鍋倉山(ブナの新緑と残雪とほにゃらら)
- GPS
- 05:18
- 距離
- 2.6km
- 登り
- 439m
- 下り
- 439m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西ノ沢駐車場まで車は入れます。 クレバスに注意。 ブナの回廊のブナはまだ芽が膨らみ始めたというところで、 新緑には早かったですが、稜線にあがるまでの急登までは 新緑が素晴らしかったです。 飯山道の駅「花の駅・千曲川」農産物直売所は7:30〜19:00 |
写真
感想
今年初めての鍋倉山へ行って来ました。
前回の交流山行では激しい腰痛で断念(代わりに鍋倉高原修羅場ハイキング)、
その後は様々な影響もあり行く機会もなかったので今回は満を持しての出撃です。
いきなりラッキーハプニング?飯山の道の駅がオープンしており、朝からコシアブラをゲットする。
帰りに寄った場合の売り切れを懸念していたのでラッキーでしたね。
計画より遅めに行った事が幸いしたようですが、しかし、良い事ばかりではなかった。
タモギ池で記念撮影後、除雪が進んだ西の沢駐車場へ。
準備をしていると、ちょうど地元の戸狩の少年達がマイクロバスでやって来てソリ遊びをはじめていました。
西の沢を少し登った辺りから斜面に取り付きます。少々急なのでスキーは外してツボ足で。スキーバンドを忘れたので、
ヘッデンのゴムバンドで代用しました(写真参照)。
一部でソコソコ急なので、アイゼンを使わない私は少し緊張。
軽量ならともかく、スキーを背負っての荷物で滑落したら例えピッケルを持っていたとしても止められん。
まぁ滑落しても私は死なぬぇし、大したダメージもぬぇだろうけど、ずっと下まで滑落しちまったら登り返しが面倒だからね。
雪も緩んでおり、キックステップも効いたので気を抜かなければ心配はないと言ったところか。
ただ、それでも足が吊りそうになったし、もし斜面がガチガチだったら冷や汗垂らしたかもしれないな。
それよりはむしろ、同行者の方が心配だったね。何やらとっても怖がりのようだからさ。
急登を終えるとジャンクションの少し上に出ました。森姫・森太郎は帰りに見る事として、このブナの回廊を楽しみます。
まだこの辺りは芽吹いていませんが、ココはいつ来ても素晴らしいです。しかも晴天ですっかりゴキゲンっすよ。
ルンルン気分のまま山頂へ。他にチラホラと登山者も見かけましたね。
山頂の隅でランチテーブルを作成します。冷やしたビールが激ウマっす。
これについては色々な意見や考えがあります。絶対安全などない山では酒を飲まないと言う考えは、
クルマの運転がどうのこうのなどと言う話とは別で、一言で言えば山の怖さを良く知っている人の思考。
責任などが発生するリーダーの立場になると、飲ませないと言うのも理解出来るモノもありますし、実際に私もそう思った事もあります。
結局は個人の自由(飲酒運転になるなら言語道断)なんだろうけど、飲まない方がリスクは低いのは間違いない、
くらいにしかシロートの私にはわからんよね。まー私はそれでも飲ませてもらいますがね、ア○中らしいからな。
さて、ランチはうどんとチャーハン。一昨日の夜から戻したという乾燥椎茸と、沢山の野菜と鶏肉のうどん。
そして得意のおにぎりチャーハン。これはキムチとたまごに、コンビニのおにぎりを炒めて最後に海苔をまぶす、
シェルパS藤氏直伝レシピのツナ缶おにぎりチャーハンを元に考案した山ごはんであります。チャーハンはともかく、うどんは大変美味しゅうございましたね。
食後にミニチーズケーキとコーヒー(S姉さんはスリランカのお茶との事)淹れてまったりしたあと、下山となります。
どうやら二時間近くのステイだったようです。また今回は人気の山でもあるのでルールに則りテーブルは埋没処理としました。
山頂直下で団体のグループと遭遇しました。先頭の方と話したところ、やはり森の家のイベントでした。
本日は「新緑と残雪の鍋倉山周辺トレッキング」の企画で、恐らくは天気が良いので山頂まで足を伸ばしたものと思われました。
さすがに森の家は大盛況ですね。すると団体の中から男性が一人歩み寄り、私の名を呼ぶからビックリですよ。
何とぉ!ICI長野店店長のKさんでした。信越トレイルの関係で出撃されたとの事でありましたね。
久しぶりに一緒に写真を撮ろうと思いましたが、その時は滑降写真を撮ってもらうべくS姉さんに先行してもらっていたので、
カメラを持っていなかったのが残念です。
JPまで滑り、巨木の谷を俯瞰しながら下山のコース取りを考えます。森太郎や森姫へは帰りに寄れば良いやと安易に考えておりましたが、
どうやらそれらを経由すると大変になりそうなのです。と言う訳で姫・太郎は諦めて西の沢へ下る事にしました。
これは半端にルートを取ったので、一部でブッシュがひどくて滑れないわ、迂回で登らされるわと頂けなかったね。
急斜面まで出ると開けたブナの森で快適となりました。改めて見るとこちらのブナも素晴らしいです。
そんな中での滑降ですから最高ですよ。雪質も良い具合にザラメ。鍋倉はやっぱり良いな!
