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Yamareco

記録ID: 111210
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰山(地蔵〜観音〜薬師)〜存分に堪能、存分に疲労〜

2011年05月15日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:30
距離
17.2km
登り
2,210m
下り
2,212m

コースタイム

5:00駐車場 - 7:00旭岳山頂 - 8:20鳳凰小屋 9:30地蔵岳10:00 - 11:40観音岳12:00 - 12:20薬師岳 - 15:30駐車場
天候 快晴。遠望は霞み気味。
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・4:50御座石温泉 市営無料駐車場(先客5台)
・駐車場への道は合計4km程未舗装で結構疲れます。
コース状況/
危険箇所等
≪御座石温泉〜鳳凰小屋≫
 ・旭岳までのルートは登り始めから急登というほどではありませんが、しっかりした登りとなっており、それが緩むこともなく、旭岳山頂まで続く印象です。
 ・2,100m位から雪道になりますが、腐っていて、道も急じゃないので、昇り・降りともアイゼンは不要だと思われます。

≪鳳凰小屋〜地蔵岳≫
 ・地蔵岳山頂手前の登山道はサラサラの砂で、歩を進めても、それに近い分ずり落ちてしまい、が繰り返されて、なかなか前に進めません。

≪地蔵岳山頂≫
 ・オベリスクを登るルートの表示は見当たらず、手探りで挑戦しましたが、結構苦労することになりました。

≪地蔵岳〜観音岳≫
 ・残雪が結構残っており、傾斜もあります。危険個所はありませんが、残雪の方に迷い、夏ルートから外れて行く手を遮られるということがありました。(私のケースです、、、)

≪観音岳〜薬師岳≫
 ・ほとんどアップダウンなく、、白鵬三山や仙丈ケ岳の絶景が常に見渡せるとともに、薬師岳方面に向かっては、薬師岳の背後に大きくそびえる富士山を眺めながら、白砂と這松と残雪に覆われた美しい稜線歩きを楽しめる最高のポイントです。

≪薬師岳〜青木鉱泉≫
 ・下り直後から多めの雪が残り、なおかつ傾斜も強いため、かなり難儀しました。雪は腐っているのですが、その下にアイスバーンがある場合もあって、何回か尻もちをついてしまいました。
 ・登山道を降りてから林道を歩きますが、結構な距離で辟易しそうになりました。

