高陽山 [ 蒜場〜大日ライン丸見え ]
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- GPS
- 09:34
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 996m
コースタイム
- 山行
- 8:49
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 9:34
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行きは R49で県境を越え、もどる感じで豊実経由。 帰りはR459、赤湯温泉経由。 距離、時間ともにR49経由が短くて済む。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヒドンクレバスには気をつけて ってもハマる時ぁハマる。 急登区間では前爪のあるクランポンとアックスがあった方が良い。 |
その他周辺情報 | 「杖忘れの湯」赤湯温泉 400円 高温で有名、17時過ぎに行ったが盛況であった。個人的には好みの泉質。 |
写真
装備
個人装備 |
メッシュ半袖Tシャツ
メリノウール長袖zip
フード付きソフトシェル
スノーシュー
軽登山靴
靴下重ね履き
軍手
Wストック
|
---|---|
備考 | 持っていったが使わなかった物 ツエルト、平織り銀マット、10爪クランポン、レスキューシート |
感想
下見1> http://iide.fan.coocan.jp/140211.html
下見2> http://iide.fan.coocan.jp/140309.html
読んでいただきたく、、
というわけで 3度めのなんとやらが最良のコンディションで達することができた。
= = = = = = =
28(火)、 こんな日に山へ行ったら最高だろうなと思わせる「濃い青の空」が広がり翌日からの2連休にもこの空をと願わずにはいられなかった。
退社し、疲労軽減と日々の勤労に己へのささやかな褒美として「ひらせい食良品館」脇の焼き鳥屋で レバー、砂肝、皮を買う。快晴予報に行き先を絞り込めずにいたが ここに賭けてみる。
1(水)、津川のファミマで準備。R49で県境を過ぎすぐ左へ入る。
荒沢集落は万治峠をはさみ、今は住む人のいない実川集落の南に位置する。
アイテム不足で進めなくなるのは避けたいので必然的に泊まり用ザックの出番となり、ずしりと肩にかかる。しかし頭上には申し分のない空があり、幾分その重さを忘れさせてくれている。
馬取(まとり)沢と石神沢の中間尾根の末端が今回の登路の起点となるわけだけれど、湯殿山と掘られた石碑があるということは、ここは道があった、あるいは今もあるのかもしれない。実際、歩いてみて悪い所は感じられなかったし、すんなりと高度を上げるので道をつけるのもわかる気がする。
見覚えのある、赤っぽい幹とたくさん枝分れした形態が目を引く松を過ぎ、進行方向左の樹間からは、何やら目立つ山が望まれる。どうやら兎ヶ倉山のようだ。こちら東から見るそれは粟ヶ岳中央登山道途上の「粟庭の頭」のように見えた。
556からゆるく下って次の高まりまで来ると、木々の間より烏帽子山が鋭角となってオーラを放っていた。
地図で馬取沢沿いの445と高森集落を南北に実線が記載されている。その実線が破線に変わるポイントが石神峠である。ここはコンパス切って進行方向を確認しなければならない。
石神峠から東へ、そして東南東から東北東へ屈曲する660を越えた地点、その地点へはかなりの急勾配。スノーシューのままでは一歩振り上げても、半歩ずり落ちてしまうような状態。アックスを刺しながらなんとか凌いだ。737直下も同様。今ルートにおいて難所と言える所がこの2ヶ所。
737からゆるく下ると南に川内の山々が望まれる。以前訪れた時よりそのDETAILはぼやけていた。鞍部から登りついた所が県境でもある毛無山。進行方向は北東へと変わる。まだ目指す高陽山との高度差と距離は結構あるなぁ、と思いながらも初めて歩くこと、幸運としか言いようのない色の空の元、幸せ感ひとりじめで申し訳ない、といった心境でその距離と高度をちびちび詰めていった。
最も高い所に達した。冬とは言え、木々がありそこから北へ緩く下りながら進むと広大な雪原と蒜場山から大日岳、飯豊山、御前坂、草履塚と指呼できる。
帰りの難所2ヶ所は尻餅をつきながら高度を落とし凌ぐ。何ヶ所か、進行方向を誤り、その都度登り返して軌道修正する。
帰路、車で荒沢集落を通過した際に庭の雪をいじっていた婦人がお辞儀してくれた。こんなご時世に本来持っていたはずのもの、いつのまにかどこかに置き忘れたものをこの方は未だちゃんと持っている。当方もぺこりと頭を下げる。
赤湯温泉へ着き、日暮れも遅くなったのを実感する。館内は仕事帰りのジモティーが話に花を咲かせていた。今日はギンギンに熱い湯船のとなりは入ることのできる熱さだったので、そこにつかって山行を反芻。無事帰宅。
* 3 / 8 加筆 *
コメント
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の本峰と北峰が見えてるわけですよねえ。素晴らしい!
裏川からの烏帽子山というのは日数がかかりそうだから、私の場合リタイアした後じゃないと無理っぽいです。
羽田寿司著「知られざる山々」に掲載されてますね。
地図見ても複雑過ぎて尾根と沢がどっちがどっちやら 頭こんがらがります。
トンガリへはやはり蒜場経由と考えています。
そのために泊まりのスキルアップは必須です。こちらもいつのことになるやら だなぁ。
烏帽子山は見る角度によって全て異なる顔を持ち、
それがこの山の魅力でもあると個人的には思っています。
すんなり行けないっていうのもこいつに惹かれる
裏川ルートは(旧制高校の学生が登場するから)1940年代の山行記録を読んだ記憶があります。
さて烏帽子山へは昨年、蒜場山から登りましたが素晴らしかったです。
今年はより一層、雪が少ないから3月中に突っ込んで行く、ぐらいじゃないと厳しいかもしれませんね。
まだ春山幕営のなんたるかも経験していないので
今季は突っ込まないと思います
自分にとっての到達地点的意味合いの頂です。
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