昨年、残念ながら他界されたBORIさんより教えていただいたジャンピングターンを連発してみます。
が、BORIさんのように滑れる訳もなく、写真にある有様っすね。でも気分良く滑れました。
そして駐車場まで滑って終了。帰路で道の駅に寄ったらまだコシアブラが山ほど残っていましたので追加購入して帰りました。
しかし朝に買ったタラの芽が悪くなっていました。どうやら前日の売れ残りを掴んでしまったようで、150円がパーとなりました。
確かにちょっと時間が経ってるモノのような気もしましたが、安くて量が多かったパックを選ぶ貧乏性が裏目に出ましたね。
今年初めてのコシアブラの天ぷら、とっても美味かったです。
個人的には鍋倉山はブナの新緑の頃がベストシーズンだと思っております。
今回は天気も良さそうで満を持しての出撃でしたが、しかしブナの新緑には若干早かった印象。
下の方は芽吹きが始まっていたものの上部はまだ。
特に森姫と森太郎のある巨木の谷とジャンクションピーク上に広がるブナの回廊を核心と見ております。
来週末辺りから良い感じになるでしょうか。
天気が良ければ来週も行きたいと思います。
【追記】
拍手をいただきありがとうございます。
横長になっているので改行を加えました。
コメント
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sakusakuさん、countryboyさん、お疲れ様でした。
いい天気で春の山を楽しめたようですね。
山頂のアレはアレでしたか。
明日は燕岳に向かう予定なので
下山してからゆっくり拝見させていただきます。
sakusakuさん、boyさん
今晩わ〜
残雪の新緑
なんて羨ましいこと
あれ!きょうはコーヒーなのか?
と思ったらありましたね缶チャン
ブナの根開き
とても素敵です
お疲れ様でした
shigeさん、明日に備えてもう寝ていますね。
上の方の新緑にはちょっと早かったですが、
天気がいいのがイチバンです。
totsugekiさんに教わったように
缶ビールを雪に埋めてクルクル回して
急速冷却していましたよ。
koshibaさん、急な登り、結構調子よく登れましたが、
下りは修行が足らず、藪も多く、難儀しました。
やはり山頂でアレは欠かせないようです
sakusakuさん、countryboyさん、こんにちは
青空の下で2時間の贅沢ランチでしたね。
ランチメニューも美味しそう
rikkyさん。こんばんわ。
実はハプニングもありまして、
コーヒーのお湯を沸かしていたら
スキーが倒れて来ました
お水がわずかに残っていたので
それで沸かし直しましたが
スキーはしっかり立てましょう〜
shigeさん、こんにちは。
山頂のアレはボクには必要不可欠っす。
本日の燕岳、お疲れ様でした。
koshibaさん、こんにちは。
少々風も出ましたが山頂ではアレ日和で、今回は汗もかいたので特に美味しく頂けました。
ブナの新緑には癒しと活力の効果があるらしいです。しかし、毎夜怪しいネオンの店で冷や汗かいているドク男のボクの毒素は簡単には抜けませんね
rikkyさん、こんにちは。
ありがとうございます。
今年もshigeさんなど、皆さんと一緒に山でランチしたいですね。
sakusakuさん、countryboyさん、こんばんは。
sakusakuさんの「また、山においでよ!」決まってます
今度は「良く、頑張った!」を、お願いします
ブナの新緑は、なんで他の木々の新緑より心打たれるんだろう
そうか、鍋倉山は今頃がさらにいいんですね。
それにしても半月もたたないのに、雪がぐんと減りびっくりです。
何事3度目で、また行きたくなりました。
スキーうまい!