≪青木鉱泉〜御座石鉱泉≫
 ・かなりしっかりした登りを伴った登山道となっており、既に下山後モードになっている私にとってはとてつもなく辛い登り返しになりました。
御座石鉱泉と燕頭山
2011年05月15日 04:57撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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御座石鉱泉と燕頭山
カモシカと遭遇!  体を捻りながら、ガン見している。(お尻を向けている時点で君の負けだ。)
2011年05月15日 05:22撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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5/15 5:22
カモシカと遭遇!  体を捻りながら、ガン見している。(お尻を向けている時点で君の負けだ。)
燕頭山山頂
2011年05月15日 07:02撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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燕頭山山頂
離山と甲斐駒
2011年05月15日 07:10撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
5/15 7:10
離山と甲斐駒
崩壊地と梯子
2011年05月15日 07:11撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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崩壊地と梯子
観音岳
2011年05月15日 08:10撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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観音岳
うっすらと富士山
2011年05月15日 08:11撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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うっすらと富士山
鳳凰小屋
2011年05月15日 08:25撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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鳳凰小屋
白砂の登山道とオベリスク
2011年05月15日 08:52撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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白砂の登山道とオベリスク
飛行機雲とオベリスク
2011年05月15日 09:02撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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飛行機雲とオベリスク
青空とオベリスク。
2011年05月15日 09:16撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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青空とオベリスク。
甲斐駒と千丈。
2011年05月15日 09:31撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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甲斐駒と千丈。
甲斐駒ズーム。
2011年05月15日 09:31撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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甲斐駒ズーム。
千丈ズーム。
2011年05月15日 09:31撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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千丈ズーム。
赤岳が目立つ八ヶ岳
2011年05月15日 09:31撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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赤岳が目立つ八ヶ岳
オベリスクに貼られた銘標(何だろー?)
2011年05月15日 09:35撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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オベリスクに貼られた銘標(何だろー?)
青空に屹立するオベリスク
2011年05月15日 09:35撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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青空に屹立するオベリスク
盟主北岳を前面に白峰三山
2011年05月15日 10:21撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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盟主北岳を前面に白峰三山
高峰からの甲斐駒
2011年05月15日 10:26撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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5/15 10:26
高峰からの甲斐駒
法衣を纏う高僧、、、のオベリスク
2011年05月15日 10:30撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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法衣を纏う高僧、、、のオベリスク
観音岳に向かう途中での北岳 (真っ白な北岳も好いが、雪形現れる今の北岳もいいぞ!)
2011年05月15日 10:41撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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観音岳に向かう途中での北岳 (真っ白な北岳も好いが、雪形現れる今の北岳もいいぞ!)
観音岳への稜線
2011年05月15日 10:42撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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観音岳への稜線
犬岩と白峰三山(犬岩は私の命名、そんな名前が付けられてるかどうかは判りません、、、)
2011年05月15日 11:07撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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5/15 11:07
犬岩と白峰三山(犬岩は私の命名、そんな名前が付けられてるかどうかは判りません、、、)
観音岳への稜線
2011年05月15日 11:34撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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観音岳への稜線
観音岳山頂
2011年05月15日 11:38撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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観音岳山頂
山頂で見つけた北岳と仙丈ケ岳のそっくり岩 (本物と比べてみると、結構似てるでしょ!)
2011年05月15日 11:42撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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5/15 11:42
山頂で見つけた北岳と仙丈ケ岳のそっくり岩 (本物と比べてみると、結構似てるでしょ!)
甲斐駒と地蔵岳
2011年05月15日 11:43撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
5/15 11:43
甲斐駒と地蔵岳
白峰三山
2011年05月15日 11:43撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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白峰三山
薬師岳山頂と富士山
2011年05月15日 12:00撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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5/15 12:00
薬師岳山頂と富士山
観音岳を振り返る
2011年05月15日 12:15撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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5/15 12:15
観音岳を振り返る
中道からの薬師岳山頂
2011年05月15日 12:21撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
5/15 12:21
中道からの薬師岳山頂
これが御座石だそうです。
2011年05月15日 13:01撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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5/15 13:01
これが御座石だそうです。
青木鉱泉 (立派な建物です。)
2011年05月15日 14:54撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
5/15 14:54
青木鉱泉 (立派な建物です。)
はーっ、疲れた、戻りました。(計4台)
2011年05月15日 15:37撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
5/15 15:37
はーっ、疲れた、戻りました。(計4台)
今日の花(キンポウゲ)
2011年05月15日 05:37撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
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5/15 5:37
今日の花(キンポウゲ)
今日の花(タチツボスミレ)
2011年05月15日 05:53撮影 by  DMC-FX35, Panasonic
5/15 5:53
今日の花(タチツボスミレ)
撮影機器:

感想

今日は晴れで風も弱そう、ということで、本日は鳳凰三山で足を踏み入れていない、地蔵岳、調子次第で、観音岳に挑戦というつもりでやって来ました。
観音岳まできたところで、結構ヘロヘロになっていましたが、後は降りるばかりだということで、薬師岳まで足を延ばすことにしました。
晴天の下、南アルプスの絶景を思う存分眺めることができたうえに、幾つかの発見があった一方、下山後はきっちりヘロヘロになるまでの疲労を味わう等、大変有意義な山行になりました。

≪本日の堪能ポイント≫
 ・カモシカのガン見(僕の勝ちでした、、、)
 ・地蔵岳からの甲斐駒、千丈の絶景
 ・オベリスク登り
 ・オベリスク頂上での昼食、乾杯
 ・高峰方面から見たオベリスクは法衣を纏う高僧にそっくり。
 ・観音岳での白峰三山の絶景(特に北岳の迫力といったら、、、)
 ・白峰三山をバックにした犬岩の発見
 ・北岳と千丈岳そっくり岩の発見
 ・観音岳〜薬師岳の白砂、這松、残雪の稜線歩き
 ・富士山を背景にした薬師岳の雄姿
 ・キリモミをして遊ぶカラスの発見

≪本日のお疲れポイント≫
 ・4kmにも及ぶ未舗装路のアプローチ
 ・御座石鉱泉〜旭岳のM的登り
 ・地蔵岳山頂手前のアリ地獄登り
 ・観音岳への残雪歩き(ルート外れ)
 ・薬師岳〜青木鉱泉への急坂&腐れ雪
 ・青木鉱泉までの単調な林道
 ・御座石温泉までの登り返し

今日は行けませんでしたが、今度は滝三昧を味わえるというドンドコ沢にも挑戦しなければ!!

