南面白山(山寺からダイレクトに尾根を辿る)
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- GPS
- 09:22
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,211m
コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:38
■GPSの電源を山寺駅で入れ忘れ、途中からのログになっています。
■面白山高原駅から電車に乗るはずが、待ち時間の長さに山寺まで歩くという酔狂なことをやってしまい、結局乗るはずの電車に追い抜かれました。積雪期の面白山駅〜山寺が遠いことを身を持って体感したのだ。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■尾根に乗るまでは所々雪が途切れた急斜面。 ■尾根に上がってからは痩せた所も多いものの藪漕ぎは少ない。 ■面白山へのトラバース地点を過ぎてからが核心部。 傾斜が緩む手前の傾斜が特に強い。 |
写真
感想
前回南面白山を敗退した時、天童高原へ向かう林道から南面白山を見た。山頂から右へ目で追うとこんもりしたP904があって、その先は軽くアップダウンしながら緩やかに尾根が伸びていた。そして最後は山寺方面へ急峻に落ちているようだった。あれを辿ればゲレンデを歩かずに南面白山へ登れるということになる。地形図を確認すると紅葉川渓谷の林道から尾根は立ち上がっていた。取り付きは急だが尾根に乗ってしまえば歩けないことはなさそうだった。ただ途中の痩せ尾根が気にはなった。そのうち歩いてみるかなと思っていたが、問題は尾根に取り付けるか・・・という点だった。この山行を実行に移す前には尾根の取り付き点を下見する必要があると思いつつ、結局そのまま当日を迎えることとなった。
この日の朝は霧がかかっていたが、日が上るにつれて青空が広がり素晴らしい山行日和となった。尾根に取り付けるのか不安はあったが、取り付き点から見上げると傾斜は強いが、雪は硬くアイゼン、ピッケルが効く状態だし、問題なく登れると判断。尾根に上がって辿るうちに痩せてきたが、思ったよりも藪が煩くなくさほど困難さは感じなかった。P904に近づくとブナ樹林の美しさが際立ってくる。この時期遠目に見ると真っ白い北面白山の稜線の方が凄みがあって綺麗だが、実際に歩くと南面白山の方が美しいのだ。そして尾根通しに進むと核心部。前回撤収したポイントだ。今回は雪が硬かったため比較的容易に上がれたが、2〜3mほどかなり急傾斜の雪壁を乗り越える地点があり、雪の状態によっては通過困難と思われた。ここを過ぎればあとはブナ樹林の中を春の気配を感じながら幸せな気分で歩くのみ。
山頂からは大東岳、猿鼻山、小東岳の眺望が素晴らしく、この先へ行ってみたい誘惑にかられるのだが、行ったら戻って来なけばならず、積雪期に安易に足を踏み入れるわけにはいかない。とりあえず今回は目的の尾根を走破できたので良しとしよう。
次回は面白山駅発、南面白山経由、大東か小東か無理なら猿鼻山を実現したいものだ。
(TONO)
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