八ヶ岳(三ツ頭〜権現岳)〜強風と雲に悩みつつ〜
- GPS
- 06:55
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,288m
- 下り
- 1,282m
コースタイム
天候 | 晴れ(ですが、稜線付近は一日中強風、雲は当初山頂付近を覆っていました。) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・2,100m付近から雪が現れ、2,300mから雪が多くなりますが、カチンコチンのアイスバーンは殆どなく、雪はかなり腐っています。(アイゼンは付けた方が楽でしょう。) ・砂が顔にあたるほどの強風でしたが、危険なヤセ尾根もなく、怖い目には遭いませんでした。 |
写真
感想
今日はGW最終日だけど、天候は低気圧通過後の好天予想。このGWでは貴重となった好天を重視して、登ることにしました。今回の狙いは比較的近い南アルプスまたは八ヶ岳。最終的には暫くぶりの八ヶ岳、そしてより近傍の権現岳としました。
権現岳の登山道は東向きということもあって、終始明るい道で、気持ちよく登れました。ただ、今日は低気圧通過直後ということで、朝方は雲の高度が低く、前三ツ頭以降の稜線では終日強烈な風が吹き続けていました。
権現に向かう途中は権現岳や赤岳の山頂の様子は窺うことができず、テンションもなかなか上がらないままで、三ツ頭では先に進むか迷い始める始末でしたが、雲底が上がって行っていることを確認できたため、そのまま進みました。
ただ、結局権現岳に到着しても赤岳山頂はまだ雲の中。かといって狭い山頂は強風が吹き荒れて休む場所もなく、権現小屋で回復を待つことにしました。
小屋には主の青年と宿泊客が1名おられました。客の方は赤岳にチャレンジしたようですが、踏み抜き地獄で前進がままならないとのことで撤退してきたと話しておられました。この時にはリアルな共感ができなかったのですが、後に赤岳の急峻な全貌を見た際にさもありなんと思ったものです。
小屋で暫し休憩し改めて赤岳を見ますが、まだ山頂の一部は雲の中。欲求不満のままではありますが、戻ることにしました。風の方はますます強くなっているようで、時折砂のようなものが顔にぶつかってくることもありました。
そうこうして三ツ頭に近くまで戻ったところで、振り返ってみると赤岳はじめ阿弥陀岳、硫黄岳、権現岳等の峰々が綺麗に見えているではないですか。しかも、私の大好きな山の風景である這松と残雪の稜線から、同じく残雪に輝く南八ヶ岳の美しい峰々の姿をこの目で見ることができて感動できました。特に赤岳の威容は、よく槍ヶ岳が日本のマッターホルンだと評されますが、なかなかに負けていないのではないかと思わせる程でした。
今回の山行では、かなり渋滞を懸念していましたが、結局、中央高速はガラガラで、残雪輝く南アルプスや絵のように美しい富士山を眺めながらの、快適ドライブとなりました。美しい山を眺めることができて渋滞しない中央高速は一つの観光スポットになり得ます。(余談ですが、、、)
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