沢口山〜(思いの外よかった)天水〜板取山

2017年04月22日(土) [日帰り]

• GPS: 09:21
• 距離: 18.3km
• 登り: 1,714m
• 下り: 1,682m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:32
• 休憩: 1:40
• 合計: 9:12

7:06 沢口山(猿並平コース・如意輪観音堂)登山口
8:56 8:56 猿並平分岐
9:07 9:07 鹿のヌタ場(大ミズナラ)
9:22 10:09 沢口山
10:20 10:20 横沢の頭
10:51 10:51 ウツナシ峠
11:17 11:30 天水
12:03 12:09 板取山
13:00 13:00 天水
13:12 13:12 ウツナシ峠
13:42 13:43 横沢の頭
13:59 14:24 沢口山
14:35 14:35 鹿のヌタ場(大ミズナラ)
14:44 14:44 猿並平分岐
16:01 16:06 寸又峡温泉
16:08 16:11 沢口山(日向山コース)登山口
16:13 16:13 寸又峡温泉
16:18 ゴール地点

天候

曇り。時折晴れ間がみえるぐらい。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道362号〜静岡県道77号を経て寸又峡温泉の水車が目印の駐車場に停めました。路面の状況は井川に向かう道に比べれば良い舗装です。その代わりヘアピンカーブが多い気がします。

県道77号はすれ違いできない箇所が多いです。交互通行のセンサーなどもありますが対向車に注意を払うのが良いと思います。

コース状況／危険箇所等

コース全体を通して非常によく整備されています。

崩落箇所はありますがロープ等がはられており注意さえしていれば危険なく通過できると思います。安倍東陵や八紘嶺のやせ尾根と同じぐらいかな。

ルートは赤スプレーを辿っていけば難しいことはありませんが、一旦コースアウトしたらとても生きて戻ってこれそうにない山域です。そのためか今まで見たことがないほどくまなく印がありました。目印が見当たらなかったら周りを見渡せば必ずどこかに赤い印がある感じ。○がついている方向に進む、☓にはいかない、でいいのではないかと。よく踏まれた道ですので、ふかふかの道を1分歩いたら正規ルートから外れてると考えて良いと思います。

猿並平コースは南側に植林が多く展望はありません。傾斜はあるものの歩きやすい道です。北側の日向山コースは地形や植物の面白さがある反面、きつい傾斜とガレと木の根で足を取らます。登りが日向山で下りを猿並平にする方が多い理由がわかりました。脚力があれば日向山コースピストンでもいいのかも。