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コメント

お疲れ様でした。
yamaday さん、はじめまして。

何気に良さそうなルートですね。
近い内に鳳凰三山にと思っていたのでこのルートを使わせていただこうかなと思います。
最後の最後でダメ押しのきつさがあるようですが、
車に戻るには仕方ありませんね。

カモシカとのガン付合いも楽しそうですし、
天気にも恵まれ、写真もとっても綺麗です。

空と山と両方とは素晴らしいです。
山は真似ても空はちょっと、と云うか完全に私には無理ですが。

取り合えず、お疲れ様でした。
2011/5/18 11:35
お疲れ様
前の日に夜叉神峠から鳳凰を目指しましたが
鳳凰二山で終わってしまいました

今度はyamadavさんのこのコース歩いて見ます

先週末はいい天気でしたね
車2台でいって林道はパスしようかと思っています
でも累計標高差2000m以上はきついですね
2011/5/18 12:47
もしかして・・・
yamadayさん

こんにちは
はじめまして

同じ日の同じような時間に同じようなルートを歩いていたモノです
コースタイム拝見して、もしかして、観音岳でお会いして、薬師岳で私の前に下りられたお方かな?と思いましてコメントさせていただきました。
私が地蔵に到着した時にはオベリスクに登られてたんですかね

>夏ルートから外れて行く手を遮られるということがありました。(私のケースです、、、)

という地蔵〜観音のくだりですが、この行く手を遮ったものというのはもしやハイマツ帯のことではありませんか?(笑)

だとしたらゴメンナサイです。
私がルートミスしてる一人分のトレースをうっかり追ってしまい、よりはっきりしたトレースにしちゃったんでしょうね

ヤマレコユーザーさんとはツユ知らずでした・・・
観音では別の方と話こんでしまってたので、残念でした・・・お話の一つや二つでもできればよかったです
2011/5/18 14:48
noborundaさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

15日は快晴で風も弱く、絶好の登山日和でした。

にもかかわらず、登山者は少なめで、オベリスク上では絶景を独り占めしつつ、まったりとお昼を楽しむことができました。

このルートは地蔵〜観音への登りが前半にくるため、三山縦走には向いているような気がしました。

noborundaさんの槍のレコ拝見しました。凄いですね。槍や穂高のモルゲンなんて、私にとっては、最終目標に近い夢のステージです。頑張ってnoborundaさんの域に早く近づきたいです。
2011/5/18 22:58
otouさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

レコに書いていませんでしたが、このルートは南北に延びる三山の稜線に対して、東からアプローチするため、登る途中から峰々を眺めつつ登れるというお得感もあるように感じました。

究極の登り返しともいえる御座石温泉への登りを回避するべく、2台の車を活用されるのはとてもいいアイデアですね。

では。
2011/5/19 0:27
Utunduさん、はじめまして。
コメント有難うございます。

もしかしての、もしかしてです。ご明察の通り、残雪の上のトレースを追いかけて、這松帯に行く手を遮られたおトボケ登山者です。(ルートミスの責任は自分がすべてですよね、、、)

今回の山行は、殆ど同じ時間、同じ場所を歩いていた感じだったんですね。ちょっとビックリです。

南アルプスには、本年中も何回か行きそうに思っておりますので、どこかでお会いできることを楽しみにしています。
2011/5/19 1:21
中道の雪
私も13日に青木鉱泉からドンドコ沢・中道で行きましたが、雪腐ってましたね…。特に中道はしんどかったです。。お疲れ様でした&記事とても参考になります。
2011/5/28 2:28
takayukiiさん、はじめまして。
中道の腐れ雪下山体験はなかなかのものでしたよね。

でも、残雪鮮やかな南アルプスの絶景は、今も余韻が残る程で、差し引いて余りあるものでした。
2011/5/28 8:02
プロフィール画像
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