阿弥陀岳 北西稜
- GPS
- 10:10
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,197m
- 下り
- 1,199m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
八ヶ岳へ訪れるたびアプローチから望む事が出来る、阿弥陀岳北西稜。天に突き上げるように急峻にそびえ立つ印象的な稜線に、いつかは登攀してみたいと思いつつも、日程と天候がなかなか合わず今シーズンは半ば諦めている昨今、ようやく好天に恵まれ 阿弥陀岳 北西稜に行ってきました。
早朝、日の出前よりアプローチ開始。美濃戸よりヘッデンを頼りに少し進むと、登山道は氷化し早々にアイゼンを装着し高度を上げて行きます。
完全に日が昇り明るくなった頃に一般道を離脱し、北西稜末端尾根に取り付きました。分かりやすい目印が無い中、薄っすらと残るトレースに導かれながら北西稜を目指します。
心配していた踏み抜きは少ないものの、稜線に上がるまでは思いのほか急斜面に体力を消耗しつつ進みます。
稜線に乗り少し進むと森林限界へ突入。
細いリッジをトラバース気味に慎重に進む。右側が切れ落ちている為、状況次第ではロープが必要なピッチでした。
1P バンドを伝い右に進み階段状に見えるフェースを直上 残置が少ない(終了点は確認出来なかった為、残置とカムで構造)
2P 左右に発生する凹状の右ルートより直上しリッジへ出、威圧的な上部岩壁の基部でピッチを切る。残置が少ない。
3P 威圧的な岩壁を明瞭なバンド伝いに左にトラバース。
4P ルート上の核心ピッチ。右に切り返し高度を上げると頭上にハーケンが連打された凹角が現れる。
一般的にはA1だが傾斜は緩くスタンスは豊富にある為、ドライで突破。
核心を抜けると、事実上の登攀終了。コンテで御小屋尾根上部にに抜け、摩利支天経由で阿弥陀のピークに立ちます。ピークからは春霞も無く、南 北 中 頚城までもスッキリと望める光景には北西稜に出迎えられた様で気持ちの良い登攀となりました。
残雪の雪稜登攀には間に合いましたが、次回は厳冬期のチャレンジへと良い課題の残る山行となりました。
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