その他周辺情報

下山後、湯屋飛龍の宿で入浴。おじさんの肌でもつるつるになりました。

写真

4/22 6:43

水車のある駐車場から沢口山に向かいます

4/22 7:01

間違って南側に向かってしまいましたが北側の温泉地に行くのが正解でした

4/22 7:03

ここをすこし登ると

4/22 7:05

沢口山の看板が見えます

4/22 7:06

4/22 7:07

登山口

4/22 7:18

途中こんな橋があり。いかにもヒルが出そうな地形です。ジョニーを靴に吹きつけましたが足早に登ります。

4/22 7:23

沢口山への分岐。ここから本格的に登ります。

4/22 7:33

鉄塔にきました。さっそく汗だくになったのでフリースを脱ぎます。

4/22 7:40

まだ曇り空

4/22 7:40

この時はまあ地味な山っていうしこんなもんかみたいなテンションだったけど

4/22 7:52

ペイントがそこかしこにありますので頼りに進みます

4/22 7:59

登りは思ったよりも急

4/22 8:43

展望所にきたものの近くの山もはっきりとは見えません

4/22 8:56

猿並平コースと日向山コースの分岐

4/22 8:57

富士見平。

4/22 9:01

ようやく気持ちよい道になってきました

4/22 9:07

くゎいだん

4/22 9:09

鹿のヌタ場。この先に50mぐらいロープが張ってありました。確かに間違って誘われそうな形状です。過去に迷っちゃった人が多かったんでしょうね。

4/22 9:09

大ミズナラ

4/22 9:22

沢口山山頂

4/22 9:23

フィーリングで山を伝えてくる山座同定盤

4/22 9:24

上河内岳、聖岳のようですがやはり雲が多くてはっきりせず

4/22 9:25

光岳も隠れてる

4/22 9:29

水が重くてしんどかったので早めに食事をしながら雲が晴れるのを待ちます

4/22 9:30

願いがかなってだいぶハッキリしてきました

4/22 9:58

時折日光が指すようになり清々しい感じになってきました。しばし陶酔。

4/22 10:19

天水方面に向かいます。どわーっと下って登る。

4/22 10:23

めっちゃデッカく腰掛けてらっしゃる

4/22 10:24

ほぼ貝ですね

4/22 10:26

よい稜線で風がここちよい

4/22 10:32

静かな原生林をさくさく進むと不思議な気持ちになる

4/22 11:04

バイケイソウ

4/22 11:04

バイケイソウ。息吹を感じる。

4/22 11:05

離れたところにも

4/22 11:16

気持ちの良い尾根

4/22 11:18

天水につきました。北側の見晴らしがいいのでベンチで休憩。沢口山よりも断然眺めがよく山の形もわかりやすい。

4/22 11:20

天水からだと聖岳と上河内岳が分かれて見える。いつも見ている方角と違うので上河内岳が右にあるのに慣れない。

4/22 11:20

深南部を間近に見れてなんかうれしい

4/22 11:21

林道が崩壊しているところをじっくり見ました。深南部マニアはみんなあのへんを通って黒法師岳や丸盆岳に行くんですね。ちょっと身近になった気がします。

4/22 11:23

マイクロ胞子、もとい、前黒法師。朝に清掃登山の人が3箇所に分かれて登るって言ってたけどあっちにも行ったのかなあ。

4/22 11:45

まだ時間があるのでザックを天水にデポ。板取山に向かいます。道中ですれ違ったお兄さんに落ちたのかと心配をかけてしまいました。

4/22 11:50

崩落

4/22 11:51

崩落箇所はかなりマメにロープが張られています。メンテナンスしてくれる方に感謝します。

4/22 11:57

白い山が見えたら立ち止まってしばし楽しむ。今日は一人なので止まり放題です。

4/22 12:00

倒れそうなのにねばっている

4/22 12:03

板取山山頂

4/22 12:04

しつこいぐらい南アルプスの写真ですが場所によって形が違うんでうれしくて

4/22 12:05

ニュアンスで伝えてくる感じの山座同定版

4/22 12:14

道中には花があまり咲いていなかったのでちらりと見えるとうれしいもんです

4/22 12:17

身軽さを楽しむために天水に向かって早足で戻る

4/22 12:50

天水で靴下を乾かしながら軽食。および、南アルプス観察。

4/22 12:52

山伏、大谷嶺、八紘嶺

4/22 12:56

大無間山、朝日岳、小無間山。楽しみにしていた大無間山・小無間山は終日雲に隠れがちではっきりと稜線を顕にしません。ようやく形がわかりました。

4/22 13:42

沢口山への登り返し

4/22 14:44

帰りは日向山コースで

4/22 14:50

アカヤシオの群生地とのことです。ほんの少しだけ花がついてる。

4/22 14:58

ヒメシャラがたくさんでセクシー。ヒメシャラという言葉を聞くとなぜかヒョットコが頭に思い浮かぶ。俺のシナプスどうした。

4/22 15:09

日向山コースは北側が切れ落ちているところが多い。傾斜もかなり急です。安倍東陵の青笹山の新道の峠から下るぐらいの感じが延々続くので足が相当痛い。

4/22 15:45

ここで尾根道は終わりですね。もう少し。

4/22 15:51

落ち葉の下に小石があってすべりやすくヒルの恐怖に怯えながら尻もちをつきました

4/22 16:04

なんとか下山しました

4/22 16:09

カモシカのあたりには夕方なのに観光客がたくさん。20代の観光客が多かったのですが、どうやらテレビでインスタ映えする聖地として紹介された模様。なぜかこういう山に若い人がいるとうれしくなってしまう。

4/22 16:14

温泉につかったりカフェでコーヒーを飲んだりの観光。結局一日じっくり楽しんでしまいました。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 タオル ストック ヒル下がりのジョニー フリース

備考

鉄塔から先の行動中はTシャツでした。稜線に上がると風が吹き付けるので停滞時にはフリースをはおりました。

朝、水をザックに詰めるのを忘れて2Lのペットボトルの水を買いました。重くてかなわないやと思っていましたが、下山時には残り500ml弱だったのでこの量は必要でした。水筒に1500mlいれるつもりだったので予定通りであればギリギリだったと思います。若干甘く見積もってましたかね。怪我の功名というやつ。

板取山からの下山以降は靴下の湿気に悩みました。2度ベンチで休憩しながら靴と靴下を乾燥させました。靴に使った撥水剤が悪いのか、クッションのある厚手の靴下だからか、いつもより距離を歩いたせいか、みんなそんなもんなのかよくわかりません。

すでにヒルがでているとの情報があったのでジョニーを靴とパンツの裾にスプレーしました。比較的好天が続いていたのでそこまでしなくてもよかったかもしれませんが、ほんとヒル苦手なので。

感想

dududuup

久しぶりの単独山行なのでわびさびのある地味な山歩きをしたいと思い寸又峡に来ました。沢口山に行って余裕があれば天水までと軽く考えていたんですが、沢口山から天水への道のりが思いの外すばらしくテンション激アガりで板取山まで行ってしまいました。

行動時間があれば沢口山だけでなく天水まで足を伸ばすルートをおすすめします。痩せ尾根、どこまでも広がる広い尾根、原生林、倒木、バイケイソウ、崩壊地、アップダウンなどなど。変化に富んだ道が飽きないのです。何よりも天水の見晴らしは最高でした。間近に迫る深い山に一本走る林道を見るとなんともいえない気持ちになります。白い南アルプスの山々と対比して見えるのがいいんです。

林道が開通したら山犬段〜沢口山をピストンしたいと思っています。地味な山が苦手な同行者を連れて今度は荷物減らして。

コメント

sunrise2525

道中すれ違ったお兄さんでは無く心配性のおじさんですw
コメント楽しく拝見させていただきました。
天気も良く、景色も良く、とても気持ち良い稜線でしたね。

dududuup

Re: 道中すれ違ったお兄さんでは無く心配性のおじさんですw
こんにちは。人の気配が少なすぎて大丈夫かなーと思っていたところにいらっしゃったので安心しました。


ザックの置き場所には悩んだのですが、木の陰に隠すとより遭難感が高まりそうなので、人も少ないしベンチでいいかなあ、と思って置きました。よく考えたら目の前崖ですね。ご心配おかけしました。

翌日も山を走られたんですね。トレランいいですね！山犬段からの稜線はいつか自分も走ってみたいです！