泉南飯盛山 孝子→みさき公園 / 快晴絶景ハイキング
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- GPS
- 04:36
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 561m
- 下り
- 594m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
みさき公園駅→孝子駅は210円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されていて歩きやすい道。ただし鉄塔の保守の枝道などが多くありボケェ〜ッと歩いていると迷う。 |
写真
感想
紀泉アルプスの一角をなす岬町の秀峰、泉南飯盛山へ登ってきた。
例年であればシーズン開幕にはちと早いのだが、先日初めてバーナーとクッカーを購入し、嬉しさのあまり早くどこかへ持って行きたいとウズウズしていたところ、丁度天気も気温もいい塩梅そうなので難易度低くて景色のいいとこ行ってみっかとなったのである。
堺を7時半に出発、岸和田SAで朝メシを食って岬町へ。
長いことこっち方面来てなかったけど、いつの間にか淡輪までめっさ立派なバイパスできてるのね。超早く着いて焦ったわ。
クッソ停めにくいけどクッソ安い駐車場に車を置き、登山装備でみさき公園駅から一駅だけ電車に乗る。ド田舎の無人駅、孝子駅で下車して9時すぎに出発。
集落の中を抜けていき、孝子観音の高仙寺へと続く石段を登っていく。こう言っちゃあ何だが辺鄙なとこなのに立派なお寺だ。驚いたことに役行者の母の墓まである。そんな有名人の墓であるにもかかわらずずいぶん控えめというかこぢんまりしたお墓で、御母堂の奥ゆかしさに思わず尊敬の念を抱かずにはいられない。
登山口は本堂裏手の墓地と小さな神社の間にあり、すこぶる見つけにくい。墓地の左手にも道があり、よく確かめないとウッカリこちらに進んでしまいそうである。
高野山(たかのやま)に向かって高度を上げてゆくと、ちらほらと海が見えてまことにテンションアゲアゲというほかなし。
高野山から10分ほど歩くとクソでかい電波反射板の下に出る。ここから先は縦走路の尾根歩き。歩きやすい快適な道で、時折見える海が目を楽しませてくれる。
持参した地図に「林道をショートカットできる道がある」と書かれており、「これかな?」とそれらしい脇道に入ってゆくとなんか巨大な鉄塔のある行き止まりに連れて行かれた。どうやら鉄塔の保守整備のための脇道らしく、そんなこんなで時間をロスしたりしながら小さなアップダウンをいくつも越えて縦走路を進んでいく。
高野山から1時間ほどで札立山分岐に到着。そこから謎の鳥居にビビったり、鉄塔の下をくぐって喜んだりしてるウチに「えっもう着いたん」という感じで飯盛山の頂上に到着する。
山頂には立派な展望ウッドデッキとベンチが4ヶ所、それに小さな祠がある。展望デッキからは多奈川〜淡輪の海が眼下に広がり、対岸には淡路島も見える。北に目を向ければ関西国際空港がプカプカ浮かんでいるのがわかる。いや絶景かな絶景かな。空気の澄んでいる時には六甲山や明石海峡大橋、四国までも見えるのだそうな。
さて、ひとしきり眺望を楽しんだ後は本日のメインイベント、山クッキング(※お湯沸かすだけ)のスタートである。
これまでの山行では、山での昼食はコンビニのおにぎりかサンドイッチをペットボトルの飲み物で流し込んでサッサと出発というパターンがほとんどで、山小屋以外では温かいものを口にすることはほぼなかった。それが去年の秋に和泉葛城山で他の登山者がお湯を沸かしてカレーヌードルを食っているのを見て急に「オレもアレをやってみたい!」と強烈に思ってしまったのである。
ベンチの上にバーナーとクッカーをセット、隣のベンチの母子連れと自分の物が丸かぶりであることに若干の気まずさを覚えつつも、それではさっそくレッツラ・クッキング(※お湯沸かすだけ)!!
多少の時間はかかるであろうと思っていたのだが、予想よりもはるかに早くお湯が沸きビックリ。そんなに高火力なのか。持参したカレーヌードルにお湯を入れて待つこと3分、出来上がったラーメンは正直めっさ美味かった。
調子に乗ってコーヒーも飲んじゃうぜ!なんてことはないスティックのインスタントだが、快晴の空のもとこの絶景を眺めながら飲むコーヒーは贅沢すぎた。ちなみにひるねのマグカップは北穂高小屋で購入した「北ホ」マグカップ、対してオレは大河原邦男展か何かで買ったジオン軍のマグカップ。しまった、これでは妻が山の達人でオレはただのオタク中年みたいではないか。くっそう、今度どっかの山小屋に行ったらカッコいいマグカップを購入して帰らなければ。
山頂で1時間ほどノンビリしてから下山を開始する。提灯講山などを経てみさき公園駅まで2時間弱の行程。
途中、建設中の第二阪和国道を通すために元々登山道があったであろう山をドカーンと切り開いているところがあった。じゃあ登山道はどうなったのかというと、急斜面に無理やり急ごしらえの階段を作ってまさかの激下り。うわあめっさ大変。これは登りでは通りたくないわ〜。
道の下をくぐり階段を少し登り返すと、本来のものだったであろう登山道に合流、と思う間もなくいきなり住宅地が現れる。舗装路を坂やら階段やら下っていくとみさき公園駅の前に出る。
今回は実にウキウキと楽しい山行となった。人気のハイキングコースであるというのも頷ける。こんな近いところにこんなステキなところがあったとは驚きだ。
下山後は休暇村加太まで足を伸ばし、友ヶ島を眺めながら温泉に浸かって汗を流す。
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