バリルートで大山三峰山〜大山(↑宝尾根、↑ネクタイ尾根)
- GPS
- 09:33
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 1,367m
コースタイム
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 9:32
07:58 清川宝の山石碑(宝尾根取り付き地点)※気がつかず少し進んで戻る
09:00 512ピーク
09:56 777ピーク
10:41 七沢山(〜10:45)
11:02 大山三峰山(〜11:39)
11:55 七沢山
13:02 唐沢峠
13:10 石尊沢
14:27 大山北尾根合流
14:53 大山(〜15:10)
16:10 阿夫利神社下社(〜16:22)
16:49 ケーブル駅前
17:02 大山ケーブルバス停
(上のコースタイムよりこちらの時間の方が正確です)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:大山ケーブルバス停05:10発小田急伊勢原駅行きバス(増便) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【宝尾根】 ・煤ケ谷から谷太郎林道を不動尻方面へ歩いて20〜25分程(右カーブの手前)で「清川宝の山」の石碑が右側に見えます。そこが取り付き点です。 ・取り付き地点から尾根までは道なき道の急登となります。適当な踏み跡を探して登ってゆけば大丈夫ですが、ちょっと難儀するかも。 ・尾根に出たらなだらかになったり急登箇所があったりいろいろですが、とにかく【尾根を外さなければ】登りではルートミスは無いと思います。 ・777ピークを過ぎてからが宝尾根の核心部。痩せ尾根、フィックスロープの箇所が連続し、この尾根一番の急登エリアとなります。所によっては3点支持にて慎重に進みましょう。 【ネクタイ尾根】 ・唐沢峠の東屋脇の「山林管理道 立入禁止」の標識箇所から入ってゆきます(立入禁止ですので本当は入ってはいけないのでしょうが…)。沢まで下りますが、道はしっかり整備されています(途中、倒木が1箇所あり)。 ・石尊沢の堰提まで降りたら涸れ沢を渡り、向かいに見える柵まで上がり、そこから柵沿いに左に進みます。階段が出てきたら道なりにS字に進み、尾根に入ります。 ・ここも【尾根を外さなければ】登りではルートミスは無いと思われます。テープも所々に付いているので、見逃さずに進みましょう。急登続きで気持ちが折れかかりますが、鎖場や危険個所はありません。 【その他】 ・七沢山から不動尻への分岐を過ぎて唐沢峠へ向かう途中の広い小ピークの先、下りの尾根が複数あり、私はそこで2回間違えてしまいました。間違えた方の尾根にもテープがあったり。ちょっとここは分かりにくいです。説明もしにくい…。こっちには踏み跡が無いな、と思ったらすぐに引き返した方が無難です。 |
写真
感想
本来であれば、今回は丹沢の違うルートを予定していました。夜中に大倉を発ち、ナイトハイクにてご来光を塔ノ岳で。そしてそのまま稜線を檜洞丸まで進んで西丹沢自然教室をゴールとする縦走ロングコース・・・のはずだったのです。しかし他の方のレポを見ると、丹沢山や蛭ヶ岳あたりは数日前でもかなりドッサリ積雪しているではないですか。雪の稜線を歩くこと自体はいいのですが、何せ元々長時間の計画なのでそれに加えてアイゼンの付け外しやその他諸々の理由で予期せぬ行動時間となってしまうのはサスガにシンドそう。なので今回は見送りました(元々無茶な計画だったかも)。
代わって急遽計画したのがこの宝尾根、そしてネクタイ尾根という2つのバリルートを登って大山三峰山、大山へ・・・というルート。どちらも以前から興味はありましたが、なかなかこれまで実行までに思い至らなかったのです。しかしヤマレコユーザーさんたちの丁寧なレポートを読むにつれ、「よし、これなら大丈夫」と自信を持つことが出来、いよいよのチャレンジと相成りました。
【宝尾根】は急登となだらかな尾根を繰り返しながら進み、777ピークからの核心部では痩せ尾根、ロープが連続する緊張を要するエリアになります。でもこうしたスリリングな登山は久しくご無沙汰だったので、楽しかったな。
七沢山、大山三峰山を経て、途中道迷いもありながら唐沢峠からの【ネクタイ尾根】。ここは危険個所はないものの、やはり急登続きで骨が折れます。途中の木に括りつけられた文字に励まされながら、なんとか登り切ることが出来ました。バリルートは登る前はいつも若干不安な気持ちにもなりますが、登り終えると大きな達成感に包まれますね。どちらも登って良かったです。
しかし初めて使うバリルートはやはり登りで使った方が安心ですね。宝尾根のようなルートをいきなり下りで使うのはとても怖いかも。これまでもそうだったように、今後もそうするつもりです。私の場合は常に単独行なので、チャレンジングな登山も楽しくて良いけれど、どこかで一線は引いておかなければ・・・とも思います。
今回は宝尾根をTopgabachoさん他、複数のヤマレコユーザーさん、そしてネクタイ尾根はいつもお世話になっているkaz01さんや他のユーザーさんのそれぞれのレポートを参考にさせて頂きました。道中でもスクショした写真と照らし合わせて進んだり。皆さんのレポートを事前に読まなければおそらく行けなかったでしょう。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
今回のルートは宝尾根もネクタイ尾根も急登の連続で大変でしたね。
特に七沢山へのバリルートは、後半ロープや細尾根、足場の悪い急登など写真を見ていても、やはり大変だったと思います。
もう一つ隣の境界尾根も、興味がありましたが、宝尾根のように大変そうなので、私達が踏み込むには、やはりどちらの尾根も躊躇してしまいますね。
