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Yamareco

記録ID: 109763
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

初めてのGW涸沢と穂高岳山荘チャレンジ

2011年05月05日(木) ~ 2011年05月07日(土)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
33.3km
登り
1,608m
下り
1,592m

コースタイム

「5/5」上高地バス停6:36→7:28明神7:35→8:40徳沢8:57→9:58横尾10:34→12:14本谷橋12:30→15:44涸沢ロッジ
「5/6」涸沢幕営場7:00→9:10ザイテン取付9:35→12:40穂高岳山荘13:42→16:30涸沢小屋16:50→17:00涸沢幕営場
「5/7」涸沢幕営場6:35→8:11本谷橋8:15→10:00横尾11:00→12:04徳沢12:20→13:25明神13:55→14:50上高地ビジターセンター15:15→15:25上高地バス停
このコースタイムは、初心者中高年者がテント泊装備を背負った時間です。
また、前半は体力がありましたが、後半は疲れと筋肉痛及び気力低下により時間は長く、休憩時間も十分含まれています。
天候 ・5/5・6共に天気は最高でした。日中は素晴らしい穂高の眺望と夜は満天の星空を楽しむことができました。
・テント内は、最低-3程で予想より寒くありませんでした。
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
5/4 23時新宿 → 5/5 5時50分上高地バス停
5/7 16時30分上高地バス停 → 20時30分新宿(渋滞はありませんでした)
コース状況/
危険箇所等
■危険箇所(私の視線で)
・涸沢までは特にありませんでした。
しかし、涸沢幕営場は、雪崩の危険があり5/5の受付時は無料でした。
なお、下山時5/7朝は通常料金となっていました。

■水
・涸沢ヒュッテの水場が回復していましたので全く問題ありませんでした。
私も捨てたいと思うことがあるのですが、水場の流しにカップ麺や調理の残りを捨てている方がいたようです。

■その他
・携帯電話(Docomo):涸沢テント場では概ね圏外となりますが、時々通信可能になることがあり、何度かメールすることができました。
穂高岳山荘では問題ありません。
いよいよスタート
2011年05月05日 06:37撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/5 6:37
いよいよスタート
天気は恵まれ最高
2011年05月05日 06:45撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
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5/5 6:45
天気は恵まれ最高
GWでは、少ない徳沢のテント
2011年05月05日 08:26撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/5 8:26
GWでは、少ない徳沢のテント
徳沢園前の残雪、5/7下山時にはもうありませんでした
2011年05月05日 08:35撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/5 8:35
徳沢園前の残雪、5/7下山時にはもうありませんでした
登山準備、下山の気持ちを切り替える横尾
2011年05月05日 09:59撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 9:59
登山準備、下山の気持ちを切り替える横尾
橋の支柱が少し覗く本谷橋。支柱が見えなければ本谷橋を知らずに通過してしまいそうでした。
2011年05月05日 12:14撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 12:14
橋の支柱が少し覗く本谷橋。支柱が見えなければ本谷橋を知らずに通過してしまいそうでした。
いたる所にデブリ
2011年05月05日 13:06撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
1
5/5 13:06
いたる所にデブリ
無心で涸沢を目指す
2011年05月05日 13:36撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
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5/5 13:36
無心で涸沢を目指す
数十人に先を譲るばかりの歩行
2011年05月05日 14:34撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/5 14:34
数十人に先を譲るばかりの歩行
雪崩で破壊された売店の木材と再建思案中の方々
2011年05月05日 15:44撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/5 15:44
雪崩で破壊された売店の木材と再建思案中の方々
テントの臨時売店。素早い対応に感心
2011年05月05日 15:44撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/5 15:44
テントの臨時売店。素早い対応に感心
比較的少ないテントと雪崩の跡。自己責任による幕営料無料が納得。
2011年05月06日 05:56撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
6
5/6 5:56
比較的少ないテントと雪崩の跡。自己責任による幕営料無料が納得。
本来のテラスの上に臨時のテラスと鯉のぼり
2011年05月06日 17:09撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/6 17:09
本来のテラスの上に臨時のテラスと鯉のぼり
最も良い設営跡を選び、我が家用に改造を
2011年05月05日 16:02撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
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5/5 16:02
最も良い設営跡を選び、我が家用に改造を
雪崩の跡
2011年05月06日 05:56撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/6 5:56
雪崩の跡
今回もすき焼き+うどん、肉は下の方に隠れています
2011年05月05日 17:39撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
4
5/5 17:39
今回もすき焼き+うどん、肉は下の方に隠れています
複雑な思いで見上げる登山予定の小豆沢
2011年05月05日 16:53撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/5 16:53
複雑な思いで見上げる登山予定の小豆沢
5/6早朝、穂高を目指す一番スタート組。朝は幕営場にパトロールの方がいました。
2011年05月06日 06:11撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/6 6:11
5/6早朝、穂高を目指す一番スタート組。朝は幕営場にパトロールの方がいました。
登り始めた小豆沢
2011年05月06日 09:04撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
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5/6 9:04
登り始めた小豆沢
斜面に張り付き一休み
下方が74歳の写真家の方です
2011年05月06日 10:36撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
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5/6 10:36
斜面に張り付き一休み
下方が74歳の写真家の方です
右側のオレンジのテントが我が家
2011年05月06日 13:38撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/6 13:38
右側のオレンジのテントが我が家
2900m付近からの涸沢
2011年05月06日 11:28撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/6 11:28
2900m付近からの涸沢
常念岳
2011年05月06日 12:39撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
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5/6 12:39
常念岳
除雪され整備されている奥穂高へのルート
2011年05月06日 13:38撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/6 13:38
除雪され整備されている奥穂高へのルート
涸沢岳
2011年05月06日 12:39撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
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5/6 12:39
涸沢岳
雪に囲まれる穂高岳山荘。雪を飛ばしている方向が逆だと思うのですが
2011年05月06日 13:41撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/6 13:41
雪に囲まれる穂高岳山荘。雪を飛ばしている方向が逆だと思うのですが
穂高岳山荘で美味しいカレーライスとお土産を。カレーに水が付いていたので少し驚きと感謝
2011年05月06日 12:59撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
1
5/6 12:59
穂高岳山荘で美味しいカレーライスとお土産を。カレーに水が付いていたので少し驚きと感謝
今回初めてだった涸沢小屋でコーヒーを
2011年05月06日 16:30撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
5/6 16:30
今回初めてだった涸沢小屋でコーヒーを
あっと言う間の二日間が終わり下山へ、疲労と筋肉痛との戦いが始まる
2011年05月07日 06:53撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
4
5/7 6:53
あっと言う間の二日間が終わり下山へ、疲労と筋肉痛との戦いが始まる
横尾橋 ある方が、下山時見栄を張るために橋を登る前に休み、多くの方が見ている下りはさっそうと降りる事が格好良いとか
2011年05月07日 09:59撮影 by  C770UZ, OLYMPUS CORPORATION
1
5/7 9:59
横尾橋 ある方が、下山時見栄を張るために橋を登る前に休み、多くの方が見ている下りはさっそうと降りる事が格好良いとか
撮影機器:

