記録ID: 106056
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ハイキング
奥多摩・高尾
南高尾山稜
2011年04月16日(土) [日帰り]
- GPS
- 08:07
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 968m
コースタイム
8:45 高尾駅
9:32 四辻
10:15 草戸峠
10:32 草戸山
11:05 三沢峠
11:38-12:38 (昼食)
13:01 中沢山
13:33 大洞山
13:53 大垂水峠
14:22 一丁平
14:53 モミジ台
15:15 高尾山
16:20 高尾山口駅
16:28 琵琶滝
16:52 高尾山口駅
9:32 四辻
10:15 草戸峠
10:32 草戸山
11:05 三沢峠
11:38-12:38 (昼食)
13:01 中沢山
13:33 大洞山
13:53 大垂水峠
14:22 一丁平
14:53 モミジ台
15:15 高尾山
16:20 高尾山口駅
16:28 琵琶滝
16:52 高尾山口駅
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
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奥多摩・高尾 [日帰り]
高尾山の南をトレイル。大垂水峠〜大洞山〜中沢山〜西山峠〜三沢峠〜草戸山〜高尾山口駅:関東ふれあいの道湖のみち
利用交通機関:
電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
今回は、天城越えに次ぐ絶不調でスタートしました。行きの京王線の電車では何度途中下車を考えたことか。
慣れ親しんだ高尾山といえども、初めての南稜歩き。下腹部に力を入れずに一歩を踏み出し、高尾駅を後にしました。最後まで歩けるかしら、ギュリュギュリュは耐えてくれるかしら、不安と絶望と微妙な女心の複雑なペシミストが、そこにいたのでした。
しかしながら、実際の山歩きでは3人の男性達に救われました。
S氏は、いつになく優しく、常に私の体調を気遣ってくれ「ええ、大丈夫よ。いつも無口なのよ。」と言葉を発するのも億劫になっている私を元気付けてくれました。M氏は、お腹のことばかり考えていると本当に漏れてしまいそうになるところを、突っ込みどころ満載の話題で、体調不良を忘れさせてくれました。川のせせらぎにも似た優しい声は、私の荒んだ心を癒してくれました。
そしてK氏の草花を愛する気持ちは、大地に粗相をしでかしそうな私をたしなめてくれました。万が一のときのためにと、樹の生い茂るなだらかな適当な場所を探し求めている私に、可憐に咲くタチツボスミレやエイザンスミレ、M氏の好きな赤い実のアオキや、S氏も知っている黄色いヤマブキの存在を教えてくれ、その都度、罪悪感でいっぱいになったのでした。K氏の買ったばかりの高価なカメラに収めたヒトリシズカは永遠に私の脳裏に焼き付いていることでしょう。
なんてすばらしい3人のジェントルマンたち!スルメは噛めば噛むほど味が口中に行きわたり絶妙な味覚を醸し出しますが、まさにスルメと同じ。今まで気がつかなかったけど、3人とも良い味が出ているのです。こんな人たちと一緒に高尾山に登れて、本当に幸せでした。
途中の中沢山の山頂で、ぽつんと立たずむ仏像に、S氏の良縁と、M氏のダイエット、K氏のボルダリングへの道を5円を添えて祈願いたしました。
昨日までの天気予報とは反対に暑いくらいの気候で、春の霞で展望は今一つでしたが、時折吹く春のそよ風が実に気持ちの良い山行でした。
高尾山というと、ハイヒール履いた姉ちゃん達がスキップしながら登る山モドキというイメージを持っていたので、ビール片手に麗らかな春の日差しの下を歩くピクニックという感覚で参加してしまいました。
……思っていた以上にアップダウンが多くて、最後のあたりは完全にバテてしまいました。
歩きながらビールを3本も空けたのが良くなかったのかもしれませんし、そもそも20km近く距離があったのが誤算だったのかもしれませんが、ともあれ僕の中で「高尾=ちょー楽勝♪」という図式が音を立てて崩れ去ってしまったのは間違いありません。
やはり山をナメてはいけませんね。
どんな山でも真摯に向かい合わないといけない。
――そんな当たり前のことを改めて教えてもらった気持ちです。
これからは「高尾さん」なんて気安くさん付けしないで、高尾様とか呼びたいと思います。
スンマセンした!
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