2人とも楽しそうです。
実は私は、下りの最後の尾根まできて、表面の雪が数センチ、ゆるんじゃってて、アイゼンの蹴り込みが浅くて、短く滑落。片手にカメラぶら下げてたもので、体勢とれないまま、なんとかブナの幹に正面から両肘で強くがつん。根元の浅めの穴に落ちました。
左ひじ、まだ少し痛い。
kusmmkさん、これからあちこちの山で
このポーズが流行りそうですね。
「良く、頑張った!」というセリフは
ちょっとアップ気味になるので勘弁して下さい
ブナの新緑の柔らかな色合い、
なんとも癒されます。
tanigawaさん、そうですね!
新緑の頃が一番いいです。
今回はちょっと早かったので、今週はいい具合ではないかと思います。
c-boyさんは、こんな斜面でよく滑れるなぁ、と
見ていて感心しました。さすが、拳王さま。
ツリーホールに落ちてしまったんですね
c-boyさんも以前、狙ったように落ちています。
ブナに激突されたとは大変でしたね。
負傷したひじ、お大事にしてください。
でも、ホールから見上げる空とブナは
いい眺めでは、って思います。
(私のプロフ写真は森太郎にて)
鍋倉山はブナの新緑の頃が一番良いですね。
毎年5月後半にスキーを持って繰り出しておりますが、
近年では快適に滑れる程には残雪が残っておらず、
山へは登らずに関田峠手前のブナの森など眺めてから、
妙高笹ヶ峰の夢の平へ花を見に行くか、志賀高原へ転進と言うパターンが多いです。
その関田峠から峠の茶屋池周辺もブナの巨木が見事な場所です。
クルマでサッと行けますのでカメラマンも多く来ています。
鍋倉山の秘密のコシアブラの木も確認してきましたが、
こちらはまだ2週間くらい先だと思われました。
我が家では山菜を買ってくるなど言語道断で、破門になる扱いです。
両親は全てを見通しており、特に親父の眼力は強力で、
まだ山では未開のコシアブラを持って帰る事は買った事を意味してしまいます。
過去にも道の駅で購入したコシアブラをパックから出し、
ビニール袋に詰め替えてあたかも山で採ったように見せかけて持ち帰った事もあります。
それでも、食べた時の風味でバレないかヒヤヒヤものでした。
その時は6月なので通用しましたが、今回はどうやっても通用しないので、
購入前に電話で山菜を購入許可を得てから買いました。
ツリーホールに落ちたこと。
ボクもあります。しかも一部始終を動画で撮影されていました
関田峠は、車道を上がって、小屋と沼のある場所の先にある峠かな。一回目の鍋倉山は、そこから登りました。
滑落は、8mぐらい。カメラもって行動するというには、ちょっと傾斜と表面の雪の状態が悪かった。3センチのかかとの爪を使って、かかとキックで降りてたのですが、表層の15センチくらいが足場ごとずるっと。
今年は5月まで降雪があったので、表面が例年よりも締まっていなかったのかな。反省しました。
そのままブナの幹に向かってすべりました。両足で幹に斜め着地、と思ったら、そこにはホールがあり、足では幹を受けとめられず、両肘で止めました。
動画、見たいです。
コシアブラ、良いご両親がおられて、幸せですね。大事な一線をきちっと伝授されている。
tanigawaさん、こんばんは。
関田峠は仰るとおりでございます。
その手前に良い感じのブナの森が広がっております。
ちょっとした遊歩道も整備されておりますが、距離も短いので、残雪の時期に好きにまわった方が面白いです。
他に茶屋池を一周するコースなどはあまり人が入らないので静かな散策が楽しめます。
ただ、好みは人それぞれですね。
個人的には残雪とブナの新緑が一番良いと思っておりますが。
カメラを持っての転倒はボクもやった事があります。
乗鞍高原は善五郎の滝で、濡れた岩に滑ってひっくり返りました。
カメラを死守する余り、受身が取れずに肘をパックリ割りました。反省です。
それと、このようなノーガキにも関わらず、色々とご配慮いただいたようで申し訳ございませんです。
countryboyさん、踏み込みすぎてすみませんでした。
今度、機会があったら、山で食べて、飲みましょう。
季節に合った何かいいメニューを考えていきます。
tanigawaさんのコメントは偉大なる人生の大先輩のアドバイスとして受け止めております 。
お会い出来る日を楽しみにしております!
実はGWも長野駅前に滞在していらっしゃるとの某筋からの情報から、
行ってみようか!なんて計画もありました 。
これから信州でも待ちに待ったタケノコのシーズンを迎えます。
先日も道の駅で隠すように売られた初物を見ておりますが、
シーズンであれば300円で売られるものが1200円 。
時期が早いにも関わらず、そこそこに上物なタケノコでしたが、とても手は出ません。
今週末辺りはもう少し供給が増えるものと思われますが、果たして。
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