三峰山の往復は、宝尾根に比べたら大した事無いのかも知れませんが、ココも油断禁物で気が抜けなかったのでは無いでしょうか。
七沢山から唐沢峠に続く尾根も、間違いやすいとの情報は知っていましたが、ryoさんのレコでナルホドと思いました。
その後のネクタイ尾根も急登で大変だったと思いましたが、途中でryoさんもメッセージの書いてあるテープを見つけられて、あの言葉に励まされたのではないでしょうか。(私は、単独では無いのですが・・・。)
大山は丹沢の一番手前の山で、気軽に登れて親しみ易いと思うのですが、バリルートとなると、結構急登な尾根が多いので、最近私もこの辺楽しいなと思っています。
今回もryoさんのレコ、とても分かり易くて大変参考になりました。
急登の連続登山、本当にお疲れ様でした!。
kazさん、2つのバリルートを堪能できました。お世話になりありがとうございます
まず宝尾根ですが、前半は急登と穏やかな尾根の繰り返しで後半がスリリングな登りになる感じです。ロープ箇所もですが、やはり痩せ尾根で足を滑らせるほうが怖いかもですね。そして境界尾根は隣に見えていましたが、アップダウンが多そうだし登った人のレポを見てもかなり大変そうですね。最初は登りで宝尾根、下りで境界尾根もどうかな…と一瞬考えましたが、使わなくて良かったです。登りでいつかチャレンジしたいとは思いますが、事前の予習が必要でしょうね。
ネクタイ尾根はkazさんのレポをしっかり予習していたので、特に沢から取り付きまでなどは迷わずに済みました。文字テープもkazさんので知っていましたが、あんなに小さいとは。よく見逃さずに見つけられたと思います それにしてもネクタイ尾根のネクタイ、kazさんの方でもお写真に無かったですが、やはり見つけられませんでしたか?以前に登った方などは何箇所にも亘ってネクタイが木にぶら下がっている写真レポを載せられたりしていますが、不思議ですねぇ。なんで無かったんだろう。全部外してしまったのでしょうかね。
kazさんご夫妻程ではないかもですが、これからも時々バリルートにチャレンジしてゆきたいと思っています。 お互いに気をつけて準備万端で臨みましょうね
急登で大変だったと思いますが達成感と共に楽しまれた様子が伝わってきました!
2つのバリルート、私は歩かないと思うので、たくさんの写真を見て
様子や雰囲気を知る事が出来て良かったです
でもひとつだけ、唐沢峠に向かう破線ルートでの道迷いの時に、
道を知っている登山者に会わなかったら、どうされたのでしょう?という所が
ちょっと心配に思いました
春になって雪が溶けたら日帰り主稜縦走をするんですか?(*^o^*)
popieさん、こんばんは。今回は歩行距離や累計高低差は数字だけだと普通なんですが、なかなかのハードっぷりで仰る通り達成感が大いにありました
唐沢峠手前の道迷い・・・そうですよね。今回はバリルートを2つ歩くので、事前に「もし迷ってどうしようもなくなったらそこから来た道を引き返す」と自分で決めていたんです。登山届にもそう書いておきました。なのでここで立ち行かなくなったら、手前まで戻って不動尻方向へ下山するかなぁと現場でも考えていました。でも誰かがここを通るだろうと、しばらく待っていたんです。そしたら案の定来てくれて ・・・助かりました。
日帰り主稜縦走、翌日が休みじゃないと今の私ではちょっと無理ですね。今回は日、月が連休取れたので行けるかなと思いましたが、ヤメといて良かったです。もう暫く連休は取れないし、夏場は取れたらもっと遠いトコ行っちゃうし(笑)、この再チャレンジは来年以降になるかもです。popieさん、ぜひ代わりに行ってきて
ryoさん、ご無沙汰していました。
数日前に丹沢主稜縦走をやったのですが、西丹沢から帰りのバスをご一緒した方が、
大山から三峰山のルートが静かでおすすめだと話していました。
しばらくサボっていてryoさんのレコを拝見していなかったのですが、
あらためて見たら、ryoさん、この早春に歩かれているではないですか!
しかも、宝尾根にネクタイ尾根と私は知らないバリエーションルートと組み合わせて。
恐れ入りました。
バスでご一緒の方も七沢山〜唐沢峠で迷いやすい場所があると話していました。
一方では宝尾根のヤセ尾根歩き、大変ごくろうさまでした。
最近のryoさんは、丹沢のバリルート山行にいよいよはまっていく方向ですね
ichiさん、こんばんは。お久しぶりです。ちょうど今、私もichiさんの記事にコメント書いたところでした この時はそのichiさんの歩かれたのと全く同じ日帰り主稜縦走の計画を立てていたのですが、塔ノ岳以西の稜線に深い積雪があり、やむなく直前でこちらへ計画変更したんです。
大山〜三峰山間は確かに静かな山歩きが出来ますね(これからの時期はヒルも発生しやすくなるエリアですが)。三峰山は標高の低さに見合わないような急登箇所もあり、なかなかハードな区間です。そしてこのように大山周辺はバリルートも幾つもあり、この辺りを攻めだすと大山登山がより楽しくなる感じです この時は、宝尾根のスリリングさとネクタイ尾根の静けさでとても良い登山が出来たと思っています。ichiさんとご一緒された方が仰っていた迷いやすい箇所というのは、おそらく私がしばし逡巡した箇所と全く同じかと思います。ここ、小さくでもいいから標識でも立ててくれたらいいなぁと思うのですが・・・甘いですかね
丹沢は東版と西版の「丹沢詳細地図」の発売以降、バリルートがぐっと身近になった感があります。しかし如何せんいつも私は単独ですので、最大限安全に、計画しっかりで臨みたいと思っています。お互い気をつけてこれからの夏山を楽しみましょう!
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