湯ノ丸山・烏帽子岳 〜静かな山でレンズの違いを検証する〜
- GPS
- 05:56
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 619m
- 下り
- 616m
コースタイム
天候 | 晴れ 北西より風速10m/sec 気温:(7時の登山口)-5℃ (正午の烏帽子岳)5℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上信越自動車道 小諸ICから20分 (道路に積雪・凍結なし) 100台ほど駐車可(一部に積雪・凍結箇所あり) トイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆駐車場〜キャンプ場〜中分岐 ロッヂ花紋の右側が登山道の入口。 たくさんの人に歩かれているようで、踏み跡をたどれば踏み抜きはない。未踏の雪面を楽しむならスノーシューで。 ◆中分岐〜湯ノ丸山 湯ノ丸山の南側を巻いて烏帽子岳に向かう分岐点。湯ノ丸山方面に向かうと途中で尾根に合流する。 踏まれていない斜面は雪がサラサラしている。踏み跡は固くなっているのでクランポンがいいと思うが、凍結はしていないのでツボ足でも歩けそう。 湯ノ丸山の山頂は岩がゴロゴロしているのでスノーシューだと歩きにくい。 ◆湯ノ丸山〜鞍部 雪に覆われた樹林帯の急斜面。 ツボ足でも大丈夫だが不安ならクランポンで。踏み抜きに注意。 ◆鞍部〜烏帽子岳 烏帽子岳と小烏帽子岳の間に向かって登る。 無雪期では小烏帽子岳の南側から登るようだが積雪期は雪深くて厳しいらしい。 斜面を登り切れば見事な展望が見られる。 ◆鞍部〜中分岐 アップダウンのない巻き道。 湯ノ丸山をパスして烏帽子岳に向かうならこちらから。 |
その他周辺情報 | ◆コンビニ 小諸ICからローソン、セブンイレブン、ローソンがある。 ◆道の駅 雷電くるみの里 帰りに立ち寄り、りんご、ベビーリーフ、きのこ類を購入した。 『雷電』とは、江戸時代に実在した最強力士である雷電爲右エ門のこと。 戦績は254勝10敗2分14預5無41休(Wikipediaより) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
スノーシュー
昼ご飯
水筒(保温性)
ライター
ヘッドランプ
予備電池
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
行動食
トレッキングポール
|
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共同装備 |
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
計画書
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
ツェルト
カメラ
|
感想
上信国境には魅力的な山が並んでいる。上信越にまたがる二百名山の白砂山から南西にそびえる草津白根山(正確には県境ではない)、四阿山、浅間山といった日本百名山は有名だ。四阿山の南、浅間山の西に位置する湯ノ丸山は登ったことがない。レンゲツツジの咲く6月になると登山者より観光客が大挙して訪れるらしい。人混みの苦手な我々は花より雪を楽しみに、3月の湯ノ丸山と烏帽子岳に登る。
雪の斜面をスノーシューで登り、たどり着いた湯ノ丸山の頂上。そこはスノーシュー不要の岩場だった。標高2101mの広い頂上からは浅間山の噴煙がよく見えるだけでなく、噴気孔からの爆発音もよく聞こえる。先週登った那須の噴煙と比べると、噴火警戒レベル1と2の違いが理解できる。北には四阿山と根子岳、そこから北東に草津白根山や横手山、白砂山から先の上越国境の山々が見渡せる。南には八ヶ岳、西には北アルプスが見えるのだが、気温上昇によりぼんやりとしか見えなかった。
クランポンを装着して、湯ノ丸山から西斜面を下り、途中で腰まで踏み抜きながらも鞍部に到着。そこから烏帽子岳の稜線目指して真っすぐ登る。湯ノ丸山から見たこの斜面はかなりの傾斜があり、ピッケルで登らねばならないと思ったが、登り始めるとそうでもない。これくらいの斜面が登りやすいと感じながら標高差およそ200mを登りきった。
斜面を登ると烏帽子岳の稜線中央に出る。頂上までおよそ100m。同名の北アルプス烏帽子岳とは似ていない。西面が緩くて東面が急斜面なところは白馬岳の雰囲気を感じる。
10時51分、烏帽子岳の頂上に立つ。湯ノ丸山と同じような景色だが、湯ノ丸山の向こうに浅間山が見えるのが異なる。つくづく北アルプスがよく見えない気象状況なのが残念だ。周囲の山をズームで撮影したあと広角レンズに交換。24mmと20mmのレンズの違いを検証すると、たかが4mmで全く違う写真が撮れた。F1.4に惚れて星空撮影目的に購入したレンズだが、山頂からの広大な景色を撮影するのに適していることが分かった。単焦点なのでズームできないので、24-70mmの標準レンズとうまく併用していきたい。交換時のほこり混入などには注意しなければならないが。
小烏帽子岳に立ち寄ってから鞍部に下る。ちょうど正午となったのでランチを楽しもう。玉子とニラのスープ、サンドイッチ、食後のケーキとココア。最近は山での食事が疎かになっていたが、今回は人も少なく風も弱いのでゆっくりできた。
湯ノ丸山の南面に通っている巻き道で中分岐に向かい、登山口まで戻った。気温上昇により朝とは雪質が変わって重い。クランポンの底には雪が大量に付着し、登山口に戻るころには上げ底ブーツのようになっている。帰ったらシリコンスプレーを吹き付けねばなるまい。クランポンを外し、靴から雪を落として下山。今回のおだやかな登山は、今シーズンの厳冬期登山の終わりを感じさせた。
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