から高水三山で有名な惣岳山に行ってきた。下山路は,平溝尾根である。
神塚尾根は,数年前から気になっていたルートであったが,悪路という話を聴いていたので,山行するには及び腰であった。しかし,今回,他人のネット記事を参考にして,山行に踏み切った。
JR川井駅に8時33分に到着。下車する人は,3,4人であった。駅舎前で出発前の準備をしていたところ,男性登山者から,「どちらに行かれるのですか。」と声をかけられ,今回の神塚尾根経由の惣岳山について説明をした。すると,この方は,以前から神塚尾根が気になっており,登山口(ふもと側と山頂側の両方)の下見までしていたとのことである。そして,今回,神塚尾根を一緒に行く人を探していたとのことであり,「御一緒して良いですか。」とお誘いを受けた。心強い人が加わり,3人で,いざ神塚尾根入口に歩みを進めた。
神塚尾根入口は,改札口前の歩道を東(御嶽駅方向)に進み,すぐにある階段を下り,左に曲がって少し進んだ所にある消防団倉庫隣にある林道沼沢線に入る。右手の急登を登るのだが,取り付きは,林道を歩いてすぐのところにある踏み跡又は更に進んだ所にある橋(林道が左に曲がる部分の手前)の右手にある踏み跡である。私たちは,後者を選択し,入山した。
序盤から急登である。慎重に登り進めると,いったん平穏な尾根道に出る。なお,神塚尾根は,人工林帯であり,作業路としての踏み跡が多い。ただ,道は,単純な尾根道であるので,道迷いの心配は少ない。しばらく進むと,鉄塔標識が見える。この先も明瞭な踏み跡が続くが,鉄塔標識が示す新秩父線33号に向かって,ここを左折しなければならない。しばらく登りを進めると,新秩父線33号がある。ここを直進(やや藪が多い。)すると,人工林に囲まれた平穏な尾根道に出る。さらにしばらく進むと,ピークがあり,そこが神塚山山頂となる。小さな山名標識も設置されている。景色はない。
神塚山以降は,左側(北面)の景色が広がってきて,本仁田山か川苔山と思われる大きな山が見える。正面には,惣岳山の山容も見える。
いよいよ,神塚尾根最大の難所である,惣岳山直下の急登が始まる。他人の記事では,「激坂」とか「壁」などと呼ばれている急登である。写真では伝わりにくいが,相当な急坂である。何かにつかまらなければ,落ちてしまいそうである。ここを一歩一歩着実に進み,ようやく惣岳山山頂広場が見えてくる。山頂側からは,神塚尾根の入口は分かり難い。
惣岳山は,平易な高水三山ハイキングの最初の経由地に過ぎないのが通常であるが,この神塚尾根を経てたどり着くと,相当な存在感を感じる。何事においても,アプローチの仕方,見方を変えることによって,その対象が変化することを実感した。
さて,今度は,下山路である平溝尾根を歩く。平溝尾根も,通常のガイド地図には掲載されていないマイナールートである。私は,数年前,一度,登山路として使ったことがある。
しばらく,一般道を東方向に歩く。うっかりして,平溝尾根の分岐を通過して,沢井コースを100mほど歩いてしまった。これを引き返して,木にテープ等がいくつもつけられている所に入る。少し歩くと,藪が多い所に入る。ここがヤナクボ沢ルートとの分岐点であるが,分岐している箇所を発見できなかった。さらに進むと,伐採により北面が開かれた景色の良い尾根道にである。以前は,ここでカモシカに遭遇した。ここからは,高水三山が一望できる。昼食とした。
その後は,ほとんど日なたはなく,うっそうとした林の中を歩く。道が多く分岐しており,また遠望が望めないことから方向を見失いやすい。ある程度のルートファインディング能力が必要である。恥ずかしながら,地形図及びGPSを使用していた私であっても,2回,道を間違えた。
色々思案しながらの下山。ようやく日枝神社にたどり着き,登山の安全を祈願する。下ると,墓地,東光寺に出る。ここから,住宅街を歩き,JR軍畑駅に到着する。フクジュソウや香りの良いロウバイが咲いており,春の兆しを感じた。
今回は,歩行距離こそ短いものの,中々充実した山行であった。同行者に感謝したい。
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