感想

■今回の目的
GWの涸沢で幕営すること。
∧羚盂抻柿颪帽圓こと
→何とか達成
さらに涸沢岳に登頂すること
→次回に持ち越し
た慶瓦靴秦備:10本アイゼン、ピッケルを使用すること。
→アイゼンは、本谷橋手前から装着し涸沢まで問題ありませんでしたが、穂高岳山荘への登山ではもう少し爪が前に出ているものが必要です。
→ピッケルは斜面での休憩時、滑落防止には使用できましたが、滑落を止めることは恐らく無理だと思います。
ある若い登山者より、雨具を付けて滑落防止の練習をしてくださいとのアドバイスをいただきました。

■感想と反省
・私達では、穂高岳山荘まで直登することは無理だと思い、取り敢えずザイテン取付まで行くことに。
何とか取付まで行き涸沢を眺めているとき、年配の方に山荘まで行きませんかと誘われました。
そもそも、行けると思っていませんでしたが行きたい気持ちもあり3名で一緒に登ることにしました。
途中くじけそうになったこともありましたが、5時間半後何とか12時40分に山荘に到着しました。
昼食に取ったカレーは美味しく、体力に自身があれば涸沢岳に挑戦したのですが、
13時半からのスタートでは、涸沢に戻る時間が遅くなりそうなので断念しました。
年配の方に感謝しつつ下山。年配の方から上高地ビジターセンターで山岳写真を展示していると紹介されましたので、立ち寄る事にしました。
帰宅後、インターネットで検索して分かったのですが、御年74歳の著名な山岳写真家の方でした。
もし偶然お会いしなければ穂高岳山荘へ行くことは出来なかったと思います。
心より感謝申し上げます。

・穂高岳山荘から下山中、幅1m長さ300mはあると思われる雪崩を間近で見ることに。
早さは人の歩行程度ですが、ザーと音を立てながら表面を下って行く様は非常に不気味でした。
登山中、雪崩!と叫ぶ声を聞いたり発したりすることが何度かありました。

・雪崩の後、山荘方向を見ていると、二人が一緒に滑落する後景を目撃。
何も出来る訳でもなく私の10m程横を滑り落ちる二人を呆然と見ているだけ。
2,900mあたりからザイテン取付の下方まで標高差350〜400m滑落。
あまり速度が速くなかった事もあり、大きな怪我もなく無事な様子でしたので一安心したものの、
私も一つ間違えば同じ状況になっていたのではと大反省。
ピッケルによる急斜面での滑落防止は、訓練し経験していなければとっさの初動は取れないと思いました。

・今回の登山で、未就学児を連れ涸沢まで来た4人家族、横尾で幕営し日帰りで奥穂高を目指す人、
涸沢で眺望を肴に一人酒を楽しむご年配など、
山は個人が自由に行動が許される非日常なのかもしれません。
私は、普通の方と比較して、1.5倍以上の時間を要し、特に復路では、筋肉痛と疲労困憊で下山することになりますが、
帰宅するとその大変さを忘れ次の計画を立てます。
登山とは帰宅して登山だと言いますが、このようなことからもその意味の一端を感じずにはいられません。

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