【宮城野早春山歩・その2】達居森【己4.8*】
- GPS
- 01:05
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 213m
- 下り
- 229m
コースタイム
- 山行
- 0:51
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 1:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
「達居」は「たんこぶ」の意味とはよく言ったもので、火山特有の隆起がいくつも続き、山頂になかなか到達しない。 |
その他周辺情報 | 七ツ森に移動して、一昨年、昨年と同様、モカモアコーヒーで休息。 |
写真
感想
【契機・計画】
一昨年、昨年と早春の宮城では七ツ森周辺を歩いたのだが、そこで雰囲気の良いカフェを発見。モカモアコーヒー。今年も訪れたく思い、女川の大六天山から取って返して牛野ダム湖畔の達居森へ。
【山行概要・エピソード・アクシデント】
沿岸部山行を終えた後に内陸部山行をし、その後コーヒーブレイクで落ちつくという一連の行動がスムーズに行くかどうかは、単に大六天山山行の成否にかかっていたが、大六天山行は2時間ほどで無事完了した。
車で西へ向かうと正面に白銀の船形連峰が大きく聳え、胸が高鳴る。逸る気持ちを抑え、安全運転に努める。達居森の麓にある牛野ダム湖の周辺にはキャンプ場等があり、ダム堰堤手前の駐車場には結構車が止まっている。山の中から談笑が聞こえてくるだけでなく、湖畔にも釣り客らしき人達が見られる。
標高300m未満の低山と言えども東北の野にはまだ冬の名残がある。雪の上で軽く滑って気持ちを引き締める。幸い、稜線上には雪が無かった。新・分県ガイド『宮城県の山』では、恐らく道の状態から新登山道→旧登山道というルート取りをしていたが、験を担いで旧から新へ。過去にどんなことがあったとしても、未来へ向かって新たに道を拓くということだ。確かに、旧登山道は傾斜が急だったりアップダウンが続いたりする。しかし、厳しい登りを乗り越えれば、必ず展望が開ける。
そう、達居森は低山ながらもアップダウンがあることにより歩き応えがあり、かつ、七ツ森、仙台市街及び仙台平野北部、奥羽山脈の一角をなす船形連峰、泉ヶ岳等々をぐるっと見渡すことができる。コストパフォーマンスが良いと言うのも変だが、1時間ちょっとで巡ることができる山としては、なかなかお得だと思う。
下山後は、達居森から見える七ツ森山麓のモカモアコーヒーへ。一昨年、初めて『星空とともに』を観に来た時に、「星と言えば七つ星」と強引に北斗七星と結びつけて七ツ森を歩いた時に、山行終了後たまたま立ち寄ったカフェー。古民家を改造した店だが、店内はストーブが効いて外の寒さとは隔絶されている。ゆったりと音楽が流れる中、美味しいコーヒーをいただく。
15時30分までに車を返す必要があったので、あまり長居はできなかったが、今後も近くまで来た時は極力立ち寄るようにしたいものだ。
【総括】
被災して人口が減少し、離散した人々が戻ってこない地域があるが、モカモアコーヒーのように何かしら核となるものがあれば自然と人は集まってくる。過去と現在の人口を比べることには何の意味も無い。まずは今いる人達一人ひとりが老若男女問わずパイオニア(開拓者)となって一村に一核を打ち立てるべく種を播くことだ。現地の人達が播いた種が、後から戻ってくる人々や私のようなビジターも肥料となることで、だんだんと大きくなり、いずれ芽吹いて花開くこととなれば幸いである。
〜おしまい〜
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